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小説【MORNING DEATH NOTE】

1 :断罪:2006/05/14(日) 00:09:18 ID:eh3Vilpt0
スタート。

2 :断罪:2006/05/14(日) 00:20:45 ID:eh3Vilpt0

美貴「この世は腐ってる・・」

そう思いふと窓から外を見ると一冊のノートが落ちていた。
美貴はノートを拾い家に持ち帰った。

美貴「デスノート?このノートに名前を書いた人間は死ぬ。
   フッ、くだらないな・・・」

美貴はテレビを付けた。
ニュースでは連続通り魔が人質を取り幼稚園に立てこもっていると報道していた。

アナウンサー「ただいま犯人の森立子容疑者(46)は幼稚園に立てこもっております。
       森立子、逆から呼んで立てこもり」
美貴「・・・・・」

美貴は何気なくノートに名前を書き込んだ。
「森立子」
そして40秒が経過した。

美貴「やっぱり何も起こらない・・」
アナウンサー「あっと、今人質が出てきました!!犯人は死亡したもようです!!」
美貴「し、死亡!?」

あまりの出来事に美貴は驚いた。
偶然だ、そうに決まってる・・・。そう思った。
しかし本当なのかもしれない・・。
美貴はより確実だと確信するため、もう一人試して見る事にした。

美貴「だ、誰か殺してもかまわない人間・・・」

美貴はノートを鞄に入れ、ダンスレッスンへと出かけた。

3 :断罪:2006/05/14(日) 00:35:32 ID:eh3Vilpt0
ダンスレッスン中も美貴はノートの事で頭がいっぱいだった。
結果、はやく結果が欲しい・・・。

まゆみ「コラッ!小春!!何度言ったら分かるの!そこはもっと腕を上げて!!」
小春「すみませ〜〜ん!!」

夏先生は厳しく久住を指導していた。
久住は泣きそうになりながらも耐えて練習を続けた。

美貴「夏先生か・・・」

殺してみるか?
いや、身近な人間はまずい。

そしてダンスレッスンは終わり、美貴は帰宅した。
夜10時になっていた。
その帰り道、仲間の紺野が不良に絡まれているのを発見した。

不良「よ!お姉さん、ちょっと俺達に付き合ってよ」
手下「さすがタクさん!すげえかわいい子ゲット!!」
あさ美「こ、困ります・・!」
不良「俺、渋木丸拓郎。略してシブタク」
美貴「・・・・・」

美貴はノートを取り出し、シブタクの名前を書きつづった。
さあ、どうなる!?
あさ美はしつこい不良を突き放し逃げ出した。
それをシブタクが追う。
そのとき、トラックが現れシブタクを轢き殺した。
仲間の不良は一目散に逃げ出した。

美貴「き、決まりだ・・・!デスノート、本物だ・・・!!」

4 :断罪:2006/05/14(日) 01:54:42 ID:eh3Vilpt0
それから一週間が過ぎ、神酒は犯罪者を続々と殺していった。
いつものレッスンを午前中で終えた美貴は、仲間の里沙と一緒に帰宅中だった。

里沙「最近よく犯罪者が死んでいくね」
美貴「そうだね」
里沙「正義のヒーローとかがいたりして」
美貴「もしそうだとしたら悪いことはできないね」
里沙「そうなのよ!私この前喫煙しちゃってさ、もう不安で・・・」
美貴「うふふ」
里沙「じゃあね、また明日」
美貴「うん、バイバイ」

美貴は家に帰宅し、二階の自分の部屋に入りドアに鍵を掛けた。
机にしまってあるデスノートを取り出した。

美貴「ふ、ふふ・・・」
?「気に入ってるようだな」
美貴「!?」

誰かの声に美貴は城を振り返った。
そこには見たことない化け物が立っていた。
美貴は驚いて尻餅をついて倒れた。

?「俺はそのノートの持ち主の死神のデュークだ」
美貴「し、死神・・・」

美貴は少し考え、冷静を装いゆっくりと立ち上がって死神を見た。

美貴「待ってたよ、デューク」
デューク「ホウ」
美貴「で?美貴はどうなる?」
デューク「どうもならないよ。そのノートはもうお前の物だ」

5 :断罪:2006/05/14(日) 02:07:13 ID:eh3Vilpt0
美貴は死神にノートを見せた。

デューク「!!」
美貴「・・・・」
デューク「ククク・・・!これは凄い!ずいぶん殺したな」
美貴「今の世の中は腐っている・・・。罪のある人間、犯罪者は死ぬべきだ。
   世界から悪人を一掃し、善人ばかりの世界を作る。そして美貴は新世界の神となる・・・!!」
デューク「人間っておもしろ!!」

場面変わってとある警察署。
一週間で54人もの犯罪者が心臓麻痺で死亡という不可思議な事件の事で会議が開かれていた。

警視官「誰かが犯罪者を殺してるに決まってる!」
警視「54人全員が心臓麻痺なんてそんな偶然があるものか!!」
警視総監「どう思うかね?つんく次長」
つんく「Lに頼んでみましょう」
部下「なんです?Lというのは」
つんく「世界的に有名な名探偵だ。どんな事件でも解決するらしい」


6 :断罪:2006/05/14(日) 02:32:06 ID:eh3Vilpt0
?「Hはもう動いています」
つんく「!?」

黒い背広を着た男(?)が立っていた。

部下「誰です?」
つんく「マコトだ。Hと唯一連絡が取れる人間」
マコト「Hはあなた方警察の協力が必要だと言ってます」

警察側はHへの協力を引き受けた。
マコトはHからの指示を警察側に伝えた。

翌日の夕方、美貴はパソコンのあるサイトを見ていた。

美貴「見ろよデューク」
デューク「ん?」

そのサイトとは「救世主キラ伝説」というものだった。
キラ、Killer(殺し屋)からきてるらしい。
美貴は「キラ」と呼ばれる存在になっていた。

7 :断罪:2006/05/14(日) 02:39:43 ID:eh3Vilpt0
美貴「世の中には美貴、つまりキラを応援する人間もいるという事だ。これでいい・・・。
   いずれ世界中の人間が美貴に味方する」

その時、テレビから「全世界同時特別生中継」が映し出された。
そこには「ヨッシー・H・ヒットミー」という人物が映っている。
Hはキラを、つまり美貴を必ず捕まえると言った。

美貴「バカめ!デスノートの存在が知られない限り美貴は捕まえられないんだよ!」
H「キラ、お前のしている事は「悪」だ・・・!!」
美貴「美貴が・・・悪だと・・・?」

美貴はデスノートを開きペンを取る。

美貴「美貴は正義だ!いずれ新世界の神となる女だ!!その神に逆らう人間・・・
   つまりH!お前こそ悪だ!!」

美貴はノートに「ヨッシー・H・ヒットミー」と書く。

美貴「間抜けすぎるわねH!もう少し賢かったら面白かったのに」

そして40秒が経ち、テレビ画面のHは心臓麻痺で死んだ。

8 :断罪:2006/05/14(日) 02:48:00 ID:eh3Vilpt0
美貴「あっはっはっは!!」
H「し、信じられん・・・!!キラ、お前は直接手を下さずに人を殺せるのか・・・!!」
美貴「!?」

実は今死んだHは偽者のHで、犯罪者の人間だった。
本物のHはこの犯罪者を自分の身代わりに仕立て、キラを試したのだった。
そして全世界生中継というのは嘘で、この放送は東京にしか放送されていなかった。
Hは、キラの存在、キラは東京にいる、手を下さずとも人を殺せることを証明した。

H「だが、「H」という私は存在する!さあ、私を殺してみろ!!」
美貴「くそ・・・!!」
デューク「ククク、はめられたな美貴」

こうして、キラとHの壮絶なる戦いが始まった。

美貴「美貴が!」  H「私が!」
美貴「正義だ!」  H「正義だ!」

デューク「ククク、この勝負、見届けさせてもらうぜ」

9 :断罪:2006/05/14(日) 19:24:31 ID:eh3Vilpt0
後日、美貴は部屋で何もせずにベッドに寝転がっていた。

デューク「なあ美貴、最近ノートに名前書いてないな」
美貴「小休止かな?Hの出方も気になるし」
デューク「そうだ、お前に話しておくことがある」
美貴「?」

デュークは美貴に「死神の目」というものについて話した。
死神の目とは、相手を見れば相手の名前と寿命が分かるというものだった。
残りの寿命の半分で取引が出来るという。
確かにこれは便利な目だ。
しかし美貴はこの取引には応じなかった。

美貴「寿命が半分になるなんて意味がない。美貴は新世界に長く存在しなければならないからね。」
デューク「まあこの取引はお前がノートを持ってる限りいつでも出来る」
美貴「・・・・」

場面変わってあるビルの一室。窓から遠くを見つめる一人の少女がいる。

H「なぜあのときキラは私を殺さなかったのか?私が犯罪者ではないからか?
 いや、あの状況でキラが私を殺さないはずがない。殺せない人間もいるという事なのか・・・?」

10 :断罪:2006/05/14(日) 21:17:38 ID:eh3Vilpt0
そこへマコトからHへ連絡が入った。警察で会議が開かれるらしい。
会議では新たに殺された犯罪者の数、時間帯などが報告された。
Hはひとつの質問を寄せた。

H「殺された犯罪者は皆顔や名前を報道されていましたか?」
つんく「ああ」
H「ありがとうございます」

後日、いつものように美貴がレッスンから帰宅途中、デュークが話しかけてきた。

デューク「美貴、ちょっといいか?」
美貴「?」
デューク「ここ最近お前を尾行してるやつがいる」
美貴「!!」

尾行?誰が?何のために?警察か?それともまさかH・・・?
誰であろうとこのまま放ってはおけない。


11 :断罪:2006/05/15(月) 22:04:04 ID:olpJ17tz0
警察側はHの提案でキラを捕らえるべくアメリカにFBI12人の派遣を依頼したのだった。
警察、Hは殺人が行われた時間帯から犯人は高校生〜大学生だと断定した。
FBIは東京に住むすべての高校生〜大学生の尾行を始めていた。
偶然にも美貴が今尾行の対象にされていたのだった。

その頃、美貴は尾行していたFBIを始末すべくアイデアを練っていた。
そしてひとつのアイデアを思いついた。

美貴「明日おもしろいものを見せてやるよ」
デューク「ククク、そいつは楽しみだ」

翌朝、美貴は朝刊を手に取り部屋に入った。
昨日新たに殺した犯罪者が新聞に載っていた。

「コンビ二強盗、店員ともみ合い逆に刺されて死亡」

美貴「凄いなデスノート」
デューク「テスト結果の発表か」
美貴「じゃあ、いよいよ本番だ。何人かにあたってみよう」
デューク「何人かあたる?」
美貴「ああ、こう見えても美貴は結構人気があるんだよ」

12 :石楠花:2006/05/16(火) 22:16:58 ID:MzCvz5fJ0
美貴は携帯を取り出し電話をかけた。レッスン仲間の愛だった。
高橋宅、ベッドに寝たまま携帯に出る愛。

愛「もしもし、え?美貴!?おはよぉ〜」

朝10時、美貴は待ち合わせのバス停へと向かった。
小春と遊園地へ行く約束をしたのだった。当然、尾行者は付いてくるだろう。
バス停で愛が手を振っている。

デューク「女同士でデートか?」
美貴「ああ」
デューク「今朝ノートに犯罪者の名前を書いていたが、そいつに彼女を襲わせる気か?」
美貴「まあ見てなよ」

愛の元へ着く美貴。やがてバスが到着する。少し離れ、尾行者が美貴たちを尾行していた。
美貴たちがバスに乗り込むと、尾行者も続いてバスに乗った。
美貴たちは席の後ろから二番目に座り、尾行者は美貴たちのすぐ後ろへ座った。

尾行者「(藤本美貴、いたって真面目な娘だ。キラであるはずがない。とりあえず今日一日の行動を見て終わりだ)」

愛「2人で出かけるなんて久しぶりだね」
美貴「あ、うん」

13 :石楠花:2006/05/16(火) 22:26:14 ID:MzCvz5fJ0
そしてバスは走り出し、最初のバス停に止まった。そこで乗客が一人乗り込んできた。
そいつこそ、美貴がノートに名前を書いた犯罪者、恐山殺五郎だった。

美貴「(来た!奴だ!!)」

恐山は銃を運転手に突きつけ叫んだ。

恐山「このバスは俺が乗っ取った!!」
乗客「キャーーーッ!!!」
乗客「うわーーーッ!!!」
恐山「運転手、無線でバス会社に今の状況を教えてやれ」
運転手「バスを銃を持った男にジャックされました!!」

恐山は無線を奪い取り叫んだ。

恐山「いいか!このバスが到着する3つ先のバス停に1億円の入ったバッグを置いておけ!当然待ち伏せはするな!!
   逆らったら乗客を皆殺しにする!!」

恐山は無線を切り銃を乗客に向けている。恐怖で震える乗客たち。
愛も美貴の隣で震えていた。そのとき、美貴はメモ帳に文章を書いてこっそり愛に見せた。

「美貴が隙を見て犯人を抑え銃を奪い取る」

それをすぐ後ろにいた尾行者も読んでいた。


14 :石楠花:2006/05/16(火) 22:34:19 ID:MzCvz5fJ0
尾行者はメモを見ると小声で美貴に話しかけてきた。

尾行者「危険だ、やめろ!やるなら私がやる!」
美貴「・・・・!」
尾行者「大丈夫、小声なら犯人には聞こえない」
美貴「あなた、日本人ではありませんね?」
尾行者「ああ、日系のアメリカ人だが・・・」
美貴「あの犯人の共犯でない証拠はありますか?」
愛「き、共犯・・・!?」
美貴「よくあるケースさ。後ろに共犯者を置いて様子を伺わせる」

尾行者は少し躊躇いがちだった。

愛「ま、まさか本当に共犯・・・!?」
尾行者「・・・仕方ない。見てくれ、これが証拠だ」

尾行者は美貴がキラであるはずがないという決定を抱き、自分の手帳を見せた。
そこにはFBIと書かれていた。

美貴「!!」

そうか!HはFBIを使ってキラ捜査を始めていたのか!!
尾行者の、このFBIの名前は、「ケイ・テンダー」

15 :石楠花:2006/05/16(火) 22:54:41 ID:MzCvz5fJ0
美貴「信用します。銃は持ってますか?」
ケイ「ああ」
美貴「ではいざという時はおまかせします」

ケイ「(銃はあくまで最終手段だ。だが今は人命が優先だ。あのバスジャック犯、ニュースで見たことがある。
    麻薬常習犯でもあるきわめて危険な男だ。慎重にいかなければ・・・)」

そして美貴はタイミングを見計らってひとつの紙切れを落とした。
それに気が付いた恐山は美貴のところへやってきた。

恐山「おい!お前!!動くな!なんだ、その紙きれは!?」

恐山はメモを拾って見た。真っ白、何も書かれてなかった。
恐山はメモを美貴に投げ捨てた。

恐山「いいかお前ら、くだらねえ真似してると・・・」

突然、恐山の顔が恐怖に凍りつき、叫んだ。

恐山「な、なんだてめえは!?そこの一番後ろのやつ!!!」
ケイ「!!」
恐山「何ふざけてやがる!!いつからそこにいたーーーッ!!!」
デューク「あん?俺のことか?」

恐山にはデュークの姿が見えるようだ。さっき美貴が落としたメモはデスノートの切れ端だった。
それをさわらせ、死神の姿を恐山に見せたのだった。

16 :石楠花:2006/05/16(火) 23:48:46 ID:MzCvz5fJ0
デュークの姿はデスノートの持ち主、つまり美貴にしか姿も見えないし声も聞こえない。
しかし、ノートにふれた人間には死神の姿が見えるし声も聞こえる。
それがたとえ切れ端でもだ。
ケイは恐山が麻薬常習犯特有の幻覚を見ているのだと思った。
すぐに乗客に伏せるよう指示をした。

デューク「俺は死神だ」
恐山「し、死神!?う、撃つぞこの野郎・・・!!」

恐山はデュークに銃を向け撃った。しかしデュークは死なない。

デューク「悪いな、俺は死神だからそんなものでは死なない」
恐山「ヒイィィィーーーッ!!!」

恐山は恐怖のあまり弾切れになった銃を捨て、運転手に車を止めてドアを開けるよう指示した。

17 :石楠花:2006/05/17(水) 00:10:39 ID:uGTAYvKA0
バスは止まり、恐山は急いでバスから逃げ出した。
その時、後方から一台の乗用車が現れ恐山を轢き殺した。

愛「キャーーーッ!!!」
ケイ「・・・・・・」

ケイはバスを下り、確認へ向かった。無残にも恐山は血まみれで車の下敷きとなって息絶えた。
美貴はバスの窓からそれを見下ろし、つぶやいた。

美貴「ジャスト10時40分、デスノートに狂いなし」

美貴の手に握られたデスノートの切れ端にはこう書かれていた。

「恐山殺五郎事故死 午前11時バスジャックを開始
 この世のものとは思えない幻影を見て全弾を発砲
 その恐怖から逃げるためにバスから飛び降り乗用車に轢かれ死亡」

18 :石楠花:2006/05/17(水) 01:37:31 ID:uGTAYvKA0
バスの運転手は警察に連絡を入れた。
ケイは美貴に、

ケイ「君」
美貴「はい?」
ケイ「実は私は極秘の任務で日本に来ていて、その・・・」
美貴「分かりました。あなたに会ったことは誰にも言いません」
ケイ「ありがとう、それじゃあ」

そう言ってケイは去っていった。

美貴「(美貴もFBIに会ったなんて警察には知られたくないしね)」

美貴は愛のほうを振り返り、

美貴「なんかせっかく来たのにこんな怖い目にあっちゃあ、」
愛「何言ってるの、もうすぐそこじゃん。行くやよ!」
デューク「ククク、こうゆう時人間の女も強いんだな」
美貴「(人間の女も、か。笑えるよデューク・・・)」

そして、その日の夜。
場面は美貴の部屋。

19 :石楠花:2006/05/17(水) 01:57:28 ID:uGTAYvKA0
美貴は机に向かいデスノートを広げていた。
その後ろにはデュークが立っている。

デューク「さっそく昼間会ったFBIの名前を書くのか」
美貴「ああ、だけど」
デューク「?」
美貴「どうせなら日本に入ったFBI全員を始末しておきたい」
デューク「どうする気だ?」
美貴「デスノートを使うんだ」

美貴の作戦とはこうだった。
ケイをデスノートで操り、日本に入ったFBI全員のファイルを持たせ、明日の深夜0時、緑咲公園の桜の木の下へ置く。
そしてその後ケイはこの事を誰にもしゃべることなく普通に生活を送る。
その後、美貴が公園へ行きファイルを手に入れ、ノートに名前を書いて殺す。
これが美貴のFBI全員を抹殺する作戦だった。

そして翌日、この作戦が実行に移された。
ケイ、そして日本へ入ったFBI12人は心臓麻痺で死んだ。

20 :石楠花:2006/05/17(水) 02:07:04 ID:uGTAYvKA0
そしてその日、警察ではFBIが殺されたことによる会議が開かれた。

つんく「何!?FBIが!?」
部下「ええ、12人全員が心臓麻痺で亡くなりました」
部下「キラに殺されたって事ですか!?」
つんく「なんてことだ・・・!」

FBI長官はマコトを通してHへ連絡を入れた。
マコトはFBI長官の電話をHへと繋いだ。

長官「H、私だ。日本に入ったFBI全員の誰とも連絡が取れない」
H「何ですって!?」
長官「キラに全員殺されたとしか思えない・・・」
H「長官、日本に入ったFBIのファイルを持っていた者は?」
長官「昨日まで私だけだったが、一人どうしてもファイルが必要だと言ってきた者がいる」
H「誰ですか?」
長官「ケイ・テンダーという者だ」
H「それです!きっとキラは何らかの方法でケイに連絡を取り彼にそうさせた!」

キラは殺人に顔と名前が必要、これは間違いない・・・!

21 :石楠花:2006/05/17(水) 02:13:02 ID:uGTAYvKA0
長官「H、申し訳ないがFBIは日本での捜査を打ち切る・・・」
H「!!」
長官「あなたがキラは日本にいると証明してから被害は日本に集中している。
   我々は何の罪もない捜査官を失った。この犠牲はあまりにも大きい・・・」
H「・・・・・」

そのとき長官に日本警察から電話が鳴った。

長官「さっそく日本警察から連絡が入りましたよ。我々はH、あなたの指示で動いたと言わせてもらいますよ。
   では・・・(ブツッ)」
H「・・・・・・」

Hとの連絡を切り、長官は日本警察へありのままを報告した。

つんく「FBIはHの指示で動いていた!?本当ですか、長官!!」
部下「H、やはり信用できないな・・・」

22 :石楠花:2006/05/17(水) 02:20:12 ID:uGTAYvKA0
部下「それよりキラはFBI捜査官を全員殺したんだろ?」
部下「罪のない人間でも殺すという事か・・・」
部下「自分を見つけようとする人間は皆殺し・・・」
部下「本当の殺人鬼だな、キラは・・・」
つんく「・・・・・・」

そして何人かの部下が立ち上がり叫んだ。

部下「もういやだ!このままだと殺される!!」
部下「俺、警察を辞めます!!」
部下「俺も!!」
つんく「な、何を言うんだお前達!!」
部下「我々も命は惜しい・・・!!」
部下「そうです・・・!!」
つんく「・・・・」

翌日、美貴は新たに犯罪者を抹殺した。
いつものようにテレビではニュースが流れる。

美貴「さあ、H、そろそろ自分の足で動くんだ」

場面変わってHのいるホテルの部屋。

H「キラ、お前は今回大きく動いた。お前は必ずどこかに大きな証拠を残している・・・!!」

23 :石楠花:2006/05/17(水) 20:41:52 ID:uGTAYvKA0
警察ではキラを恐れやめていく者が増え続けていた。
50人ほどいた捜査官も今では半分の25人になっていた。
つんく次長はある決心をし、皆に問うた。

つんく「我々はキラに殺されるかもしれない。この捜査からはずれたいものははずれてもかまわない。
    はずれても降格などはありえない。皆、家族のこともあるだろうしな・・・」
部下たち「・・・・・・・」
つんく「だが、すべてを犠牲にしてまで私とともに命を懸けてキラを捕まえたいと思うものは、3時間後、上との会議が終わり
    私が再びここに戻ってくるときここにいてくれ」
部下たち「・・・・・・・」
つんく「以上だ」

そう言い残しつんく次長は部屋を出て行った。
そして3時間後、再びつんく次長は戻ってきた。
ドアの前で一旦立ち止まり、そしてドアを開け、中にいる残った者たちを確認した。

れいな「お疲れ様だとよ、次長」
つんく「5人か・・・」

残ったのは、田中、亀井、久住、高橋、前田の5人だった。

つんく「いや、5人も命を懸けてキラに立ち向かう者がいたと考えよう」
小春「いえ、あなたとHとマコトをいれれば8人ですよ」



24 :石楠花:2006/05/17(水) 21:29:05 ID:uGTAYvKA0
マコトのパソコン越しにHが話しかけてきた。

H「私は強い正義感を持ったあなた方こそ信用します」
つんく「・・・・・・」

しかし、れいな達は不信な表情を浮かべた。

れいな「我々はHを信用いていないとよ」
絵里「みんな命を懸けると言ってるんです」
有紀「しかしあなたはいつもパソコン越しに顔も見せず我々に指示を出すだけ」
愛「世間はHに疑いさえ抱いてるんですよ?」
小春「Hはキラ、つまり自演だとさえ声も上がってます」
マコト「・・・・・・」

しばらく沈黙の後、つんく次長が話した。

つんく「H、あなたも顔を見せて我々と一緒に捜査をしてくれないか?」
れいな「そうだとよ、そうすればみんなあなたを信用するし協力もするとね」
H「私はあなた方を信用すると言いました」
全員「?」

マコトのパソコン越しにHからメッセージが映し出された。
皆、そこに書いてある文章に注目した。


25 :石楠花:2006/05/17(水) 22:31:01 ID:uGTAYvKA0
「私は今、帝皇ホテルの一室にいます。私はこれから都内のホテルを転々と移動してゆきます。
 これはキラに私の居場所を分からなくさせるためでもあります。
 そしてこれからは、私のいるホテルの部屋を事実上の捜査本部としていただきたい。
 これに承知頂けたらマコトを通して帝皇ホテルへいらしてください。
 それでは、お待ちしてます」

全員、文章を読み終えると黙り込んだ。
ただ、パソコンに書かれた文章を見つめている。

場面代わって帝皇ホテルのHの部屋。窓越しにHが立っている。

H「キラ、いいだろう。私は始めて人前に姿を現そう。もしお前に顔を見られても名前が分からなければ殺せないはず・・・。
 そして私がお前をキラだと睨んでも証拠がなければ意味はないだろう。
 ・・・キラ、お前は今何を考えている?何をしようとしている・・・」

場面変わって美貴の部屋。
デュークはテレビのK-1を見ている。
美貴は机に向かい何かを考えている。

26 :断罪:2006/05/17(水) 22:37:53 ID:uGTAYvKA0
美貴「(私はこの数日かなり動いた。なにか重要な証拠を残してはいないだろうか・・・?
    もし美貴がキラだと疑われてもデスノートを発見されないかぎり捕まらない・・・)」

美貴「(いや!ダメだ!美貴がキラだと疑われることなどあってはダメだ!!
    よく考えるんだ・・・。なにか落ち度はなかったか・・・)」
デューク「あれ?もう試合終了か」

警察ではつんく次長とれいな達とで話し合いが行われていた。
話し合いの末、全員一致でHの提案に賛成と出た。
そして6人は、マコトを通して帝皇ホテルへと向かった。

ホテルへ付き、6人はHのいる部屋の扉の前まで来た。
つんく次長がノックをする。

H「お待ちしておりました。どうぞ中へ」

27 :断罪:2006/05/17(水) 22:44:44 ID:uGTAYvKA0
つんく次長がドアを開けると、そこには一人の少女が立っていた。
見た感じ、ボーイッシュといった感じの少女だった。
白い長袖シャツに白い皮のズボン、そして裸足だ。

H「Hです」

つんく「次長のつんくです」
れいな「田中です」
絵里「亀井です」
有紀「前田です」
愛「高橋です」
小春「久住です」

H「・・・・・・」

Hは指を銃の形にし、つんくに向けた。

H「バーン!」
つんく「!?」
れいな「何ふざけてると!?」
H「・・・私がキラならみなさん死んでましたよ?」
全員「・・・・・」
H「不用意に名前は名乗らないように」

H「キラは殺人には顔と名前が必要。常識で考えればそんな事はあるはずがない・・・。
 しかしこれはそうゆう殺人なのです。認めざるを得ません」

28 :断罪:2006/05/17(水) 22:53:37 ID:uGTAYvKA0
H「みなさん、携帯の電源を切ってそこの机に置いてこちらへどうぞ」
有紀「なんで携帯を・・?」
つんく「いいから言われた通りに」

皆、携帯の電源を切り、机に置いた。

H「どうぞおかけください」

Hに言われるまま、6人は椅子に座った。
Hは全員分の紅茶を入れながら話し始めた。

H「これから私が話すことはメモなどは一切取らずに頭に入れておいてください。
  それとここでは私を呼ぶときは「H」でなく「ひとみ」と呼んでください」
絵里「思ったんですけどぉ、犯罪者をニュースで流すとき顔は映さず名前も仮名にしたらどうですかぁ?」
H「そんな事をすれば一般人が殺されます・・・」
愛「え・・・?」
つんく「どうゆう意味ですかH、いや、ひとみ?」


29 :断罪:2006/05/17(水) 23:04:57 ID:uGTAYvKA0
H「キラは幼稚で負けず嫌い、私もそうですから分かります。
 キラの思考はこうです。自分は悪じゃない、悪人を隠すお前らが悪だ!」
有紀「なるほど・・・」
H「私がキラについていくつか分かった事をお話します。

キラは単独犯、殺人には顔と名前が必要。
死ぬ前の時間、行動はある程度操れる。
FBI12人を殺したことから、FBIに接触を持っていたと考えられる。
Hは以上の事を説明した。

つんく「ひとみ、ひとつ聞かせてくれ」
H「?」
つんく「あなたは自分を負けず嫌いだと言ったがFBIも殺されアメリカの信用も失った。
    これはキラに負けた事にはならないのか・・・?」
H「そうです、負けです」
全員「!」
H「でも、最後は勝ちます。ここにいる命を懸けた人間達でキラに思い知らせてやりましょう。
 正義は必ず勝つとゆう事を!」
全員「!」

30 :断罪:2006/05/17(水) 23:16:49 ID:uGTAYvKA0
れいな「そうだとよ!」
小春「正義は必ず勝ちます!」
有紀「よし!やりましょうH!いや、ひとみ!!」

そのとき、Hの携帯が鳴った。

H「失礼(ピッ)」
愛「(私らの携帯は切るように言ったのに・・・)」
H「分かった、来てくれ」

H「マコトがここへ来ます」
全員「!」

しばらくして、ひとりの少女が部屋へと入ってきた。
少しポッチャリとした感じの少女だった。
被っていた帽子を取り、みなにお辞儀をした。

麻琴「マコトです。こうして私が顔を見せることができたのもひとみが皆さんを信用した証拠です」
小春「は、はい・・・」
有紀「どうも・・・」

マコトはつんく達全員にあるベルトを渡した。
ピンチのときバックルを二回クリックするとマコトへ連絡が着く物だった。


31 :断罪:2006/05/17(水) 23:28:27 ID:uGTAYvKA0
場面代わって美貴の自宅。
美貴はデスノートに名前を書いていた。
しかし、すぐに殺すのではなく3日先、1週間先に死ぬように書いていた。

デューク「なんでそんな事する必要があるんだ?」
美貴「もし美貴が事故か何かで入院したら、藤本さんの所の娘さんが入院した途端に
   犯罪者が死ななくなりましたね?なんて思わせないためだよ」
デューク「なるほど・・・」
美貴「このくらい書いておけばいいか・・・」

念のため美貴はパソコンも誰が調べてもいいようにチェックを入れていた。
外出の際、ノートの切れ端を財布に仕込む事もした。

デューク「しかしお前って器用だな」
美貴「まあね」
デューク「さぞ男にモテモテなんだろ?」
美貴「手先の器用さなんてもてる事とは関係ないよ。・・・もしかしてデュークもてないの?」
デューク「・・・・・」

32 :ねぇ、名乗って:2006/05/18(木) 01:14:27 ID:SO8URG6O0
よいしょ

33 :虹織:2006/05/18(木) 20:28:06 ID:cWlrhRJ30
その頃、本部(Hのいるホテルの部屋)では、

H「この前、長官からFBI12人が殺されたと聞いたときひとつ疑問に思った事があります」
絵里「?」
つんく「ひとみ、それは一体・・・?」
H「キラにFBI全員の顔と名前が載せられたファイルを渡した者、つまりケイ・テンダーです」
有紀「それが?」
H「ケイは東京を中心に高校生〜大学生の尾行捜査を進めていました。そして、殺された・・・」
れいな「もしかして・・」
H「そうです。ケイが死ぬ直前までに調べていた者が怪しいというわけです」
愛「た、たしかに・・・偶然だとも言えるけどありえなくはないやね」
H「ケイは調べていた4人の人物を全員キラだと疑う余地なしと報告していますが、私にはどうも腑に落ちない」
つんく「・・・・・」
H「それを確実とするために、ケイの調べていた4人の人物の家に盗聴器とカメラを取り付けます」

34 :虹織:2006/05/18(木) 21:20:09 ID:cWlrhRJ30
つんく「バ、バカな・・・!!」
れいな「ここは日本だとよ!?そんな事許されるわけないとね!!」
有紀「そうですよ!ばれたらクビに・・・!!」
H「首だけでなく命も懸けて捜査していたはずですよ?」
全員「・・・・・」
つんく「そのテンダーが調べていたという4人の人物とは誰なんですか?」

つんく次長がそう言うと、久住がパソコンで確認した。

小春「ケイ・テンダーが調べていたのは・・・」
H「里田まい、木村絢香、木村麻美、そして藤本美貴の4人です」
愛「ひとみ、その中にキラがいる可能性は?」
H「5、いえ、3%です」
絵里「たった3%・・・?」
れいな「そこまで言うからにはもっと可能性は高くないとダメだとよ」
つんく「いや、今までの捜査でも誰一人怪しいと思える者はいなかった。少しでも可能性があるならやるべきだ」
H「ありがとうございます」

H「ではカメラを仕掛けた際のそれぞれの家のチェックする役割を決めておきましょう。
  里田家は、田中さん
  木村絢香家は、前田さんと高橋さん
  木村麻美家は、久住さんと亀井さん
  藤本家は、私とつんくさんで見張ります」

35 :虹織:2006/05/18(木) 22:49:16 ID:cWlrhRJ30
H「カメラの設置は一週間、場合によっては早く取り外す事も延長する事もあります。
 マコト、カメラの設置はいつ頃になる?」
麻琴「明日以降であればいつででも可能です。家族全員が外出のときにでも」
全員「・・・・・・」

一週間後。
美貴は友人3人と一緒に帰宅していた。
友人が大学に進むという話を聞いて自分も大学へ入る決意をしていた。
友人と別れ、美貴は自宅へと帰った。
しかし、玄関のドアには鍵がかかっていた。

美貴「あれ?誰も家にいないのかな」

美貴は鍵をあけ、家の中へと入った。

36 :断罪:2006/05/18(木) 22:58:59 ID:cWlrhRJ30
その様子をつんく次長とHは見ていた。

H「藤本美貴、カメラを取り付けた者の報告では部屋に誰も入っていないかチェックするようです」
つんく「・・・・・・」

二階に上がり、自分の部屋の扉を開いたときあることに気がついた。
部屋に入り、美貴は机に向かった。

デューク「なあ美貴、家に誰もいないみたいだから久しぶりに2人でPSPでもしようぜ」
美貴「・・・・・」

無言のまま美貴は今度はベッドに寝転んだ。

デューク「なあ、美貴ってば」
美貴「・・・・・」

美貴は起き上がり、玄関に鍵を掛け外出した。

H「帰ったばかりなのに出かけるようですね」

37 :断罪:2006/05/18(木) 23:09:01 ID:cWlrhRJ30
外を歩いている美貴。しかしまだ無言のままだった。

美貴「(尾行はいないようだが、一応デュークとの会話も小声のほうがいいな・・・)」
デューク「おい美貴、さっきから俺を無視しやがって。怒るぞ?」
美貴「・・・・・」

美貴「デューク、家に監視カメラと盗聴器、両方が仕掛けられている可能性がある」
デューク「えっ!?」

デューク「だ、だから俺を無視していたのか」
美貴「ああ」
デューク「でもなんで分かるんだ?」
美貴「美貴は常に部屋に誰か入っていないかチェックしているんだよ。蝶番にシャーペンの芯を入れてるのは知ってるだろ?」
デューク「ああ、あれか」
美貴「その芯が折れていたんだ。誰かが勝手に美貴の部屋に入ったんだ。まあデスノートは発見されてはいなかったけど」
デューク「お前の下着とか見られてたら嫌だな。例えばブラジャーとか」
美貴「・・・・殺すぞ?」
デューク「すまん・・・」

38 :断罪:2006/05/18(木) 23:14:59 ID:cWlrhRJ30
美貴は本屋へ向かった。

デューク「おいおい、今から盗聴の本でも買って勉強するのか?」
美貴「まあね」

美貴は3冊の雑誌を買い、本屋を出て家に帰った。
そして家の前で立ち止まり、

美貴「デューク、お前の姿は監視カメラには映らないし声も聞こえない」
デューク「ああ」
美貴「そこでお前に美貴の部屋にある監視カメラをすべて見つけて欲しい」
デューク「俺が!?」
美貴「そうだ。やってくれるか?」
デューク「・・・・美貴、俺はリンゴ好きだ。」
美貴「だから?」
デューク「もしカメラをすべて見つけたらリンゴをくれるか?」
美貴「そのくらいいいよ」
デューク「よし、やってやる。それにお前と会話できないのもつらいしな」
美貴「じゃあ行くよ、デューク」
デューク「ああ、カメラ探し、それもまた面白だ!!」

そして2人は家へと入った。

39 :断罪:2006/05/18(木) 23:36:33 ID:cWlrhRJ30
美貴「ただいまー」

美貴は部屋に入りベッドに寝転がり、買ってきた雑誌を読みはじめた。
その雑誌とはジャニーズ関連の雑誌だった。
デュークはカメラ探しを始めた

その様子をHとつんくが見ていた。

つんく「あんな雑誌を読むとは、顔に似合わずジャニーズ好きなのか・・・?」
H「私には部屋に誰も入れたくないのはああゆう雑誌があるからだといいわけしてるように見えます」
つんく「まさか、美貴を疑っているのか?」
H「疑ってますよ?だから盗聴器とカメラを取り付けたのですから」
つんく「・・・・・・」

美貴は雑誌を読みながら考えた。
監視カメラや盗聴器、一体誰が・・・。警察?まさかHの指示か?
ケイ・テンダーが調べていた者とゆうことで今、美貴が疑われているというわけか。


40 :断罪:2006/05/18(木) 23:41:53 ID:cWlrhRJ30
これは少しながら美貴にキラだとゆう疑いを持っているという事だ。
一体Hは何処まで分かっているのか?これを乗り切るには・・・。
おそらく殺人には顔と名前が必要、これはもうばれてるはずだ。
ならば、美貴がテレビもパソコンも付けずにただ勉強だけをしている。
その間、殺人が起こればどうだ?
犯罪者の情報を得ていない美貴はキラではない。美貴は白だ!
そう思えざるをえないだろう。
やってやるよ、H!

デューク「美貴、カメラの発見終えたぞ。全部で65個だ」

デュークは美貴にカメラの仕掛けてある位置をすべて教えた。

美貴「(やはりカメラがあったか。それも65個も!H、奴も限度とゆうものを知らない!)」


41 :断罪:2006/05/18(木) 23:57:14 ID:cWlrhRJ30
夕食を終えた美貴は、ポテトチップスの袋と飲み物を持って部屋に戻った。
そしてテレビもパソコンも付けずに机に向かい、勉強を始めた。
しかし、ポテトチップスの袋の中には小型液晶テレビとデスノートの切れ端が入れてあった。
勉強をしながら犯罪者を殺すという作戦だった。

右手で方程式を解きながら、左手でポテチを取るフリをしてノートの切れ端に名前を書いていった。
カメラからも死角となっているので監視カメラにも映らなかった。
そして3人ほど名前を書いた。

夜9時を回り、場面はHへ。
マコトがHへ報告へ来た。

麻琴「H、先ほどのニュースで新たに犯罪者が3人死亡したと報道されました」
つんく「キラだ!」
H「そのニュースを見てた者は?」
麻琴「里田まいさんと木村麻美さんがそのニュースを見ています」
H「・・・・・」

H「今日のキラはずいぶん罪の軽い者を殺しましたね。藤本美貴さんに関してはずっと勉強しかしていない・・・
 カメラを取り付けて一日目だというのに面白いほど白だ」
つんく「・・・・・・」
H「・・・・・・」

勉強を終えた美貴は、小型液晶テレビをポテトチップスの袋ごとゴミ箱に捨てた。

デューク「自分の為なら手段を選ばないというか気前がいいというか、その小型液晶テレビ39800円だろ?」

42 :断罪:2006/05/19(金) 22:46:37 ID:1BVhX/CU0
後日、美貴とデュークが外を散歩している。
デュークに約束どおりリンゴを買ってやるためだった。

美貴「絶対だな、デューク」
デューク「ああ、絶対に尾行はいない」
美貴「リンゴが食べたくて適当な事を言ってるんじゃないの?」
デューク「おいおい、俺は半径100メートル飛び回って確認したんだぜ?間違いない」
美貴「分かったよ、リンゴ買ってやるよ」
デューク「やった!!」

美貴は八百屋に寄り、リンゴを5つ買った。
人気のない公園のベンチに座り、デュークにリンゴをあげた。

デューク「しかし死神使いあらいぜ。カメラを探させておいて家の中でリンゴ食うの諦めろだもんな」
美貴「ちゃんと芯まで食べなよ」
デューク「お前仕舞いには俺のデスノートに名前書いて殺すぞ」
美貴「ははは」

そして2人は家に戻った。

43 :断罪:2006/05/20(土) 00:12:56 ID:GIe/9lUh0
そして2日が経った。
本部(Hのいるホテルの部屋)では会議が開かれていた。

H「この5日間で監視カメラと盗聴器を何度もチェックしてみました。結論から言わせてもらうと」
全員「・・・・・」
H「里田家、両木村家、藤本家の中で怪しい者は・・・」
全員「ゴクリ・・・」
H「いません。カメラと盗聴器は取り外します」

全員、ガクッとしたように肩を竦めた。

愛「ハァー・・・結局捜査は振り出しだね」
絵里「ケイ・テンダーが調べていた者とゆうのはいい線だと思ったんですけどねぇ」
つんく「気を抜くな、気を引き締めてまた一から調べ直すんだ」
H「勘違いしないでください。映像を見る限り怪しい者はいないという事です」
つんく「え!?」
H「あの中にキラがいたとしても絶対にボロは出しません」
小春「じゃあ、やっぱりあの中にキラがいるんですか・・・?」
H「ですから、3%です」
全員「・・・・・」

44 :断罪:2006/05/20(土) 16:18:38 ID:GIe/9lUh0
Hはコーヒーに砂糖を入れ、スプーンで掻き混ぜながら考えていた。

監視カメラが付いている間にもキラによる殺人は行われていた。
どんな方法で殺人を行っているのかは分からない。
仮に念じるだけで人を殺せるとすれば、普通の人間ならば表情や挙動になにか変化があるはずだ。
カメラを取り付けた家の4人に怪しい素振りや動作はなかったが、もしもあの時殺人を行っていたならば・・・
キラの精神はすでに神の領域に達している。顔色ひとつ変えず悪人を裁いている。

H「・・・・・・・」

もはやキラなど存在せず、本当に神の裁きがあるみたいだ。しかし、必ずキラは存在する。そして、必ず捕まえる!
このままカメラを付けていても怪しい素振りは見せはしないだろう。
・・・どうすればいい?
キラに「自分はキラです」と名乗り出てもらって実際殺しをやってもらうのがいいが、そんな事できるはずない・・・。

45 :断罪:2006/05/20(土) 16:27:47 ID:GIe/9lUh0
翌日。
藤本家の美貴の部屋ではデュークが監視カメラは取り外されている事を報告した。
しかし、盗聴器はまだ仕掛けてあるかもと言う事でまだ2人の会話はないままだった。
美貴はデュークにリンゴをあげて、机に座り考え込んだ。

これで美貴は捜査の対象からはずれた。計算通り。
しかしHはキラを追い続けるだろう。
監視カメラはHが勝手に付けたのか?
それとも警察とHの話し合いの末決めたものなのか?
だとすれば警察とHは今深い信頼関係にあるのかもしれないな。

Hさえ消せば、キラはまた新世界の神に一歩近づく

46 :断罪:2006/05/20(土) 20:18:40 ID:GIe/9lUh0
今日は美貴の大学受験本番の日だった。支度をして家族に見送られて駅に向かい、電車に乗った。

デューク「しかし盗聴器もない事がわかってよかったな」
美貴(まあ試験前にストレスの要因がなくなってよかったよ)
美貴(そして大学に入ればキラとして動ける時間も取りやすくなる)

電車を下り、試験会場へと向かった。試験開始10分前だったが、美貴は余裕を持って会場入りした。
そして試験がはじまった。受験生は皆無言でテスト用紙にペンを進める。
そのとき、試験管が何かに気が付き、歩き出した。
試験管は美貴の前を通り過ぎ、美貴の二つ後ろの席に向かい、一人の人物に注意した。

試験管「受験番号165番の君、ちゃんと座りなさい」

美貴は試験管のその声が気になって、そっと後ろを振り向いてみた。
そこには、白い長袖シャツに白い皮のズボンに裸足の少女が膝を抱えて座っていた。
そして、美貴のほうをじっと見ていた。
Hだった。

47 :断罪:2006/05/20(土) 23:41:25 ID:GIe/9lUh0
1ヶ月後、春になり桜が咲き始めた。
大学生になった美貴は、今日から大学に通うこととなった。
見事、大学に合格した。

デューク「美貴も大学生か。何かこう、感無量だな・・・」

大学では入学式が行われていた。
新入生代表として、2人の新入生が挨拶をする事になった。
そのうちの一人が美貴だった。

教頭「新入生挨拶、新入生代表 藤本美貴」
美貴「はい」
デューク「おっ、すげ」
教頭「同じく、新入生代表 吉澤ひとみ」

美貴とひとみ、2人ステージへと上がる。

美貴(2人で挨拶するとは聞いていたけど、こいつだったとは・・・
   試験中、ずっと美貴の後ろで変な座り方をして完全に一人で浮いていたやつだ)

48 :断罪:2006/05/20(土) 23:48:49 ID:GIe/9lUh0
一般生徒が2人を見てざわざわと話し始めた。

生徒A「挨拶って入試トップで入ったやつがやるんだよな?」
生徒B「今年はトップが2人いたって事だろ・・・」
生徒C「あの2人、全教科満点だって噂だぜ」
生徒D「マジで?」
生徒E「やっぱりいるんだ、そうゆうの・・・」
生徒F「しかしあの2人、結構美人だな・・・」
生徒G「ああ・・・」

まず美貴を見て生徒が言う。

生徒F「いかにもお嬢様って感じだな。ちょっと性格キツそうだけど・・・」

次にひとみを見て生徒が言う。

生徒G「白い長袖に白い皮のズボン、服装はナメてるって思うけど、天才的にかわいい感じだな・・・」

49 :断罪:2006/05/20(土) 23:57:53 ID:GIe/9lUh0
2人の挨拶が終わり、生徒から拍手が送られた。
そして2人、ステージを下りた。その時、ひとみが美貴に話しかけてきた。

ひとみ「藤本さん」
美貴「?」
ひとみ「あなたがキラ事件に興味を示している事は聞いてます。あなたは過去、2件の事件へ助言し解決へ導いている。
 その正義感と手腕を信じ、もし誰にも話さないと誓って頂ければキラ事件に関する重要な事をお話します」

美貴(なんだこいつ、相手にしないほうがいいのか?でもキラ事件に関する重要な事って・・・)

美貴「誰にも言わないよ、何?」
ひとみ「私はHです」
美貴「!!」

美貴(バカな、何を言い出すんだ突然・・・?Hが自分をHだと言うはずがない・・・
   でも、動揺したらダメだ、自然に振舞わないと・・・)

美貴は冷静な顔でひとみに振り返った。

50 :断罪:2006/05/21(日) 00:07:51 ID:HQcRo0uT0
美貴はひとみと握手を交わした。

美貴「もしあなたがHなら私の尊敬する憧れの人です」
ひとみ「どうも、Hだと名乗ったのはあなたに力を貸してもらえないかと思ったからです」

ひとみ(藤本美貴、キラである可能性は5%未満・・・しかしあの4人の中で何かを感じさせたお前は完璧すぎる
    もしお前がキラならこれ以上のプレッシャーはないだろう・・・)

2人は席に着いた。

デューク「ククク、こいつがもしHだとしたらたいしたものだな」

美貴(こいつがHだろうと、Hじゃなかろうと、私は・・・こいつに何もできない!!
   もしこいつを殺せばHだと名乗られた美貴に疑いがかかる。警察も知ってるならなおさらだ・・・!
   こいつ、何のために美貴の前へ現れた?とにかく今は何も考えてはダメだ!!
   こいつは絶対今、美貴が動揺してないか観察している・・・)

51 :断罪:2006/05/21(日) 22:49:53 ID:HQcRo0uT0
そして、入学式が終わり、帰ろうとするとHが美貴を呼び止めた。

ひとみ「美貴さん」
デューク「ククク、美貴、あいつが呼んでるぜ」
ひとみ「きょうはどうも・・・」
美貴「いえ、こちらこそ」
ひとみ「じゃあ今度はキャンバスで」
美貴「あ、ああ、そうだね・・・」

Hは迎えのリムジンに乗り、帰っていった。
それを見ていた生徒達は文句を言っていた。

生徒A「どこのボンボンだ?あいつ」
生徒B「しかも主席、やな感じ・・・」

美貴はHを見送って自分も家に帰っていった。

52 :断罪:2006/05/22(月) 01:19:03 ID:3zYCAUYj0
そして家に帰り、自分の部屋に入った。
机に向かった美貴は突然頭を抱え、叫んだ。

美貴「くそ!!やられたっ!!!」
デューク「・・・やられた?」
美貴「Hめ!!こんな屈辱は生まれて初めてだ・・・!!!」
デューク「・・・死神の目を取引して殺せばいいじゃないか」

美貴はキっとデュークを睨んだ。

美貴「それでもあいつが本物のHじゃなかったら意味まいんだよ!!」
デューク「す、すまん・・・」

突然の美貴の怒声に死神であるデュークさえ驚いた。

美貴(何としてもあいつを殺してやりたいが殺せば足が付く・・・)

53 :断罪:2006/05/22(月) 01:32:24 ID:3zYCAUYj0
美貴「あいつは一応吉澤ひとみだと名乗った。だったらすぐに殺せばいいけど、それはあいつが100%Hだと断言できないとダメだ」
美貴「いや、H本人だと分かっていてもあいつが美貴にHだと名乗った以上手遅れかもしれない。Hを殺せば警察は美貴に疑いをかける」
美貴「・・・・Hをなめていた。まさかHが美貴にHだと名乗り出てくるとは思わなかった」
美貴「キラの可能性のある者には自分の偽者を使ってまでHだと名乗っておく。これはHにとってキラに対する防御とともに攻撃でもある」
美貴「やられたよ・・・いい手だ・・・」

美貴(これから大学ではあいつは美貴にどんどん接近してくるだろう・・・)

美貴「・・ふふふ・・・はっはっはっはっは!!!!」
美貴「これはいい・・・何も悲観する事はない。これは向こうも何もつかんでいない証拠だ」
美貴「あいつも美貴も直に接しての騙し合い、知恵比べだ。表面上は仲良しのクラスメイト、裏ではキラなのかHなのかの探り合い」
美貴「おもしろいよひとみ、美貴はお前を信じ込ませ、そしてすべてを引き出しお前を殺す」

54 :ねぇ、名乗って:2006/05/22(月) 03:25:25 ID:3+zyiBZ3O
バターン!
突然ホームレスが10人以上乱入して、美貴を抑え付けた。
ホームレスは皆次々とチンポを丸出しにして扱き始める。
ろくに風呂に入っていないホームレスの汚いチンポから臭いザーメンが美貴の顔に連続して降りかかる。
「いや〜!」「臭〜い!」
初めのうちは悲鳴をあげていた美貴だったが、ホームレスのザーメンが顔全体を埋めつくすと声も出せなくなった。

55 :断罪:2006/05/22(月) 20:32:37 ID:3zYCAUYj0
場面変わって、ここは死神界。
死神たちが暇そうに博打うってたり、下界を覗いたり、昼寝をしたりしている。
一匹の死神が他の死神に話しかけてきた。

死神A「最近下界を覗いてる奴が多いけどあれ、何?」
死神B「デュークが人間に飼われているらしい」
死神A「!?何考えてるんだ一体・・・」
死神B「まったく、死神の面目丸潰れだぜ」
死神A「いや、俺が言ってるのは飼ってる人間のほう」
死神B「ん?」
死神A「あいつペットにしたってかわいくもなんともないだろ」
死神B「ケケケ、そりゃそうだ」
死神A「で?飼ってる人間って男?女?」
死神B「女みたいだぞ」
死神A「俺もちょっと覗いてこよう」

死神Aはその場を立ち去り下界を覗きに行った。

死神B「やれやれ・・・」


56 :断罪:2006/05/22(月) 23:57:03 ID:3zYCAUYj0
大学では美貴とHが昼休み、フットサルのコートにいた。
Hから美貴へ、フットサルをしようともちかけられたのだった。

美貴「ひとみ、親睦を深めるためにフットサルで勝負って美貴の実力を知ってて言ってるの?」
ひとみ「大丈夫です、私、かなりの経験者ですから。キャプテンを務めてた事もあります」
美貴(ああ、そう・・・)

対決の方法はPK勝負だった。まず、Hの先攻で始まった。
いきなりHは鋭くも速いシュートを放った。
ボールは美貴の真横を過ぎ、ゴールが決まった。
あまりのスピードに美貴は一歩も反応できずにいた。

美貴「おいおい、ひとみ、いきなり本気?」
ひとみ「先手必勝です」
美貴(ああ、そう・・・)

交代で美貴がシュートを放つ番になった。
美貴もシュートを決めた。


57 :断罪:2006/05/23(火) 00:07:03 ID:azb3m1k60
美貴(まさかこんな勝負で美貴がキラである事を分析してるわけじゃないわよね?)
ひとみ(これはあくまで親睦のための勝負。しかし、キラは負けず嫌い・・・)

続いてひとみの攻撃。またもシュートが決まった。
お互い一度も外さず、時間だけが流れていった。
いつの間にか、たくさんのギャラリーが集まってきて二人の勝負に注目していた。

ひとみ(安心しろ藤本、キラは負けず嫌いだけどキラじゃなくても誰でも勝負には勝ちたいと思うものだ)
美貴(無機になるとキラっぽいか?だからといって負けるわけにはいかない。この勝負、美貴が勝つ!!)

美貴は今までで一番強力なシュートを放ち、ゴールを決めた。

ひとみ(ほら、勝ちにきた・・・)

お互い、攻防の連続で疲れが見え始めていた。

ひとみ(この対決をもちかけた事でお前はまた一歩私が踏み込む準備をしたと考える)
美貴(この対決が終わるとあいつは美貴にキラ事件について触れてくる)

58 :断罪:2006/05/23(火) 00:17:04 ID:hwoAlkGO0
ひとみ(私はお前にHですと名乗った事によってそこを利用するだろう)
美貴(でもキラ事件の話をするならあいつがH本人だと証明を美貴が求めるのは必然だ)
ひとみ(お前はキラ事件の話をするならこちらの捜査状況等を見せろと言ってくるだろう)
美貴(そして、捜査状況を知る事でキラは有利に立てる)
ひとみ(お前が私に要求することは、私をHだと証明する有力な接見)

お互いシュートを外さず、PK戦は30対30までもつれ込んだ。
そろそろ決着が付く頃合だろう。観客は静かに見守っている。

美貴(美貴が先にあいつに言うべき事は)
ひとみ(お前が私に提案してくる事は)
美貴(やはり勝つには強力なシュートを打つ事だ)
ひとみ(捜査本部に連れていく事)
美貴(勝つには攻める事!!)


59 :断罪:2006/05/23(火) 00:23:26 ID:hwoAlkGO0
美貴の放った弾丸のようなシュートは、ひとみの横を抜けてゴールに突き刺さっていった。
この瞬間、美貴の勝ちが確定した。
観客からは大声援が起こった。

ひとみ(・・・さすが美貴さん、負けました・・・)
美貴(美貴も久しぶりに本気を出したよ)

2人は握手を交わした。

美貴「喉も渇いたしひとみに話したい事もあるから、このあとお茶しないか?」
ひとみ「いいですよ」
美貴「よかった」
ひとみ「しかし、その話を聞く前に私もひとつ言っておくべき事があります」
美貴「何?」
ひとみ「私は本当は藤本さんを・・・」
美貴「?」
ひとみ「キラではないかと疑っているんです。それでも聞ける事なら何でもお聞きします」
美貴「!」

先手はHだった。

60 :断罪:2006/05/23(火) 22:20:23 ID:hwoAlkGO0
美貴「ははっ、美貴がキラ?」
ひとみ「いえ、疑っていると言っても1%くらいのものです」

美貴(1%くらいか、うまい言い方だ。0%ではないのだから美貴が本部の者に会わせろと言ってもダメだと言う。
   先に釘を刺されたってことだ・・・やられた・・・)

ひとみ「とにかくキラ事件の事を話すには人が多すぎます、場所を変えましょう」
美貴「そうね、こんな対決までして目立ってしまったからね」

その頃、警察ではつんく次長が総監に呼ばれていた。
Hの指示の内容が総監に何も知らされてない事で、つんくに問い詰めていた。

総監「言えないとはどうゆう事だ?」
つんく「申し訳ありません、Hの指示で他言はしないとの約束ですので」
総監「今何処で何をしているのか、何故本部に人がいないのかもか?」
つんく「申し訳ありません」
総監「・・・・」

61 :断罪:2006/05/23(火) 22:26:23 ID:hwoAlkGO0
総監「つんく・・・この事件が明るみになってからもう4ヶ月以上経つ・・・
   世間では警察も無能・・・Hも無能・・・」
つんく「お言葉ですが総監!キラを恐れて逃げ出す警察が有能だと言えるのでしょうか!?」
総監「・・・・・・」
つんく「失礼します・・・」

つんくは少しよろめきながらも部屋を出て行こうとした。

総監「つんく」
つんく「はい」
総監「Hはどうなんだ?信用できるのか?」
つんく「我々よりは有能だと思います、信用できます・・・今も自ら命を懸けて動いています」

62 :断罪:2006/05/23(火) 23:45:22 ID:hwoAlkGO0
美貴とHは、美貴のお気に入りの喫茶店にいた。
一番奥の席に座り、話を始めた。

ひとみ「で、藤本さん、私に頼みたい事って?」
美貴「それは美貴がキラじゃないってわかってからでいいよ、ひとみから話してよ」
ひとみ「では、藤本さんの推理力をテストしてみてもいいですか?」
美貴「うん、おもしろそうだね」
ひとみ「私がHだと名乗り出たことから何か分かりますか?」
美貴「ん?そうだな・・・美貴の手腕に期待してる事・・・・と・・・
   キラの可能性のある者にHだと名乗るという事は、名乗り出ても殺されない様に工夫をしている」
ひとみ「正解です」
美貴「随分簡単に正解って言うのね」
ひとみ「私に正解を隠す必要がありますか?」
美貴「・・・・・」

美貴はコーヒーカップを手に取り、一口飲んだ。



63 :断罪:2006/05/24(水) 00:37:13 ID:U0YS8anl0
美貴「そしてひとみが本物のHである可能性は低い」
ひとみ「と、言うと?」
美貴「本物のHは今危険のない安全な場所にいて、陰で警察に指揮を執る存在であるべきだわ」
ひとみ「なるほど・・・確かに本物のHが出てくるのは馬鹿げてる・・・・」

美貴(感心してるけど、嘘でしょ?・・・)

美貴「でも美貴は結構ひとみが本物でないかと思うの」
ひとみ「と、言うと?」
美貴「Hに対して普通の人はもっと高年齢な探偵とか刑事風な男をイメージするだろう。
   代役にしてはひとみはあまりに嘘っぽい・・・まさかHが女性だったなんて誰も想像しないだろうしね」
ひとみ「そこまで計算して代役をたてる理由は?」
美貴「んー、よく分からないけどHという人ならそこまでやりそうだわ」

そこで美貴はまたコーヒーを口に含んだ。

64 :断罪:2006/05/24(水) 23:46:34 ID:U0YS8anl0
Hはポケットからファイルを出して美貴に見せた。

ひとみ「捜査協力をお願いするのに何もお見せしないのは失礼ですから、これでまた推理してみてください。
    これはキラに殺されたFBI12人が持っていたファイルです。」

美貴(こんな物を見せて美貴の顔色が変わるとでも思ってるの?・・・)

ひとみ「まずFBIの資料を見て何か分かりますか?」
美貴「ん?そうね・・・」
ひとみ「・・・・・」
美貴「ひとみ・・・このFBIが得たファイルって何のファイルなの?それが分からないと推理しようがないわ」
ひとみ「あ、すみません、日本に入ったFBI捜査官がお互いを確認する為に顔と名前の入ったファイルです」
美貴「それなら・・・キラは殺人に顔と名前が必要、キラはこのファイルを利用して彼らを殺した可能性がある」

ひとみ(ファイルには引っ掛からなかったか・・・)

65 :断罪:2006/05/24(水) 23:53:52 ID:U0YS8anl0
ひとみ「ではもし藤本さんがHだとして、キラの可能性のある者に出会ったらどうやってキラだと確かめますか?」
美貴「一般には報道されていないキラだけしか知らない事を喋らせる、今ひとみがしてるようにね」
ひとみ「すごいですね、さすがですよ藤本さんの推理力は」

美貴(計算通りって顔ね・・・こんなのではめたつもり?)

美貴「ふふ・・・あまり卓越して言うと疑いが深まるみたいじゃない」
ひとみ「はい、3%に・・・」
美貴「・・・・・」
ひとみ「でもその分一緒に捜査したいという気持ちも強くなります」

美貴(仮にこいつがただのHの使い走りだとしたら、こいつと話す意味はほとんどなくなる・・・)

66 :ねぇ、名乗って:2006/05/25(木) 00:01:34 ID:2jCcEYrh0
その時後ろから声が・・・

「チッチキチー」

67 :断罪:2006/05/26(金) 00:21:18 ID:KX14WFo90
ひとみ「私はたとえ藤本さんがキラであっても捜査協力してもらえればいいという立場にあるんです」
美貴「美貴が捜査協力すればキラとしてボロを出すかもしれない・・・捜査と取調べが同時にできる、いい考えだと思うよ」
デューク「ククク、美貴、完全に押されているように見えるぞ?らしくないな」

美貴(これ以上こいつと話すのはやめるべきだわね・・・)

美貴「ひとみ、何か勘違いしてない?確かに美貴はキラ事件に興味を持って推理もしている・・・
   でも、美貴はキラじゃないからキラに殺されるのは御免だわ」
美貴「信用できない人間に協力するより自分ひとりで考えたほうがいい、それにひとみだってキラじゃないって証拠はないわ・・・
   つまり美貴とひとみは同じ立場でしかないのよ」
美貴「2人とも端から見ればただの大学生だわ、どちらかと言えばひとみのほうがキラっぽいわよ?
   どっちもキラじゃないっていう証明はできないけど、ひとみがHだというならその証明はできるはずだわ」

68 :断罪:2006/05/26(金) 00:27:10 ID:KX14WFo90
美貴「美貴が信用できる者、例えば捜査本部の人間にひとみがHだと美貴の目の前で証明してもらう事だ。
   でないと、一緒に捜査する事なんてできないわ」

ひとみ(よく喋るな藤本美貴・・・負けず嫌いの典型だ・・・7%・・・もしかして本当に・・・)

ひとみ「捜査本部の者に合わせないなんて一言も言ってませんよ?」
美貴「!?」
ひとみ「今私は捜査本部でつんく次長達と一緒に捜査しています。
    その捜査本部に藤本さんを連れて行けば捜査に協力してもらえるんですね?」
美貴「!」

美貴(・・・・・何考えてるんだ、こいつ・・・)

69 :断罪:2006/05/26(金) 00:32:04 ID:KX14WFo90
そのとき、Hの携帯が鳴った。

ひとみ「!」
ひとみ「失礼します」

Hはポケットから携帯を取り出し、電話に出た。
マコトからだった。

麻琴「ひとみ、大変な事に・・・」
ひとみ「どうした?」
麻琴「つんくさんが倒れました」
ひとみ「!!」
美貴「?」
ひとみ「・・・・・!」
美貴「どうした、ひとみ?」
ひとみ「・・・つんく次長が心臓発作で倒れたそうです」
美貴「心臓発作!?」

美貴・ひとみ「まさかキラに!?」

2人は急いで病院へと向かった。

70 :断罪:2006/05/26(金) 20:09:11 ID:KX14WFo90
場面変わって、あるテレビ局。
ここ「ぼたんTV」ではキラ特番を放送している。
ディレクターの平家みちよを筆頭に今日も会議が行われていた。

みちよ「こんな企画しか思いつかないの!?もっといいネタはないの!?」
ミカ「そんな事言っても、警察も何も教えてくれないですし・・・」
みちよ「だったらガセでもいいから作りなさいよ!!」

平家は机を叩いた。

レフア「しかし、度々総務省から注意を受けてますし・・・」
ダニエル「世間にはキラを支持する人間が多いという報道はやめたほうが・・」
みちよ「いいのよ!警察だって嘘か本当かどうかの報道をさせてるんだし。文句は言わせないわ」

平家は持っていたジュースの空き缶を潰した。

みちよ「いい?今度のキラ特番は視聴率50%を狙うわよ?何かやらないと面白くないからね!」

71 :断罪:2006/05/26(金) 20:19:53 ID:KX14WFo90
つんくが入院しているある病院。
病室には美貴とひとみが来ていた。

美貴「まさかこんな形で再び会うとは思ってなかったわ」
つんく「無様な姿を見せてしまったな・・・お前と会うのは去年の事件以来か」
美貴「で?本当にただの過労なの・・・?」
つんく「正直、俺も倒れる瞬間キラだと思った」
ひとみ「キラ事件の捜査本部の長・・・狙われるには十分な理由です」
つんく「だが大丈夫だ、本当に過労だ、このところろくに寝ずに無理をしすぎた」
ひとみ「そして美貴さんがキラだと疑われていては参るでしょう」
美貴「そんな事までつんくさんに?」
ひとみ「はい、すべて話してあります。私がHである事も」

美貴はつんくのほうを向いた。

つんく「そうだ、彼女がHだ」

美貴(こいつが本物のH・・・今まで警察を動かしてきたHか・・・こいつと本部の人間をみんな殺せば・・・
   いや、そんな簡単ではないだろう・・・焦る事はないわね・・・ここからはじっくり探れば・・・)

72 :断罪:2006/05/27(土) 01:28:11 ID:qQeAnomx0
つんく「で、ひとみ、美貴と話してみて疑いは晴れたのか?」
ひとみ「いえ、あまりに適切な事を言うのでかえって疑いが深まったというのが本音です」
美貴「・・・・・」
つんく「そうか・・・本当の事を言われるほうがかえって楽だな」

ひとみ「藤本さん」
美貴「ん?」
ひとみ「藤本さんはキラをどんな人物だと考えてますか?」
美貴「キラか・・・キラは・・・・」

少し間をおいて美貴は話し出した。

美貴「裕福な子供」
ひとみ「裕福な子供?・・・・いい線ですね・・・・」
美貴「仮にキラが念じるだけで人を殺せる力があるとしたら、悪人を裁いていこうと考えるだろう。
   そんな考えを持ちそうなのは小学生高学年から高校生くらいだ」

73 :断罪:2006/05/27(土) 01:37:06 ID:qQeAnomx0
美貴「小学生なら周りの嫌いな大人を殺していく程度だろうけど、高校生ともなるとその力を利用してお金や出世の為に使うでしょうね。
   犯罪者の情報が入出できる自分専用のパソコン等を持っている高校生あたりが妥当かな・・・?」
ひとみ(・・・ほぼ私の考えと同じだ)

つんく「キラは悪だ・・・しかし悪いのは人を殺せる力だ」
美貴「・・・・」
つんく「そんな力を持ってしまった人間は不幸だ」
ひとみ「そうですね、もしキラが普通の人間で偶然そんな力を手に入れたとしたらまったく不幸な人間です」

そんな2人の会話を聞いた美貴の顔は冷たい表情を浮かべていた。

つんく「ひとみ、迷惑をかけたがなるべく早く復帰する」
美貴「何言ってるのよつんくさん、完治するまで休んでなきゃ駄目よ」
ひとみ「そうですよ、つんくさん」
つんく「いや、このままでは死んでも死にきれん・・・」

74 :断罪:2006/05/27(土) 01:43:16 ID:qQeAnomx0
そして面会時間が終わり、美貴とHは病院を出た。

美貴「ひとみ、何か美貴がキラではないと信用してもらえる方法はないの?」
ひとみ「藤本さんがキラでないのならそこまでする必要はないですよ」
美貴「例えば美貴をテレビも何もない所に閉じ込めて一ヶ月間監視するとか・・・」

ひとみ(普通そこまでして疑いを晴らしたいと思うだろうか・・・?)

ひとみ「駄目です、キラだと疑っている者からの提案は聞けません」
美貴「それもそうだね」
ひとみ「大丈夫、キラでないのならそのうち分かる事ですよ」

Hは迎えのリムジンに乗り込んだ。

75 :断罪:2006/05/27(土) 01:48:33 ID:qQeAnomx0
ひとみ「ではまた日を改めて」
美貴「ええ」

そしてHは帰っていった。

美貴「・・・デューク」
デューク「ん?」
美貴「美貴はノートを拾った事を不幸だなんて思ったことはないよ」
デューク「ノートを拾った事で美貴が幸せになろうが不幸になろうがどうでもいい」
美貴「美貴は幸せさ、そして最高の世界をつくる」
デューク「ただ・・・普通は死神に憑かれた人間は不幸になるらしい」
美貴「フッ・・」

美貴「じゃあデュークは普通じゃない方のパターンを見れるわよ」
デューク「ククク、それは楽しみだ」

美貴は家に帰っていった。

76 :断罪:2006/05/27(土) 01:57:39 ID:qQeAnomx0
数日後、ぼたんTVの平家ディレクター当てにひとつの封筒が届いた。

部下「平家ディレクター、速達です」
みちよ「差出人が書いてないわね・・・」

平家は封筒を開けてみた。中には4つのビデオテープと手紙が入っていた。
ワープロで書かれた手紙には、こう書かれてあった。

「ぼたんTV 平家ディレクター様
 私はキラです。証拠はビデオ@にあります。これを見て私がキラだと分かったらAからCのテープを、
 2枚目に書かれた日時通りに放映して下さい。予告殺人が行われると同時に全世界へキラからのメッセージが発信されます。
 もし逆らえば貴社の社長から順番に殺していきます。」

みちよ「さ・・・逆らうかよ・・・これが本物なら凄い事になるわ・・・
    嬉しくてドキドキが止まらないよ・・・」

手紙を読んだ平家は、喜びに震えていた。

77 :断罪:2006/05/27(土) 19:28:44 ID:qQeAnomx0
翌日、警察本部(Hのいるホテルの部屋)ではマコトがHの元へ来ていた。
部屋には久住、前田、田中もいた。

麻琴「ひとみ!ぼたんTVが大変な事を」
ひとみ「どうした?」

マコトはテレビのスイッチを入れた。

アナウンサー「つまり私達はキラの人質であると共に報道人の使命を受けてのものでです」
田中「キラの人質?」
久住「なんです、これは?」

アナウンサーは封筒にあった手紙通りに説明をした。
今夜、キラが予告殺人を行ってみせると。

ひとみ「これが本当なら確かにキラにしかできない事だ・・・)

アナウンサーは5時59分にキラが殺人を行う事を言い、同時にキラの送った2本目のテープも流した。

前田「またヤラセじゃないの・・・?」
久住「まさか・・・こんな悪質なヤラセは・・・」

アナウンサー「では5時59分です、ビデオを御覧ください」


78 :断罪:2006/05/27(土) 19:40:48 ID:qQeAnomx0
テレビにはキラからのメッセージが流された。

?「私はキラです。このビデオが4月18日、5時59分に流されれば、太陽テレビのメインキャスターが6時丁度に死にます」
前田「ま、まさか・・・」
ひとみ「替えて」

チャンネルを太陽テレビに替えると、メインキャスターが心臓麻痺で死んでいた。

ひとみ「マコト、テレビをここにもう2台」
麻琴「はい」

?「あのメインキャスターはキラは悪だと主張したため、その報いです」
ひとみ「この放送、やめさせないとまずい事になる!」

久住「ぼたんTVに電話してみます!」
田中「駄目だとよ!どこにかけても通話中だとよ!!」
前田「私が直接ぼたんTVに行って放送を止めます!!」
久住「前田さん!」

前田はぼたんTVへと向かった。

79 :断罪:2006/05/28(日) 02:26:45 ID:sdRkTp9U0
?「皆さん、私は罪のない人間を殺したくはありません。悪を憎み正義を愛します」
ひとみ(・・・・・・・キラめ・・・)
?「私の願いは悪人のいない平和な世の中を作る事です。私が誰もが認める世界に変えて見せます」

前田はぼたんTVに到着した。
しかし、テレビ局の入り口は閉まっていた。
ドアを壊そうと、拳銃を手にした瞬間、前田は突然苦しみだして、死んだ。

前田「うっ・・・!!く・・そ・・・・・・(ドサッ)」

テレビでは急遽、ぼたんTV前からの生中継を放送していた。
テレビ画面には、ぼたんTV前で倒れている前田の姿が映された。

アナウンサー「あ!今局前に人が倒れています!!これはライブ中継です!」
高橋「ま、前田さん!!」
田中「キラだとね?・・・」

前田を助けに行こうとする田中をHは止めた。

ひとみ「田中さん、何処へ行く気ですか?」
田中「前田さんの所に決まってるとよ」
ひとみ「今あそこへ行けば殺されますよ」

れいなはHをキッと睨んだ。

80 :断罪:2006/05/28(日) 02:36:40 ID:sdRkTp9U0
田中「ひ、ひとみ・・・ここで黙って見てろとでも言うとね!?」
ひとみ「私だってあの放送は止めたいです、しかしあそこへ行けば前田さんと同じ目に遭います」
アナウンサー「危険ですので皆さんぼたんTVには近寄らないでください」
田中「キラがあの近くにいるなら、尚更行くべきだとよ!」
ひとみ「のこのこ出て行けば殺されると言ってるんです、分かってください」
田中「・・・・・・!!」

れいなはHに掴み掛かり怒鳴った。

田中「分からんとよ!前田さんは殺されたんだとよ!!あんただってキラ逮捕に命を懸けてたんだろ!?」
ひとみ「気持ちは分かりますが堪えてください・・・これでもしあなたまで殺されてしまったら・・・」

Hは悔しさに震えながら言っていた。

田中「・・・・・・・」
久住「・・・・・・・」

その時、テレビに突然ぼたんTVに突っ込んで行く警察車両が映し出された。
車は入り口を破壊し、局内で止まった。

81 :断罪:2006/05/28(日) 22:09:46 ID:sdRkTp9U0
それを見ていたH達は驚いた。

アナウンサー「ああ!と・・・突入です!!ぼたんTVに車が突入しました!!」
田中「な、なんだ!?」
ひとみ「まあ・・・あれなら外からは顔を見られずに局内に突入できますね」
久住「そ、それより一体誰が?私達の味方なんでしょうか?」
田中「い、一応警察車両だとね・・・」

ぼたんTVに突入した車からは、つんく次長が出てきた。
つんくは近くにいた警備員からキラのビデオを流しているスタジオを聞いてスタジオに走った。

つんく「警察だ!!番組を中止しろ!!」
平家「!!」
つんく「すぐにキラのテープを止めろと言っているんだ!!」
平家「ち・・・ちょっと待ってください刑事さん、これをやめると私達キラに殺されるんですよ」
つんく「ふざけるな!!他の人間まで巻き添えになっているんだぞ!」
平家「わ・・・私だってこんな事になるとは・・・」
つんく「テープを出せ、送られてきた荷をそのまますべて渡せ」
平家「で・・・ですからそれをするとキラに殺され・・・」

つんくは拳銃を取り出し、平家に突きつけた。

82 :断罪:2006/05/29(月) 01:18:03 ID:VzL62rxi0
つんく「出せ!出せば今死ぬことは免れるぞ」
平家「な、何考えてるんだ、あんた正気か!?」
つんく「散々キラをネタに面白おかしく報道してきた報いだ、当然だと思わないか?」
平家「・・・・・分かりましたよ」

平家はそう言って、つんくにキラから送られてきた荷をすべて渡した。
H達の見ているテレビ画面では、

アナウンサー「あ!今やっとパトカーが一台到着しました!」
ひとみ「!」
久住「私達の他にもまだ立ち上がる人はいるんですね・・・」
高橋「そうやね、捜査本部の人間なんてごく僅かだったから・・・」
ひとみ「れいなさん、総監のに電話を、繋がったら私にください」
田中「あ、はい」

テレビを見ていた総監に電話が鳴った。
総監は電話に出た。

総監「田中か、私には電話をするなと・・・」
ひとみ「Hです」
総監「!」
ひとみ「お願いがあります、この報道を見て自己正義感で動く人が出てきます。上で統制を執ってください」
総監「いや・・・しかし私達はこの事件には・・・」


83 :ねぇ、名乗って:2006/05/29(月) 01:57:36 ID:JwE5oiZo0
バターン!
突然ホームレスが10人以上乱入して、久住を抑え付けた。
ホームレスは皆次々とチンポを丸出しにして扱き始める。
ろくに風呂に入っていないホームレスの汚いチンポから臭いザーメンが久住の顔に連続して降りかかる。
「いや〜!」「臭〜い!」
初めのうちは悲鳴をあげていた久住だったが、ホームレスのザーメンが顔全体を埋めつくすと声も出せなくなった。


84 :断罪:2006/05/29(月) 22:03:21 ID:VzL62rxi0
その時、テレビではぼたんTVに駆けつけた警官二人が突然倒れた。
キラに殺されたようだ。
それを見た総監は驚いた。

総監「わかったH、どう指揮を執るべきか言ってくれ」
ひとみ「はい・・・そうです、姿は見せないように・・・」

そしてマコトの携帯が鳴った。つんくからだった。
Hは総監との電話は切らずに、マコトの電話に出た。

つんく「つんくだ!ひとみに!!」
ひとみ「つんくさん、私です、やはりあなたが」
つんく「そうだ・・・我慢できなかった・・テープは押収した、そっちへ持っていく」
ひとみ「体のほうは大丈夫なのですか?」
つんく「大丈夫どころかとても元気だよ、それよりこれからどうしたらいい?」
ひとみ「ちょっと待ってください」

Hは再び総監に連絡した。

ひとみ「総監、突っ込んだのはつんく次長です」
総監「つんく!?入院していたはずでは・・・・・・」
総監「・・・・・・H、5分もかからない、そうつんくに伝えてくれ」
ひとみ「つんくさん、5分そこで休んでから正面から堂々と出てきてください」
つんく「正面から?堂々と・・・?」

85 :断罪:2006/05/29(月) 22:24:39 ID:VzL62rxi0
つんくは言われたとおりに5分休んで玄関へと向かった。
そこには完全武装した約100人の警官と、警察車両がつんくを隠すように並んでいた。

警官「いいか!隙間を見せるな!自分達の姿を見せるな!」

つんくがふと見ると、目の前に亀井がパトカーを用意して待っていた。

つんく「ありがとう・・・自分で運転していく」
亀井「はい、お気をつけて」

そしてつんくは車でぼたんTVへと向かった。
アナウンサーは報道を続けた。
警察はキラと戦う姿勢を見せた、キラには応じない、と。
Hのいるホテルへと着いたつんくは、マコトに支えられて部屋へやってきた。

久住「次長!」
田中「つんく次長・・・」
つんく「ひとみ、勝手なまねをして悪かった」
ひとみ「いえ」
つんく「これが押収したビデオテープだ」

そう言ってつんくは、ひとみにテープの入った紙袋を渡した。
疲れたのかつんくは、久住の手を借り、そのままソファーへと座り込んだ。

ひとみ(つんくさん・・・無駄にはしません・・・)

Hは中に入っていた封筒の消印を見た。山口県からだった。
Hはそれを鑑識に回すよう田中に頼んだ。
そしてHはビデオの内容の確認を一晩かかって確かめた。


86 :断罪:2006/05/29(月) 22:34:28 ID:VzL62rxi0
翌日、ビデオの内容確認を終えたHは皆を呼び集めた。
砂嵐の映し出されたテレビの前にHが座っていた。

つんく「ど、どうだひとみ・・・」
ひとみ「面白いビデオでした」

Hはビデオの内容を細かく皆に説明した。
警察がキラに協力するか否か、イエスの場合、証明としてHをテレビ出演させる事だった。
つまりHを殺すという事だ。
ノーの場合は、これは直接見たほうが早いとHは言った。
当然、警察の返事はノーだった。
このビデオを3日後に流せという事だった。
そして3日が経ち、夕方のニュースでキラのビデオが流された。

87 :断罪:2006/05/30(火) 01:04:37 ID:vc4vkL9i0
?「答えはノーという事に大変残念に思っています。しかし今まで通りの報道はしてください。
  でないと警察及び報道関係者を裁いていくことになります。
  警察はあくまで私と戦う姿勢ですからこれだけでは甘過ぎます」

?「敵対者としてまず、警視庁総監の命、もしくはキラ事件の捜査を指揮するHなる人物の命を取ります。
  総監かH、どちらかの命を世界の平和のために差し出すか3日で決めてください。
  総監の顔は知っているので問題はありません」

?「Hを差し出す場合、3日後のぼたんTV午後6時のニュースにHが出演してください。
  Hかどうかは私が判断します。Hでないと判断した場合、他人に犠牲になってもらいます。
  嘘はつかないでください」

?「まだ3日あります、よく考えてください」

そして、ニュースは終わった。
そのニュースを、美貴も見ていた。

88 :ねぇ、名乗って:2006/05/30(火) 20:55:05 ID:vc4vkL9i0
美貴「うふふ、やっぱり神は美貴の味方をしている、神といっても死神だけどね」
デューク「ククク、そうみたいだな」
美貴「人間界にもう一匹の死神が舞い降りた・・・そしてその死神のデスノートはキラに賛同する者の手にある」
美貴「この偽キラ、偽と分かっているのは私だけよ。ぼたんTVに駆けつけた警官を殺した事からこいつは死神の目を持っている。
   つまり、殺傷能力ははるかに美貴より勝る・・・」

美貴はいろいろ考えた末、偽キラに自分の顔も名前も明かさずにコンタクトを取り、操る事だと判断した。
どちらにしろこいつはあまり長く野放しにはできない。
ヘマをしそうならノートを奪い、偽キラを始末しようと。

その翌日、警察の話し合いの末、絶対偽者を使わずHをテレビ出演させる事と決まった。
つんく次長はHにそれを報告した。

ひとみ「それが正しい選択です、総監と私の命ならば私の命を差し出すべきです」
久住「で、でも・・・このままではひとみが・・・」
ひとみ「私は言われたとおり出て行きますけど、もしキラが私の事を何もしらなかったら・・・
    私をキラだと信じてくれるかが心配です」
久住「た、確かに・・・」
田中「おい・・・」



89 :ねぇ、名乗って:2006/05/30(火) 21:10:37 ID:vc4vkL9i0
ひとみ「信じてもらえる努力はします、私だって死にたくないですし、まだ3日あります。いろいろ考えます」
全員「・・・・・」
ひとみ「それに、キラに殺されるよりキラに便乗した者に殺されるのは余計不愉快ですから」
全員「えっ!?」
つんく「ど、どうゆう事だ、ひとみ・・・!?」
ひとみ「このキラは偽者の可能性があります、第2のキラと言うべきです」
全員「第2のキラ!?」

Hはなぜそう思うのかを説明した。
今までのキラと違い、罪の軽い犯罪者ばかりを殺している。
何より、やり方がキラらしくないと。
ビデオの映像の作り方、音声にしても酷すぎる。
Hはフォークでケーキを食べながら話した。

つんく「ひとみ・・・キラの偽者という可能性は・・・?」
ひとみ「70%以上です」
全員「!!」

そこでれいなが封筒やビデオテープから検出した指紋を見せた。
だが、キラが指紋など残すはずがないと判断した。
誰か他人の物だろうと。
Hが言うには指紋は小さいらしく、子供か女性の物だと言った。

90 :断罪:2006/05/30(火) 21:20:48 ID:vc4vkL9i0
つんく「そういえば以前美貴がキラは裕福な子供だと言っていたが・・・」
ひとみ「美貴さんの推理は当たっているかもしれませんね」
つんく「・・・・・」
ひとみ「キラはきっと警察より先に第2のキラが誰なのか知りたいはずです。うまくいけば利用し、最終的には殺す。
    警察とキラの第2のキラ争奪戦・・・そしてこれはキラを捕まえるチャンスでもある」
全員「・・・・・・・」
ひとみ「つんくさん」
つんく「!」
ひとみ「美貴さんに捜査協力を願ってもいいでしょうか?」
つんく「そ、それは美貴の疑いが晴れたという事か?」
田中・久住「・・・・・・」
ひとみ「いえ、ただ美貴さんの推理力は期待できる、第2のキラ逮捕に美貴さんの力は必然だと考えたからです」
つんく(・・・・・・・そういう意味か)
つんく「いいでしょう、みんなは?」
久住「私達も構いません」
ひとみ「美貴さんは正義感と使命感できっと協力してくれます、ただし・・・
    今回のキラが偽者だという事は伏せておいてください。一連の連続殺人犯キラを追う形でお願いします」


91 :断罪:2006/05/30(火) 21:33:36 ID:vc4vkL9i0
場面変わって、とある街の歩行者天国。
たくさんの人々が行き交う中、ひとりの少女が歩いている。
背はだいたい160cm、年齢は15、16の女子校生という感じで、ピンク色のバッグを肩から提げていた。
そして、その少女の後ろには死神が憑いていた。

死神「なあ、お前、せっかくデスノートあげたんだからもっと自分の為に利用しなよ」
?「自分の為に使ってるよ、キラに賛成だしキラがどんな人か知りたいもん・・・
  それに会ってお話もしてみたいの」
死神「・・・・・」
?「その為にわざわざ山口から東京まで引っ越して一人暮らし始めたんだし、テレビにあんなの送ってキラに
  気が付いてもらえるようにしたんだから」

少女は立ち止まって、手鏡を出して開いた。

?「きっとキラは興味を持ってくれたよね、もしかしたら会いに来てくれるかも」
死神「危ないなー、殺されるかもよ?分かってる?」
?「大丈夫なの、キラはきっと純粋な子には優しいし、いざとなったら目を持ってるさゆのほうが強いもん」

92 :名無し募集中。。。:2006/05/31(水) 01:46:10 ID:+/Pe/LyoO
さゆキター

93 :断罪:2006/05/31(水) 21:50:31 ID:UIE2nXNt0
場面変わってHの部屋。

ひとみ「それでは美貴さんには第2にキラの可能性は伏せ捜査に協力してもらいます」
久住「でもそれでは一緒に捜査しにくいのでは?」
田中「そうだとよ」
ひとみ「いえ、それを隠すのは彼女に一本目のビデオを見てもらい感想を聞くまでです。
    その後はみんなで第2にキラを追います。ビデオを見てもらったら彼女は第2のキラの可能性があると推理してくるかもしれません」
全員「・・・・」
ひとみ「それと、今までのキラは殺人に顔と名前が必要でした。しかし、名前を知るはずもない警官を殺している。
    第2のキラは顔だけで人を殺せるということです」
久住「キラの能力がアップしたとか?」
ひとみ「それなら今まで名前が分からなかった犯罪者を裁くはずです。
    まあ、とにかく美貴さんにビデオを見てもらうまでです。つんくさん、美貴さんに連絡つきますか?」
つんく「分かった」

つんく次長は、美貴に電話をかけた。
家にいた美貴は電話に出た。

美貴(つんくさんだ・・・)
つんく「美貴、ひとみが捜査に協力してほしいと言っている、やる気があるなら来てくれ。場所は・・・」

美貴は電話を切り、Hのいるホテルへと向かった。

美貴「これで捜査本部の内情と同時に偽キラの事も調べられる。何としても偽キラは本部の者より先に調べなきゃね」

94 :断罪:2006/05/31(水) 22:24:04 ID:UIE2nXNt0
美貴はタクシーでHのいるホテルへやって来た。
ホテルへ着くと、久住が美貴を迎え出た。
美貴が着いたとHへ連絡を要れ、美貴はHのいる部屋へ案内された。
部屋に入ると、Hが美貴を迎えた。

ひとみ「ありがとう、藤本さん」
美貴「いや、キラを捕まえたい気持ちは美貴も一緒よ」

次に、田中、高橋、久住が美貴に自己紹介をした。
美貴はたったこれだけの人数で捜査してるの?とHに尋ねた。
Hは、外部にも何人か捜査員を置いていると話した。

美貴(なるほどね・・・今ここにいる人間が一人残して死んだら残った人間がキラってわけね・・・)

ひとみ「さっそくですが、キラに関する捜査資料と一般には未公開のビデオを見てください」

美貴は偽キラの送ってきたビデオを見た。
見ながら、こう思っていた。

美貴(このビデオを見て出来の悪さに吐き気がするのは美貴が本物のキラだから?
   まったく、キラのイメージダウンどころではないわ・・・・・)
美貴(でもなんでビデオに関しての説明を誰もしてこないのかしら?まあいいわ、放っておけばHは死ぬんだから・・・)

95 :断罪:2006/05/31(水) 22:31:30 ID:UIE2nXNt0
ひとみ「どうですか美貴さん、何かわかりましたか?」
美貴「ん?」

ひとみの美貴を見つめる目を見て美貴は何かを感じ取った。

美貴(・・・・こいつ!!・・・・)

美貴「キラの能力を持った人間は他にもいそうね」
つんく「どうゆう事だ、美貴!?」
美貴「少なくともこいつは今までのキラじゃない可能性が高い」
田中「同じだとよ・・・」
久住「ひとみの推理とまったく同じ・・・」
ひとみ「その通りです、私達も第2のキラの可能性があると思いました」

美貴(やっぱりね・・・!)

美貴「ひとみ、美貴を試したの?」
ひとみ「いえ、私一人の考えでは説得力がないと思い、美貴さんと一緒なら有力な説になると思ったからです」

美貴(こいつは美貴がどう推理しても第2のキラ説で捜査を進めていく気だったのね・・・)

ひとみ「決まりですね」


96 :断罪:2006/05/31(水) 22:43:50 ID:UIE2nXNt0
ひとみ「まず第2のキラを止めなければなりません、第2のキラは明かにキラに共鳴しています。
    そんなに賢くはないし、本物の呼びかけには応じてくるかもしれません」
美貴「そうね・・・」
ひとみ「そこで美貴さんに、本物のキラを演じて欲しいんです」
美貴「!」
美貴「み・・・美貴が・・・?」
ひとみ「はい、美貴さんくらいの才能があれば可能だと思います。時間がないので夜のニュースで流せるようキラからの呼びかけの言葉を書いてください」
美貴(・・・・こいつ、まさか最初からこの役をやらせるために美貴をここへ?)

ひとみはつんく、田中達にニュース作りの指示をそれぞれ出した。
美貴は言われたとおりキラの呼びかけの言葉を原稿用紙に書き出していた。
そして原稿が完成し、Hへ見せた。

美貴「ひとみ、これでいいかな?かなりキラになりきったつもりだけど・・・」
ひとみ「・・・・・すごくよく出来てますがHは殺していいという部分は取らないと、私が死にます」
美貴「うふふ、軽いジョークよ。そこは適当に直していいわ」
ひとみ「はい」

Hは原稿を田中に渡し、そして夜のニュースが放送された。


97 :断罪:2006/05/31(水) 22:58:52 ID:UIE2nXNt0
アナウンサー「大変な事になりました、先日ぼたんTVにビデオを送ったキラに対し、自分が本物だというキラが現れました。
       そして書くテレビ局にメッセージを放映するように要求、警察庁はこの放映を許可しています。
       では、送られてきたビデオをご覧ください」
キラ「キラです。私が本物であり先日ぼたんTVで放映されたビデオの主は偽者です」
?「やった!キラが返事くれた!!」

偽キラは自宅でテレビを見ていた。
偽キラはキラのメッセージを聞きながら、ビデオを作り始めた。
死神が何をするのかと尋ねると、キラに返事を出すのと言った。

二日後、警察署の特別本部で亀井がぼたんTVに送られてきた郵便物をすべてチェックしていた。
その中にビデオの入った不信な封筒を見つけた。
亀井は怪しいと思い、すぐにマコトを通してHへ連絡した。

麻琴「ひとみ!第2のキラから返事です」
つんく「何!?」
久住「来たんですね!」
亀井「すぐに封筒をそちらへ持って行きます。とりあえずビデオの映像をパソコンに流します」

?「キラさん、お返事ありがとうございます。私はキラさんの言うとおりにします」
つんく「おお!」
高橋「やった!」
美貴(言うとおりにする、か・・・使えるんだか使えないんだか)


98 :断罪:2006/05/31(水) 23:16:23 ID:UIE2nXNt0
?「私はキラさんに会いたい、キラさんは目を持っていないと思いますが私はキラさんを殺したりしません」
美貴(ば・・・馬鹿かこいつ・・・世間に流れるビデオに目の事を・・・)
田中「今、目と言ったとよ・・・なんの事と?」
久住「?」
ひとみ「・・・・・・・・」
?「何か警察には分からない会ういい方法を考えてください。会った時はお互いの死神を見せ合いましょう」
美貴(駄目だこいつ・・・早くなんとかしないと・・・)

その時、Hが椅子から倒れ落ちた。

久住「だ、大丈夫ですかひとみ・・・」
ひとみ「死神・・・そんな物の存在を認めろとでも言うのか・・・」
高橋「死神?まさか・・・」
美貴「そうだよひとみ、死神なんているはずない」
ひとみ「・・・・・」
田中「単なる捜査の撹乱を狙ってるという事かも」

Hはゆっくりと立ち上がりながら話した。

ひとみ「第2のキラはキラの思想より自分の考えで動いています。キラに会いたいという気持ちです」
全員「・・・・・・」
美貴「そう、第2のキラはキラへの興味で動いている。死神というのは殺人の力を示してるんだと思うわ。
   死神を見せ合うというのは殺しの能力を見せ合うと考えればいい」
ひとみ「・・・・そうですね」
美貴「それで、どうするの?また返事を送るの?」
ひとみ「いえ、ここからはキラと第2のキラに任せるんです」
美貴「!」
田中「任せる?」
   

99 :断罪:2006/05/31(水) 23:34:05 ID:UIE2nXNt0
Hが言うにはキラと第2のキラは2人で会う方法を考えるだろう。
キラに興味を示す第2のキラなら、会う方法をキラに伝えるためにメッセージを放映してくるだろうと。
それに対し、今度は本物のキラが動く可能性があると。
その時の為に何か対策を考えておく事に決めた。今はしばらく第2のキラに注目していこうと。

後日、家にいた美貴につんくから電話があった。
第2のキラがぼたんTV当てに日記を送ってきたと。
美貴はすぐに本部に行き、その日記を見た。
その中で気になる箇所を二つ発見した。

5月22日 友人と渋谷で待ち合わせ。ノートを見せ合う。
5月30日 東京ドームで行われるKAT-TUNのコンサートにて、死神を確認する。

ひとみ「どう思います?美貴さん」
美貴「今のところ・・・馬鹿としかいいようがないわ・・・」
久住「ですよねー」
つんく「こんなもの放映したらKAT-TUNのライブが中止になるかもしれない」
ひとみ「とりあえずどう対処すべきかですね」

話し合いの結果、KAT-TUNのライブ会場の東京ドーム周辺の道路を封鎖、検問を設置。
第2のキラが現れる可能性がある渋谷には私服警官を配備してもらう事。

100 :断罪:2006/06/01(木) 00:42:50 ID:xi+TY/TL0
さらに渋谷へ行くのは、この中から決める事となった。
つんくのようにいかにも刑事という人は除外し、小春に決定した。
久住に付き合い、美貴も一緒に行くと言った。
その発言にHは少し美貴を疑っていた。
そしてすべて決定した後、Hから重要な言葉が伝えられた。

ひとみ「皆さんが本部の一員であることは絶対に外部には漏らさないでください。身に着けるもの以外の自分の写真はすべて処分する事。
    実際私はどこにも写真など残していませんし、このホテルの監視カメラ等も皆さんの顔は映らない様にしてあります。
    皆さんも警察庁にある書類、自宅にある写真、すべて処分してください」
美貴「ひとみの言うとおりね・・・もしキラが第2のキラと出会い捜査本部を始末しようと思うなら、写真だけで殺せる事になるわ」
ひとみ「そうです、私はキラは殺人に顔と名前が必要と考え皆さんの前に姿を現しましたが、もう状況が変わってます・・・
    第2のキラはもちろん、キラも顔だけで人を殺せる様になるかもしれません。
    そうなる前に第2のキラだけでも捕まえたいものです」

美貴は久住と22日に渋谷へ行く約束をして、家に帰った。
部屋に入った美貴は、デュークに質問をした。

美貴「さてデューク、聞きたい事がある」
デューク「あ、やっぱり?・・・」

101 :断罪:2006/06/01(木) 00:58:44 ID:xi+TY/TL0
美貴「人間界で死神同士が会ったら声をかけてもいいの?」
デューク「そうゆうのはルール違反だと思うが、そんな掟はないから相手の死神は話しかけてくるかもな」
美貴「じゃあ偽キラのほうの死神はデュークを見たら偽キラに教えるかもしれないってこと?」
デューク「普通はしないはずだが性格次第だ」
美貴「そう・・・」
デューク「それでも行く気なのか?あっちには自分がキラだって知られたくないんだろ?」
美貴「まだ22日までは時間がある。ゆっくり考えるわよ」

そう言って美貴はベッドに寝転がった。
そして、22日がやってきた。
美貴は大学の友人を7人連れて、渋谷へ行き、久住に紹介した。

美貴「小春ちゃん、美貴の大学の友達」
久住「よ、よろしく・・・」

久住(さすが美貴さん、これだけの人数で歩けばキラに疑われる心配もないね)
美貴(これだけの人数で歩けばデュークを見られても誰に憑いているのか分からないわ)

しかし、喫茶店の中から美貴たちが歩くのをじっと見つめる一人の少女がいた。偽キラだった。

?「見つけたわ」
?(「藤本美貴」か・・・ノートを持った人間同士じゃ寿命は見えない。キラ決定ね!)
?「さ、ラム、帰るわよ」
ラム「え?せっかく会えたのにもういいのか?」
?「人が大勢いる中で挨拶したら失礼じゃない。大丈夫、キラの正体も分かったしまた会えるわよ」

102 :断罪:2006/06/01(木) 22:13:54 ID:xi+TY/TL0
5月25日、本部では会議が行われていた。

田中「22日渋谷、今の所何も起きた形跡はないとよ」
高橋「まさか本当にKAT-TUNのコンサートで・・・?」
美貴(渋谷には不審者は誰も現れなかった・・・あとは30日しか・・・)
ひとみ(キラのほうから会う方法を言ってくるのを待ってるのか?)

そこにマコトからパソコン越しに連絡が入った。

麻琴「ひとみ、ぼたんTV宛に第2のキラからメッセージが来ました」
つんく「またか」
麻琴「とりあえずパソコンを通して映像を送ります」
?「キラを見つける事ができました。皆さんありがとうございました」
美貴「!!」
美貴(ま、まさか!!・・・一体何処で!?相手の死神が教えたのか?)
ひとみ(もしこれが本当なら22日に渋谷へ言ったのは久住と藤本美貴のみ)
田中「見つけたって、まずいとよ!」
つんく「キラと第2のキラが手を組んだという事に・・・!」
ひとみ「まだそうは言い切れません。キラを見つけただけでまだ接触はしていないかもしれない。
    今度は第2のキラに警察が呼びかけるしかありませんね・・・」
久住「呼びかける?」
ひとみ「はい。第2にキラに警察側から好条件を出し、キラの正体を教えてもらうんです」
美貴(まずいわね・・・相手があの偽キラだけにどう動くか・・・)

103 :断罪:2006/06/01(木) 22:24:07 ID:xi+TY/TL0
ひとみ「では今夜9時のニュースで放送するようにお願いします」
つんく「はい」

そして美貴は家に戻った。
夜9時になり、ニュースで第2のキラへメッセージが放送された。

アナウンサー「もしあなたの招待がキラに知られていなければまだ間に合います。キラに接触すればあなたはキラに殺されます。
       キラは大量殺人犯です。絶対に手を貸そうとしてはいけません」

第2のキラは自宅でそのニュースを見ていた。
そのニュースを見た偽キラは、家を出てどこかへ出かけた。

ラム「どこへ行くんだ?」
?「名乗り出る」

そして偽キラがやってきた場所は美貴の家だった。
偽キラはインターフォンを押し、美貴の母が出た。
母が美貴に、お友達が美貴が大学に忘れたノートを持ってきてくれたと言った。

美貴(ノート!?ま・・・まさか・・・!!)

美貴が玄関に出ると、偽キラが立っていた。
美貴と偽キラは外へ出て、美貴は玄関のドアを閉めた。

104 :断罪:2006/06/01(木) 22:35:43 ID:xi+TY/TL0
?「は、初めまして、道重さゆみといいます・・・」

偽キラ、道重はデスノートを美貴に見せ、美貴はそれに触れた。
すると道重に憑いている死神、ラムの姿が美貴にも見えた。

美貴(こいつが偽キラか・・・!!)

美貴はさゆみを家に入れ、自分の部屋へと案内した。
美貴は偽キラをいろいろと観察してみる事にした。

美貴「なんで分かったの?」
さゆみ「やっぱり目の取引してないんですね。死神に目を持つと人間の名前と寿命が見える。
    でもノートを持っている人間の寿命は見えないんです」
美貴「!」
デューク「俺はそこまで知らなかったな・・・」
ラム「この娘の言ってる事は本当だ、でなくばおまえがキラだと分かるはずがないだろう」
美貴「・・・・・・・」
美貴「それは分かったけど、あなたがもし警察に捕まっていたらキラの秘密がバレてた・・・」
さゆみ「大丈夫なの、私は捕まってないしこれからはあなたの言うとおりにします。そして私がHの名前を見る。
    私はあなたの目になるの。だから・・・」
美貴「?・・・だから?」
さゆみ「友達になってください」
美貴「!」
デューク「クク・・・」

105 :断罪:2006/06/02(金) 00:10:24 ID:qDrrL4q80
美貴「その前に聞きたい事がある。あなたがテレビ局に送った物にはすべて同じ指紋が付いてる。
   あなたの指紋が警察に採られれば第2のキラだと決定される」
さゆみ「あれは私の指紋じゃないの。山口にいる友達の物なの」
美貴「どうゆう事?」
さゆみ「その友達に偽の心霊写真の映像を作って見せたの。それをテレビ番組に送ろうと言ったらその子は乗ってきたの。
    その子が用意した封筒やビデオにあのキラの映像を上から重ね録りして送ったの」
美貴「・・・・その友達は今どうしてる?」
さゆみ「あなたが殺せというなら殺します」
デューク・ラム「・・・・・・・」

さゆみは自分のデスノートを美貴に差し出した。
どうしても信じられないならこのノートを預かってもらって構わないと。
こうすれば自分は美貴を殺せないし、美貴からしか警察はノートを奪えない。
そして、自分が不要になったら殺してもいいと。

美貴「分かったわ・・・美貴の為に寿命を半分にしてまで目を持ったあなたは美貴にとって大切な存在よ」
さゆみ「嬉しいの、ありがとうなの・・・」
美貴(こいつを利用し、Hと本部の人間を殺す。こいつを殺すのはその後だ・・・)

106 :断罪:2006/06/02(金) 00:31:38 ID:qDrrL4q80
さゆみが美貴の死神も見せて欲しいと言うので、美貴は自分のノートを触らせデュークを見せた。
あと、美貴の知らないデスノートに関しての情報をいろいろ教えた。
例えば、死神は人間に好意を持ち、その人間の為に他人を殺すと死神は死ぬ事。
死神の目は、映像や写真でも名前が分かる、顔を隠されたら名前は見えないと。

次に美貴がさゆみに言った。
ぼたんTVに最後のビデオを送る様にと。内容は美貴が指示した。
そして、自分が少しながらHにキラだと疑われていると。
これまでのHとの経緯をすべて話した。
この先、道重とばかり会うのは怪しまれるから他の友人とも付き合う様にすると。
すべての話が終わり、さゆみの死神、ラムが美貴に話しかけてきた。

ラム「藤本美貴、さゆみを利用し、最後には殺すというならお前を許さない」
さゆみ「え?」
美貴「・・・どうゆう意味だ?」
ラム「そんな事をすれば私がお前の名前をノートに書いてお前を殺す」
美貴「!」
美貴「そんな事をすればお前が死ぬんじゃなかったの・・・?」
さゆみ「そうだよ、そんなの駄目!」
ラム「私はそれでも構わない」

107 :断罪:2006/06/02(金) 00:39:50 ID:qDrrL4q80
美貴(・・・・なんなんだ!?この死神・・・本気か?)

そのとき、美貴の母がやってきてもう遅いからさゆみに帰ってもらいなさいと言ってきた。
とりあえず、さゆみは帰る事にした。

さゆみ「じゃあ、またねミキティ」
美貴「・・・ミキティ?」
さゆみ「うん、美貴のあだ名。そう呼ぶね、駄目?」
美貴「いや・・別にいいわ」

そしてさゆみは帰っていった。

美貴(あの死神、さゆみを殺したら美貴を殺すだと・・・?現時点ではHよりやっかいな奴だ)

さゆみ「ラムのおかげでキラとお友達になれたよ」
ラム「そうだね」
さゆみ「でも本当に殺したら駄目なの」

美貴は部屋に戻り、パソコンで「道重さゆみ」について調べてみた。
さゆみは実は芸能人で、アイドルだった。モデルもやっていてCDも出している。
こんな目立つ事をしていたのか、と美貴は嘆いた。

108 :断罪:2006/06/03(土) 21:28:21 ID:FwjSLLov0
その翌日、美貴は大学にいて授業を受けていた。
しかし、授業など耳に入らず、昨日の事を考えていた。

美貴(今日さゆみからテレビ局宛のメッセージが着くはず・・・Hの反応を見るために今日は本部に行かないと)

そのとき、美貴の隣に座っていた一人の女子が美貴に話しかけてきた。
名前は、松浦亜弥。

松浦「藤本さん」
美貴「ん?」
松浦「友達になってくれるって言ったよね」
美貴「ええ、そうよ」
松浦「でもなんであまり楽しそうな顔をしないの?」
美貴「そんな事ないよ、まだ知り合ったばかりだしこれからいろいろあなたの事知っていきたいし。
   それに松浦さん、すごくかわいいし」
松浦「そ、そんな事ないわよ、分かった、じっくり時間をかけてお互いを知っていこうね」
美貴「ええ」

そして授業が終わり、美貴は帰りにHのいる本部へと向かった。
ホテルへ着くと、Hは美貴に第2のキラからメッセージが届いたので見て欲しいと言った。
美貴は映像を見てみた。

?「キラに名乗り出るのはやめます。しかし私はキラに認めてもらう為、殺人を続けていきます。
  まずはキラがまだ裁いていない犯罪者を裁いていきます」

109 :断罪:2006/06/03(土) 21:41:41 ID:FwjSLLov0
そしてビデオが終わり、電源を切ったHが口を開いた。

ひとみ「私はこれを見て、キラと第2のキラが繋がりを持ってしまったと思いました」
美貴「!!」
美貴「なぜそう思うの?」
ひとみ「まずあれだけキラに会いたがっていたのに態度が一変、今更キラに認めてもらおうとしている事、なぜ今までそれをしなかったか?
    キラに裁けと言われたんです。そしてキラは繋がりを隠せと言った」
美貴「・・・・なるほど」
ひとみ「でもこれで美貴さんがキラだという疑いが少し減りました」
つんく「どうゆう事だ、ひとみ?」
ひとみ「美貴さんがキラならこんな事はせず、もう一度私をテレビ出演させろと言うと思います。
    キラより第2のキラのほうが私を殺せる可能性が高いはずですから」
美貴「そうよ、もし美貴がキラならそうするわね」
つんく「美貴、例えばでも自分をキラだなんて言うのはやめろ」
美貴「大丈夫よつんくさん、美貴はキラじゃないからそう言えるのよ」
ひとみ「・・・そうですね、美貴さんがキラなら私が困ります」
美貴「?」
ひとみ「美貴さんは、私の初めての友達ですから」
美貴「!」
デューク「ウホッ」
美貴「・・・・・・・・」
美貴「ええ、美貴にとってもひとみは気の合ういい友人よ・・・」
ひとみ「どうも」
美貴「大学、休学されて寂しいよ。また一緒にフットサルしたいわね」
ひとみ「はい、是非・・・」

110 :断罪:2006/06/03(土) 21:51:55 ID:FwjSLLov0
ひとみ「この事件を解決し、平和な世の中を。早くそうゆう日が来るといいですね」
ひとみ「今は外に出て顔を見せるのも怖いですよ、また姿は隠したほうがいいかもしれません・・・」
全員「・・・・・」
美貴「じゃあ私はこれで」
ひとみ「お気をつけて」

美貴(ひとみ・・・H・・・あっさりとキラと第2のキラの繋がりに感付いてる・・・)

その帰り道、突然道重が現れた。

さゆみ「今ミキティの家に行こうと思ってたの」
美貴(・・・・しばいたろうかこいつ・・・)

とりあえず美貴はさゆみを家に連れて行き、自分の部屋へ入った。
鍵を掛けて美貴はレムに口を開いた。

美貴「ラム」
ラム「?」
美貴「お前、さゆみの味方してるわね?」
ラム「ああ、この娘は死神界にいたころからずっと見ててね。少し情が移ってね・・・」
美貴「さゆみが幸せになればラムも気分がいいって事なの?」
ラム「まあそうだな、さゆみの不幸は見たくない」

111 :断罪:2006/06/03(土) 22:08:37 ID:FwjSLLov0
美貴「さゆみ、友達なら美貴の頼みは聞いてくれるわね?」
さゆみ「もちろんよ」
美貴「じゃあラムに頼んでくれない?Hを殺してくれって。私達がこの先これからずっといい友達でいるにはあいつが邪魔だわ」
デューク「!」
美貴「ラムはあなたの幸せを願ってるし、どちらかが警察に捕まれば私達の友情は終わりだわ」
さゆみ「ラム、お願い、私達、いつまでも友達でいたいの・・・」
ラム「・・・・」
さゆみ「・・・・」
ラム「分かった、いいだろう。藤本美貴、お前の寿命を延ばす事になっても私は死なない。
   Hを殺してやるよ。Hなど私にとってどうでもいい人間だ」
美貴「!」
さゆみ「やったー!」

美貴(Hが死ぬ・・・こんな簡単に・・・)

ラム「で、いつ殺す?私をそいつの所に連れていってもらえればそいつの顔を見れば名前が分かる」
美貴「そうね、早いほうがいいわ・・・明日にでも考えて返事を出すわ」
ラム「分かった」

美貴はさゆみの電話番号を聞いた。しかし、自分のは教えなかった。
Hにマークされている為だった。代わりにさゆみの持っている携帯を1個美貴にあげた。
この日はそれで、さゆみは帰った。

112 :断罪:2006/06/03(土) 23:34:00 ID:FwjSLLov0
デューク「しかしラムにH殺しを頼むとはな、驚いた」
美貴「でもHをどう殺すかよ。まだひとみが100%Hと断定できない。
   Hが死ねば捜査本部の者に美貴がキラだと言ってるようなものだからね」
デューク「なるほど、俺は友達だなんて言い合ってるから殺すのに躊躇しているのかと思ったぜ・・・」
美貴「話を合わせただけよ。ひとみは藤本美貴のうわべの友達、Hはキラの敵」

美貴(あいつは自分の身を案じはじめている。隠れられたりしたらHとさゆみを会わすのは不可能になる)

美貴「明日がH、少なくともひとみの命日だ」
デューク「お、決まったな」

翌日、Hはつんく次長達と一緒に本部にいた。

ひとみ(キラと第2のキラはおそらく繋がった。私の顔はマコト、本部の者、そして藤本美貴しか知らない・・・)

ひとみ「つんくさん」
つんく「?」
ひとみ「近日中に私が死んだら美貴さんがキラです」
つんく「えっ!?」
ひとみ「私が死んだら美貴さんから何か聞きだせるのはあなたしかいませんから」
つんく「美貴本人の前では疑いは晴れた等言っておいて、一体本心ではどこまで美貴を!?」
田中「はっきり言ってほしいとね!」

113 :断罪:2006/06/03(土) 23:45:23 ID:FwjSLLov0
H自身、自分の本心が分からないと言う。
美貴の疑いは理屈でも数%しかない、固執
しているだけかもしれない、と。
それでも自分が死んだら美貴をキラだと断定してほしいと。

ひとみ(藤本美貴の細かな動きは私しか・・・ここは賭けだ・・・)

午後、大学では美貴と松浦が一緒に歩いていた。
次の講義まで、今は休憩時間だった。
そのとき、ふと美貴が前を見るとHがベンチに座って本を読んでいた。

ひとみ「あ、藤本さん、こんにちは」
美貴「・・・松浦さん、ちょっと彼女と話したいからまた後で」
松浦「えっ?あ、うん・・・」

松浦はその場を去った。

美貴「人前に顔を出すのは怖いって言ってたのにいいの?」
ひとみ「藤本さんがキラでなければ大丈夫だと思いました。外で私がHだと知ってるのはあなただけですから」
美貴「!・・・」
ひとみ「ですから近日私が殺されたら、藤本美貴がキラだと本部の者と他のHに言っておきました」
美貴「!!」

美貴(・・・・こいつ、またこうゆうタイミングで他のHなどと・・・)

114 :断罪:2006/06/03(土) 23:58:16 ID:FwjSLLov0
ひとみ「少しは気分転換の為に大学に来る事にしたんです」
美貴「ああ、ひとみがいないと話のレベルが合う者がいないからね」

美貴(本当に今日こいつを殺してもいいのかしら・・・)
ひとみ(亀井の報告では藤本は最近何人かの友人と付き合う様にしている・・・)

そのとき、道重の呼ぶ声がした。
美貴は驚いた。なぜ道重がここに?Hがいるのに、まずい!

さゆみ「大学って誰でも中に入れるのね」
美貴(さゆみ・・・馬鹿・・・)

Hは道重のほうを見た。

さゆみ「ミキティのお友達?私ミキティの友達の道重さゆみ、よろしくね」
ひとみ「吉澤ひとみです」

美貴(いや・・・勝った!!さゆみにはひとみの名前が見えている!!)
美貴(こいつが初めに名乗った吉澤ひとみという名前、本名かどうかが分かるわ)
美貴(ひとみ、出てきた事が裏目に出たわね!!)

Hは道重をじっと見ていた。
美貴は、まさかさゆみが第2のキラだと感づいたのか?と焦った。

ひとみ「藤本さん・・・」
美貴(ゴク・・・)
ひとみ「アイドルと友達だなんて凄いです」
美貴「!」

115 :死王:2006/06/04(日) 00:03:28 ID:awraYCD+0
お前らキモイ。妄想オタクが、全員絞殺されろ


116 :断罪:2006/06/04(日) 00:11:55 ID:KN4QrpvV0
ひとみ「新曲『ピンク色の片思い』買いました」
さゆみ「えっ本当、嬉しいの」

美貴(・・・やはり道重さゆみの事はひとみでも知ってるか)

そのとき、一般の生徒が道重に気付いた。
騒ぎを聞きつけ、美貴たちの周りには人がどんどん集まってきた。

生徒A「やっぱり本物はかわいーな」
生徒B「オレ、ファンなんです!」
さゆみ「やっぱり若い人ばかりだと騒ぎになるのね」
美貴「まずいな・・・」

美貴(さゆみとひとみが出会ってしまい、美貴との付き合いを知られた以上2人に会話させるのは危険だ!!
   即刻ひとみを殺すべきだ!でもさすがにひとみの前でさゆみにひとみの本名は?なんて聞けない・・・)

そこに道重のマネージャーがやって来て道重を連れて行った。
道重は美貴にさよならを言って去って行った。

ひとみ「・・・では私も講義に出ます。次の心理学一緒でしたよね」
美貴「ええ、美貴も行くわ、トイレに行ってからね」

美貴(これからさゆみにひとみの本名を聞き出せばいいわ。じゃあね、ひとみ。いろいろ楽しかったわ)

117 :ねぇ、名乗って:2006/06/04(日) 18:07:26 ID:C6Xp6o0Y0
そして空からうんこが降ってきた

118 :gada:2006/06/04(日) 20:13:53 ID:KN4QrpvV0
そのとき、Hの携帯が鳴った。美貴は驚いてHを見た。
電話が終わり、Hが美貴のもとへやってきた。

ひとみ「藤本さん、道重さゆみを第2のキラ容疑で確保しました」
美貴「!!」
ひとみ「封筒にあった指紋からわずかですが道重の指紋が検出されました。さらに封をしていたガムテープからも、
    化粧品の粉等細かい物まで発見できました。」
美貴(甘かった・・・ビデオなどから足が付かない様に美貴が隠滅しておくべきだった・・・
   これでもうさゆみに電話をする事もできない)

その日、本部では隔離した道重の映像をH達が見つめていた。

ひとみ「マコト、何か喋ったか?」
麻琴「いえ、まだ何も」
ひとみ「どやって殺したのか、キラを知ってるのか、自供させるしかありません」
田中「確かに、あれだけの証拠があればキラ確定だとね」
つんく「うむ・・・」
ひとみ「マコト、どんな事をしても必ず吐かせてください」
麻琴「分かりました」
ひとみ「それと、今美貴さんにはここの出入りを禁止していますが、今度はキラとして呼ぶ事になるかもしれません」
全員「!!」
ひとみ「山口から東京に来たばかりなのに、道重は早くも美貴さんと親密になっています。こんな偶然ありえません」
全員「・・・・・・」

その頃、美貴は家でどうするべきか考えていた。

119 :gada:2006/06/04(日) 20:36:27 ID:KN4QrpvV0
Hはまだ証拠はないが美貴がキラだとほぼ確信している・・・
財布等にデスノートを隠すのもやめにした。
あとはさゆみの口をどう封じるか・・・殺すか?
一応美貴との出会いの口裏を合わせてあるがいつまでもつか・・・
しかしさゆみを殺せばラムに美貴が殺される・・・
いや、ラムの事だ・・・さゆみが捕まったというだけで美貴を恨んでいるだろう。
ラムとだけでも話がしたいが・・・
焦るな、じっくり考えるんだ。

3日後、本部では道重が口を開いたとHに連絡が入った。
Hは映像を送るよう、指示をした。
そして道重の映像が送られた。

さゆみ「殺して」
全員「!!」
さゆみ「早く殺して欲しいの」
田中「もう3日も水も飲んでないって言ってたとね・・・」
高橋「まだ10代の女の子には厳しすぎるやよ・・・」
ひとみ「・・・・・」

ひとみはさゆみに話しかけてみた。

ひとみ「道重、それは自分を第2のキラだと認めてたという事?」
さゆみ「違う・・・キラなんて知らないの・・・」

道重の傍ではラムが見つめていた。

さゆみ「早く殺して!あなたなら殺せるはずなの!」
ラム「さゆみ・・・まさか・・・私に殺してくれと?」
さゆみ「そうなの・・・殺してほしいの」

120 :gada:2006/06/05(月) 00:01:44 ID:WCZpb6Ux0
ラム「お前を殺すなら藤本美貴も殺す」
さゆみ「ダメなの・・・殺して」
ラム(さゆみ、あいつのために死ぬなんて・・・)
ひとみ「まさかキラに操られてる死の前の行動じゃないでしょうね?・・・」
全員「・・・・・」

その頃、美貴は家でパソコンをチェックしていた。
そこへラムが現れた。

デューク「ラム!?」
美貴「えっ」
ラム「藤本美貴・・・」
美貴(まさかこいつ、さゆみの事で私を殺しに・・・)
ラム「さゆみには私が・・・デスノートの所有権を放棄させた」
美貴「!!」

美貴(これでもうさゆみにはノートに関する記憶もなくなり、死神の目も失う・・・)

ラム「ノートに関する記憶がなくなると共に自分が第2のキラだった事、藤本美貴がキラだった事、一切なくなる。
   デュークも私の姿も見えなくなる、が、お前が友達だという記憶だけは残る・・・」
美貴「・・・・よくやったラム、美貴もその方法しかないと思った所よ」


121 :gada:2006/06/05(月) 00:16:58 ID:WCZpb6Ux0
ラム「藤本美貴・・・さゆみを助け出さなければおまえを殺す」
美貴「!」
デューク「グフッ」
美貴「・・・・・分かったよラム・・・」

美貴は椅子から立ち上がり話し始めた。

美貴「これからのHの出方は大体わかっている・・・美貴に考えがある・・・」

美貴、デューク、ラムは何かを話していた。そして、

美貴「・・・・さよならだデューク」
デューク「えっ!?」

翌日、三人はあるどこかの森にいた。
そしてさゆみのノートを美貴はラムに返し、所有権を放棄した。
そしてラムはその場から去っていった。

デューク「本当にいいのか?美貴」
美貴「ええ・・・ここまできたらもうこうするしかないわ・・・」
デューク「まさか俺の渡したノートの最後は土の中だとはな」
美貴「いい?デューク、まだ隠してるのであって捨てるのは次に美貴が捨てると言ったときよ」
デューク「わかった・・・」

場面変わって警察本部。ノートの記憶を失くしたさゆみの言葉にみな困惑していた。

さゆみ「ストーカーさん、これ犯罪よ・・・すぐにやめて」
田中「一度気を失って気が付いてからずっとこのパターンだとね・・・」
久住「こんなのでとぼけられると思ってるんですかね」
つんく「・・・・・」
ひとみ「・・・・・」

122 :gada:2006/06/05(月) 00:35:44 ID:WCZpb6Ux0
ひとみ(あれだけ第2のキラとして話を進めてきたのになぜ今更ストーカーなどと・・・?)

Hはさゆみに尋ねてみた。
なぜ君は今そこにいるのか?藤本美貴を知っているか?
さゆみは美貴の事は友達だと言ったが、それ以上の事は知らないと言った。
全員ますます困惑するばかりだった。
そのとき、Hの携帯に美貴から電話があった。
Hは美貴に自分が今いる場所を言い電話を切った。

つんく「美貴がここに来るのか?」
ひとみ「はい」

ひとみ(・・・・どうゆうつもりだ?藤本美貴・・・)

しばらくして美貴がやって来た。

美貴「ひとみ、電話でも話したけど・・・」
ひとみ「はい」
つんく「?」
美貴「美貴がキラかもしれない・・・」
全員「!!」
つんく「ば、馬鹿な!何を言ってるんだ美貴!!」

ひとみ(何故今自分をキラかもしれないと言う?しれないではなくお前はキラだ・・・何を考えている)

美貴「ひとみがHなら世界一といってもいいほどの探偵だ。そのHが美貴をキラだと言うんだからきっと美貴がキラなのよ」
つんく「な、何を言ってるんだ!?」
ひとみ「はい・・・確かに私は美貴さんが99%キラだと思っています」
美貴「美貴に自覚がないだけで美貴がキラかもしれないって事よ・・・」
つんく「美貴・・・」
ひとみ(成程、自覚がないか・・・)

123 :ねぇ、名乗って:2006/06/05(月) 23:44:39 ID:WCZpb6Ux0
美貴「世界一の名探偵におまえがキラだと疑われ・・・もう自分が自分でないみたいで怖い・・・
   美貴に自覚がなくても寝ている間にもう一人の美貴が殺人を犯してしまっているかもしれないわ・・・」
ひとみ「それはありませんでした」
美貴「どうゆう意味だひとみ」
ひとみ「実は美貴さんの部屋に監視カメラを付けていた時があったのです」
美貴「そ、そこまでしていたのかひとみ・・・」
ひとみ「はい、美貴さんは夜普通に寝ていました」
美貴「そうか・・・でも・・・やっぱり美貴はキラなのか?」
つんく「考え過ぎだ美貴・・・」
美貴「いや、つんくさん・・・美貴はある程度の犯罪者は死んだほうがいいと考えてしまうのよ・・・こうゆう考えを持った人間はキラになりうるのよ」
久住「美貴さん、私だって時々そう思うときはあります、でもだからといって本当に殺したりしないでしょう?」
高橋「そうよ、監視カメラに映った美貴さんに殺人は不可能やよ」
田中「い、いや・・・家以外にいる時に殺人を行っていたとも考えられるとね・・・」
美貴「・・・・・」

全員、しばらく黙っていた。

ひとみ(まさか・・・こうなる事を狙っていた、のか・・・?)

ひとみ「私には少し話しの展開が気に入りませんが、いいでしょう・・・」
全員「?」
ひとみ「藤本美貴を長期間、牢に監禁」
つんく「な、なに・・・?」
ひとみ「その代わり、やるなら今からです」
つんく「ば、馬鹿な・・・!美貴がキラであるはずが・・・」
美貴「いいわ、つんくさん、やるわ。いえ、そうしたい」

124 :ねぇ、名乗って:2006/06/06(火) 00:02:54 ID:WCZpb6Ux0
美貴「美貴もこのまま自分がキラだと悩みながら捜査なんてできないわ。
   一刻もはやくはっきりさせたい。今はこの方法しかないのよ」
つんく「・・・・・」
美貴「その代わり、美貴がキラでないとわかったら自由にする事」
ひとみ「わかりました、しかしそれにはいくら時間がかかるか分かりません」
つんく「・・・本気なのか?美貴・・・」
美貴「ええ、私は自分の自由を封じる事で自分の中に潜むキラの恐怖に勝つ」

ひとみ(こうなる様に自分から仕向けたと考えるのは考えすぎか?・・・)

ひとみはれいなに牢への連行を頼んだ。
そして、美貴は牢に入れられた。

美貴(あとはノートを捨てるだけだ)

美貴が監禁されて一週間が経とうとしていた。
美貴はすっかりやつれ、話す気力さえ失くしかけていた。
H達は監視カメラで牢の美貴とさゆみの様子をずっと見続けていた。

美貴「ひとみ、どう?あれから犯罪者は殺されたの?」
ひとみ「いえ、美貴さんが監禁されてから誰も死ななくなりました」
美貴「そう・・・やっぱり美貴がキラなのね・・・」
ひとみ「何かの偶然かもしれません、様子を見ましょう」

ひとみ(どうゆう事だ?藤本美貴が監禁されても殺人は続くと思っていたがピタリと止まった。
    これでは藤本美貴がキラだという事になる・・・これではあまりにキラらしくない・・・)

125 :ねぇ、名乗って:2006/06/06(火) 00:05:18 ID:U2NGWlzh0
うううううううううううううううううううううううううううう
rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr

126 :ねぇ、名乗って:2006/06/06(火) 00:08:53 ID:U2NGWlzh0
      ┃
┏━━┻━┓  ┃    ┃┃
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        ┏┛  ┃        ━┳━
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           ,l      ヽ
          /      ,/
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∴”*・o゙;;゙   / ,   /   lノ ∴;”*"%;・
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    / (_(_`(__/- ,_, ノ:;'",∴;"*:;゙*
   ,;'      ゝ(  丿     ;,
   !          ̄       !
   彡川__彡人巛____ヽミ
   r‐/ ,。、__,,.ノ il!! 'ヽ,,___,.。、 ヽ‐、
   |hノ ゙;,、,._`ヾ    ´゙;.,,、,;"  r' !     _|_〃
   ヽ|    ⌒  ハ   ⌒   |ノ   |    .|
    !|     ) (。 。) (     |,!   |    |  ーヽ
    i !     ,ィニニニi      ,|j    レ   ノ   _)
     (     ヾ三ソ::;゚。*,。; )
     ヽ、           ;:;゚。:
       ー---、_____,---'''''''  o;゚;。

127 :ねぇ、名乗って:2006/06/06(火) 00:26:09 ID:X4k5tlA00
そして10日が経過した。

ひとみ「美貴さん、さすがにやつれてきてますよ。大丈夫ですか?」
美貴「ええ・・・自分でもかっこいいとは言えないわね・・・でもプライドは捨てるわ」
デューク「!」
デューク「はいよ、じゃあな」

デュークが去ると、突然美貴の目の色が変わった。
それにHが気付いた。

美貴(なんで美貴はこんなところにいるの・・・・?)

美貴「ひとみ、美貴はキラじゃないわ。だからこんな事は無意味よ」
ひとみ「・・・・・・・」
全員「?」
ひとみ「何を言ってるんです?これは美貴さんの意思で決めた事ですよ」
美貴「確かにそう言ったかもしれないが・・・キラとしての自覚のない自分はキラでない、ここから出して」
ひとみ「・・・・駄目です。事実あなたが監禁されてから殺人は止まりました。これはあなたがキラだという証拠です」
美貴「ひとみ!美貴は嘘は言っていない!!」
田中「ど、どうしたとね美貴さん・・・」
久住「言ってる事が無茶苦茶ですね」
ひとみ(一体どうしたというんだ、藤本美貴・・・)

翌日、犯罪者が殺されたと報道された。
本部ではキラ復活と騒いだ。しかしHは美貴には教えないようにと伝えた。

ひとみ「美貴さん、いい加減キラだという事を認めてください」
美貴「何度言えばわかるの?美貴は絶対にキラなんかではないわ」
ひとみ「・・・道重さゆみ、キラが誰なのか話してくれませんか?」
さゆみ「またそれ・・・?知らないの」

ひとみ(・・・・・・何がなんだかわからない・・・・・)

128 :名無し:2006/06/07(水) 00:39:36 ID:hgGw5AxJ0
場面変わってある家、誰かとラムが話しをしている。

?「こうして報道された犯罪者を消していく、後はこのノートを自由に使ってもいい
  そうゆう条件だったね?」
ラム「ああ」
ラム(これでさゆみは助かるはず・・・)
?「君にとっても私にとっても、これはよい取引になった」

そして、美貴とさゆみの監禁は50日目を迎えた。

ひとみ「美貴さん、大丈夫ですか?」
美貴「ええ・・・私が監禁されてから犯罪者は死ななくなったわ・・・これは美貴の今の現状をしってる者がキラだってことよ・・・」
ひとみ「いえ、それは美貴さんがキラだからです」
美貴「違う、美貴はキラじゃないわ・・・」
ひとみ「道重、元気がないが大丈夫か?」
さゆみ「あんた馬鹿じゃない・・・?これで元気があったら異常よ・・・」
ひとみ「それもそうですね」
久住「もう2人とも限界って感じですね・・・」
高橋「ひとみ、もう解放してもいいと思うやね」
田中「そうとよ、私らには自分の推理がはずれたからこんな事をしているとしか見えんとね」
ひとみ「・・・わかりました。つんくさん、ちょっとよろしいですか?」
つんく「え?」

Hはつんくにある計画を話した。
その計画に全員が驚いた。
そして、3日後、その計画が実行に移された。
つんくは、さゆみを車に乗せ運転をしていた。



129 :ねぇ、名乗って:2006/06/07(水) 01:12:25 ID:hgGw5AxJ0
車はある駐車場に向かい、待っていた美貴を乗せ再び走り出した。

さゆみ「久しぶりミキティ」
美貴「さゆみ・・・つんくさん、どうゆう事なの?」
さゆみ「もしかしてやっと疑いが晴れて自由になれるの?」
つんく「いや、これからお前達を・・・死刑台へ連れてゆく」
美貴「死刑台!?・・な・・何言ってるのつんくさん!?」
さゆみ「じ、冗談でしょ!?」
つんく「Hはお前達をキラだと断定し、死刑を決めた。警察の上のほうもあっさりとそれを聞き入れた」
美貴「馬鹿な!まってよつんくさん!!」
さゆみ「私達はキラなんかじゃないわ!!」
つんく「私が決めたのではない、Hが決めた事だ・・・」
美貴「つんくさん!美貴よりHを信じるっていうの!?」
つんく「Hは数々の難事件を解いてきたんだ。当然だ・・・」
美貴「違う・・・Hは間違っている・・・!!」
つんく「さあ着いたぞ」

車は死刑場ではなく、人気のない大橋の下へ止まった。

美貴「ここはどこ・・・?」
さゆみ「もしかして逃がしてくれるの?」
つんく「ここなら何をしても人目につかない・・・私が勝手にここへ連れてきたんだ・・・」
美貴「?」
つんく「私がここでお前達を殺す」
美貴「な・・何を言ってるんだつんくさん!?そ、そんな馬鹿な・・・」
さゆみ「もうやめて!」

130 :ねぇ、名乗って:2006/06/07(水) 01:25:55 ID:hgGw5AxJ0
美貴「つんくさん!まだ間に合う!三人で逃げてキラを追おう!!」
つんく「黙れ」
美貴「つんくさん・・・!?」

つんくは美貴に銃を突きつけた。
そして、引き金を引いた。すさまじい発砲音が車内に響いた。
しかし、美貴は死んでいなかった。空砲だったのだ。

美貴「空砲・・・?」
さゆみ「一体なんなの・・・?」
つんく「許してくれ二人とも、お前達の監禁を解くためだ・・・ひとみ、見てたか?私は生きている」
美貴「!」
さゆみ「?」

Hはモニターでその様子を見ていた。

ひとみ「はい、迫真の演技でした。あれならば美貴さんが殺される前に第2のキラだった道重がつんくさんを殺していたでしょう」
全員「・・・・・」
ひとみ「約束どおり2人の監禁は終わりにします」
美貴・さゆみ「!」
ひとみ「でも道重さゆみはビデオを送った数点の証拠がありますのでキラが捕まるまでは監視下におきます」
さゆみ「何なの?まだ疑ってるの?」


131 :ねぇ、名乗って:2006/06/07(水) 01:52:25 ID:hgGw5AxJ0
ひとみ「そして美貴さんも約束どおり・・・」
美貴「?」
ひとみ「私と24時間行動を共に捜査協力をしてもらいます」
美貴「!・・・わかったひとみ・・・一緒にキラを捕まえよう」
ひとみ「はい、よろしくお願いします」

翌日、監禁から解かれた美貴は捜査本部にいた。
道重はまだ監視下に置くという事で本部内の部屋のひとつを道重用の部屋とした。
プライベートでも仕事でも、久住がマネージャーとして一緒に行動する事になった。
そして美貴から、ホテルを転々とする今の体制はどうにかならないかと提案が出た。
すると、Hはすでに本部の建設にかかっているという。
地上23階、地下2階、屋上にはヘリが格納されていて、あと数日で完成するという。
どんな事をしてもキラ事件を解決したいという、Hの決意の表れだった。
皆、キラ逮捕に活気をあげた。

場面変わって、ここはとあるビル会社。
社名は、『ミツバ』といい、社内の会議室には7人の社員が集まり会議を開いていた。

飯田「みんな揃った様ね、では会議を始めましょうか」
中澤「我がミツバグループの飛躍の為に、誰を殺すか」
安倍「しかし中澤さん、毎週誰かを殺す必要はないのでは?」
中澤「おい安倍、弱気になるな。忘れるな、我々には・・・キラとつながりがあるという事を」
市井「臆病風に吹かれる奴は課習う殺される」
安倍「市井、今のは臆病な発言じゃないでしょう」
飯田「まあ、誰がキラだなんて事は詮索しない事ね」




132 :ねぇ、名乗って:2006/06/07(水) 02:05:04 ID:hgGw5AxJ0
福田「でもこの中にキラにコネのある人物がいるのは確かね」
石黒「でもなんでキラはこんな殺人まで請け負い始めたのかしら?」
保田「キラにとって得になるからよ」
石黒「・・・?」

そして殺しの会議は行われていった。
その中で、Hを見つけ出し潰しておくため、市井がある探偵を雇ったと言った。
探偵の名は、ジョーカー。
依頼内容に関係なく金で動く探偵らしい。

安倍「でも今の世の中、探しても殺し屋なんていないものね」
中澤「だいたいいたらいたでキラに殺されてるわね」
保田「はは、そうね」
市井「だいたいキラ以上の殺し屋なんていないわ」
石黒「犯罪者を裁いてくれるキラってありがたい存在なのね」
飯田「そうね」
福田「とくに私達高学歴の人間にとって犯罪者は恐怖だからね」

ある人物の傍でラムが立っている。

ラム(人間という生き物は、実に醜い・・・)


133 :名無し:2006/06/07(水) 20:18:40 ID:hgGw5AxJ0
翌日、新しく完成した本部に全員揃っていた。
Hと美貴とさゆみだけは、つんく達とは別の部屋にいた。

美貴「ひとみ、せっかく設備の整った本部に来たのにあなた全然やる気ないわね?」
ひとみ「やる気ですか?ありません・・・実は落ち込んでます」
美貴「どうして?」
ひとみ「私はずっと美貴さんがキラだと思ってましたから、推理がはずれてショックです」
美貴「だったら本物のキラを早く捕まえればいいじゃない、やる気だせよ」
ひとみ「あまり出ませんね・・・いえ、あまりがんばらないほうがいい・・・」
美貴「・・・・・・」
ひとみ「必死になって追いかけても殺されるだけです・・・」
美貴「ひとみ・・・」
ひとみ「?」

突然、美貴は立ち上がりHを思いっきり殴った。
さゆみが悲鳴を上げる中、Hは吹っ飛んだ。そして、Hはゆっくりと立ち上がり、

ひとみ「痛いですよ」
美貴「ふざけないで、自分の推理がはずれたからやる気が出ない?ふてくされてるの・・・?」
ひとみ「・・・・言い方が悪かった様ですね」
美貴「TVでキラを必ず死刑台へ送ると言ったのは誰!?あなたでしょう?」
ひとみ「そうです・・・しかし、どんな理由があろうと・・・一回は一回です」

今度はHが美貴を殴り飛ばした。


134 :名無し:2006/06/07(水) 20:30:46 ID:hgGw5AxJ0
ひとみ「私は・・・美貴さんがキラであって欲しかった・・・」
美貴「ふざけないで!!」

また美貴がHを殴った。

ひとみ「一回は一回です。私、喧嘩は結構強いですよ?」

そしてまたHが美貴を殴った。

場面変わって、あるミツバの社員の家。
何者かがラムの見ている中、デスノートに犯罪者の名前を書いている。

?「ラム、本物のキラはちゃんと実在しているんでしょうね?」
ラム「ああ、いる」
?「じゃあなんで殺人を人任せにしてるのよ?」
ラム「さあ?しかし嫌ならもうやめてもいいぞ」
?「いや、犯罪者は死んでもらわないと困るわ、特に裏でいろいろやってる企業のトップとかはね。もう世の中にキラは必要な存在になったのよ。本物がやらないなら私がやってやるわ」

その3日後、あいかわらずやる気のないHのとなりでパソコンを動かしていた幹が何かを発見した。

美貴「ひとみ、やる気がないのに悪いけどちょっと見てくれる?」
ひとみ「?」
美貴「これを見て、片寄ってるでしょう?そしてこっちは急成長よ」
ひとみ「ふ・・・藤本さん・・・」
美貴「どう?少しはやる気でたでしょう?」


135 :名無し:2006/06/08(木) 00:04:14 ID:hgGw5AxJ0
ひとみ「もしこれがキラに繋がっていたらこのキラは悪人を裁くのが目的ではない・・・?」
美貴「ええ、悪人を裁くのはカモフラージュで利益のために人を殺していると思うわ」
ひとみ「以前藤本さんが言っていた大人ならこの力を自分の出世や利益の為に使う、それに当てはまりますね」
美貴「ミツバのライバル会社を多数見てみると、計20名近くの人間が死亡している・・・」
ひとみ「それに対してミツバの社員は皆無事・・・」
美貴「しかもどれもミツバにとって都合のいい死ばかりだ。ミツバの株はどんどん上がっている」
ひとみ「これはやはりキラがミツバに加担しているとしか思えませんね」
美貴「それと死亡した人間を調べてみると、心臓麻痺以外に自殺や事故死なんてのもあるわ」
ひとみ「そうなるとキラは・・・」
美貴「ええ」
美貴・ひとみ「心臓麻痺以外でも人を殺せる!」

場面変わってミツバ。いつもの七名で会議が開かれている。

安倍「ここまでうまくいくとは凄いわね」
飯田「そうね、これだけ何の疑いもなく上手くいくと面白くなるわ」
石黒「死んだらうちの利益になりそうな奴だけを殺してきたからね」
中澤「すべて我々の計算どおりね」
保田「心臓麻痺以外に事故死もできるというのはありがたい事だわ」
福田「同じ死に方ばかりだと怪しまれるしね」
市井「念のため、警察には圧力をかけてあるわ」

そして本部では、Hと美貴が他の人間にそれを説明していた。

田中「確かに・・・ミツバにとって都合のいい様になってるとよ」
久住「ひとみはこれをキラだと考えてるんですか?」
ひとみ「可能性はあると思います」
高橋「ミツバがキラをお金で雇ってるというのはどうや?」
ひとみ「それはありません」

136 :名無し:2006/06/09(金) 00:45:33 ID:MzgUWb560
田中「何故?」
ひとみ「私が見つけられなかったキラを一企業が先に見つけた事になりますから」
久住「そんな簡単に見つかるキラなんてカッコよくないですもんね」
田中「小春!お前キラをカッコいいと思ってるとね!?」
久住「ご、ごめんなさい冗談です・・・!」
高橋「でもミツバは調べてみるべきやね。でもこうゆう企業は危険もありそうだよ」
ひとみ「マコトが財界には詳しく顔も利きますが、キラが関わっていたなら危険です」
美貴「マコトって誰なのひとみ」
ひとみ「たまにパソコン越しに出てくるあれです」
美貴「ああ、あれか」
ひとみ「ではみなさん、これからの方針を決めましょう」
田中「じゃあミツバの会社構成を調べてみるとよ」
美貴「ミツバのメインコンピューターに侵入できないかやってみるわ」

二日後、本部ではミツバについていろいろ調べた事が発表されていた。

美貴「また新たにミツバにとって都合のいい殺人があったわ」
ひとみ「この二日だけで3人も死亡するとは・・・」
つんく「よく調べてみたんだが、ミツバにとって都合のいい死は週末に集中している」
久住「え?本当ですか」
高橋「すごいつんくさん、よく気が付きましたね」
美貴「私達が見落としていた事を・・・これは何かのヒントになるわつんくさん」
つんく「俺だってまだまだお前達に負けてられへんからな」

137 :名無し:2006/06/09(金) 00:58:27 ID:MzgUWb560
ひとみ「これはもうすべてキラの仕業と考え、ミツバを徹底的に調べます」

そこへ亀井がミツバ社員のリストを持って現れた。
一方、道重からアイドルの仕事があると久住に電話が入った。
道重のマネージャー兼監視役の久住は、本部を出て道重野もとへ向かった。

つんく「社員の数だけでも驚くが、支社もこんなにあるとはな・・・」
美貴「もっと人手が欲しいわね」
つんく「しかし今更捜査員の増員はできないしな・・・」
ひとみ「マコト」
麻琴「はい」
ひとみ「亜依と希美をここへ呼べるか?」
麻琴「え?彼女らの居場所は把握してますが顔を見せる気ですか?」
ひとみ「大丈夫、彼女らと私びはもうそれなりの信頼関係があります」
麻琴「・・・・わかりました、手配します」

その3日後、Hの呼んだ亜依と希美が本部へ現れた。

加護「私は加護亜依、そこんとこヨロシク」
辻「私は辻希美、あそこんとこもヨロシク」
つんく「ひとみ・・・この2人は?」
ひとみ「亜依は十代にもかかわらず喫煙の前科を持っています。
    そして、希美は数々の飲食店での食い逃げの前科を持っています。
    2人ともれっきとした、犯罪者です」
田中「は、犯罪者と一緒に捜査をすると?」
ひとみ「大丈夫、こうみえて2人は凄腕の働きをします」
美貴「でもとにかく人数が多いに越した事はないわ・・・一緒にがんばりましょう」
全員「はい」

138 :名無し:2006/06/09(金) 23:31:56 ID:MzgUWb560
その頃、道重は公園でドラマの撮影をしていた。
久住はさっきのミツバについての捜査の事を考えていた。
ミツバの殺人は週末に集中する・・・今日は金曜日・・・ここはミツバビルの近く・・・。
そして道重に2時間の休憩が与えられた。

久住「道重さん、今日の撮影は夜遅くまででしたよね?」
道重「うん、そうよ」
久住「じゃあそれまでには戻ってきますから」
道重「えっ!?どこ行くの?」

久住はミツバビルへと向かった。
その頃、捜査本部では美貴とHがモニターを見つめながら捜査を進めていた。
そこへマコトから連絡が入った。
探偵ジョーカーの所にHの正体を明かして欲しいと依頼がきたというのだ。
依頼主の名前は、市井紗耶香。前金で10万、成功報酬100万らしい。
やはりミツバだと皆確信した。

その頃、ミツバへ着いた久住はビルへの侵入を試みた。
しかし正面は厳重に警備され、社員しか入れないようになっていた。
裏口から入ろうと裏口へ回った。
監視の目を盗んで、久住はミツバへと侵入した。

139 :ねぇ、名乗って:2006/06/10(土) 11:58:48 ID:7rIT/T3wO
あいぼんキター

140 :名無し:2006/06/11(日) 00:45:59 ID:mwFx/o3h0
つんく「ジョーカーといえばHと並ぶ世界の名探偵やないか」
美貴「正体を知ったら殺す気ね」
田中「まずいとよ、ジョーカーに知らせようにも知らせようがないとね」
ひとみ「大丈夫ですよ、ジョーカーという探偵も、私ですから」
つんく「えっ!?ジョーカーがH?」
ひとみ「今、世界の三大探偵と言われるH、ジョーカー、クイール、皆私です」

そしてパソコンで市井紗耶香を検索してみた。
こいつがキラなのかと思ったが、それは安易過ぎるとHは言った。
そして、亜依と希美に動いてもらう事にした。

その頃、ミツバに進入した久住は偶然、今夜極秘の会議が開かれる事を知った。
会議に参加すると思われる人間の後をつけて行った。

加護「彼女に近付けばいいんだね、任せて」
ひとみ「はい、お願いします」
辻「私はミツバの監視カメラ等を破れる様にしておけばいいのね」
ひとみ「はい」

Hはみんなにこれからのやり方について説明した。
ミツバを洗っていけばキラにたどり着ける事、誰がキラなのか、どうやって殺人を行っているのか。
絶対にミツバに私達の顔がバレない事、キラだという証拠を完璧に抑える事。
絶対に一人で先走った行動はしない事。

141 :名無し:2006/06/11(日) 00:53:44 ID:mwFx/o3h0
場面変わってミツバビル。久住は会議が開かれている部屋の扉の前にいた。
扉に耳を当て、中の会話を聞き取っていた。
それから1時間が経ち、「殺す」の言葉や、そして「キラ」という言葉が出てきた。
久住はミツバがキラと繋がっていると確信した。
そのとき、突然扉が開き、久住は見つかってしまった。

久住「!」

そしてマコトからHへ、久住がミツバから緊急サインを送ってきたと伝えられた。

つんく「な、何やってんのや久住は・・・!!」
美貴「気付かれてる可能性もあるわね・・・」
加護「・・・・だとしたら多分殺されるわね」
つんく「・・・今の作戦はなかった事に・・・小春の馬鹿・・・」

一方、見つかった久住は大ピンチに陥っていた。

福田「な、なんだ君は!!」
久住(こ・・・殺される・・・!!)

驚いた社員は全員立ち上がった。
久住は必死にごまかした。

142 :名無し:2006/06/11(日) 01:20:47 ID:mwFx/o3h0
久住「どうも、私キシダプロダクションでマネージャーをしてます久住と申します。
   来春公開予定の映画主演、その他雑誌、メディアで活躍中の道重さゆみをミツバのイメージキャラとしていかがでしょうか?」
全員「・・・・・」
石黒「その子、今の会話を盗み聞きしたかも・・・」
市井「別に聞かれてまずい話はして」ないわ」
中澤「福田、一応別室で話を聞いてあげなさい」
福田「あ、はい・・・ではこちらへ」
久住「あ、ありがとうございます」

そして残ったミツバのメンバーは、念のため久住を殺す事を決めた。
しかしどうやって殺すか、どう隠蔽するかが問題だった。
本部ではHが久住を助けるため、久住の携帯に電話を入れた。
別室で話中の久住へ電話がかかってきた。

福田「出ていいですよ。ただし私にも会話が聞こえる様にしてください」
久住「あ、はい・・・」
ひとみ「よー、久住ー、俺だ久しぶり」
久住「あ、どうも」
ひとみ「今、暇?」
久住「うん、何?」
ひとみ「今から遊びに行かないか?」
久住「ごめん、今財布がピンチなの」
ひとみ「そうかー、じゃあまたな」

久住との会話でHはミツバビルにいる事、今ピンチだという事を知った。
美貴はさゆみに電話したが、留守電のため不可能だった。


143 :名無し:2006/06/11(日) 01:44:47 ID:mwFx/o3h0
久住はとりあえずミツバに信用してはもらえた。
ミツバは道重を宣伝に使う事を考えていた。そして、久住をどう殺すかも考えていた。
とりあえず道重にミツバに来てもらう事にした。

その頃、美貴の携帯に道重から連絡が入った。

美貴「さゆみ、私よ、小春ちゃんは?」
さゆみ「あの子サイテーよ、さゆをほったらかしてどこかへ行っちゃったの」

そこへ道重に久住から電話が入った。ミツバのCMに出られるかもしれないから来て欲しいと。
それを聞いたさゆみは喜んだ。しかし美貴はミツバには行くなと言ったが、Hは行かせる事に決めた。
久住を助けるため、Hがある作戦を美貴に伝え、さらに美貴からさゆみに伝えられた。
しばらくして、ミツバにさゆみがやって来た。

久住「お待たせしました、道重さゆみです」
さゆみ「さゆで〜す。ヌードは嫌ですけど水着あでならOKです!」
石黒「本物はやっぱりかわいいわね・・・」
市井「それはどうでもいいと思うわ・・・」
安倍「・・・・・・」
さゆみ「小春ちゃん、事務所から特別接待のOKが出たの」
久住「え?」
さゆみ「ミツバの皆さんをさゆの部屋へ事務所のイケメン集めておもてなししまーす」
福田「え?イケメン?」

久住(なるほど、道重さんの部屋なら監視カメラでひとみ達が見ることができる・・・)

中澤「イケメン目当てで私は行くわ」
飯田「な、中澤さん・・・」
安倍「しょうがないわね・・・」


144 :名無し:2006/06/11(日) 01:58:02 ID:mwFx/o3h0
そしてさゆみの部屋でミツバ社員7人、イケメン5人でパーティーが始まった。
その様子をH達も見ていた。久住はこっそり抜け出して、トイレに行きHに電話をした。
会議で聞いたこと、キラを使って殺人をしている事を話した。
Hは久住が殺されると思い、助かるには殺される前に死ぬべきだと話した。
Hに言われたとおり、久住は自分の特技を披露すると言い、ベランダに出て足を滑らせ落ちた。
実際は下の階でつんくと亀井が助けた。
驚いたミツバ社員達は今いる8階の部屋から下を見ると、久住の死体が倒れているのが見えた。
実際は久住の死体になりきった加護だった。

さゆみ「ミ、ミツバの皆さん・・・ここは私達にまかせてはやくお帰りを・・・」
石黒「えっ、そんな・・・」
さゆみ「大丈夫なの、CMの件よろしくなの」

ミツバ社員が帰った5分後に救急車が到着した。
救急隊員は美貴とHが役していた。

石黒「結果的に死んでくれてよかったんじゃないの?」
安倍「もう事故死の注文をキラに出したって事でしょ?」
保田「とにかく死んでくれてよかったわ」

翌日の新聞に、久住マネージャー事故死の記事が載せられた。

145 :名無し:2006/06/11(日) 21:52:28 ID:mwFx/o3h0
今後、さゆみのマネージャーは亀井が務める事となった。
結果的に久住のおかげで7人の中にキラがいると考えられた。
その7人が調べられ、モニター画面に映し出された。

中澤裕子、安倍なつみ、飯田圭織、保田圭、石黒彩、市井紗耶香、福田明日香

美貴「でもこの7人をいくら調べてもキラである証拠なんか出てくるはずないわね」
ひとみ「今亜依と希美にそれぞれ動いてもらっています。これがうまくいけば、今度の金曜は面白い事になるかもしれません」

翌日、加護より市井の下へ通知不可能で電話がかけられた。
ジョーカーからの突然の電話に市井は驚いた。

加護「私に仕事の依頼をなされましたよね。依頼人に直接話して契約交渉をしたうえでなければ受けれませんので」
市井「・・・・・・」
加護「分かりました、1日お待ちしますので市井さんが依頼人として契約なさるのでしたら明日この電話番号にかけてください。
   こちらの条件は、前金と成功報酬を合わせて、1000万、依頼されない場合は口止め料として200万頂きます」
市井(ば、馬鹿な・・・何言ってるの、この人・・・)
加護「では、よい返事をお待ちしています」

市井は電話が終わると、しばらく考え、中澤へ電話をかけた。

146 :名無し:2006/06/11(日) 22:08:00 ID:mwFx/o3h0
中澤「何?ジョーカーから電話が!?何て?」
市井「それが・・・報酬は1000万が条件だと・・・」
中澤「1000万!?正気か!?」
市井「ええ・・・とにかく明日までに返事をくれと・・・皆で決めるべきかと」
中澤「ええ・・・飯田、石黒、福田には私が連絡するから他はアンタが連絡しろ」
市井「わかりました」

1時間後、ミツバに7人が集まり会議が開かれた。

福田「私は市井さんは慎重な行動を取ったと思えますけど」
石黒「でも何も言わなかったのはまずいと思うわ」
保田「もう怪しまれるなんてレベルじゃないわよ」
安倍「保田さんの言う通りね、ジョーカーはもうかなりの所まで分かってる、でないと口止め料だなんて言わないわ」
飯田「依頼人がミツバの社員、ジョーカーはそれだけじゃなく最近のミツバの急成長の謎まで分かったって事ね・・・」
中澤「つまりジョーカーは我々とキラが繋がってると気が付いたというわけね」
市井「だから口止め料なのね・・・」
福田「わ、私はもうこの会議から抜けたい!殺されるのは御免よ・・!!」
保田「福田、アンタ明日には死んでるわね・・・」
福田「!!」
全員「・・・・・」
福田「う、嘘よ・・・今のは冗談よ・・・!」
中澤「今更あなたが抜けても何も変わらないのよ?」
福田「わかってます・・・すみません・・・」

147 :名無し:2006/06/11(日) 22:20:53 ID:mwFx/o3h0
市井「で、どうするんです?やはり最低口止め料は払わないといけないんですか」
保田「どうせならHの正体をつかめせてからジョーカーを殺すほうが得ね」
中澤「顔もわからないのにどうやって殺すの?」
保田「我々の前に顔を出すのを条件にすればいいんですよ」
中澤「本人かどうかわからないでしょう?」
保田「電話で声はわかってるはずですよ」
安倍「・・・保田さん、どうしてあなたはすぐ殺したがるんです?その必要はないですよ」
飯田「ジョーカーはキラの考えまで見抜いてるわね」
石黒「キラの考え?」
市井「それはいったい・・・」

飯田はキラの考えを話した。キラが欲しがってるのは知恵だと。
そのために他の6人を集め、悪人を裁く事で世の中を変える。
最終的に金と地位を得るためだと。
そこまで分かっているジョーカーは賢い探偵だという事も分かった。

市井「こういう奴は味方につけておかないと駄目ね」
飯田「そうよ買いなさい、いくら出してもね」
市井「じゃあジョーカーの条件通り、1000万で契約してもいいわね」
中澤「いえ、1200万円渡しておきなさい」
全員「!」

148 :名無し:2006/06/11(日) 22:35:38 ID:mwFx/o3h0
中澤「ジョーカーを高く評価している事を思わせるのよ」
安倍「ええ、その位のほうがいいわね。そうすれば向こうも安心するでしょう」
市井「では1200万で契約します」
中澤「ええ、ジョーカーも末はミツバの幹部よ」
全員「・・・・・・・」

その頃、本部では、加護からHへ連絡が入っていた。

加護「H、ミツバの7人と間接的だけど接触する事に成功しました。近いうちに顔を出す事になりそうです」
ひとみ「亜依、顔を出すのは危険です、くれぐれも慎重に・・・」
加護「わかってます」
美貴「ジョーカーとしてミツバに潜入か・・・やるわね加護」
ひとみ「私の別名で勝手な行動はと思いましたが、いいアイデアなので大目に見ました」
麻琴「ひとみ、こんどは希美からです」
ひとみ「繋いでくれ」
辻「例の会議室に監視カメラと盗聴器の取り付け、完了したわ」
美貴「これでひとみの言う通り金曜には面白い事になるわね」
ひとみ「はい」

そして金曜、ミツバではH達が監視カメラで見つめる中、会議が開かれた。

美貴「いよいよ始まったわね」
久住「私の活躍から発覚した会議なのでドキドキします」
ひとみ「ドジからです」
つんく「しかし、7人ではなく6人やな」

149 :名無し:2006/06/12(月) 00:10:30 ID:wqFqcjRA0
高橋「まさか7人の中の一人を・・・?」
ひとみ「おそらく殺したんでしょう」

その会議に福田の姿がなかった。

中澤「我々ミツバグループのさらなる飛躍の為に・・・誰を殺すか」
全員「!!」
久住「ほら、私の言った通りでしょう」

中澤「まず福田が死んだ事についてだけど」
飯田「正直ほっとしたわ。この会議から抜けようとした者がどうなるか見せしめの為にキラはこうしたのよ」
中澤「ええ、今後これで抜けようなんて考える者はいないわ。じゃあ次にジョーカーの報告書だけど」
市井(福田の事これだけなの・・・?)

ジョーカーの報告書についての意見がいろいろ出される中、ついに誰を殺すかが話された。
意外にもあっけなく簡単に殺す人物が決まっていくのを見て、美貴たちは驚いた。
殺しをさせていく事でキラが誰なのか分かる、だがその為に人命は犠牲にできない。
つんく次長、H達は悩んでいた。
そのとき、美貴があるアイデアを出した。

美貴「ひとみ、この中にキラがいるとしてこの中の一人に電話をしてそいつに当たる可能性は?」
ひとみ「?私は多くても2/6と考えてますけど・・・」
美貴「Hの名を借りるわよひとみ」

美貴はキラの可能性のない飯田を選び、電話をかけた。



150 :ねぇ、名乗って:2006/06/12(月) 00:14:49 ID:HZ75iMEHO
バターン!
突然ホームレスが10人以上乱入して、加護を抑え付けた。
ホームレスは皆次々とチンポを丸出しにして扱き始める。
ろくに風呂に入っていないホームレスの汚いチンポから臭いザーメンが加護の顔に連続して降りかかる。
「いや〜!」「臭〜い!」
初めのうちは悲鳴をあげていた加護だったが、ホームレスのザーメンが顔全体を埋めつくすと声も出せなくなった。

151 :名無し:2006/06/12(月) 00:29:17 ID:wqFqcjRA0
美貴「ミツバグループ第一営業部部長の飯田圭織さんですね?」
飯田「ええ、そうだけど?」
美貴「私はHです」
飯田(H!?馬鹿な・・・まさか・・・)
美貴「その会議室には監視カメラと盗聴器が仕掛けてあります。今の会話はすべて見させてもらいました」
飯田(見られた!?まずいわ、もう終わりだわ・・・)
美貴「もしあなたがキラでないのなら取引をしましょう」
飯田(取引!?)

殺しを行うのは一ヶ月先に延ばす事、そうすればキラ以外の者の罪は帳消しにしてあげると。
飯田は美貴との電話を部下からの電話だとごまかし、美貴の言った事を皆に話した。
その結果、今後毎週殺しを行うのはやめ、2,3週おきに行うという事になった。
Hの抹殺を先にする事に決まり、会議は終了した。

ひとみ「うまくいきましたね」
美貴「ええ」
ひとみ「やっぱり藤本さんは凄いです。私より早くよいアイデアを思いつき、殺しを延期させた。
    これなら私が死んでも藤本さんがHを継いでいけるかもしれません・・・」
美貴「何を縁起でもない事を・・・これからが勝負よ」
ひとみ「・・・・はい」

翌日、Hは美貴とさゆみと3人である作戦を話し合っていた。
それは道重がミツバのイメージキャラとして面接を受ける際、加護にもそれに参加してもらい、道重が第2のキラだったと尋問するというものだった。
当然、美貴は反対したが、あくまで仮の話という事で美貴も渋々納得した。
Hは必ずミツバはこれに食いついてくると判断した。

152 :ねぇ、名乗って:2006/06/12(月) 15:23:53 ID:HZ75iMEHO
バターン!
突然ホームレスが10人以上乱入して、飯田を抑え付けた。
ホームレスは皆次々とチンポを丸出しにして扱き始める。
ろくに風呂に入っていないホームレスの汚いチンポから臭いザーメンが飯田の顔に連続して降りかかる。
「いや〜!」「臭〜い!」
初めのうちは悲鳴をあげていた飯田だったが、ホームレスのザーメンが顔全体を埋めつくすと声も出せなくなった。

153 :名無し:2006/06/12(月) 20:29:34 ID:wqFqcjRA0
当然のようにミツバでも会議が開かれた。
イメージキャラとして使うはずの道重さゆみがキラに接触していた、これは偶然なのか?
そしてジョーカーにもここへ出てきてもらうよう、市井が電話をかけた。
結果、顔を出すならもう200万追加という条件で承諾した。
会議が終わり、場面変わってあるミツバ社員の家。

?「会議が終わっても家に帰れば犯罪者裁き、しかし面白くなってきたわ。
  道重さゆみは第2のキラだった、そしてHに捕まった」
ラム「!」
?「そして今はノートの所有権を放棄し記憶をなくしているという事だ。
  道重はHに接触した、もしかしたらキラにもよ。これを放っておく手はないわね」
ラム「・・・・・・」

翌日、美貴、H、さゆみ、亜依の4人で面接の練習が始まった。
さらに2日後、新マネージャーとなった亀井と道重は、ミツバへ向かった。

中澤「お待ちしておりました、中澤です」
市井「市井です」
亀井「始めまして、道重さゆみの新マネージャーの亀井といいます」
さゆみ「久しぶりなの」
中澤「では、早速ですがさゆみさんは面接室へ、亀井さんは応接室でお待ちください」
亀井「はい、がんばってねさゆ」
さゆみ「ありがとうなの」

154 :名無し:2006/06/12(月) 21:14:25 ID:wqFqcjRA0
面接室へ入ったさゆみを前にさっそく面接が行われた。
ラムもいたが、今のさゆみには見えていなかった。

加護「初めましてさゆみさん、宣伝部専属アドバイザー加護亜依といいます」
さゆみ「宜しくお願いしますなの」
さゆみ(この人が聞いてくる事はもう分かってるからOKなの)
加護「ではいきなりですが、あなたの採用は決まっているんですが、ひとつだけ確認したい事があります」
さゆみ「はい?」
加護「あなたはキラに会うために山口から東京へ出てきた、そうですね?」
中澤・安倍・保田・市井(いきなり核心を・・・)
さゆみ「そ、そうです・・・まさかそんな事が知られてるなんて・・・」
加護「まだあります。ネット等でほんの一瞬噂になった、道重さゆみはHに拘束された、これの真相を話してください」
中澤「正直にお願いします」
さゆみ「はい・・・事実です。キラについて聞かれました・・・でも私は第2のキラじゃないし、キラとも関係ないの・・・」
中澤・安倍・保田・市井(本当だった、Hに拘束されている・・・・)
ラム(さゆみ・・・何故そこまで話す?・・・仕事の為か?さゆみはここにキラがいるとはわかっていない・・・)

そして面接も2時間が経ち、休憩を取る事になった。

保田「これじゃあ面接じゃなくて尋問みたいね」
安倍「確かに、少し話が逸れた様ね・・・」
さゆみ「あの・・・トイレを借りてもいいですか?」
中澤「どうぞ」

トイレの鏡の前で化粧直しをしているさゆみの手に、ラムがデスノートの切れ端を触らせた。
突然、目の前に現れた死神にさゆみは驚いた。

さゆみ「キ、キャ・・・(な・・・何なのこれ!?お化け?・・・)」
ラム「これでさゆみには私の姿は見えるし話も出来る・・・)

155 :名無し:2006/06/12(月) 22:38:14 ID:wqFqcjRA0
ラム「さゆみ、落ち着いて聞いてくれ、私は君の味方だ」
さゆみ(え?味方って・・・このお化けが・・・!?)
ラム「これから私が話す事は本当の事だ・・・藤本美貴はキラだ」
さゆみ「!」
ラム「さゆみ、おまえは一度私と行動を共にした。前はノートを先に渡したからすんなり受け入れたが今回は無理そうだな」
さゆみ「言ってる事がわからないの・・・ノートって何なの?」
ラム「デスノート、名前を書かれた人間が死ぬノートだ」
さゆみ「!」
ラム「そのノートで藤本美貴は殺人を行いキラと呼ばれる存在となった」
さゆみ(!ミキティが・・・キラ・・・)
ラム「そしてさゆみもキラと同じ能力を持っていた」
さゆみ「ミキティがキラで、さゆが第2のキラ・・・」
ラム「そうだ、いや、そうだった」
さゆみ(ひとみ、当たってるじゃん・・・)
ラム「美貴は今何をしている?」
さゆみ「ひとみっていうHの手下と一緒にキラを捜してるの・・・」
ラム「なるほど、美貴の作戦通りだな」
さゆみ「作戦通りなの!?」
ラム「ああ」
さゆみ「でもそれならあなたがHを殺してくれたほうが早くない?」
ラム「以前そうゆう話があったがもうできない」
さゆみ「なんでなの?」
ラム「今のノートの所有者を見ていたら、藤本美貴を応援したくなってしまったからね」

今、美貴に好意を持ってしまったラムが殺人を行うと自分が死ぬというのだった。
それに美貴は今、自分なりの計画を進めているはずだから余計な事はしないほうがいいと。

156 :ねぇ、名乗って:2006/06/12(月) 23:01:38 ID:wqFqcjRA0
ラムはさゆみに忠告した。
今のキラは卑劣で最低の人間だから気をつけろ、これから面接に戻ればさゆみには誰がキラなのかわかる。
こいつは特に信用するなと。美貴を信じ、美貴の好きな様にやらせろと。
ノートの存在は美貴が気が付くまで黙っていろと。
最後に、さゆみはラムに名を聞き、面接へ戻った。

さゆみ(ラム、ラムの前の人がキラなのね・・・)

ラムはある人物の後ろに立っていた。保田圭だった。

さゆみ(保田がキラ・・・最悪・・・この前の接待の時もしつこく友達になってほしいと迫ってきたし・・・)

そして面接が終わり、亀井とさゆみは本部へと戻った。

久住「あ、道重さん帰ってきました」
さゆみ「はー疲れたの」
亀井「ひとみ、ミツバはさゆの各方面での広告採用を決めました」
久住「どうでした道重さん」
さゆみ「うん、携帯番号やメルアド教えたらあの6人の内3人がのってきたの」
美貴「さゆ、くれぐれも勝手な事はしないでちょうだいね」
さゆみ「・・・うん、わかってる」

さゆみ(ミキティ、ごめん・・・さゆ、いい方法を思いついたの。大丈夫、心配しないで)

翌日、ロケの仕事を終えたさゆみは亀井の目を盗んでキラ、つまり保田に電話をした。

157 :名無し:2006/06/12(月) 23:20:52 ID:wqFqcjRA0
夜の高速道路を保田の運転でさゆみが乗った車が走っている。

保田「さゆちゃん、どこか行きたい所ある?」
さゆみ「とか言ってまさかさゆを誘拐したりしないわよね?」
保田「うふふ、そんなわけないでしょ?」
さゆみ「まあいざとなったらさゆ、人を殺せるから大丈夫だけど」
ラム(何を言ってるんださゆみ、これは美貴に言われたのか?)
保田「うふふ、面白い事言うわね」
さゆみ「うふふ、だってさゆは、第2のキラだもん」
保田「!」
さゆみ「Hも結構馬鹿なのよ、最後にさゆをキラじゃないって判断しちゃって・・・」
ラム(どうゆうつもりださゆみ、一体何を・・・?)
保田(ま、まさか・・・本当に・・・?そんなはずは・・・第2のキラなら死神の目を持ってるはず。試してみるか・・・)
保田「うふふ、じゃあ私がキラなら友達になってよ」
さゆみ「ええ、いいわよ」
保田「!!」
さゆみ「本当なら証拠を見せ合いましょう」
保田「・・・ええ、じゃあ君から見せて」
さゆみ「いいわよ、じゃあ誰か悪い人いる?」
保田「そうね、悪い人・・・」

保田は車を脇に止め、パソコンを取り出し、悪徳金融会社の社長・金欲極造のデータを見せた。
さゆみは保田に少し向こうを向いてくれと言い、ペンを取り何かを書きはじめた。
ラムはさゆみの考えを察し、金欲極造の名前を自分のノートに書き殺した。
さゆみがもう死んでるというのを聞いて、保田は電話で悪徳金融会社に電話をした。
すると、社長が死んだというのだ。保田は驚いた。


158 :名無し:2006/06/12(月) 23:35:22 ID:wqFqcjRA0
保田「で、私がキラなら友達になってくれるのよね!?」
さゆみ「な、なんで急にそんなに真剣になるの・・・」
保田「キラだからよ」

さゆみは証拠を求めたが、家に帰らないとノートがないから今は無理だという。
だったら逆に犯罪者を殺すのをやめる様にと保田に言った。
そして、再びさゆみが殺しを行えと言って、殺しが始まったら信用できるという。
とりあえず、保田はその条件を呑んだ。
そして、さゆみは本部へと戻った。

美貴「さゆ」
さゆみ「ミキティ、保田がキラだよー」

さゆみは携帯に録音しておいた保田の自白の声を流した。

久住「これで犯罪者裁きが止まったら保田がキラという事になりますね」
つんく「うむ」
美貴・ひとみ「・・・・・・!!」
ひとみ(道重さゆみが藤本美貴の為に何かやるとは思っていたが、ここまでしてしまうとは・・・
    これでは肝心の殺し方がわからないままになる。何か手を考えなければ・・・)
美貴「さゆ、どうやって保田に言わせたの?」
さゆみ「え?第2のキラのふりをして、人を殺せるって言ったら・・・」
美貴「馬鹿ね、そんな事言ったらせっかく疑いが晴れたのに台無しじゃない!」
さゆみ(え!?それじゃダメだったの?)

159 :名無し:2006/06/13(火) 21:36:59 ID:H4CQDNZ00
ひとみ「どちらにしろこのまま犯罪者裁きが止まれば、保田はキラの能力を持っている、そこはガチです」
美貴「ええ」
さゆみ「やった」
ひとみ「こうゆうのを手柄というのでは?久住さん」
久住「・・・・・」

しかし保田を抑えてても肝心の殺し方がわからない、美貴もHもそう思っていた。
Hはとりあえず、希美に保田の家、車に盗聴器と発信器、カメラを取り付けるよう指示した。

ひとみ「あとは保田が私達の目の前で殺しをしなくてはならない状況を作りましょう」
美貴「何か考えがあるの?」
ひとみ「なくはないです」
つんく「どうするんだ?」
ひとみ「ぼたんTVを使って保田を引っ掛けます」
高橋「ドッキリテレビやね」
美貴「なるほど、今は誰も信用していないぼたんTVだからこそできるわけね・・・」
ひとみ「はい、平家が今でも毎週やっているキラ特番です。3時間枠を取らせ冒頭で番組の最後までにはキラの正体を発表すると言う」
田中「でも保田がそれを見ないと意味ないとよ」
美貴「市井に保田にテレビを見ろと言わせればいいわ」
久住「なるほど、加護さんを使うんですね。実はスパイだったってバラすんだ」
ひとみ「いえ、亜依は使えません。保田がそのTV出演をしている者を殺せると思える者でないと駄目です」
久住「そんな危険な役を誰がやるんです?」

みんなが一斉に久住を見た。

160 :名無し:2006/06/13(火) 22:11:33 ID:H4CQDNZ00
つんく「久住か」
美貴・ひとみ「小春さんしかいない」
さゆみ「小春ちゃん!」
久住「!!」
美貴「保田は小春さんが会議を盗み聞きしていたと思うし、死んだはずの久住マネージャーの暴露話なら信じる」
ひとみ「そうです、偶然キラの会話を聞いたが殺されると思い、友人に頼んで死んだふりをした。その後独自に誰がキラなのか調べていたらキラがわかったから発表に至った、そう言えばいい」
高橋「その間、小春ちゃんの顔が誤って少し画面に映るのもいいやね」
つんく「うむ、保田以外の5人は被害者という事にし、キラのイニシャルを言ってじらすのもええな」
田中「でも保田は自らぼたんTVに殺しに来るわけないとね」
美貴「そうなると保田の取る行動は、第2のキラだと思い込んでいるさゆみに前のマネージャーのフルネームを聞き出すだろう。
   しかしさゆみの携帯は切っておく。すると次に保田は現マネージャーの亀井さんに小春ちゃんのフルネームを聞きだそうとする。
   亀井さんはそれは知らないと言うのよ」
ひとみ「次に亀井さんは事務所に履歴書があるから、行って見れば分かると言ってください。
    事務所の鍵は入り口の植木の下にあるとでも言えばいいです」
亀井「でもそれじゃさゆの名前がわかってさゆが殺されるんじゃ・・・」
ひとみ「大丈夫です、本名ではなく偽名の履歴書ですから」
つんく「そして名前を知った保田が次におこす行動が殺し方というわけやな?」
ひとみ「そうです」
美貴「この作戦に問題があるとすれば保田が第2のキラみたいに顔だけで殺せる事ができたら小春ちゃんが死ぬわね・・・」
久住「・・・・・・」
ひとみ「どうです、小春さん、やってもらえますか?」

久住は少し俯き、考えた。そして、沈黙の後、久住が答えた。

久住「はい、やらせてください」


161 :名無し:2006/06/13(火) 22:30:51 ID:H4CQDNZ00
場面変わってミツバの安倍の家。
そこに市井、しばらくして飯田がやって来た。

飯田「2人で何の相談してたの?」
市井「飯田さん・・・誰がキラだと思います?」
飯田「・・・あんた達がキラかもしれないじゃない」
安倍「いえ、それはないわ。市井はもうキラにはついていけないって泣きついてきたの」
飯田「じゃあ、なつみがキラじゃないの?」
安倍「違うわ、私もあの会議には嫌気がさしているけどどうしようもないわよ」
飯田「じゃあ市井、逆に聞くけど誰がキラだと思ってるの?」
市井「・・・・・石黒さんか保田さん」
安倍「石黒さんはキラの引き立て役だからないと思うわ」
飯田「みんな大体わかってるみたいね・・・保田でしょうね・・・」
安倍「出世や金に一番貪欲なのは保田よね・・・」
飯田「ここに来る様に声を掛けたのは私だけなの?」
安倍「中澤さんにも掛けたけど、そんなくだらない事は勝手にやってくれって言われたわ」
飯田「うふふ、大雑把な中澤さんらしいわね」

そのとき、飯田の携帯が鳴った。美貴が電話したのだった。

美貴「飯田さん、Hです。今一人ですか?」
飯田「いえ、でも心配ないわ。会議中にあったあなたからの電話が変だと気が付いた者と居るわ」
市井「な、なんです飯田さん、その電話・・・」
飯田「Hよ」
安倍・市井「!」
美貴「・・・・・」
飯田「H、ここに安倍と市井がいるけど2人ともキラじゃないわ」
ひとみ「いいでしょう」
美貴「今夜キラを捕まえる、協力してほしいの」
飯田「・・・・保田も終わりね」

162 :名無し:2006/06/14(水) 00:20:51 ID:Uke4pTLI0
美貴「気付いていたの?」
飯田「うふふ、Hでも引っ掛かるのね。これで100%保田がキラだとわかったわ」
美貴「・・・・」
さゆみ「飯田って人やるわね」
ひとみ「いえ、藤本さんのミスです」
美貴「今夜7時からのぼたんTVのキラ特番で保田を動かすわ。あなたは番組を見るように保田に連絡してください」
飯田「ええ、分かったわ。5人で番組を見させてもらうわ」

その頃、保田は家に居た。そこへ、飯田から電話がかかってきた。

保田「飯田か」
飯田「保田さん、まずい、ぼたんTVを見て」

保田はテレビを付け、ぼたんTVのチャンネルに替えた。
テレビにはキラ特番が映され、ガラス越しに久住と司会者のシルエットが映されていた。

保田「何よこれ?どうせまたデマでしょう?」
飯田「それが、最初に7人で会議をしていた場所に遭遇したと言ったのよ」
保田(会議を知ってる・・・?誰か裏切ったの?)
久住「そのうちの一人が殺されて6人に・・・犠牲になったのはFさんです」
保田(F・・・福田・・・ここまで知っているとなると他の5人?)
久住「Fさんはその会議から抜けたいと言ってキラに殺されました」
保田(いや、あの5人がこんな事をしても何の得にもならない・・・ん?このシルエット・・・)

そのとき、ガラス戸が傾き、テレビ画面に久住の姿が映された。

保田「あ・・・あいつだ!!」
久住「きゃああッ!!」

163 :名無し:2006/06/14(水) 00:35:28 ID:Uke4pTLI0
保田「さゆみの元マネージャーじゃない!なんで生きてるのよ!?」
飯田「友人に頼んで死んだふりをしていただけだそうよ」
保田(あいつが生きている・・・何とかしないと・・・)
飯田「しかもこいつ、あれから独自にミツバを調べキラの正体にたどり着いたそうよ」
保田「わかったわ、一度切るわよ」
司会者「先ほどのアクシデント、大丈夫ですか?」
久住「危険は承知の上です。がんばります!」
保田(殺すしかない!さゆみなら本名を知っているはずよね!?)

保田はさゆみに電話を掛けたが、留守電になっていて無理だった。
いつ暴露されるか焦る保田は安倍に電話をした。

保田「安倍、私よ。番組をやめさせるようあなたのコネでなんとかしてほしいの」
安倍「心配ないわ、この放送はきっとキラも見ている。間もなく久住は死ぬ」
保田(くそっ!キラは私だから私が何とかしないと駄目というわけか!!)

保田は今度は亀井に電話をし、元マネージャーの久住のフルネームを聞いた。
亀井は知らないと言ったが、事務所に履歴書があるので見に行ってもらってもかまわないと答えた。

保田(番組の最後に言うならまだ2時間あるわ・・・)

保田は拳銃とデスノートをバッグに入れ、車に乗り事務所へと向かった。
それを後ろから辻がバイクで追跡した。

辻「気付かれないように距離を置いて追跡します」

その様子をモニター画面で美貴、ひとみ達も見ていた。
保田は車の中でもテレビを見ていた。

保田「ラム、どう思う?」
ラム「何がだ?」


164 :名無し:2006/06/15(木) 01:17:45 ID:3bLPHpuc0
保田「事務所に行って履歴書があるかどうかよ」
ラム「私が知るはずないだろう、行ってみれば分かる」
保田「それもそうね・・・」

美貴「ラム?何を言ってるの?あの車には保田以外乗っていないけど・・・」
ひとみ「もし誰かと会話してるとしたら・・・死神、ですかね?」
さゆみ(うわっ・・・・)

そして事務所に着いた保田は、亀井に教えてもらった通りに鍵をあけ、デスクの引き出しから久住の履歴書を取り出した。
履歴書の名前は、偽名の「久住小町」になっていた。

ひとみ(さあ、どうやって殺すか見せてみろ)

保田はデスノートを取り出し、名前を書いた。
美貴とHはそれが殺しの方法だとは分かっていなかった。

美貴「駄目だ、名前をメモしただけよ。ここでは殺さないのかしら?」
ひとみ「・・・・・・」

そして保田はテレビを見ながら、40秒後に久住が死ぬのを待った。
しかし、死ななかった。

保田「くそっ!死なない!」
美貴「どうゆう事!?死なないって言ったわよ」
ひとみ「もう殺しの作業をしたのか、名前を書く事が殺しの方法なのか・・・」

165 :名無し:2006/06/15(木) 01:39:44 ID:3bLPHpuc0
保田「くそっ・・・もう時間がない・・・」
司会者「キラ発表まであと50分・・・」
保田(顔はわかってるのよ。死神の目があれば、ぼたんTVに行けばあいつの顔を見れる。残りの寿命の半分か・・・)
保田「ラム、取引よ」
美貴「取引?さっきから一体何なの?」
ひとみ「とにかくまだ様子を見ましょう。まだ何かでてくるかもしれません」

保田はラムとの取引によって死神の目を手に入れた。

保田(これで私は最強よ。これならいくらでも手はある)

亀井と加護は保田の車を追っていた。
そのとき、スピード違反で走る保田に、白バイが現れ保田に止まるよう指示をした。
時間がない保田は車を止め、白バイ隊員の名前をノートに書き、白バイ隊員を事故死させた。
それを見ていた亀井はHに報告した。

亀井「ひとみ!白バイ隊員が事故死しました!!」
美貴「事故死?」
ひとみ(なぜ保田は白バイ隊員の名前を知る事ができたのか・・・いったいどうやって・・・)
美貴「ラム・・・取引・・・」
ひとみ「皆さん、これ以上保田を動かすのは危険と判断し確保に移ります。しかし保田は第2のキラ同様顔だけで殺せるようになった。
    そう考えての上での確保です」

Hはマコトを通して、警視総監に連絡をし、キラ確保に全警察に出動要請を出した。
ぼたんTVのつんくは平家に久住と司会者をマネキンに替え、放送は続けたまま撤収する様に支持をした。
そしてさゆみだけを残し、美貴とHもぼたんTVへとヘリコプターで向かった。

美貴「つんくさん、保田は後10分たらずでぼたんTVに着くわ」
つんく「大丈夫や美貴、準備は整った」

ぼたんTVのスタジオではつんく、亀井、加護、辻の4人が待機していた。
そして、保田がやってきた。

166 :名無し:2006/06/16(金) 00:14:38 ID:PV1Cv1f80
そして保田がスタジオへ入った瞬間、突然番組の放送が終了した。
保田は驚いて、そこにいたのがマネキンだという事に気が付いた。

つんく「そこまでだ保田!」
保田「!!」

隠れていたつんく、亀井、加護、辻が現れ保田を取り囲んだ。
4人とも顔をメットで隠していた。

辻「観念するのれす」
保田(メットを被ってるとゆう事はキラ対策・・・)

保田はいきなり拳銃を取り出し、つんくを撃った。
そのまま保田はスタジオを出て逃走した。

亀井「ひとみ!つんくさんが撃たれ、保田が逃走しました!」
つんく「大丈夫や、肩をかすっただけや・・・それよりすぐに保田を追うぞ!」
美貴「まずい、ぼたんTVから逃げられたわ」
ひとみ「仕方ありません、私達も確保へ向かいます。マコト、用意はいいですか?」
麻琴「はい」

保田は車で高速道路を逃走していた。

保田(どうゆう事・・・罠だったとしか・・・)

そのとき、保田の目の前に大勢のパトカーが現れた。

保田「なに!?」




167 :名無し:2006/06/16(金) 00:31:40 ID:PV1Cv1f80
パトカーはすべてスモークガラスを貼っていた。
保田はやはり罠だった事に気が付いた。
そこへH、美貴、麻琴の乗ったヘリコプターが降りてきて、保田の車の正面へやってきた。
中から麻琴が銃を構えて現れ、保田の乗った車のタイヤを撃ち抜いた。
バランスを崩した保田の車は、一回転し、壁に衝突して止まった。
パトカーが一斉に保田の車を囲んだ。

保田「来るなー!!誰も来るなー!!」

保田は自分の頭に拳銃を突きつけていた。

美貴「まずいわ、自殺する気よ」
ひとみ「馬鹿ですね」
保田(く・・・何をやってるんだ私は・・・自分を盾にしたって逃げれるはずないわ・・・)

そこへ隙を見て麻琴が保田の持っていた拳銃を撃ち、自殺を阻止した。
ゆっくりとヘリコプターが降りてきた。

美貴「終わったわね・・・」
ひとみ「・・はい、そうですね・・・」

つんく次長達の乗っていたパトカーも到着した。
つんく、亀井、田中の三人は、銃を構えた警官数名を連れ、保田の車へ近寄った。

つんく「保田、両手を上げて車から降りるんや」
保田「・・・・・・」

保田はゆっくりと両手を上げ、車から降りてきた。
すぐさま、保田に手錠と目隠しがされた。

168 :名無し:2006/06/16(金) 00:41:52 ID:PV1Cv1f80
亀井「ひとみ、保田を確保しました」
ラム(ひとみ?さゆみが言っていたHの仲間・・・このままではノートの存在を知られてしまうぞ)
美貴「亀井さん、保田にシーバーを」
亀井「はい」
美貴「保田、どうやって殺人をしてきた?言うんだ!!」
ひとみ「言わなければどんな手を使ってでも言わせます」
保田「・・・・・・・ノートよ」
美貴「ノート?」
保田「信じられないでしょうけど顔を知っている者の名を書くと死ぬノートよ・・・」
ひとみ(ノート・・・)
保田「車の中のバッグに入ってるわ・・・」
ひとみ「つ、つんくさん・・・確認をお願いします・・・」

つんくは言われるまま車を調べた。そしてノートを発見した。
その瞬間、つんくは悲鳴を上げた。ラムの姿が見えたのだ。
亀井は倒れたつんくを起こそうと、同時にノートに触り、亀井にもラムが見えた。

美貴「どうしたの、つんくさん、亀井さん?」
つんく「こ、これは・・・どうやらノートを触ったら見えるみたいなんや・・・化物が・・・」
ひとみ(化物・・・死神・・・か・・・)

Hはノートをヘリに持ってくるよう指示した。
そしてHもノートに触り、ラムの姿が見えた。

ひとみ「死神・・・ですね・・・本当にいたんですね・・・」

169 :名無し:2006/06/16(金) 20:19:00 ID:PV1Cv1f80
美貴「ひとみ、本当なの!?私にもノートを」
ひとみ(これが・・・キラの殺人の手段・・・キラ・・第2のキラ・・・!
    ノートは2冊以上存在している・・・2冊・・・まだ終わっていない・・・)
美貴「うぐわあぁあぁあ・・・・・!!!」
ひとみ「!」

ノートを手にした美貴は、突然苦しんだような様に叫んだ。
その瞬間、美貴の頭の中にいろいろな記憶が甦っていった。

ひとみ「だ、大丈夫ですか・・・?誰だってあんな化物には驚く・・・」
美貴「・・・・・こんな物に名前を書けば人を殺せるなんて・・・そんなの信じられる?」
ひとみ「え?・・・それは、信じがたいですし・・・試してみるわけにはいかないですよね?・・・つんくさん・・・」
つんく「当たり前や!ひとみ!!」
ひとみ「仕方ありません・・・保田とあの化物、死神から聞いてみるしかないですよね・・・?」
ラム(藤本美貴、今ノートを手にしているのか?ならば記憶は戻ったはず)
美貴「ひとみ、まずはここに書いてある人たちの名前と犠牲者の名前を照合してみるわ・・・」
ひとみ「えっ・・・はい・・・そうですね・・・・」

美貴はひとみを背にパソコンを動かした。そして、記憶も戻っていた。

美貴(勝ったわ・・・計画通り。あとはこのノートには名前を書かずに保田を殺す。準備は記憶を失う前にすべてしてある。
   たとえこのノートが厳重に保管されようとかまわない。ひとみと美貴が一緒のときにこのノートには触れずにひとみが死ぬ。
   ラムも想像も付かないだろう、今埋めてあるのはさゆみが使っていたノート・・・あれをさゆみが拾えばすべてのカタがつくのよ・・・)

美貴は記憶を失う前に、こうなる様に先を読み、準備を進めていたのだった。
ノートの所有権を放棄し、ラムにそのノートをある程度の地位があり出世欲が強い人間に渡すように頼んだ。
ただし最初に報道されていく犯罪者を裁く事を条件とする事だった。

170 :名無し:2006/06/16(金) 20:36:33 ID:PV1Cv1f80
すべてはさゆみを助けるため、その為にラムは美貴の言うとおりにした。
そして自分もHに監禁されるように仕向け、疑いが晴れた所で自分もHと共にキラを追う。
最後にノートを渡した犯人を探し出し、殺す。そして再びノートを手にし、記憶を取り戻す。
美貴にはこうなる絶対の自信があった。
ノートを埋める前、少しだけ切り取り、腕時計の中に小さな針と一緒に仕込んでおいた。
そして埋めたノートをさゆみに掘らせる。

警察が保田を確保してる中、ヘリの美貴は保田を殺す準備に入った。
Hにノートに書かれている犠牲者の名前をすべてチェックするといい、Hにはバレないよう時計から仕込んでおいたノートの切れ端を出した。

ひとみ(藤本美貴がキラだったとしても今私の隣でノートに名前を書くなど馬鹿な事をするはずはない・・・
    これで事件を解決し終わりにするという事か?しかしノートは必ずもう1冊はある・・・まだ解決とはいえない・・・)

美貴は針で自分の指を刺し、血を針につけ、ノートの切れ端に焦らず名前を書いていった。
「保田圭」

美貴(やった!・・・・これであと40秒後に保田は死ぬ・・・)
美貴「ひとみ、このノートを化学分析したらどうなるでしょうね?」
ひとみ「科学なんて超えてますよ、それは・・・」
美貴「ふふ・・・それもそうね」

そして、40秒が経過した。

保田「うっ!!」
つんく「!?」

突然、保田が苦しみその場に倒れた。

171 :名無し:2006/06/16(金) 20:51:06 ID:PV1Cv1f80
つんく「保田!」
亀井「!!」
つんく「ひとみ、保田が!?」
ひとみ「!?」
美貴「な・・・なんだ!?どうしたの!?」
亀井「保田、意識不明!!」
美貴「な・・・何やってるのつんくさん!ここでもし保田に死なれたら・・・」
つんく「ま・・・まさか・・・しかし・・・これはもう・・・」
ひとみ「・・・・・・」
美貴(ええ、死んでるわよ。次はひとみ、あなたよ・・・)

そして後日、本部では会議が開かれていた。

つんく「保田は自殺やと思う・・・人を殺せる力を持ってたんや。自分も殺せてもおかしくはない・・・」
久住「でも自殺するにしてもノートに自分の名前を書かないと駄目なのでは?」
亀井「偶然の心臓麻痺か、自殺か、キラか、死神かですぅ・・・」
つんく「ど、どうなんだ?死神」
ラム「私は保田を殺していないしなぜ保田が死んだのか私にもわからない」
ひとみ(保田・・・殺したのはキラ・・・藤本美貴か、死神か・・・)

そこへノートの検証を終えたれいなが戻ってきた。
ノートの使い方を英語からすべて日本語に訳したのだ。
裏表紙にある使い方に特に注目した。これは美貴がデュークに書かせた嘘のルールだった。

このノートに名前を書き込んだ人間は最も新しく名前を書いたときから13日以内に次の名前を書かないと自分が死ぬ。
このノートを刻む、焼くなどして使えなくするとノートにさわった人間がすべて死ぬ。


172 :名無し:2006/06/16(金) 21:22:33 ID:PV1Cv1f80
田中「50日以上監禁されていた美貴さんや道重がキラなら生きているはずないとよ」
つんく「うむ」
久住「監禁中は2人とも文字ひとつ書いてませんからね」
ひとみ(・・・・・・そうなる)
田中「あとこのノート、どうにも処分できないとよ」
つんく「厳重に監視すりかないな・・・」
美貴(そう・・・こうゆう掟があればノートを処分されて美貴の記憶が消える事はないわ)
ひとみ「ラムさん、ノートは人間界に他にもありますね?」
ラム「さあ?ありかもしれないし、ないかもしれない」
ひとみ「もし他にノートがあればルールはすべて同じですか?」
ラム「ああ、同じだ」
美貴(無駄よ、ひとみ、このルールはラムからは絶対に崩れない)
ラム(これでさゆみの監視は終わる)
田中「ひとみ、美貴さんとさゆの疑いは晴れた、監視はもう終わりだとよ」
久住「そうですよ、もう明白ですよ」
ひとみ「・・・・・・わかりました、今まで申し訳ありませんでした・・・・・」
つんく「よかった・・・・」
美貴「ええ、しかしまだ事件は終わっていないわ。キラ、第2のキラの正体、複数あるノート、それを明らかにしなければならないわ。
   ひとみ、監視は終わったけどここで一緒に捜査をしてもいいわね?」
ひとみ「・・・・・はい。そうなると道重さんとはお別れですね。部外者ですし、ここに置くわけにはいきません」
美貴「じゃあ美貴とさゆが会うには外でということになるわね」
ひとみ「会いたいんですか?」
美貴「ひとみ・・・あれだけ私達のために協力してくれた子よ?」

173 :名無し:2006/06/17(土) 00:20:55 ID:idKeaICG0
ひとみ「友達から親友になったとでも・・・?」
美貴「ええ・・・そうかもしれないわ」
久住「道重さんきっと喜びますよ」
ひとみ「・・・・・・」

ひとみ(保田が白バイ警官を殺したとき、どうやって名前を知ったのか?
    ラム取引だという発言の後、保田はぼたんTVへ久住を殺しに向かった・・・)

ひとみ「ラムさん、第2のキラの送ったビデオの中に目というのがあったのですが、それは顔を見ると相手の名前がわかる目ですね?」
ラム「!」
美貴「ひとみ、その考えで間違いないでしょう。取引という発言の後保田は名前も知らない白バイ警官を殺したんだから」
ラム「そこまで見抜いてるなら否定はしない。その通りだ」
ラム(藤本美貴自ら言うのであれば問題はないという事だ・・・)
ひとみ「では取引というのは?」
ラム「それこそノートを使った人間にしか教えられない」
美貴(うまいわラム、それでいい・・・)
ひとみ(・・・もし道重が第2のキラだったら大学で私と顔を合わせている。あの時私の名前を見たという事に・・・
    しかし今道重はノートを持っていないし持っていたという記憶もなくなってるとしか・・・
    いや、もしそうでも13日のルールがある以上成り立たない。私が間違っていた・・・のか・・・?)
ひとみ「ノートを使っていた人間が記憶を失うという事は?」
美貴・ラム「!・・・・・・」
ラム「さあ・・・それはわからないな」
美貴(今のひとみはラムから聞き出す事に終始するだろう・・・ひとみ、もっと悩め、悩み続けるのよ・・・
   もうすぐ楽にしてあげるわ)

174 :名無し:2006/06/18(日) 01:32:55 ID:/EQrFuDw0
翌日、道重が本部を去るときが来た。
去り際に美貴はこっそりとさゆみに耳打ちした。

美貴「さゆ、今から言う場所に埋めてある物を絶対に誰にもバレずに掘り出してくれ」
さゆみ(!ミキティ、記憶が戻ったのね。大丈夫、うまくやるの)

そして、さゆみは美貴の言った森へと向かった。
美貴に教えてもらった通り、目印の大きな木の下をスコップで掘っていった。
そこには小さな箱があり、中を開けるとデスノートが入っていた。
さゆみはノートを手にした瞬間、今まで忘れていた記憶を取り戻した。
一緒に添えてあった美貴の書いた手紙に、大学時代にあった友人のひとみの本名を書いて殺してほしいと書いてあった。
しかし、さゆみは名前なんて覚えてなかったのだった。
美貴の力になりたいさゆみは悩んだ。
そこへ、デュークが空からさゆみの下へ下りて来た。

デューク「はー、やっと人間界に戻ってこれた」
さゆみ「デューク!!久しぶり!元気だった?」

さゆみはデュークに美貴からの差し入れのリンゴをあげると、これからの経緯を話した。

デューク「それは仕方ないだろう。あの美貴だってノートに書いた名前をいちいち覚えてるわけ・・・いや、あいつなら覚えてるかもな」
さゆみ「でしょう?やっぱりさゆが駄目なの」
デューク(違うと思うけど・・・)


175 :名無し:2006/06/18(日) 01:50:34 ID:/EQrFuDw0
さゆみ「デューク」
デューク「ん?」
さゆみ「目の取引してほしいの」
デューク「・・・いいのか?お前一度ラムと取引して寿命を半分にしているんだぞ?」
さゆみ「わかってるの」
デューク「半分になった寿命をさらに半分にしてもいいのか?」
さゆみ「いいの、このままじゃミキティに合わせる顔がないの」
デューク「まあ、俺は別に構わないけど・・・」

場面変わって本部では、Hはラムに質問ばかりしていた。
美貴は田中と久住らと共にキラの情報を集めていた。
そこへ、さゆみがやってきた。玄関の監視カメラを通してH達も気が付いた。
それを見たラムは驚いた。さゆみがデュークと一緒にいたからだった。

ラム(デューク・・・何故さゆみに憑いている!?藤本美貴・・・まさか!やられた・・!!
   さゆみの寿命がまた半分になっている・・・デュークと目の取引を・・・!?)

そして美貴はさゆみの待つ玄関へ向かった。
さゆみは持っていたデスノートの切れ端を、そっと美貴に触らせた。

美貴「久しぶりだな、デューク」
デューク「ククッ」
美貴「待たせたが決着を見せてやれそうだ」
デューク「ほー」
さゆみ「ミキティ、ごめんなの。ひとみの本名覚えてばいの・・・」
美貴「そう・・・残念ね・・・」
さゆみ「でも、デュークと目の取引をしたから・・・」
美貴「何ですって?そんな事したら寿命が・・・」
さゆみ「ううん、いいの。ミキティの役に立ちたいの」
デューク(すべて計算のうちか・・・)

176 :名無し:2006/06/18(日) 02:21:32 ID:/EQrFuDw0
美貴「大丈夫よ、策はもうあるわ」
さゆみ「えっ、すごい、さすがミキティ」
美貴「さゆ、2人で犯罪者のいない優しい人間だけの世界を築こう」
さゆみ「うん」

そしてさゆみと別れた美貴は、本部へと戻った。

ひとみ「藤本さん、せっかく自由になったのですからさゆみさんと一緒に出かけてもいいんですよ?」
美貴「いえ、まだキラ事件は終わってはいないわ。とても遊べる気分じゃないわ・・・」
ひとみ(何故か藤本美貴は自由になってもここから出ようとしない・・・私を監視している?
    勝手にノートを使わない様に?確かにノートの検証はしたいが、それはできない事はわかってるはず・・・)
美貴「今あなたに姿を消されたら厄介だわ。みんなが見ている前であなたが死ぬ事が大切なのよ)

その翌日、キラによる犯罪者裁きが始まった。

つんく「どうゆう事や!?また犯罪者殺しが・・・」
高橋「昨夜だけで16人もやよ」
つんく「やはり保田の他にもキラがいたのか・・・」
田中「なんでこうなるとね」
ひとみ(ここでキラ・・・どうなてる・・・)
美貴「でもこれでもう一冊ノートが存在している事がわかったわね」
ラム(なんて事だ・・・さゆみしかいない・・・)

177 :名無し:2006/06/18(日) 02:39:08 ID:/EQrFuDw0
ひとみ「道重が自由になった途端にですね・・・」
美貴「ひとみ、まだそんな事を」
ラム(ひとみがさゆみを疑うのも当然・・・)
ひとみ「まあ、もう一冊ノートがあって誰かが使っているのなら、その人間は必ず捕まえます」
ラム「・・・・・」
つんく「しかしこれでは保田を探し当てた様にはいかないな・・・」
亀井「怪しいノートを持ってる人がいたら抑えればいいんですよ」
ラム(他の者はともかくひとみはさゆみを疑う・・・藤本美貴、もう大丈夫だとでも思っているのか・・・)
美貴(ラムはさゆの心配をしている・・・こうなればあとは筋書き通りよ)
つんく「しかしひとみ、殺人ノート、こんな物の存在で罪に罰せられるんやろうか?」
ひとみ「立証はできませんね・・・検証をしないかぎり」
ラム「・・・・・」
ひとみ「まあ犯人に罪を認めさせるか、自分の名前をノートに書かせるかですね」
美貴「そんな事はキラを捕らえてからの話よ」
田中「そうだとね」
ラム(何を考えている・・・さゆみが捕まったらお前の身だって・・・)
ラム「!」
ラム(・・・・そうゆう事か・・・なんて奴だ・・・藤本美貴は私がさゆみの命を助けると確信しているんだ・・・
   私にHの本名を私のノートに書いて殺せと、しかしそれをやれば私は死んでしまう・・・私の存在ごとHと共に消す気か・・・)
美貴(どうするラム、これ以上ひとみがさゆみに不利な行動を取られたら困るだろう?確実にさゆみはキラとして罰せられる。
   さゆみにはこれから自由に生きて欲しいはずよ?さらに本部の人間にラム、お前の姿を見られてしまったわ。後に厄介な事にならないために・・・
   ひとみも死に、ラムも死ぬ、これが最高の形!さあ、ラム、ひとみを殺すのよ)

ひとみ「・・・・・・」

178 :名無し:2006/06/18(日) 02:48:33 ID:/EQrFuDw0
ひとみ(道重が自由になったらまたキラ・・・死神と話して得る物はあったが私の知りたい肝心な所は知らないだ・・・
    もしもノートを切り、切れ端に名前を書いても殺せるなら、不可能ではない。
    うまくやれば保田すらあの場で殺せたというわけか・・・しかし、あの13日以内に名前を書かないと死ぬというルール。
    藤本美貴も道重さゆみも生きている・・・13日・・・これだけが・・・)
ひとみ「どこの国でもいいですから掛け合ってみましょう」
全員「?」
ひとみ「このノートを死刑に使ってもらいます」
つんく「試すっていうのか!?」
田中「無理だとよ!今更そんな事・・・」
久住「このノートの力は本物ですよ!」
美貴(ひとみ、この考え方はやはり美貴とさゆをまだ疑っている・・・でもこれでいいわ・・・)
ラム(これをやられたら13日の嘘がばれ、さゆみの白が覆る・・・そうなればさゆみはキラにされる・・・)
ひとみ「マコト、条件にあてはまる各国首脳に」
高橋「ひとみ!」
田中「待つとよ!」
亀井「そんな事して何になるんですか!」
ひとみ「もちろん殺人ノートの検証です」

179 :名無し:2006/06/18(日) 02:58:53 ID:/EQrFuDw0
ラム(マコト・・・ここへ戻る間ひとみと藤本美貴とずっと一緒に居たひとみの実質の片腕・・・)

ラムはみんなに気づかれない様に、壁をすり抜けて隣の部屋へ移動した。
そのとき、パソコン越しに何かが倒れた音がして、Hは不思議に思った。

ひとみ「どうしたマコト」
つんく「?」
ひとみ「マコト?・・・・・・」
美貴(ラム、そこまでやってくれるなんて思ってなかたわ)

パソコン画面にはデータ消去の文字が表れた。
Hが言うにはマコトにもしもの事があった場合、すべてのデータが消える仕組みになっているという事だった。

田中「もしもの事って・・・」
久住「まさか、死・・・」
ひとみ「・・・・死神は!?」
つんく「そういえば姿が・・・」

ラム(これがさゆみの幸せなんだ・・・藤本美貴・・・死神をも殺すとは・・・死神を超えている・・・)
ひとみ(もし、マコトが死んだとなると・・・道重はマコトの顔すら見ていない・・・
    藤本美貴が何かを?しかしマコトの本名は誰にも・・・では死神ならば・・・)

ひとみ「みなさん、しにが・・・っ・・・」
つんく「ん?どうした、ひとみ」
美貴「!」

次の瞬間、突然ひとみが椅子から落ち、そのまま倒れ込んだ。

180 :名無し:2006/06/18(日) 03:05:22 ID:/EQrFuDw0
美貴はひとみを抱き起こした。

美貴「ひとみ!?」
つんく「!」
全員「・・・・・!!」
ひとみ(・・・・藤本・・・美貴・・・)

美貴は不気味な笑みをひとみに見せた。

ひとみ「!」
ひとみ(やはり・・・私は・・・間違っていなかった・・・)
美貴「ひとみ!おい、ひとみ!!」
つんく「な、なんや・・・!?」
亀井「どうなって・・・」
田中「・・・ひっ!」
美貴「うわああああーーーーッ!!!」
つんく「お、落ち着け美貴!!」
美貴「殺される!マコト、ひとみ、あとは私達・・・」
全員「!!」

しかし、残った者は死ななかった。

久住「・・・・?」
亀井「と、とにかく救急車を・・・」
田中「でもひとみは身元が・・・」
つんく「そんな事はどうにでもなる。俺が付き添う・・・」


181 :名無し:2006/06/18(日) 19:46:09 ID:/EQrFuDw0
そして、3時間が経ち、つんくが戻ってきた。

つんく「・・・ひとみは死んだ」
全員「!」
美貴「くそっ!」

美貴は机を叩き、立ち上がった。

つんく「どこへ行く美貴」
美貴「死神!どこだ?出て来い!お前は何か知ってるはずよ!」
つんく「俺たちも捜してみよう・・・」
全員「は・・・はい」

美貴(ラムは壁をすり抜け隣の部屋へ行ったはず。ノートに書き込む所を見られない様にでしょう)

美貴はラムが移動した部屋へ行った。そこには砂になったラムの姿と、デスノートだけがあった。
美貴はノートを開いてみると、死んだHとマコトの名前が書いてあった。
「吉澤ひとみ」 「小川麻琴」
美貴はノートを服に隠し、皆を呼んだ。
つんく達がやってきて、ラムの砂となった姿を見た。

田中「な、何だとねこれは・・・?」
久住「砂・・・・?」
つんく「どうなってるんや・・・?」
美貴「なんであろうと、どうなっていようと・・・ひとみを殺したのが誰であろうと・・・必ずひとみの敵を討つわ。
   この事件を解決するのが餞なのよ。ひとみやマコト、他のすべての犠牲者の為にも・・・」


182 :名無し:2006/06/18(日) 20:08:33 ID:/EQrFuDw0
つんく「美貴・・・」
田中「そ、そうだとね美貴さん」

美貴(ひとみ、マコト、ラム、邪魔者はすべて消えた。そして他のものは混乱しつつも美貴を信じている。
   この状態なら警察を支配できるのも時間の問題・・・美貴は新世界の神となる)

それから10日が過ぎた。

久住「ひとみが密葬されてから10日・・・私達は死なずに済むみたいですね・・・」
亀井「しかしマコトって凄い人だったんですねぇ」
田中「いくつもの特許を持ち世界中に施設を創設だとね・・・」
高橋「もう偉人やね」

そこへつんくが警察から帰ってきた。とてもHが死んだなどと話せなかった。
捜査を続けるには、Hは生きていると見せかけるしかなかった。
ここで捜査を続けることはもうできないという事で、美貴はここのシステムを持ち出す事をしていた。
Hが使っていたのと同じ声を作り、Hが生きている様に見せ、今まで通り世界中の警察を動かしていける様にもした。

美貴「あとは誰がHの代わりをするか、殺人ノートをどうするかよ・・・」
久住「Hの代わりは美貴さんしかいないですよ」
美貴「ひとみがキラを挑発して殺されたのならあまり気は進まないわ・・・世界中の警察を騙す事になるしね」
田中「美貴さんしかいないとよ」
久住「そうですよ、ひとみも言ってたじゃないですか。美貴さんならHを継げるって」

183 :名無し:2006/06/18(日) 20:27:15 ID:/EQrFuDw0
美貴(こんなに簡単に・・・やはりひとみがいないとぬるいわね・・・)

美貴「わかったわ、引き受けるわ」
高橋「マコトはどうするの?」
美貴「それも私がやるわ。Hをやるなら2人やるのも一緒よ」
亀井「あとは殺人ノートをどうするかですね」
美貴「それは、この中で絶対の信頼を託せる者が持って隠したほうがいいわ」
田中「それならつんくさんがいいとね」
久住「そうですよ、つんくさんなら安心です」
つんく「俺か・・・わかった、何とかしよう・・・」
美貴「死神が出てきても騒がないようにね」
高橋「死神・・・マコトとひとみが死んだあとに消えた・・・なんだかね・・・」
つんく「しかしあの死神ももう一冊ノートがある様な事を言っていた。死神の仕業では辻褄が合わない」
田中「はい」
亀井「キラはひとみの情報をどうやって得たのか、死神と目の取引をしていてひとみの顔をどこかで見たのか?」
久住「死神がいなくなった今なんとも・・・」
美貴「分かっているのはすべての根源は死神だけど、その死神からノートを貰い受けたキラが存在しているという事」
つんく「ああ、キラはいる。必ず捕まえるんや」

デュークはHとの決着は終わったと美貴から聞いて、もう面白い物は期待できないなと思った。
しかし美貴は、これからは新世界の創生を見せてあげると言った。
Hが死んだからといってすべての人間がキラの味方になるわけじゃない。
これからが第2の戦いなのだと。


184 :名無し:2006/06/19(月) 00:58:01 ID:G0kh/9vQ0
場面代わってここはある国のある施設。
その施設の庭で、何人かの少女達が遊んでいる。
ある少女がボールを蹴って、それが他の少女に当たった。

雅「真希、やったな!」
真希「ふふっ」

そして施設内では、ある少女がパズルをしていた。

梨沙子「梨華、たまには外で遊ぼうよ」
梨華「私はいいわ」
桃子「あの子はほっときなよ梨沙子」

院長室では、院長の新垣里沙が書き物をしていた。
そこへ携帯に、「H is dead.」の文字が送られてきた。
それを見た新垣は、遊び終わって施設内へ帰ってくる少女達の中の一人を呼び止めた。

新垣「真希」
真希「え?」
新垣「そして梨華、私の部屋へ」
梨華「ええ」

新垣は2人の少女を自分の部屋へ連れて行った。

真希「何?里沙」
新垣「・・・・・Hが死んだわ」

185 :名無し:2006/06/19(月) 01:11:16 ID:G0kh/9vQ0
真希・梨華「!!」
真希「死んだ!?な、なんでよ」
新垣「・・・・」
真希「キラに殺されたって事?そうなの・・・?」
新垣「おそらく・・・・」
真希「キラを処刑台に送るって言っておいて殺されたっていうの!?」
新垣「・・・真希・・」
梨華「ゲームに負ければただの敗者よ」
真希「・・・・・で、Hは梨華と私のどっちを?」
新垣「死んでしまってはもう選ぶ事も・・・」
真希「・・・・・」
新垣「真希、梨華・・・どう?2人で力を合わせば・・・」
梨華「ええ、そうね」
真希「無理よ、私と梨華の仲があまり良くないのはわかってるでしょう?いつも競ってばかりですもの。
   いいわ里沙、Hを継ぐのは梨華よ。私はこの施設から出て行くわ・・・」
新垣「真希!」
真希「私は自分のやり方で生きていくわ」

そして真希という少女は、雨の降り出した中、施設を出て行った。

186 :名無し:2006/06/20(火) 00:51:58 ID:RKMEdlpR0
それから2年の月日が流れた。
2008年1月10日、辻希美、レストランで食事中、喉に詰まらせ死亡。
2008年4月10日、加護亜依、喫煙の煙草の火が元で焼死。
2008年5月7日、ミツバ社員の中澤裕子ら6人、心臓麻痺で死亡。
2008年6月1日、犯罪者の報道に名前、顔を出さないように実施される。
それからは、インターネットにキラに殺して欲しいという犯罪者の顔、名前が流出しだす。
美貴はHとキラのいたちごっこを見事に演出していった。

さらに1年後、2009年3月9日、梨華と名乗る少女が単独で調査したキラ事件資料を手にアメリカ大統領に接見。

長官「大統領、Hはすでに死亡してまして今のHは偽者です。そしてキラの殺人はノートによるものです」
大統領「ノートだと?」
長官「そうだな、梨華」
梨華「ええ。2004年10月30日、保田圭というキラの力を持った者がいました。
   保田は死亡しましたけど明らかに人を殺せる能力を持っていました」
大統領「それが死のノートだというわけか?」
梨華「ええ、名前を書かれた人間が死ぬノートです。今そのノートは日本警察の手にあります」
長官「ここに梨華が集めた資料がありますのでご覧ください」
大統領「・・・長官、彼女は一体」
長官「はい、真のHを継ぐ者・・・とでも言っておきましょう」

2009年3月12日、アメリカはHと繋がりを持たない独自のキラ対策機関SPKを創設。
中心には梨華を置いた。

187 :名無し:2006/06/20(火) 01:03:56 ID:RKMEdlpR0
2009年夏、キラの勢いは更に増す。
世界はキラを応援するもの、恐怖するものに大きく別れた。
キラを正義という国も現れ、キラが法となる暗黒時代へと向かいつつあった。

美貴たちは本部で会議を開いていた。
その会議中につんくに一本の電話がかかってきた。

つんく「どうした、田中?」
田中「つんくさん、長官が・・・」
つんく「誘拐やと!?」
全員「!!」
つんく「わかった、今からそっちへ向かう。美貴、久住、一緒に来てくれ」
久住「はい」

美貴たちは車で警察署へ向かった。

美貴「つんくさん、誘拐って誰が誰を?」
つんく「警視庁長官や・・・犯人は分からん・・・」
久住「警察へ不満を持つ者でしょうか・・・」

そして警察署へ着いたつんくは、田中、亀井、高橋のいる次長室へと向かった。

つんく「確かなのか?」
田中「今から45分前に電話があったとよ」
高橋「逆探知は不可能やったよ」
つんく「相手の要求はなんや?」



188 :名無し:2006/06/20(火) 01:13:36 ID:RKMEdlpR0
田中「長官と・・・殺人ノートの交換だとよ」
美貴「!」
美貴(誰が・・・何の為に・・・)
亀井「キラじゃないですか?」
田中「いや、ノートの存在を知られていたら誰でも欲しがるとね」
美貴「つんくさん、ノートの存在はここにいる者だけの秘密のはずじゃなかったの?」
つんく「そうや、誰にも話してない」
高橋「じゃあやっぱりキラ?」
久住「でも今更なんでキラが・・・」
美貴(まずいわね・・・何者かがノートの存在を知り、奪おうとしている。
   Hは生きている事になってるから、ノートはHが持ってるのだと思うはず・・・)
つんく「逆探は?」
亀井「海外からとしか・・・」
つんく「テープは録ったんやな?」
亀井「はい」
つんく「このことはまだ上には話すな」
亀井「はい」
美貴「・・・・・・」

場面変わって、あるビルの地下。
そこには長官が縛られて監禁されていて、何人かの見張りがいた。
そこへ一人の少女と、ボスらしき女性がやって来た。

189 :名無し:2006/06/20(火) 01:26:15 ID:RKMEdlpR0
斉藤「何か喋ったか?」
大谷「日本警察はキラに逃げ腰になり、実際にHと動いていたのはつんく、亀井絵里、田中れいな、高橋愛、田中れいな、久住小春」
長官「ああ・・・前田という部下もいたが、死んだ・・・」
大谷「で?長官のあんたはノートの存在を知らなかったというわけね」
柴田「なってないわね、日本警察」
真希(ならばHのいない今、残ったのは6人・・・)
真希「その中で一番地位が高いのは次長のつんく、そうね?」
長官「ああ・・・」
真希(どんな手を使ってでも、梨華より先に・・・)
真希「いい?アメリカもノートの存在を知り、キラ捕獲に本気で乗り出したわ。私の考えではノートは2冊あるわね。
   一冊は日本警察、もう一冊はキラ。二冊とも我々が取るわ」
斉藤「そうよ、真希の言う通り。二冊取るのよ」

翌日、警察本部。

つんく「まだ誘拐犯からは連絡はないのか」
田中「はい・・・」

そこへ、長官に会いに一人の捜査官が来ていると連絡があった。
つんくは取り合えず、次長室へ通すよう指示した。

190 :名無し:2006/06/21(水) 00:28:59 ID:81Q3kcYf0
稲葉「FBI捜査官の稲葉貴子です」
つんく「わけあって長官は今出払っている。俺が代わりに話を聞こう」
稲葉「ではいきなり本題を・・・キラ事件解決の為にノートを我が国に渡してもらいたい」
つんく「!!FBIだったのか!!」
稲葉「!?」
つんく「長官はどこだ!?」
稲葉「な、何の話よ?」
つんく「とぼけるんやない!」

つんくは稲葉に経緯を説明した。

稲葉「よく考えてください、我々がそんな事をするはずないでしょう」
つんく「では何故ノートの事を知ってるんや?」
稲葉「やはりノートは本当にあるんですね」

ボタンに仕掛けた盗聴器で、梨華たちも会話を聞いていた。

紺野「どうなってるの?」
梨華(まさか、こっちにスパイが・・・?)

その頃、誘拐犯のアジトでは。

大谷「ボ・・・ボス!」
斉藤「どうしたの?静かにしな」
大谷「すいません・・・目を放した隙に長官が自殺を・・・」
斉藤「バカヤロウ!人質が死んだらどうしようもないじゃない!」
真希「いえ、それでいいわ」
斉藤「!?」
真希「次はつんく次長の妻、加奈子をさらうのよ」

191 :名無し:2006/06/21(水) 01:36:48 ID:81Q3kcYf0
柴田「しかしキラも殺せなかったマフィアのボスの首を土産に入ってきたほどの奴がなぜそこまでノートに拘るの?」
真希「ノートもそうだけど、キラの首・・・そして邪魔者はすべて消し一番になるのよ」
斉藤「ええ、真希の言う通りよ。キラは邪魔よ、キラは必ず消すのよ・・・真希の言う通りにやれば間違いないのよ」

そして、警察のつんくは。

つんく「ノートは渡さへん。犯人やない言うなら尚更や」

そのとき、稲葉の携帯が鳴り、一旦部屋を出て電話に出た。

梨華「梨華よ。長官救出、犯人逮捕に協力するという方向で話を進めてください」
稲葉「わかりました」
梨華「紺野指揮官」
紺野「はい」
梨華「私はあなたを信用してるわ。けれど他の捜査員には死のノートが存在する以外の事は言わないでちょうだい」
紺野「はい・・・」

電話を終えた稲葉がつんくの元へ戻ってきた。

稲葉「つんくさん、分かりました。我々にも長官救出に協力させてください」
つんく「ええやろ。しかしHに相談してからや」

その夜、本部では美貴たちがデスノートの情報が流出していないか調べていた。
しかし、どこにも載ってはいなかった。
そうなるとFBIや誘拐犯はどこからデスノートの事を知ったのか・・・?
そこに犯人から電話がかかってきた。
つんくはれいなに逆探の用意を指示した。
準備が整った所でつんくは電話に出た。

192 :名無し:2006/06/21(水) 02:00:01 ID:81Q3kcYf0
つんく「・・・つんくや」
犯人「次長さん、長官とノートの交換の件だが、中止だ」
つんく「何やと!?」
犯人「長官は死んだ」
つんく「きさま!」
犯人「ただし、中止といっても長官とであって、ノートの交換は寺田加奈子と行う」
つんく「!」
全員「!!」
犯人「お前個人で動いてもらいたい。警察に大きな動きがあれば加奈子は殺す。ではまた明日連絡する」
つんく「お、おい!」
田中「長官が!?」
久住「なんでここまで・・・!」

美貴(やられた!長官の死を逆手につんくさんの奥さんを・・・!)
デューク「ククッ、美貴、これでまた面白くなってきたな」

つんくは妻に電話をかけたが、出なかった。

美貴「つんくさん、大丈夫なの・・・?」
高橋「しっかりしてください」
デューク「駄目じゃん?」
つんく「あ?ああ・・・」
美貴「皆さん、これはあくまで美貴の仮説だけど・・・長官を殺したのはおそらくキラよ」
デューク「おっ・・・」
久住「え?美貴さん、どうゆう事ですか・・・?」

美貴はキラが長官を殺したと思う理由を話した。
まず、犯人は長官を殺したでなく死んだといった事。
キラは正義を気取っている、故に誘拐犯の手にノートがあるのは許せなくて警察側に戻そうとしたのだと。

193 :名無し:2006/06/22(木) 00:22:27 ID:VMhjdBTL0
そのために長官を殺害したのだと。
これからどうするのかは次長であるつんくが決める事だった。
みんな相談の上での決断という事で、しばらく考える事になった。

次の日、朝刊には日本長官殺害のニュースが載った。
ニュースでもこの報道で持ちきりだった。

場面変わって、SPK、梨華たちのいる本部では。

紺野「梨華、誘拐されていた長官が殺害されたわ」
梨華「・・誰に?」
紺野「え・・?それは犯人に・・・」
三好「キラだったらおもしろいわね」
梨華「そうですね、人質が死んだのではノートとの交換ができなくなるわ。
   それにキラだったら・・・だいぶキラが絞り込めるわね」
紺野「長官殺しの犯人はLAに潜伏していると日本で報道されるらしいわ」
梨華「そう。それより紺野指揮官、彼女の行方は?」

梨華は紺野に真希の写真を見せた。

紺野「それが・・・3年前梨華の言う施設にいたのは確かなのだけど、その後は皆目・・・」
梨華「そう・・・・わかったわ」

梨華(真希・・・あなたはいつも感情的になって大事な事をおろそかにしてしまうのよ・・・
   それともこの件には関係ないの?・・・院に写真を残していくなんて・・・)

194 :名無し:2006/06/22(木) 21:18:33 ID:VMhjdBTL0
午前4時、本部ではつんく次長、美貴達が対策を練っていた。
そのとき、犯人から電話がかかってきた。
逆探の準備が完了し、つんくが電話に出た。

つんく「つんくや」
犯人「奥さんがやっとこっちに届いた」
つんく「こっち?」
犯人「取引はこっちでする。単身ノートを持って2日後までにLA、スワンホテルに泊まれ」
つんく「・・・妻は無事なんやろうな・・・?」
犯人「大丈夫だ、ちゃんと生きてる」

電話が切れ、決心した様につんくが言った。

つんく「ノートを持ちLAへ行く。俺がすべての決断をし、すべての責任を取る」
美貴「つんくさん、それなら策を練ってからよ」
久住「そうですよ」
つんく「しかし2日以内にLAや・・・時間が」
高橋「危険やね、犯人の元へのこのこ出て行ったら」
田中「ノートだけ奪われてつんくさん達を殺す可能性もあるとよ」
つんく「俺はすべて承知の上で行くと言ってるんや」
田中「だったらFBIに連絡して協力を求めるとよ」
久住「うんうん」
亀井「そうね、アメリカ警察なら衛星ですべてを探れるしね」
久住「ノートは本物を持っていくんですか?」
つんく「偽とバレたら殺される・・・」
高橋「じゃあ犯人にバレない様に発信機と盗聴器を取り付けるとか」
つんく「それも駄目や。調べられたら終わりや」

195 :名無し:2006/06/22(木) 21:46:45 ID:VMhjdBTL0
つんく「みんな・・・俺は小細工せずに行きたいんや」
全員「・・・・・・」
美貴「わかったわつんくさん・・・今ここにいる者、アメリカ警察の指揮も美貴、Hが執るわ。
   先にLAに入ってアメリカと態勢を整えておくわ。その際みんな変装してね」
全員「ええ」
美貴「それと美貴の部署で開発した携帯番号共有システム、これは使えるわ」
高橋「それは?」
美貴「ある携帯への電話を特定した他の携帯でも聞けるシステムよ。安全だし役に立つ」
田中「便利だとね」
美貴「つんくさん自体には発信器も盗聴器も付けない」
つんく「ああ」

それからしばらく経ち、場面変わってSPK本部。
アメリカ長官が梨華達の元へ来ていた。

長官「では日本長官を殺したのは誘拐犯ではなくキラだと?」
梨華「その線もあると言ってるだけよ。そうだったらキラは日本警察の情報を得ていた事になるわ」

その時、H(美貴)から長官に電話がかかってきた。

長官(非通知・・・私に非通知でかけられるのは・・・)
美貴「Hです」
長官「Hだ・・・今の」
梨華「・・・・・」

196 :名無し:2006/06/22(木) 21:59:01 ID:VMhjdBTL0
美貴「長官、稲葉指揮官の話はつんく次長からお聞きしました。日本警察殺人事件に力を貸して頂きますか」
長官「・・・・そうですね・・・・」
梨華「電話を・・・」

梨華は長官から電話を受け取った。

梨華「二代目H、はじめまして」
美貴「!」
美貴「二代目?どうゆう事ですか?あなたは?」
梨華「隠していても仕方ありません。私達はHに頼らずキラを捕らえる為に創られた組織、SPKです。
   この組織の上6名がHの死を知っています」
美貴(Hの死を・・・・誰が・・・どこから・・・・)
梨華「そして私がSPKの中心にいる・・・そうですね・・・Rです・・・」
美貴(R?ふざけているの?しかしこの雰囲気は・・・・何?・・・・)

美貴はHと話している様な感覚に陥っていた。

梨華「Hには頼らないと言いましたけどFBIやCIAはもうHではなく私のほうを優先し動いています。
   こに事件はキラ逮捕に繋がる可能性を秘めていると思うので全面的に協力したいと思っています」
美貴(こいつの自信は一体何・・・?普通キラを追ってるなんて言わないのが鉄則のはず・・・
   やっぱりHに似ている・・・こいつには関わらないほうが・・・いえ、もう遅いわ。Hになりきるのよ・・・二代目Hに・・・)

197 :名無し:2006/06/22(木) 22:13:22 ID:VMhjdBTL0
梨華「どうしました、H」
美貴「いえ・・実は長官殺害のあと犯人と思われる者につんく次長の奥さんが誘拐されLAで取引をと言ってます」
梨華「取引?ノートとですね」
美貴「そうです・・・」
梨華「わかりました。LAにできる限りの捜査員を集めLA全域を衛星カメラで見張らせ・・・いえ・・・
   全指揮はあなたに任せるわ、H」
美貴「・・・・・・」

そこで電話が切れた。

田中「よかった、こっちに指揮権が」
亀井「でもアメリカはもうHに従わないって・・・」

紺野「梨華、いいんですか?キラをまともに追えなかった偽Hに任せても・・・」
梨華「だからいいんじゃないの。付け入る隙があるという事よ。人命が第一だけど、我々の目的はノートを取る事。
   そしてキラを捕らえる事よ。それに私はノートが日本警察から他へ渡った方がいいと思っているわ」
紺野・三好「・・・・・・」

翌日、美貴とさゆみはLAへと旅立った。
さゆみはアメリカでの撮影の仕事のため、一緒に同行する事になった。
もちろん、本命はさゆみの死神の目である。
そのあとに、久住、田中、高橋、つんくと続く事になった。

つんく「美貴、俺の命と引き換えでもいい・・・加奈子の命だけは助けてやってくれ・・・」
美貴「馬鹿なことを言わないで。残された奥さんの気持ちはどうなるの?必ず2人とも無事な形を選択する、そう約束して」
つんく「・・・・美貴、すまん・・・」

198 :名無し:2006/06/23(金) 20:44:27 ID:TTKhfjiZ0
そしてつんくがアメリカに飛び立つ日が来た。
それを変装した高橋が離れて見ていた。
ゲートをくぐり、飛行機に向かうつんくの後ろから一人の女が現れ、話しかけてきた。

ミカ「Mr.つんく」
つんく「!!なんや?犯人の一味か?」
ミカ「まったく、私は昨日からここにいるのよ」
高橋「・・・・」
ミカ「SE333便に乗る。チケットは私が持っている、急ぎなさい」
つんく「わ、わかった・・・」

高橋は美貴に電話をした。

高橋「成田で女が接触、押さえますか?」
美貴「いえ、見失わないように見張ってて」

そのとき、つんくとミカは突然走って行き、高橋の乗る便とは違う便に乗った。
その便にはれいなが乗ってるのでメールで連絡するように美貴は高橋に言った。
機内につんくとミカが入って、後部座席に座った。

田中(次長・・・一体どうなってると・・・?)

ミカ「この端末を・・・ワイヤレスイヤホンを耳に・・・」


199 :名無し:2006/06/24(土) 01:27:24 ID:iMsj+Inl0
つんくは言われたように耳にイヤホンを当てた。
飛行機が飛び立ったあと、イヤホンからは声が聞こえてきた。

真希「つんく、この声はアンタにしか聞こえないわ。私がアンタの妻を誘拐した主犯よ。
   私はアンタや奥さんの命を取る気はない。今私が欲しいのはノートだけよ」
つんく「・・・・」
真希「アンタが私の言うとおりにしてれば2人とも殺しはしない。取引もアンタが安心できるやり方を用意してある」
つんく「・・・・」

飛行機が空路をはずれていると飛行機会社から連絡があった。
しかし、機長はわざとはずしているのだと答えた。
少し寄り道をして乗客を一人降ろすだけだ言った。
それをTVで確認していた小春は美貴に連絡した。

久住「H、次長の乗った飛行機はLAとは違う方向に向かいました」
美貴「まさかハイジャックを・・・?これじゃLAに先回りした意味がないわ」

そこへ同乗しているれいなから美貴へメールが入った。
つんく、犯人の仲間ともに動きはなし、この事から機長が犯人の一味なのかと美貴は思った。

美貴(駄目だわ・・・美貴もまだこっちに着いたばかりでHとして全世界の警察に指示は出せない・・・)

200 :名無し:2006/06/24(土) 01:39:05 ID:iMsj+Inl0
さゆみ「ミキティ、どうしたの?」
美貴「さゆは黙って私に言われた事をしてろ!」
さゆみ「えっ・・・」
美貴「日本の裁きをいつもよりしっかりやってって事よ!」
さゆみ「は・・・はいなの」
デューク「八つ当たりだ」
美貴(くっ・・・仕方ないわ・・・)

美貴はSPKに電話を掛けた。

美貴「長官、Hです。Rを・・・」
長官「はい」
美貴「R、現状は分かってると思うわ。そちらで航空会社や警察に動かぬように指示を頼めますか?」
紺野「何やってるのよHは?頼りないわね・・・」
梨華「わかったわH・・・他にも何かあれば指示をください」
美貴「・・・・・・」

場面変わって犯人のアジト。

真希「つんく、よく聞いて。その機はLAに行く前にある場所に寄るわ。アンタの奥さんのいる場所よ」
つんく「!」
真希「そこでアンタだけを降ろしてノートと奥さんの交換をする。言う通りにすれば殺しはしないわ。
   いい?アンタと奥さんの命を保障する理由は2つある。ひとつはキラに目を付けられたくない事、もうひとつは日本警察と面倒な事になりたくない事。
   いくらに貧警察が無能でも、復讐なんてされたら厄介だからね」
つんく「・・・・・・」

201 :名無し:2006/06/24(土) 01:53:35 ID:iMsj+Inl0
真希「つんく、Hに連絡を取れ」
つんく(!?単独でない事がバレてる・・・)
真希「アンタはHと連絡を取れる立場のはず。そのSE333便に関してすべての報道規制をするのよ。
   アンタが一人で降りたと報道されればアンタがキラに殺される可能性があるわ」
つんく(確かに・・・長官が殺されたように俺も・・・)
真希「報道規制の確認が取れたら今の奥さんの姿を見えてあげるわ」
つんく「!」

つんくは美貴にメールで真希に言われた内容を送った。
美貴は了承し、その通りにした。
確認が取れたと犯人のアジトでは。

村田「真希、確認が取れました」
真希「つんく、約束どおり現在の奥さんの画像を送るわ」

つんくの携帯に妻の画像が送られてきた。

つんく(加奈子・・・)
真希「妻に聞きたい事があれば音声に切りかえこっちで奥さんに伝えてあげるわ」
つんく「・・・・・」
真希「寺田加奈子、お前の旦那からメッセージよ。今そっちに向かってる、安心しろ、今の時間が分かれば教えてくれ」
加奈子「あ、あなた・・・ごめんなさい、私の不注意で・・・日本時間は午前2時42分よ・・・」
つんく(ああ、加奈子・・・)

機内アナウンスで緊急着陸をし、乗客を一人降ろすと発表された。
乗客はざわついていた。



202 :名無し:2006/06/25(日) 22:53:25 ID:Z2StQNfw0
飛行機は誰もいない広大な砂漠に降りた。
アナウンスからつんくに降りるよう指示があった。
つんくは一人、飛行機を降りた。

梨華「H、着陸現場を衛星カメラで捉えました。こちらで見てる映像は全てそちらへも送ります」
美貴(つんくさん・・・)
デューク「ククッ、どうやって取引するんだ?」

真希「つんく、自分の携帯で迎えのヘリを寄こす様に連絡しろ」
美貴「R、ヘリを出せますか?」
梨華「ええ、稲葉なら操縦できますし、つんくさんとも顔を合わせていますので」

美貴はつんくに電話を掛けた。

真希「何?」
村田「つんくの携帯ですね」
真希「つんく、出てもいいわ。ただしこちらにも聞こえるようにね」
つんく「つんくや」
美貴「Hです」
つんく(美貴・・・)
美貴「二人の命を最優先します。ノートが渡ってもかまいません。犯人の言うとおりにしてください」
つんく「わかった・・・」
真希(やけに聞き分けいいわね、新H・・・)
村田「入り口を、Y462を開いて」


203 :名無し:2006/06/25(日) 23:09:08 ID:Z2StQNfw0
そのとき、つんくの後ろの地面が開いて地下への入り口が現れた。

真希「つんく、そこから中へ」
紺野「地下・・・!?」
梨華「これは面白いわね・・・」
美貴(まさか地下だなんて・・・これでは動きが見えないわ・・・)
梨華「H、何か手は?このままノートを奪われてもいいんですか?」
美貴「いえ・・・とりあえずノートを奪った相手が移動するのを見失わないでください・・・」

地下を降り、つんくは奥まで進むと、一人の女と加奈子がいた。

つんく「加奈子!!」
ダニエル「つんく、ノートは持ってきたんでしょうね?」
つんく「ああ・・・背広に仕込んである」
ダニエル「なるほど、その鞄に入れてきましたなんてのじゃ間抜けすぎる・・・」

梨華が迎えのヘリが到着したのを美貴に教えた。
もう一台、別のヘリ、犯人の移動手段と思われるヘリも発見できた。
美貴は梨華にそれを見失わないよう願った。

ダニエル「ではノートを試すわ。ノートを出せ」
つんく「試すやと!?人を殺すって言うのか?」
ダニエル「試さずに交換できるわけないでしょう。大丈夫、殺すのは犯罪者よ」
つんく「例え犯罪者でも・・・」
ダニエル「仕方ない・・・奥さんを殺す」

204 :名無し:2006/06/25(日) 23:25:10 ID:Z2StQNfw0
つんく「わ、わかった・・・!!」
ダニエル「よし、いい子ね」

つんくはノートを開き、ダニエルに差し出した。
ダニエルが名前を書くと、名前を書いた人間が死んだ事が真希から知らされた。
ノートが本物だと分かり、加奈子はノートと引き換えにつんくの元へ返された。

加奈子「あなた・・!」
つんく「加奈子!」
デューク「お、助かったのか・・・」
美貴「2人がヘリで安全圏へ出たら捜査員をあそこへ」
長官「H、犯人がヘリに乗り込んでいます」
梨華「これはノートと交換をしてるって事ね」
美貴「R、犯人のヘリを見失わない様にお願いします」
梨華「・・・・駄目ですH、やられました」
美貴「えっ?どうしたの、R!?」

犯人の出た出口の500メートル先からミサイルが発射されたという知らせだった。
犯人はノートをミサイルに乗せて発射したのだ。

美貴(ミサイル・・・馬鹿な・・・)
デューク「クク」
美貴「R、誘拐犯とあなた達、無関係ですよね?」
SPK「!」
梨華「それはどうゆう意味ですか、H」
美貴「ミサイルなんて所持しているとなるとそう考えるのが自然です。今までの事がすべて仕組まれているとしたら・・・」
梨華「違います」
美貴「!」

205 :名無し:2006/06/25(日) 23:35:48 ID:Z2StQNfw0
梨華「確かに私達はキラの正体、ノートの両方が欲しいわ。でもこの誘拐には無関係です」
美貴「証明できますか?」
梨華「犯人を捕らえる事でしか証明できませんね」
長官「H、R・・・あのミサイルはレーダーで追うことも撃ち落す事も不可能です」
三好「特定の場所に誘導されてるんでしょうか・・・」
梨華「とにかく今はヘリを追うしかないわ。ノートは積まれてないでしょうけど・・・」

犯人のヘリは空を飛んでいた。

ダニエル「ボス、全て言われたように完璧にやったわ」
斉藤「ええ、よくやったわ」
ダニエル「これで私の過去の罪は帳消しに・・・」
斉藤「ええ、消してあげるわ、やれ」

その瞬間、ヘリは爆破されダニエルは死亡した。
美貴にれいなから、つんくと一緒に乗っていたミカが死亡したとの連絡が入った。
美貴は迎えのヘリに乗っているつんくに繋いだ。

美貴「つんく次長、無事ですか?」
つんく「大丈夫や。俺は警察をやめる・・・」
美貴「何を言ってるんですか」
つんく「妻の命と引き替えに殺人ノートを・・・俺は警察官として失格や・・・」
加奈子「・・・・・・」
美貴「つんく次長らしくありませんね」
つんく「!?」

206 :名無し:2006/06/27(火) 23:53:58 ID:SyNwY3s/0
美貴「私の知ってるつんく次長はこのくらいではめげないはずですよ?」
つんく「・・・H、気持ちは分かるが俺は奪われると思ってそうしたんや・・・一般人として警察に協力したいんや」
美貴(・・・つんくさんらしいわね)

ヘリはLA市警に到着し、稲葉は一般人としてつんくに捜査協力を申し出た。

梨華「H、少しの間2人をお借りするわ」
美貴「何をする気?R」
梨華「2,3質問をするだけです。会話はそちらにも聞こえる様にします」
美貴(・・・まさかつんくさんから美貴がHだとバレる事はないわよね・・・)

場面変わって、ここは死神界。
ある一匹の死神が困っていた。
その死神は別の死神に助けを求めてやって来た。

?「なあ、俺ノートをなくして大王に報告に行ったんだけど・・・ノートの特徴言ったら
  デュークが自分が落としたノートだって言って持っていったって・・・」
死神「ははは・・・」
?「この場合どうすればいいんだ?」
死神「デュークから返してもらわないとだめだな」
?「やっぱりそうか・・・デュークが人間に使わせているノートが俺のだったらどうなる?」
死神「それは面倒だな。まあ、デュークに会えば分かるだろうよ」
?「やっぱり行くしかないのか・・・人間界に・・・」

場面戻ってLA市警。
ある部屋につんくが椅子に座っている。
その様子を監視カメラで梨華達が見ていた。
そして、カメラを通して梨華はつんくに質問をした。


207 :名無し:2006/06/28(水) 00:11:07 ID:oqhWBQ7i0
梨華「つんくさん、あなたはワイヤレスイヤホンを通して主犯と名乗る者の指示を聞いていた・・・
   何でもいいので思い出してください」
つんく「思い出せと言われても声は変えてあったし・・・」
三好「やっとミサイルが発見されました!」
梨華「つんくさん、少し待っていてください」
つんく「?」
三好「ニューヨーク湾沖12マイルで部品の一部が散乱、今回収に向かわせたわ」
紺野「逆算するともう2時間くらい前になるわね・・・・」
三好「ボートや水上ヘリなどでいくらでも回収はできますね」
梨華「H、聞いてましたか?」
美貴「・・・・・・ええ」
梨華「もうノートは犯人に渡ってしまった・・・何もできずにみすみす渡してしまった・・・」
美貴(・・・・・くそっ・・ノートを渡さないためにはつんくさんと加奈子さんを殺すしかなかった・・・でも・・・)
美貴「R・・・あなたが指揮を執っていればノートを渡さずに済んだの?」
梨華「いえ、あそこまで用意されていては無理でした。しかし、私には犯人の心当たりがないわけではないし、ノートを取り戻す策も考えてあります」
美貴「ノートを取り戻す策?」
梨華「今後ノートを奪った者を特定さえできればH、あなたにHという世界警察を動かせる者の名の下に、
   犯人達の名前・写真を発表すると脅しをかけてもらえばいいんです。
   発表されればキラに殺される、それをされたくなければノートを渡せと、それでいいんです。」
美貴「なるほど・・・でもそれでは組織そのものの全てを知らないと駄目ですね。できるんですか?」
梨華「できる、できないではなくて、やるのよ・・・」

そして再び梨華はつんくへの質問に戻った。

208 :名無し:2006/06/29(木) 00:01:11 ID:KhUptos70
梨華「さて、つんくさん、お待たせしました。何か思い出せましたか?」
つんく「手がかりになるような事は何も・・・」
梨華「そうじゃなくて、周りに人はいたか、何か音はしなかったか・・・たとえば」
つんく「?」
梨華「ガムを噛みながら話していたとか」
つんく「噛んでいた・・・確かに、噛んでいた様だった・・・」
美貴(マジだ・・・マジでこいつ犯人の目星を付けているわ・・・)
梨華(噛んでいた・・・それにこれほどの・・・)
美貴(やっぱりこいつとは手を組むしかないわね・・・)

その時、デュークの後ろに一匹の死神が現れ、話しかけてきた。
その死神の声や姿は美貴には見えていなかった。
死神の名は、マドウ。

マドウ「デューク」
デューク「うわっ!?死神」
デューク(・・・俺がここで声を出してこいつと話すのも・・・)

デュークは外に出てマドウと話す事にした。

デューク「美貴、ちょっとLA見物してくる」
マドウ「おい、デューク、逃げるなよ」
さゆみ「あっ、ずるいのデューク、片付け手伝わないで・・・」
美貴「?」

デュークとマドウは外へ出て行った。

209 :名無し:2006/06/29(木) 00:28:10 ID:KhUptos70
マドウ「ノート返して」
デューク(あ、やっぱりそれか・・・)
デューク「いや、それが俺にもどきにあるのか・・・」
マドウ「そんな無責任な」
デューク(・・・・こいつの事は美貴には言えないな・・・)

とりあえず、デュークはマドウにすべての経緯を説明した。
H、FBI、SPKの事、ラムの事、誘拐犯の事。
今、ノートを取り返すために策を練っている事。
マドウもデュークと様子を見る事にした。

場面戻って日本警察本部。

美貴「R、誘拐犯に心当たりがあるなら誰なのか教えてください」
マドウ「あっ、心当たりがあるって」
デューク「なっ」
さゆみ「ん?」
梨華「H、それはあなたには教えたくないわ」
美貴「!」
マドウ「駄目じゃん・・・」
デューク「・・・・」
梨華「私達は私達で犯人を追います」
美貴「捜査協力するんじゃなかったんですか?」
梨華「協力するのは誘拐事件だけです・・・キラとノートのことはそのあとだと言ったはずです。
   そのノートをあなたは取られてしまった・・・特にあなたの力は必要としていません」
美貴(何ですって・・・)
梨華「初代Hは・・・自分の命と引き替えにキラの存在、殺しの方法まで明らかにした。
   でもHを引き継いだあなたは何もしていません。あなたには何も期待できないわ」
美貴(こいつ・・・)


210 :名無し:2006/06/29(木) 00:41:20 ID:KhUptos70
梨華「日本警察もです。つんく次長は警察を辞め、奥さんと日本へ帰った・・・
   私達は私達で誘拐犯、キラを捕まえます」
美貴(殺す、必ずノートも先に取り戻しこいつも誘拐犯同様殺す・・・)

そのとき、SPK側から悲鳴が聞こえた。

美貴「!?」
紺野「長官!」
岡田「稲葉さん!?」
美貴「R、どうしたの!今の声は!?」
梨華「やられました」
美貴「やられた?」
梨華「SPKのメンバーほとんどの者が殺されました・・・
   ノートを手に入れた犯人が素性の知れてる私達のメンバーを皆殺しにしたのでしょう・・・」
美貴「・・・・R、あなた以外全員やられたのですか?」
梨華「いえ、一応素性の知られていない者は数人、無事でした。でもSPKはこれでほぼ壊滅状態です・・・」
美貴(うふふ、いいざまね・・・)

美貴は少し間を置いて、話した。

美貴「R、これが殺人ノートなんです。あなただって今の所罪のない者を犠牲にしただけよ」
梨華「そうね・・・H、あなたがノートを取られた時点で覚悟してたけど残念です」
美貴「・・・私達がいがみ合っていても仕方ないわ。互いに知ってる事は教えあいましょう。
   一刻も早くノートを取り戻し、キラを捕まえるべきよ」
全員「・・・・・・」
梨華「互いに教えあうとは?」
美貴「そちらは犯人の情報、こちらはノートに関する情報、それを知ればそちらの捜査も楽に進むはず」
紺野「梨華・・・」
梨華「・・・・・」

211 :名無し:2006/06/29(木) 19:51:48 ID:KhUptos70
梨華(真希の事を教えればいくらこのHでもあの施設から私に辿り着くわね・・・
   Hから日本警察、そしてキラ・・・いえ、キラが私を知ったとしても写真はないし名前もわかるはずないわね・・・)
梨華「・・・・わかりました、情報を交換しましょう」
デューク「おっ」
梨華「私がこの事件の主犯と考えているのは通称M、真希」
美貴(M!?真希・・・)
梨華「写真はありませんし本名も不明、わかっているのは3年前までピーマコハウスという養護施設にいたという事だけです」
美貴(ピーマコハウス?確かマコトが創設した・・・)

美貴はれいな達に頼んでピーマコハウスがどうゆう所か調べてもらうことにした。
そして、2日後が経った。
本部では美貴と愛がいるだけだった。そこへ、れいなと小春が戻ってきた。

高橋「れいな、小春ちゃん、どうやった?」
田中「あれは単なる養護施設じゃないとよ・・・優秀な子供が集められHの後継ぎを育てるための施設って感じだとね・・・」
美貴(!・・・Hの後継ぎ・・・)
久住「里沙というその施設の責任者が話してくれました。Hの後継者という事で皆本名は知らされず通称で呼び合う。
   普通の勉強のほかにかなり卓越した事を個々にやらせてたみたいです」
田中「その中で総合的にトップにいたのが梨華という少女だとよ」
美貴(梨華!・・・梨華・・・Rか?)

212 :名無し:2006/06/29(木) 20:09:02 ID:KhUptos70
久住「そしてRの言っていた真希という少女がNo.2だったそうです。
   Hの死だけが里沙に伝わるようにされていたらしくその梨華と真希にHを継がせようとしたみたいですけど・・・」
田中「真希は梨華にそれを譲り出て行ったとよ・・・」
美貴(・・・梨華がHの後継者・・・間違いないわね・・SPKを指揮しているRね・・・
   いえ、真希もHの後継者になろうとしていたはず・・・だとしたらおそらく真希は梨華を出し抜きノートを・・・
   真希と梨華、そうなると2人ともキラを・・・)

れいなは2枚の似顔絵を取り出した。

田中「真希も梨華も誰も行方を知ってる者はいなくて写真もなかったけど」
久住「桃子という子に2人の似顔絵を書いてもらいました」
田中「里沙に見せてもそっくりだという事だとね」

美貴(Hの後継者ですって・・・美貴はまだHと戦って・・・
   梨華・・・真希・・・ひとみ・・・何かゾクゾクしてきたわ)

場面変わって死神界。
マドウが人間界が見れる窓から下界を見ていた。
自分のノートを持っている人間を捜す為だった。
手には真希の似顔絵を持っていた。

213 :名無し:2006/06/30(金) 00:58:41 ID:M/2/Xr090
場面変わって日本、つんく宅。
ベッドで横になっていたつんくのもとに真希から電話がかかってきた。
つんくは電話に出た。

つんく「つんくや」
真希「久しぶりね、連絡が取れる様にしておけば殺さないというのには従ってるみたいね・・」
つんく「!」

美貴「つんくさんの携帯に犯人からよ」
久住「携帯電話共有システムですね」

真希「ノートは本物ね。これで人は殺せる。でもこれだけじゃキラみたいにいかないわね。
   キラは顔を知るだけで殺せている」

田中「つんくさんはちゃんとパソコンも繋いでるとよ」
美貴「わかった」

真希「キラはどうやって顔や映像だけでノートに名前を書いてるの?」
つんく「・・・・・」

美貴はパソコンを通してつんくにメッセージを送った。

214 :名無し:2006/06/30(金) 01:08:03 ID:M/2/Xr090
「何も言っては駄目よ。わからないで通る。死神の存在や取引によってだと思う。
 でもあきらかな事ではないから言う必要はない」

つんく「・・・それはまだわかってない」
真希「そう、日本の捜査本部は役に立たないわね・・・ではもうひとつ・・・
   Hの死後アンタ達がHとして仕立て上げたのは誰なの?これなら言えるでしょう?」
美貴(!・・・ここで私の名を知られるのは・・・)
高橋「まずいわ、こいつもHの死を知ってるやね」
田中「どうすると?知らないとはいえないとね」
久住「・・・・・・」
真希「どうしたの?奥さんを殺すわよ・・・?」
つんく(加奈子・・・・美貴・・・・)

突然、小春がパソコンに文字を打った。

美貴「小春ちゃん、何を!?」
つんく「!?」

「久住小春。捜査本部にいる俺の部下や。
 しかし彼女ではまったく役に立たない」

つんく「久住小春・・・ただ実際には本部の意向をHとして彼女に言わせてるだけや・・・」
真希「でしょうね、今のHは無能すぎるもの」

そこで電話は切れた。

215 :名無し:2006/06/30(金) 01:21:06 ID:M/2/Xr090
翌日、梨華は美貴から送られてきたファックスの手紙を読んでいた。
デスノートに関する情報が書かれた紙だった。

梨華「紺野指揮官、Hに繋いで頂戴」
紺野「はい」
梨華「H、聞こえますか?Rよ」
美貴「はいR、どうしました?」
梨華「ノートに関して知っている事はこれだけですか?」
美貴「そうです」
美貴(死神、目、所有権、そんな事まで教える必要はないわ・・・)
梨華「これだけでは顔だけでノートに名前を書く事はできないわね」
美貴「それはまだ解明中です」
梨華「・・・・・そうですか。確かに誘拐犯の方は顔だけでは殺せない・・・」

今度は逆に美貴が質問をした。

美貴「R、こちらも疑問に思ってる事があるわ」
梨華「なんでしょう?」
美貴「真希という人物について調べてみました。R、あなたとHの後継者を競う立場にあった・・・
   R、あなたは梨華、間違いないですね・・・・?」
梨華「ええ、私は梨華よ」
美貴(あっさりと・・・まああの施設をたどれば分かる事だ)
美貴「では真希はあなたに対抗心を抱き、ノートを奪ったとも考えられる」
梨華「そうですね」
美貴「でもSPKを殺すのがわからない・・・彼女は何を考えているんでしょうか?」

216 :名無し:2006/07/01(土) 00:38:46 ID:cKUkAY/R0
梨華「・・・・真希はノートを取るために味方をも犠牲にして殺した。それでもう犯罪者です。
   ならば私はノートを手に入れるためにも真希を捕まえなければなりません。
   しかし真希にとって渡しに捕まる事は負けを意味するという事です」
美貴「・・・・ではなぜつんく夫妻は無事なんでしょうか?」
梨華「まず私同様日本警察は無能だと考えてる事」
全員「・・・・・・」
梨華「だからつんくさんを生かし奥さんの命と引き換えにそちらの情報を知る手段として残しておく。
   向こうからの一方的なコンタクトになるのだから向こうの情報が漏れる心配はない。
   そして私達に教えたい事も伝わる」
美貴「教えたい事?」
梨華「真希はガムを噛む音をつんくさんに聞かせた・・・これは犯人は自分だと教えるためです」
美貴「・・・・何の為に?」
梨華「私に対する挑戦、真希は私とゲームをしているんだと思います。どちらが早くキラを捕まえるか」
美貴(ゲームですって・・・)
梨華「真希はいつも一番になりたがっていたわ・・・」
美貴「キラも梨華、あなたもHも彼女には邪魔な存在という事ですか・・・」
梨華「今私が言ったのはポジティブな考え方です。私、ネガティブは嫌いですから・・・」
美貴「これから真希がどう動くかその推測は?」
梨華「それはわかりませんが真希は目的の為なら手段は選ばないわ」
美貴「・・・・・・」

217 :名無し:2006/07/01(土) 00:51:12 ID:cKUkAY/R0
場面変わって真希のいるマフィアのアジト。
ボスの斉藤がデスノートを手に取り見ている。

斉藤「大体私達に繋がる者は殺したわね」
村田「ボス、大統領に電話が繋がりました」
斉藤「真希に渡しなさい」

村田は携帯を真希に渡した。

真希「大統領、今から言う事をよく聞いて」
大統領「あ、ああ・・・」
真希「殺人ノート、キラ対策の組織SPKは知っているわね?日本警察からノートが奪われたのも知ってるはずよね。
   それが私達よ。信じられないでしょうけどこのノートは人を操って殺す事ができる」
大統領「・・・・・」
真希「つまり、核のボタンを押す事のできる人間を操って殺す事もできるのよ」
大統領「そ、そんな事をすれば第三次世界大戦が現実に・・・」
真希「そうよ、だからアンタは私達の言うとおりにしなければならない」
大統領「・・・・・」
真希「わかるわよね?」
大統領「・・・・私にどうしろと?」
真希「さすが話が早いわね。互いの利益になる取引をしましょう」
大統領「それは・・・?」
真希「私達がキラを殺しもう一冊のノートを取ったら、そのノートをアンタにあげるわ」
大統領「!」
真希「その代わり、キラからノートを奪う協力と私達への特赦を頼むわ。
   今まで以上にアメリカ社会で共存していきましょう」
大統領(・・・・断れば操って殺される・・・)
大統領「協力とは・・・?」


218 :名無し:2006/07/01(土) 14:21:19 ID:cKUkAY/R0
真希「まずアンタが知ってる限りのSPKの情報と奴らの動き、資金や武器、衛星カメラの使用・・・」
大統領「彼女らは今や私にすら情報は漏らさない・・・」
真希「それを怪しまれないようにするのよ。アンタの権限でね」
大統領「・・・・・・」
真希「何も悩む事はないわ。アンタに断る余地はないわ・・・」
大統領(・・・・一体私はどうすれば・・・)

電話はそこで切れた。

場面変わってさゆみのいるホテルの一室。
さゆみはノートパソコンを開き、死神の目で見続けていた。

さゆみ「あ、また名前も寿命も見えない人がいたの」
デューク「両方見えない奴はもう死んでる人間だ」
さゆみ「やっぱりマフィアとかやってると死んでる人多いのね」

そして、美貴達のいる本部では。

高橋「梨華は犯人の居場所はだいぶ絞れてると言ってたや」
久住「でも捕まえさえすれば誰でも同じでは?」
田中「それじゃノートはアメリカの物になるとよ」

219 :名無し:2006/07/01(土) 14:34:54 ID:cKUkAY/R0
美貴(くっ・・・こっちは真希という存在だけで何も掴めていない・・・アメリカ自体HよりRを優先するという現状・・・
   でも何としても梨華も巻きも潰すわ。生まれつつ新世界の平和を守るために)

そこへ美貴の下に大統領から通信が入ってきた。

美貴「・・・・大統領からよ」
高橋「えっ?本当・・・」
美貴「マコトです。暗証IDを」
大統領「MIDKE1988640W、Hに・・・」
美貴「Hです。何でしょう大統領?」
全員「・・・・・・」
大統領(・・・このHは偽者、あまり多くは期待できない・・・だが今の私が聞ける者とすれば・・・)
大統領「・・・・H、ノートから逃れる方法はないのか?」
美貴(ノートから逃れる・・・?なるほど・・・)
田中・高橋「?」
美貴(間違いないわ、大統領は真希に脅されている・・・これを上手く利用すれば梨華も真希も出し抜ける・・・)
美貴「大統領・・・キラですか?誘拐犯ですか?」
久住「?」
大統領(!あの一言で気が付いた・・・やはりH、それなりの洞察力は・・・)
美貴「どちらに脅されているんですか?」
大統領「誘拐犯だ・・・」
美貴「わかりました、私を頼って頂いた事に感謝します。現状を全てお話ください」

大統領は美貴に全てを打ち明けた。

美貴「なるほど、わかりました・・・大丈夫です、それではまだ名前は書かれていません。
   大事になる前に必ず犯人を捕まえます」
大統領「・・・・・」


220 :名無し:2006/07/01(土) 14:51:14 ID:cKUkAY/R0
美貴「大統領、犯人逮捕のためお願いがあります。犯人にはもちろんSPKにも顔を知られていない、
   優秀かつあなたに忠実な捜査員が欲しい」
大統領「中東を拠点に活動している実働部隊・・・彼等なら・・・」
美貴「その部隊の規模は?」
大統領「10人編成の3チーム」
美貴(30人、それだけいれば・・・)
美貴「その半分でもいいのでお借りできますか?」
大統領「・・・・わかった、話してみる」
美貴「大統領、あなたを必ず助けます。他は信用せず私だけを信用してください」
大統領「・・・・・・わかった」
美貴(やったわ、これで梨華より優位に立ったわ。あとは梨華より先に真希達の居場所がわかれば・・・)

その夜、さゆみから美貴の携帯に連絡が入った。

美貴「さゆ、どうしたの?」
さゆみ「ミキティ、いたの!名前しか見えない人がいたのよ」
美貴(!現デスノートの所有者だ。やったわ!!期待は薄かったけどあのデータから・・・)

美貴はれいな達にさゆみの所へ行って来ると言い、出て行った。
皆に気分転換に休息でもとるようにと言った。
さゆみのいるホテルの部屋に着いた美貴はさっそく尋ねた。

美貴「さゆ、どいつなの?」
さゆみ「106番の人なの。名前は村田めぐみ、寿命が見えないからこの人に今所有権があるの」
美貴「こいつが真希のそばにいる可能性は極めて高いわ」
さゆみ「えっ?どうゆう事なの?大体、真希って・・・?」

221 :名無し:2006/07/01(土) 19:46:49 ID:cKUkAY/R0
美貴「美貴はノートの所有権を完全に放棄したし、つんくさんも強い意志のもと放棄したわ。
   所有権は渡された者へ続々と移ってゆく。つまり今ノートを持ってるマフィアの所有者、辿っていけば必ずノートへ辿り付ける。
   ありがとう、さゆ、あなたの目は新世界の宝よ」
さゆみ「ミキティ・・・」
デューク「あくまであなたの目はなのな・・・」
美貴「じゃあまずこいつの関わっているマフィアの洗い出しよ。戻って調べるわ」

美貴(大統領から使える駒も得たわ。こいつを捜し出し舞台を踏み込ませノートを取り戻す。
   梨華、ここまでふがいなく見せていたけど世界一の探偵はやはりHよ。
   そして真希、デスノートで世界を変えるのはキラよ、思い知るがいいわ)

美貴は本部に戻り、真希の仲間のマフィアのメンバーのデータを調べていた。

村田めぐみ、武器密売容疑で3度逮捕、いずれも証拠不十分で釈放。
6年前くらいから、斉藤瞳の下につき活動。
FBIもここまで把握しながら捕まえられないなんて・・・確かな証拠は残していないという事ね・・・。
組織のボスである、斉藤瞳。
右腕と左腕とされる、柴田あゆみ、大谷雅恵。
そして、村田めぐみ、この4人が集まる場所に真希がいると考えていいだろう。
真希が無防備に外出したりはしないと思うけど、4人のうち誰かが出入りすれば居場所が確認できる。

そして、翌日。

久住「この組織が怪しいってさすが美貴さんですね」
田中「しかもたった一晩でだとね」
美貴「今までの被害者から割り出すとどうしてもそこに」
高橋「SPKが絞ってるというのもここやね」

そこへ、大統領から連絡が入った。


222 :名無し:2006/07/01(土) 20:02:01 ID:cKUkAY/R0
美貴「はいHです」
大統領「例の部隊が到着した」
美貴「早いですね、ありがとうございます」
大統領「隊長のジェフだけが私に部屋にいる、現状はすべて話してある。
    私の命令には絶対だ。つまり今はHの言う通りに・・・」
美貴「任務はノートの奪還、それだけです。今、犯人達の画像を送ります。
   主犯の真希だけは似顔絵ですが・・・」
ジェフ「殺していいのか?」
美貴「はい、仕方ありません。世界の人々を救う為です」
ジェフ「殺していいなら簡単だ。完全武装すれば顔を見られて殺される事もない」
美貴「では犯人の居場所が分かり次第また連絡します」

そこで連絡は終えた。
美貴は村田をデスノートで操り、居場所を突き止めると考えていた。
そのあと、村田を始末する。
そして、4日が経った。
美貴はさゆみのいるホテルの部屋に行ってみた。
丁度、仕事を終えたさゆみが一通の手紙を持って帰ってきた。

さゆみ「ミキティー!」
デューク「ミキティー!クク・・」
さゆみ「来てたよ。フロントでもらったこれでしょ?」
美貴(来たわ・・・)

223 :名無し:2006/07/02(日) 18:39:37 ID:ghZpBwAB0
美貴(居場所はLA・・・!やったわ!完全に2人を出し抜いた。やはりノートと眼球を持ってる美貴は最強よ!!
   居場所はここで間違いないわ。村田が死ぬより先に皆殺しにできる・・・)
美貴「さゆ、この事は誰にも内緒よ」
さゆみ「そんな事わかってるの。またさゆ、ミキティの役に立ったの」
美貴「ええ、あなたは最高の親友よ」
デューク(クク・・・その親友を利用してるくせに・・・)

そして、ついに真希達のアジトに突入する時が来た。
本部ではアジトの様子を確認していた。
そこへ、ボスの斉藤が車で戻ってきた。

久住「あ!ボスが地下に入ってきました!」
高橋「柴田あゆみにボスの斉藤瞳、もう完璧にここやね」
美貴「ええ、他の手下も数人出入りしてたしね」
田中「もう間違いないとよ」

アジトの周りでは、ジェフ率いる部隊20名が待機していた。

ジェフ「隊員20名完全武装で待機できてます。いつでも指示を」
部下「監視カメラが多数ありますが、一気に突入すれば1分かからず任務完了と思われます」
美貴「大丈夫です、犯人もSPKもその辺一帯に衛星カメラは使ってません」
久住「いよいよですね」
美貴(これで必ずノートを取り戻す!)
美貴「突入!」

224 :名無し:2006/07/03(月) 18:58:23 ID:85Ljlquk0
ジェフ率いる特殊部隊は、一斉に突入した。

ジェフ「監視カメラは気にせず一気に行け!」
部下「うっ!」
部下「!?」
部下「うわっ!」
久住「えっ?何!?」
田中「どうゆう事だとね!?」

突然、隊員のヘルメットが次々と勝手に外されていった。
ヘルメットを外しているのは、死神、マドウだった。
当然、特殊部隊にはマドウの姿は見えない。

マドウ「なんで俺が見張りでこんな事を・・・あ〜面倒くせ〜」

その様子を真希達は監視カメラで見ていた。
死神の目を持つ村田が名前を読み上げ、斉藤がノートに部隊メンバーの名前を書いて殺していった。

真希「こいつらを殺したらすぐに移動よ」

そして美貴達もその様子を不思議に見ていた。

久住「あ!し、死んでる・・・?」
美貴(ヘルメットが勝手に飛ばされて・・・これは、まさか・・・)

場面、少し戻って、死神界。
自分のノートの今の持ち主、村田を発見したマドウは、人間界へ下り、真希たちのアジトへとやってきた。
しかしマドウの姿は真希たちには見えていない。

225 :名無し:2006/07/03(月) 19:06:29 ID:85Ljlquk0
斉藤「SPKはまだ前のアジトを見張ってるわ」
大谷「こっちはもうとっくに別のアジトにいるのにね」
真希「あとはどこまで操れるか試していくしかないわね」

マドウはどうすればいいか悩んでいた。
所有権のある村田がノートに触らなければ自分の姿は村田には見えない。
じっと待っていても村田はノートに触りそうにないので、マドウは真希が持っているノートを取り上げた。

真希「!?」
マドウ「ヒュー、ストン」
真希「なに?」
斉藤「ん?」

ノートは村田の頭の上に落ちてきた。

村田「?」
真希「ノートが勝手に」
斉藤「うふふ、人を殺せるノートよ。生きててもおかしくないわ」
村田「うわっ!」

マドウを見た村田は驚いて椅子から倒れた。

村田「ボ、ボス・・・この変な格好してる奴、新入りですか!?」


226 :名無し:2006/07/03(月) 19:18:22 ID:85Ljlquk0
マドウ「俺、死神だけど・・・」
村田「死神・・・・!?」
斉藤「大丈夫なの?村田」
真希「・・・・・・」
マドウ「俺を他の奴に見せるにはノートを触らせる事だ」
村田「・・・・・ノートを触れば見える様になるらしいわ・・・・」
斉藤「・・・・みんな、触ってみましょう」

ノートに触った途端、その場にいた者全員マドウを見て驚いた。
一人が銃でマドウを撃ったが、死神であるマドウはそんな物では死ななかった。
みんな気を落ち着かせて、マドウの話を聞いた。

斉藤「・・・・どうやらこの死神の言ってる事は本当らしいわね」
マドウ「ガム・・・って美味い(クチャクチャ)」
斉藤「本当に裏表紙にある二つのルールは嘘なのね?」
マドウ「ああ、人間が死神に言って書かせた物だろうな」

真希はノートの嘘のルールについて考えた。
13日の方で一人使えばうそのルールが確認できる。
問題はこのノートがキラの手を経ているかどうか。
もしわかっているなら、このルールは利用できる。
特に13日の方は・・・。

真希「・・・・・・・マドウ」
マドウ「!」
真希「人間界にノートはもう一冊ある・・・どこにあるか、わかるわね?」

真希は鋭い目でマドウを見た。

マドウ(なんだ、こいつ・・・人間のクセに怖〜(こえ〜))



227 :名無し:2006/07/03(月) 19:27:57 ID:85Ljlquk0
確かに、マドウはさゆみがノートを持ってることを知っていた。
しかし、それは死神界の掟で教えてはいけない為、真希にはいえなかった。

マドウ「駄目・・・掟で教えられない・・・」
真希「・・・・・・・」
斉藤「死神って使えないわね」
真希「マドウ」
マドウ「はい」
真希「今は村田に所有権があるのね?」
マドウ「ああ、あの眼鏡をかけてる女が村田なら間違いない」

真希(・・・そして目の取引をすれば顔だけで名前が見れる・・・
   キラが名前を知る方法もこれね・・・これでキラと同等の力を・・・)

真希「村田、目の取引をしなさい」
村田「・・・・いや、さすがに残りの寿命の半分は・・・」
斉藤「村田、今死ぬよりいいと思わない?」
村田「ボス・・・」
斉藤「私はあなたを信用している・・・この取引をすればあなたは文句なく私の右腕よ」
村田「・・・・・」
真希「決まりね」

そして村田は目の取引をし、死神の目を得た。

228 :名無し:2006/07/03(月) 23:14:13 ID:85Ljlquk0
村田「見えます、みんなの寿命と名前!」
斉藤「面白いわね、村田。後で私と真希以外の寿命を教えておきな」
大谷・柴田「・・・・・・」
斉藤「外の見張りを中に入れろ。マドウだけでいい」

真希(この死神・・・自分のノートを取り戻しにきたと考えて間違いないわね・・・)

真希「マドウ、外で見張れ」
マドウ「え?」
真希「アンタは人間に見えないから都合がいいわ。キラからノートを取ったら一冊はアンタに返してあげるわ」
マドウ「あ、ああ・・・」

マドウの回想は終わり、元の場面へ。

マドウ(で、見張りに立ったと思ったらこれだ・・・)

部下「うわああッ!!」
真希「マドウ、そいつは中へ連れて来い」
マドウ「えっ」

マドウは一人の隊員をアジトの中へ連れて入った。

久住「あ!一人中へ入って行きます」
田中「一体どうなってると・・・?」

美貴(引きずられるように中へ・・・ヘルメットが勝手に取れ、顔の分かったものが死亡・・・
   間違いないわ、死神がいる!!)

229 :名無し:2006/07/04(火) 00:13:34 ID:zeXsFrtS0
高橋「でもあそこに犯人がいるのならなんとかできるやね」
久住「SPKに連絡してはどうですか」
美貴(・・・・SPKに知られればHの指揮だったとバレる。梨華ならどうやってこの場所がわかったのか不思議に思うだろう・・・)
田中「美貴さん、SPKに支援を送るとよ」
美貴「・・・・いえ、SPKといえど今の状況で踏み込むのは危険よ・・・どうみたって、死神がいるわ」
全員「!!」
美貴「そして真希達は顔だけで殺せる様になっているとしか思えないわ」
久住「じゃあ、ラムが戻ってきたんでしょうか・・・?」
美貴「いえ、ラムなら今までの理屈から考えて私達にも見えておかしくないわ」
高橋「なるほど、あれは死神の仕業・・・」
田中「このままじゃ失敗だとよ・・・」
美貴「死神が出てくるなんて誰も想定できるわけないわ!
   それがなければ絶対に成功する策だったのよ!!」
久住「美貴さん・・・」
美貴「ごめん、少し一人で考えさせて」

そう言って美貴は本部を出て行き、さゆみのいるホテルへと行った。
部屋にはさゆみとデュークがいた。

美貴「どうなってるのデューク」
デューク「えっ・・・」
美貴「なんで今更死神が出てくるのよ!こんな事がなければ真希達は確実に死んでいた!
   しかもあのノートはあなたが美貴に最初に渡したものよ!」
デューク「えっと・・・あれ死神界で拾ったノートで・・・その落とし主の死神が・・・」
さゆみ「うわっ・・・」

230 :名無し:2006/07/04(火) 01:02:31 ID:zeXsFrtS0
美貴「向こうの死神からキラやHが誰なのかバレないわよね?」
デューク「多分・・・」
美貴「多分じゃ駄目なのよ」
デューク「じゃ、絶対」
美貴「それならいいわ・・・」
デューク「ホッ・・」

美貴(村田は14日後に死ぬ・・・そうすればキラが絡んでた事に真希は気付くだろう・・・・)

美貴「さゆ、しばらくこっちでの仕事はしない様にして」
さゆみ「えっ・・・」
美貴「あなたの安全のためよ」
さゆみ「・・うん、わかったの。ミキティがさゆの事心配してくれて嬉しいの」
デューク「・・・・・・」

美貴(いえ、敵も目を持ったならさゆの写真でも見て寿命が見えないとわかったら、
   さゆがデスノートの所有者だとバレる可能性があるわ・・・
   ここでさゆを殺しておくべきかしら・・・・・)

美貴(いえ、それではこっちの目がなくなり不利になるわね・・・
   いざとなれば所有権をはずし、また取引をさせれば・・・さゆなら何度でもやるわ・・・
   幸いここアメリカではさゆの露出なんてまだないに等しいわ・・・)

231 :名無し:2006/07/04(火) 01:10:49 ID:zeXsFrtS0
美貴(そうよ、これで真希達と対等になっただけよ。こうなったら短期で決着を付けるわ・・・。
   もういくつか策を考え付いたしね・・・)

場面変わって首都高。
真希達の乗った車が走っている。

大谷「ボス、駄目です。誰の命令か吐かせる間もなく自殺を」
真希(・・・・・また自殺か・・・)
真希「大統領に電話を」
斉藤「ええ」

斉藤は大統領に電話をかけたが、出なかった。
大統領は拳銃で自殺していたのだった。

斉藤「いくらコールしても出ないわ」
真希「・・・特殊部隊を突入させたけど失敗、ノートで操られる事を恐れて自殺・・・
   だったら随分立派な大統領ね・・・」
柴田「まさか・・・電話に出ないだけでしょう」
真希「いえ・・・どうかしら・・・」

真希(大統領と一部隊だけでSPKも知らなかった私達の居場所が分かったとも思えない・・・
   SPKか・・・Hの方か・・・それとも・・・)

232 :名無し:2006/07/04(火) 23:57:51 ID:zeXsFrtS0
日本のある静かな森の別荘。
ここに今、つんくと妻の加奈子が来ていた。
ベランダでは思いつめたようにつんくが立っている。

場面変わってSPKの本部。
梨華達は、大統領死亡、特殊部隊殺人のニュースを見ていた。

紺野「やっぱりノートによる殺人ね」
梨華「でもなんで直接首を切らずヘルメットを取ったのかしら・・・」
紺野「とにかくすべて真希達の仕業で間違いないわね。でも誰がどうやってあの場所を知り誰の命令で動いたのか」
岡田「大統領と部隊全員が死んでしまった今となっては・・・」
紺野「梨華、どう思います?」
梨華「どうと言われても、今はジッと観てるのがいいと思うわ」
紺野・岡田「・・・・・・・・」

さゆみのいるホテルの部屋、美貴もいた。

美貴「・・・・その死神はあなたに騙し取られたノートを返して欲しくて仕方ないというわけね」
デューク「そう」
美貴「じゃあ何で真希達の言いなりになってるの?真希達が死ねばノートは返ってきたのに」
デューク「まあ・・・あいつがそこまで考えて行動できるわけないし・・・」
美貴「やっぱりその死神の事を知ってるのね?」
デューク「あっ」
美貴「まあいいわ・・・騙し取ったノートだと美貴に言わなかったのが悪い。今度ばかりは無条件で協力してもらうわよ」
デューク「・・・・・・」

233 :名無し:2006/07/05(水) 00:46:54 ID:rvazMLDx0
美貴「その死神にノートを一冊あげると言ったらどう?」
デューク「ん?」
美貴「このノートを上げる代わりに真希達を殺させる」
デューク「いいと思うが・・・その後あいつがどうするかは保障できない」
美貴「・・・・・・さゆ、ノートを貸して」
さゆみ「えっ?あ、はい」
美貴「これからは美貴がノートを持つわ。必要な分は切って渡す」
デューク「つまり自分だけは死神の目で見られても所有者に見えないようにノートを手放しておくわけか」
美貴「デューク、一度に2人に人間に憑くのは可能?」
デューク「えっ?できるけど、誰に・・・?」
美貴「おそらく・・・・久住小春」
デューク「えっ、あの子に憑くのかよ・・・」
美貴(美貴の考えではたぶんそうなる・・・)
美貴「さゆ、キラの役できる?」
さゆみ「任せてなの」
美貴「じゃあやり方を教えるからよく聞いてね」
さゆみ「うん」
美貴「デュークも」
デューク「はい・・・」

二日後、警察本部。
美貴達が今後の対策を話しているとき、つんくの携帯に何者かから電話がかかってきたと伝えられた。

美貴「!つんくさんの携帯に通知不可能・・・また犯人か?」
田中「今度は何だとね!?」

つんくは電話に出た。

つんく「つんくや」
?「キラです」
つんく「!?」
久住「キラ!?」

234 :名無し:2006/07/05(水) 18:47:57 ID:rvazMLDx0
美貴「ま、まさかキラがつんくさんの携帯に・・・」
田中「犯人の悪ふざけか何かとね?」
?「日本の捜査本部にあったノートは悪人に奪われましたね?」
つんく「・・・・キラだという証拠は?」
?「私がキラだという証拠になる物がすぐにそちらに届きます。私の持っているノートです」
高橋「!?」
久住「ノート?」
つんく「ど、どうゆう事や・・・・?」
?「11月9日23時59分、私が独自に得た情報から判明したマフィアのメンバーが死にます。
  この瞬間があなた達がノートを取り戻す最大のチャンスです」
全員「!!」
?「私はあなた達を正義と信じノートを持つ事を黙認していました。しかし奪われた。
  悪人の手にノートがあるのは私にとって不本意ですので取り戻してください。
  私一人ではできない事もあります。正義のために力を合わせたい」

美貴(さゆ、うまくできているわね・・・)

美貴「キ、キラは日時と場所を指定し邪魔者は自分が消すからノートを使い真希達から奪い返せと言ってるのよ」
久住「で、でもいくらノートを持って現場に行っても真希の本名は・・・」
田中「ま、まさか・・・」
?「私の渡すノートは顔を見るだけでその人間の名前がわかるようにできます」
つんく「!」
全員「・・・・・・・・」
久住「こ・・これが本当なら・・・」
美貴「最悪相打ちに持ち込める・・・ね・・・」


235 :名無し:2006/07/06(木) 21:47:57 ID:VRzhQqMJ0
その3日後、キラからデスノートが送られてきた。
全員がノートに触り、全員にデュークの姿が見えるようになった。

つんく「まさか本当だっとはな・・・」
高橋「大胆にも絵里のいた捜査本部に・・・」
久住「この死神、キラについては何も言わないけどノートは本物ですね」
美貴「しかしキラはいったい何冊ノートを持ってるの・・・」
久住「またっつんくさんがやる気になってくれてよかったです」
つんく「こんな状況なんや、じっとしてはおれへん」
田中「で、どうすると?」
亀井「・・・突入して交戦になったら100%成功するとはいえないですぅ」
久住「・・・だから死神と目の取引をして確実に、殺せって事じゃ・・・」
高橋「キラの言いなりになって寿命を半分にするの?」
全員「・・・・・・・」

沈黙に後、久住が言った。

久住「私が目の取引をします」
田中「小春!!」

美貴(やっぱりね・・・小春ちゃんなら言うと思ったわ・・・)

久住「あれだけの事をしてきた奴等なんですから死刑に決まってるし、誰かがやらなきゃですよ・・・」
高橋「小春ちゃん・・・」

黙って聞いていたつんくが口を開いた。

236 :名無し:2006/07/06(木) 22:12:20 ID:VRzhQqMJ0
つんく「いや、目の取引は俺がする」
高橋「つ、つんくさん!?」
美貴(!何ですって?)
つんく「元はと言えば俺がノートを渡してしまったせいや・・・ノートを使った後13日後に俺も死ぬ」
亀井「つんくさん・・・」

美貴(まさか、つんくさんがそこまで思ってたなんて・・・でも誰かが目を持たないと次の策は進まないわ・・・)

久住「つんくさん、無理をしないで、私がやりますから」
つんく「いや、気持ちはありがたいが俺のまいた種や・・・俺がやる。いや、やらせてくれ」
美貴「・・・・・わかったわ、目の取引をするにはつんくさんよ」
デューク(ククッ、ついにつんくまで利用かよ?)
美貴「デューク、あなたはキラの事は何も教えない」
デューク「はい、絶対に教えません」
美貴「でも私達がすべてキラの思惑通りになる必要もないわ」
全員「?」
美貴「つんくさんが目の取引をしたからといってキラが名前を知らない犯人をノートで殺さなければならない訳ではないわ」
つんく「だが備えられるなら備えていくべきや」
久住「でも相手も目を持ってるんですから顔を見られて殺される可能性が・・」
つんく「大丈夫や、顔を隠していけば問題ない」
美貴「それにデュークが言うには、キラは目を持つ者は事前に死亡するらしいわ」
デューク「そうです、死にます」


237 :ねぇ、名乗って:2006/07/06(木) 22:58:59 ID:XZcmTRTa0
つんく「あわわわわわわ」

238 :名無し:2006/07/07(金) 00:07:32 ID:Hpsw/X7f0
美貴「それなら問題ないわ」
デューク(ま、お前がキラなんだしな・・・)
美貴「決してキラを正義と認めてはいけないけど真希達を放っておくわけにもいかない。
   それなら今はこの策の成功に専念するだけよ。そして真希達を倒したらノートはこっちにくれるけど目を持った者は目を放棄する」
デューク「はい、それがキラの条件です」
久住「それじゃあ本当につんくさんの寿命が半分になるだけですよ・・・」
つんく「それで解決するなら構わん」
美貴「今は11月9日までに犯人のアジトを徹底的に調べる事。人数・・・出入り口・・・
   それとデューク」
デューク「はい?」
美貴「向こうにも死神がいて見張ってると思われるけどそれはキラから何か言われてるの?」
デューク「いえ、何も・・・」
美貴「その死神に犯人達の手助けをさせない事はできますか?」
デューク「・・はい、できると思います」
美貴「どうやって?」
デューク「私が一言黙ってればノートは戻ってくると言えばいいんです」
美貴「確実なの?」
デューク「はい。死神は人間より死神の言う事を聞きます」
美貴「では作戦はこれで決まったわ」
つんく「ああ」
デューク「はい」

デューク(ふーっ・・・何だコレ?でも面白・・・これでマドウにとっても一件落着になりそうだし、
     何よりつんくが目の取引をするというのが面白そうだ)

239 :名無し:2006/07/07(金) 00:14:38 ID:Hpsw/X7f0
そして11月7日、作戦実行の2日前。
本部ではアジトの画像をカメラでチェックしていた。

田中「今までに出入りで確認できたのが15人だとよ」
美貴「真希自身が外に出る事はないと思うけどここで間違いなさそうね」
高橋「突入時には顔の分かっているマフィアは死ぬんだね」
田中「キラの言うとおりだとそうなるとね」

そこへ亀井から連絡が入った。

美貴「亀井ちゃん」
亀井「先ほど外に出た車が食料を大量に買い込みアジトへ向かっています。
   同じ銘柄のガムも大量に箱買いしてました」
田中「決まりだとね」
久住「ええ、ガムでというのもなんですけど」
高橋「2日後が楽しみになってきたやね」
つんく「・・・・・美貴」
美貴「?」
つんく「頼んだぞ」
美貴「・・・・ええ」

そして、1月9日、ついにこの日がやってきた。

240 :名無し:2006/07/07(金) 21:55:14 ID:Hpsw/X7f0
つんく率いる一員は、犯人のアジトから少し離れた場所に待機していた。
本部からは美貴が画像で確認していた。

美貴「皆さん、準備はいいですね」
つんく「OKや」
亀井「OK」
美貴「デューク、相手の死神はそこから見えますか?」
デューク「はい、入り口の前で暇そうに座っています」
美貴「では手はず通りにお願いします」

デュークはマドウに気付かれないようにそっと近づいた。

デューク「マドウ、声を出すな」
マドウ「えっ・・・あ・・デュ・・・」
デューク「小声で話せ、いいか、今から警察が突入して中の奴らを皆殺しにする。黙って見てろ」
マドウ「え・・・それされたら俺の任務が・・・」
デューク「あのな、この前だってお前が何もしなければ中の奴らみんな死んでお前にノートが戻っただろうが」
マドウ「あ、そういえばそうか・・・」
デューク「だから何もsずじっとしてろ」
マドウ「わかった」

デューク「死神とは話をつけました」
つんく「H、死神のほうはデュークがうまくやってくれたそうや」
美貴「・・・・・ではつんく次長・・・死神と目の取引を」
全員「・・・・・・」
つんく「デューク、頼む」
デューク「わかりました・・・」

そしてつんくは死神の目を手に入れた。

241 :名無し:2006/07/07(金) 22:31:17 ID:Hpsw/X7f0
美貴「つんく次長、渡した犯人達のメンバーの写真を見て名前や寿命が見えますか?」
つんく「ああ、見える」
美貴「23時59分!!」
つんく「名前と寿命が見えなくなった!突入する!」

そしてつんく達はアジトへ突入した。
一方、真希達のもとでは、顔と名前がバレていた、ボスの斉藤、村田、大谷、柴田が心臓麻痺で死亡していた。
残ったのは、真希、レファ、アヤカの三人だけとなった。

レファ「わわわっ・・・・・・!」

真希(やっぱりキラが絡んでいたのね・・・ここまでとは・・・まだ万全の対策は・・・)

真希は監視カメラでつんく達が突入してくるのを見て、すぐにその場から移動した。
そのとき、斉藤の下敷きになっているデスノートを見た。

真希「レファ、アヤカ、ノートを持ってモニター室へ」
レファ・アヤカ「えっ・・・・」

真希が去った後、すぐにつんくと久住がやってきた。
久住は催涙ガスを投げ込むと、レファとアヤカは油断した。
その隙を突いて、二人からノートを奪い、二人を確保した。

つんく「H、2人を確保、ノートも無事奪還」
美貴(あとは真希・・・)
美貴「真希がまだどこかに潜んでいるはずです。焦らず捜索してください。
   高橋さんと田中さんは中を援護してください」
高橋「わかったやよ」


242 :名無し:2006/07/07(金) 22:42:55 ID:Hpsw/X7f0
つんく達は二階の最後の部屋にたどり着いた。
この中に真希がいるであろう。

真希(後は私だけか・・・・仕方ない・・・・)

真希は部屋の扉の前にいるつんく達に、

真希「今、私は爆破スイッチを手にしているわ。このスイッチを押せばこのアジトは爆破される。
   死にたくなければこっちの指示に従う事よ」
つんく「なんやと・・・!?」

美貴(爆破!?脅しなのか、本当なのか・・・?)

つんく「H、どうすれば・・・」

美貴(・・・なんて奴なの・・・ここは絶対に確実に殺しておかないと・・・)

真希「初めの指示よ。全員取り付けているカメラを外して壊すのよ」

美貴(カメラを壊すと真希の顔を映像に撮れないわ・・・いや・・・!)

美貴「真希はつんく次長の死神の目を知らない。ここは言われた通りに」

つんく達はカメラを外し、壊した。
真希は次に持っている武器を捨てろと指示した。
ここも言われた通りにした。

真希「一人がノートを持って他の者は後ろに下がるのよ」
つんく「・・・・・・」

243 :名無し:2006/07/07(金) 22:56:10 ID:Hpsw/X7f0
美貴「大丈夫です。真希に不自然に見えないように次長がノートを持ち、残ってください」
真希「ノートを持って扉の前へ」

つんくは一人、ノートを持って真希のいる部屋の扉の前に立った。

真希「あはは、またつんくか・・・殺しておくべきだったかしら?
   アンタと二度も取引をするなんて面白いわね。大丈夫、私も武器は何も持ってないわ。
   さあ、中へ入って来い」

美貴(やったわ、真希はつんくさんと顔を合わせる・・・勝った・・・)

つんくが中へ入ると、モニターの前で爆破スイッチを持った真希がいた。

真希「ノートをこっちへ持って来い。アンタはまた人質よ」

そして、つんくが真希の顔を見ると、本名と寿命が見えた。

美貴「つんくさん、顔は?顔を見たの!?」
つんく「真希・・・後ろに藤(ふじ)に真実の真、希望の希・・・本名、後藤真希」
真希「!」

真希(何故なの!?まさか既に村田から・・・キラが村田を操って?こいつらやっぱりキラに・・・・・)

美貴・田中・久住「やった!」

244 :名無し:2006/07/08(土) 21:38:54 ID:R48X9Tm90
真希「・・・・・・・・」
つんく「とっくに調べはついていた・・・おとなしく捕まれば殺したりしない」

美貴(な!何を馬鹿な事を、早くノートに名前を書いて殺すのよ!)

つんく「このノートに名前を書けばお前は死ぬ。スイッチを捨てて両手を挙げるんや」
真希「うふふ、そんな脅しに乗るもんですか」
つんく「本気や」
真希「・・・アンタも死ぬわよ?」
つんく「俺は命など惜しくない」
真希「アンタがよくてもアンタの部下はどうするの?」
つんく「俺の部下や、覚悟はできてる」
真希「!」
田中・久住・高橋・亀井「・・・・・・!!」

つんく(わかってくれ皆、この駆け引きは引いた方が負けなんや・・・)

つんく「諦めろ真希、お前が生き延びるには捕まるしかないんや」
真希「・・・・・・・」

美貴(何をしてるの、早くノートに名前を書くのよ!
   こいつは何を考えてるのかわらない、殺せるときに殺すのよ!!)

真希「つんく・・・アンタ・・・人を殺した事ないでしょう?」
つんく「!・・・・・・」

245 :ねぇ、名乗って:2006/07/08(土) 21:51:32 ID:jwComLas0
真希「・・・・・・・・」
つんく「とっくにチ○ポは勃っていた・・・おとなしくやらせれば2回戦はない」

美貴(な!何を馬鹿な事を、早くチ○ポにむしゃぶりついてイかすのよ!)

つんく「お前らの穴に指を入れればお前はイく。パンツを脱ぎ捨てて両手を挙げるんや」
真希「うふふ、そんな手コキでイクもんですか」
つんく「本気や」
真希「・・・アンタもイきたい?」
つんく「俺はフェラなど強要しない」
真希「私たちだけ気持ちよくてもアンタのチ○ポはどうするの?」
つんく「お前ら変態や、どんどん汁でてる」
真希「あん!」
田中・久住・高橋・亀井「い、いくぅううう!!」

246 :名無し:2006/07/09(日) 02:06:49 ID:Fq9ApPw+0
真希は傍にある拳銃を取ろうとした。
つんくは咄嗟に真希の苗字を書いた。

つんく「諦めて捕まるんや!」
美貴(そのまま書くのよ!!)
真希「つんく、私はアンタを殺す気はなかったわ・・・」
つんく「!?」
美貴「!?」
真希「アンタはすぐに私の名前を書くべきだったのよ。でももう遅いわ・・・」

その時、つんくの後ろに倒れていた手下が突然起き上がり、持っていた銃でつんくを撃った。
死んだフリをしていたのだった。

美貴「銃声!?」
田中「まずい!!」
高橋「みんな、入るやよ!!」

れいな達は扉を壊して中へ突入した。
真希と手下はノートを奪おうとしたが、つんくは放さなかった。
れいな達の撃った銃弾が手下に当たり、手下は死んだ。

田中「観念するとね真希!スイッチを捨てるとよ!」
美貴(なっ!撃つのよ!!どいつもこいつも・・・)
真希(くっ・・・こうなったら一か八か・・・)



247 :名無し:2006/07/09(日) 02:19:38 ID:Fq9ApPw+0
真希はスイッチを押し、アジトを爆破した。

美貴(まさか!本当に自爆を・・・?しかしこれで全員死ねば・・・)

美貴「みんな!無事ですか!?」
亀井「H、絵里です・・・」
田中「みんななんとか無事だとよ・・・」
美貴「よかった・・・真希は?ノートは?」
高橋「真希の姿は見当たらないやよ」
美貴(くっ・・・逃げられたの?だからはやく殺せと・・・)
久住「ノートは無事ですけど、つんくさんが撃たれ大量の出血を・・・はやく救急車を・・・・」
美貴「わかりました、今連絡をします。すぐに救急隊が向かいます」

真希は少なくとももうこの建物にはいないわね・・・。
それよりつんくに真希の名前を書かせなければ・・・私もすぐに病院へ・・・。

田中「H、ノートはどうするとね?」
美貴「ここへ持ってきてください」
田中「わかったとよ。真希はどうすると?」
美貴「期待はできませんが、Hとして警察に捜索させます」

SPKにさえ真希の身柄を押さえられなければ・・・。
問題は真希がどこまで知っているのか。特に嘘のルールは・・・。
真希は存在自体が危険よ。
つんくの意識が戻り次第、無理やりにでもノートに名前を書かせるしかないわね。

248 :名無し:2006/07/09(日) 23:46:00 ID:Fq9ApPw+0
つんくが運ばれた病院には、美貴達も来ていた。
病室にはつんくが横たわっていた。

医師「ご家族を呼ばれたほうが・・・」
久住「でも日本からで間に合うか・・・」
高橋「小春ちゃん・・・」
美貴「つんくさん!!死なないで!!」
つんく「美貴・・・」
美貴「つんくさん!!(やった!)」
つんく「よ・・よかった・・・」
美貴「俺はまだ目を持ってる・・・あの死神の話ではノートの所有者の寿命は見えない・・・
   美貴、お前はキラやない・・・ホンマによかった・・・」
美貴「!」
久住「当たり前でしょう、まだそんな事気にしていたんですか」
美貴(それも大事だけど早く真希の名前をノートに・・・)
つんく「すまん・・・俺はもう駄目や・・・美貴、後は頼んだ・・・・」
美貴(多少取り乱しても・・・もう一刻の猶予もないわ!!)

美貴はノートとペンを取り出し、つんくの前に広げた。

美貴「つんくさん!真希の名前を書くのよ!!」
高橋「み、美貴さん・・・」
亀井「・・・・・」
美貴「書くのよ!しっかり真希の顔を思い出して!!」

そのとき、心電図が0になりつんくは死んだ。

医師「お気の毒ですが・・・」
美貴「つんくさん!」

249 :名無し:2006/07/10(月) 00:01:49 ID:Fq9ApPw+0
それから長い沈黙が経ち、美貴は皆を病室の外へ出るよう言った。
そしてノートを取り戻しに来た死神、マドウにノートを返した。
ノートを返してもらったマドウは死神界へと帰って行った。

それから2日が経ち、美貴達は本部にいた。
そこへ梨華から連絡が入った。

美貴「梨華」
高橋「また梨華か・・・しつこいやね・・・」
梨華「アジトを見つけたのはキラの手助けがあったから、真希は逃がしたけどノートは取り戻したのね・・・」
美貴「そうよ、しつこいわよ」
久住「美貴さん・・・少しは休んだほうが・・・」
美貴「いえ、大丈夫よ」

美貴(つんくさんが死んだ途端Hが音信不通ではまずいわ・・・そうでなくても尋問のような質問攻め・・・
   梨華は美貴に疑いを持ち始めてる可能性もあるわ・・・)

場面変わってSPKの本部。

紺野「梨華、そろそろこの件に関しての考えを聞かしてちょうだい」
梨華「二代目Hはふざけすぎ、キラは動きすぎよ」
岡田「・・・・・」
梨華「キラは日本警察にマフィアが死ぬ事を教えた。なぜ本部の者はキラの言う事を信じたのか。
   キラはノート奪還の為、日本警察に協力を依頼、そしてノートの奪還に成功・・・」
岡田「一応筋は通ってると思いますが・・・」
梨華「通ってないわ。キラはなんで奪還したノートを本部に渡したままで自分に返せとは言わないのか。
   しかもいろいろなルールのある危険なノートよ、尚更他の者に渡したままというのはおかしいわ。」
紺野「確かに・・・なんで日本の捜査本部に・・・」

250 :名無し:2006/07/10(月) 00:14:13 ID:NTEMiX6x0
梨華「以前からおかしいと思っていたけど今回のは都合がよすぎるわ。
   今回のやり取りから考えるに、少なくとも・・・キラと捜査本部はグル」
岡田「・・・グル・・・?」
梨華「いえ、本部内にキラがいるとすれば・・・」
岡田「?」
梨華「キラは二代目Hよ」
紺野「ま・・・まさか・・・」
岡田「本気で言ってるのですか梨華?」
梨華「ええ、本気と言っても7%くらいよ」
紺野「じゃあ可能性としては低いと・・・?」
梨華「だけど辻褄は合ってるし問題は、残りの93%をどう埋めるかよ。
   ただ黙って眺めてただけでキラは動き、二代目はボロを出し始めたわ。
   幸い真希には逃げられてるし残りの93%はそう難しくはないわ。
   私は最初から二代目に違和感を持っていたわ、あの捜査に消極的な姿勢はおかしいと思うでしょう?」
岡田「でもいきなり私達を信用できる訳でもないでしょうから・・・」
紺野「梨華、少し決め付け過ぎじゃない?」
梨華「・・・・紺野さん、捜査というのは、決め付けてかかって間違いだったらごめんなさいでいいのよ」
紺野「・・・・・・」
梨華「ではそう決め付けて日本警察を徹底的に洗ってちょうだい」


251 :ねぇ、名乗って:2006/07/10(月) 21:30:46 ID:StdBAZv60
紺野「はぁん」

252 :名無し:2006/07/11(火) 21:39:59 ID:FkU73Vzn0
美貴(梨華・・・SPK・・・真希・・・今奴らが何を考えてるのか・・・
   早く始末しなければ・・・それができれば不安材料はなくなる・・・)

高橋「そういえば副大統領の記者会見って今日やね」
久住「何でしょうね?」
田中「世界に向けての発表らしいとよ」
亀井「世界へ?」
美貴「・・・・・」

夕方6時、副大統領の記者会見が始まった。
美貴達はテレビで見ていた。

副大統領「マフィアの壊滅、大統領の死を受け、我々アメリカ合衆国は・・・」
美貴(!まさか!!)
副大統領「キラを認め逆らう事はしない。他国にも首脳会議においてこれを推奨してゆくものとする」
美貴「ば・・・馬鹿な!!」

美貴は机を叩いた。しかし、心の中では、

美貴(やったわ!ついにアメリカも自らキラに・・・)

田中「な、何言ってるとね、この副大統領・・・」
高橋「キラに恐れを為したとや」
久住「・・・・・・・」

当然、記者は激しく騒ぎ、次々に副大統領へ質問を寄せる。
キラは正義であり、キラを捕まえようとするものは悪だとさえ言った。
記者団は怒りの怒声を副大統領へ浴びせた。




253 :名無し:2006/07/12(水) 01:02:43 ID:pAc+x1Ot0
美貴(このまま他国も同じ様にキラに屈すれば、できるわ・・・新世界!!)

この放送をSPKも見ていた。

岡田「私達・・・どうなるんでしょう?」
梨華「解散ね。チキン大統領のせいで・・・いえ、チキンどころか虫以下ね」

梨華(ふざけないで!キラを認めていい訳ないわ)

田中「信じられないとね・・・アメリカだとよ?」
高橋「キラに操られてる・・・わけではなさそうやね」
美貴「あんな発言をすればキラに殺されてもおかしくないわね・・・」
久住「あの・・・」
全員「?」
久住「こんな事いっていいのかどうか・・・」
高橋「何、小春ちゃん」
田中「どうしたとね?」
久住「本当にキラを悪だと思ってますか?」
全員「!?」
田中「どうゆう意味だとね小春!?」
久住「正直私は、完全に悪だとは思いません」
亀井「キラが正義だとでもいうの?」
久住「わからないんです・・・悪なのか正義なのか・・・でもキラは悪人を裁く事によって世界を平和にしています。
   事実キラが現れてから世界の犯罪は一気に減りました。おかしいですよね?こんな事・・・。」

254 :名無し:2006/07/13(木) 00:19:10 ID:YODZjKeA0
田中「違うとよ小春、治安がよくなってもそれは殺戮による恐怖からだとね」
亀井「そんなのは本当の平和じゃないですぅ」
久住「わかってます・・それはわかってるんです」
美貴「そうね小春ちゃん、キラは正義よ」
久住「!」
田中「何を言ってるとね美貴さんまで!」
美貴「現にネットアンケートではキラ賛成派の方が多いわ。キラは大量殺人犯で悪・・・
   そのキラを支持してる人間も多い・・・それも事実よ」
全員「・・・・・」
美貴「でもきっとキラもわかってるのよ。自分がやってる事が悪だという事に。
   でも自分が犠牲になる事で世の中を変える・・・それがキラの正義よ」
全員「・・・・・」
美貴「キラを捕まればキラは悪、キラが世界を支配すればキラは正義よ」
田中「勝ったほうが正義だとね・・・」
高橋「世の中いつもそんなものやね・・・」
久住「でも必ずキラを捕まえましょう。それは間違いなく正義です」
田中「そ、そうだとよ・・・」

美貴(しかしこれから世界はどんどん加速しキラに傾いていく。必ずキラが正義になるわ)

テレビにはあのぼたんTVのディレクター平家みちよが再び出始めていた。
いつか必ずキラの時代が来るといつも言っていたと。
2010年がキラ元年になるとさえ言った。
このままでは本当に世界がキラに牛耳られる、本部の者は皆そう思っていた。
美貴以外は・・・。



255 :名無し:2006/07/14(金) 00:06:06 ID:YODZjKeA0
美貴(・・・・・あと少しよ。世界中がキラを認め7割の人間がキラを支持すれば、
   梨華も真希もHも、反逆者として世間に出れば生きていく事さえ難しくなるわ・・・)

亀井「美貴さん」
美貴「?」
亀井「世界中の医者を調べてみたけどどこにも真希らしき人はいなかったですぅ」
美貴「そう、あの爆発で無傷でいられるはずないと思ったんだけど・・・」
田中「でも真希はもうノートを持っていないとよ・・・脅威ではなくなったとね」
高橋「そうやね」
美貴「でも真希はここにいる者の名前は知ってると考えるべきよ。小春ちゃんはHって事になってるしね」
久住「あ、そうですね・・・」
美貴「でもノートがない限り誰も真希の言う事なんて信じないから大丈夫だと思うわ」

美貴(だけど梨華なら真希の言う事を信じるわね・・・何としてもSPKが真希を見つけ出す前に・・・)

場面変わってSPK本部。

紺野「梨華、やっぱり解散は本気なの?」
梨華「ええ、解散してみるのも手だと思うの。今私を含めここに4人残ってるわ。
   他のメンバーは真希側にノートにより殺された、間違いないわ」
紺野「それが・・・?」
梨華「みんな真希の立場になって考えてみて。SPKメンバー全員を殺そうと思う?」
紺野「・・・私なら1人2人は残しておくわ」
梨華「そうよね」
紺野「わざと解散して真希が接触するのを待つというの?」

256 :名無し:2006/07/14(金) 00:28:39 ID:CDvUKtJK0
梨華「悪くないと思うわ。真希は今一人で仲間のいない状態と考えていいわね。
   でも彼女が一番になる事を諦めるとは思えないし、ここの情報は絶対に欲しいはずよ」
紺野「でもいざ接触してきたら何をされるか・・・」
岡田「危険です」
梨華「そうね、そのときは真希の言いなりになるわ」
三好「・・・・言いなり?」
梨華「こっちにある情報を全部あげるのよ。それで真希がどう動くか・・・」
紺野「情報を得た後真希が私達を殺しに来るんじゃないの?」
梨華「その可能性はあるわ。でもみんなも伊達に優秀と言われてた訳でもないでしょう・・・
   怖い人はやらなくてもいいわ。ここから出ないでちょうだい。
   私は怖いから出ないわ」
全員「・・・・・・」
梨華「どう?特に岡田唯さん」
岡田「はい?」
梨華「真希の接触の可能性は、岡脱さんが7、三好さんが2、紺野さんが1ってところね」
三好「・・・私はやってもいいわよ」
岡田「・・・わかりました、私がやります」
紺野「でもHがキラだなんて信じるのかしら・・・」
梨華「信じるわよ?真のHが死んだ事を知ってる人なら信じるわ。
   紺野さん、どうせ私達はもう非公式の組織よ。キラを全否定する人たちを集めてちょうだい。
   私がHから受け継いだ資金をいくら使ってもかまわないわ」
紺野「・・・・・でも信頼できる人かどうか見極める事が・・・」
梨華「信頼なんていらないわ。私達もこれからはキラを抹殺する闇組織になるしかないのよ。
   そうゆう組織があって顔も声も不明のボスに従うという人間でいいのよ。
   これからはそうゆう戦いになっていくわ、やめたい人は今のうちに言ってちょうだい」
全員「・・・・・・」

257 :名無し:2006/07/15(土) 01:20:17 ID:+Holpc7g0
テレビではSPKが廃止されたと放送された。
それを聞いた本部の皆は驚いた。

久住「SPKの廃止!」
美貴「!」
亀井「アメリカがキラから手を引いた証拠ですぅ」
久住「次は日本でしょうか・・・」

美貴(廃止・・・?でもあの梨華が諦めるはずがないわ・・・これは梨華の作戦ね・・・
   ここまできたらいかに民衆の力を利用するか・・・数ではもうふりではないわ。
   一か八かキラの声を世間に・・・ぼたんTVの平家・・・またさゆを使って・・・
   不可能じゃないわ、キラの思想・教えを民衆に聞かせるのよ・・・・・)

場面変わってとあるホテル。
SPKメンバーの一人、岡田唯が自分の部屋へと入っていく。
ドアを開けると岡田は、誰かに静かにする様に知らせた。
誰かとは、銃を岡田に向けて立っている真希だった。
真希は岡田のホテルの部屋に隠れていたのだった。

岡田「梨華、シャワーを浴びたいので少し盗聴器をはずします」
真希「・・・・・」
梨華「・・・・・・・ええ・・・・」
紺野「カメラの設置が先じゃあ・・・」

岡田は盗聴器をはずし、服を脱いで全裸になった。
自慢の巨乳が揺れている。
そしてバスルームに行きシャワーを浴びた。
傍には真希が立っている。

258 :名無し:2006/07/15(土) 01:46:46 ID:+Holpc7g0
岡田「真希、あなたが私に接触する事を梨華は読んでいたわ」
真希「・・・・梨華らしいわね」
岡田「あなたはもうノートを持っていないから私を脅せるのは銃だけ。
   この後部屋に監視カメラを取り付けなければいけないのよ。
   それと梨華は二代目Hがキラじゃないかって」
真希「!!」

真希(・・・・Hは久住小春・・・二代目Hがキラ・・・なくはない・・・かな?)

岡田「どうするのよ?」
真希「唯、あなた私と梨華、どっちの味方なのよ?」
岡田「どちらでもないわ。キラを捕まえたい気持ちでは皆同志じゃない」
真希「・・・・・・」
岡田「で、ここから逃げるの?ただその場合はあなたが私の部屋にいたと梨華に報告するわよ」
真希「・・・・・唯、本部に戻るのよ」
岡田「え?今戻る理由はないわよ」
真希「いいから戻るのよ」

真希は岡田に銃を向けた。
岡田は仕方なく、真希と共に本部へ戻った。

紺野「梨華!」
梨華「!?」

本部の監視カメラに岡田と岡田に銃を突きつけた真希が一緒に本部内へ入ってくるのが映された。
梨華は真希を本部へ入れる事にした。
本部へやってきた真希に、紺野と三好は銃を向けた。

梨華「真希、ようこそ」


259 :名無し:2006/07/15(土) 19:22:35 ID:+Holpc7g0
紺野「銃を捨てるのよ!」
梨華「真希だけじゃなくてみんな銃を下ろすのよ」
三好「で、でも真希は私達の仲間を殺害したのよ?」
梨華「証拠はないわ。今真希を殺しても何にもならないわ。
   むしろ、ノートを一度は手にし私達よりキラに近付いた事実に敬意を表するべきだわ」
三好「・・・・・・」
紺野「わかりました・・・」

紺野と三好は構えていた銃を下ろした。

真希「上手い事言うわね、梨華・・・・。ここまではあなたの思い通りなの?」
梨華「ええ」
紺野「?」
梨華「あなたがいろいろやってくれたおかげで大分キラが絞れたわ」
真希「・・・・・梨華」

突然、真希が梨華に銃を向けた。

紺野「!」
真希「私はあなたのパズルを解く道具じゃないわ」

再び、紺野と三好が真希に銃を向けた。

260 :名無し:2006/07/15(土) 20:09:17 ID:+Holpc7g0
梨華「真希、私を撃ちたければ撃ってもいいわ」
真希「!」

真希は躊躇いながら引き金を引こうとした。
その時、岡田が真希の銃の先を掴んだ。

岡田「真希、梨華を撃てば私達は容赦なくあなたを殺すわ。
   2人がここで死んでどうなるの?キラが喜ぶだけじゃないの?」
真希「・・・・・・」

真希は銃を下ろした。

真希「そうね、私はあなたが持ってる私の写真を取りに来ただけよ」
梨華「ええ」

梨華は真希に写真を渡した。
もちろん複製等はしていないと言った。

真希「梨華、私はあなたと手を組む気はないわ」
梨華「わかってるわ」
真希「でもこのまま帰るのも何だからあなたに教えておくわ」
梨華「?」
真希「殺人ノート、あれは死神のノートで触った者は死神を見る事ができるのよ」
紺野・三好「!?」
紺野「ま・・・まさか・・・」
三好「死神だなんて、そんな事信じられるわけ・・・」



261 :名無し:2006/07/15(土) 20:35:29 ID:+Holpc7g0
梨華「私は信じるわよ」
紺野・三好「!」
梨華「そんな嘘を付く意味はまったくないわ・・・よって死神はいるのよ」
真希「もうひとつ、ノートに書かれたルールの中に嘘があるわ」
梨華「!・・・・」

真希「梨華」 梨華「真希」
紺野「!」
三好「?」
真希「どっちが先にキラに辿り着くか」
梨華「競争ね・・・」

場面変わって道重のいるホテルの部屋。
さゆみはベッドで寝ている。
美貴は机に向かってパソコンを開いて考えていた。

真希・・・梨華・・・この2人が生きてる限り・・・
ここまできたら本部の人間は殺しておくべきか・・・
いえ、それはまだ早いわ・・・本部の人間はいくらでもごまかせる・・・
やっぱり真希と梨華を殺すのが先よ・・・

美貴は寝ている道重を起こして、ぼたんTVの準備をするように言った。

3日後、ぼたんTVに平家みちよがやって来た。
そしてテレビでキラ王国が放送された。
平家は、キラから指示された言葉を次々と喋った。
世界の法・秩序はキラにあると。
キラを追う・捕まえようとする事は犯罪だと。
もしそんな奴がいたらぼたんTVに報告する様にと。

262 :名無し:2006/07/16(日) 02:27:32 ID:HWWWRwSa0
久住「これじゃあまともに捜査なんか・・・」
田中「もはや私らが犯罪者だとね・・・」
高橋「こんな馬鹿な平家についていくとは思えないやね・・・」
美貴(ついてくる・・・)

紺野「・・・・・・梨華」
梨華(あんな人間を代弁者に・・・これを本当にキラがやってるのなら焦ってる証拠ね・・・)

梨華は真希の言っていたノートの嘘のルールについて考えていた。
心臓麻痺やある程度操って殺せるのは間違いない。
ノートを刻む、焼くなどするには試せるはずない。
という事は、嘘のルールは13日以内に名前を書かないと死ぬルール。
こうなったらもう直接・・・

梨華「三好さん、Hに繋いでちょうだい」
三好「はい」

捜査本部、美貴の下へ梨華から通信が入った。

高橋「また梨華やね・・・」
梨華「H、真希を捕まえたわ」
美貴(まずい・・・!?)
梨華「でも逃げられました」
美貴「!」
全員「・・・・・・!」
梨華「でも多少の尋問はできたわ」
美貴「・・・・梨華、逃げられたのではなく逃がした、そうですね?」

263 :名無し:2006/07/16(日) 02:39:37 ID:HWWWRwSa0
梨華「いえ、本当に逃げられました。それで聞き出した事からいくつか疑問に思った点をあなたに聞こうと。
   真希が言うにはノートには死神が憑いてる、どうですか?」
美貴「・・・確かに死神はいます。いきなり話しても信じないと思い黙ってました」
紺野・岡田「!」
梨華「もうひとつ・・・あなたに教えてもらったルールの中に嘘があるという事です」
高橋「!」
美貴(くっ・・・!)
田中「?」
美貴「嘘がある・・・?」
梨華「ええ、あなたの意見を聞かせてください。もし嘘があるならどれなのか・・・」
美貴「・・・・あえて言うなら13日のルールかしら・・」
梨華「やっぱりそうですか」

美貴(くっ・・・あのときつんくさんが真希を殺さなかったせいで最悪のパターンに・・・)

美貴「死神、ノートのルールに嘘はあるの?」
デューク「いえ、ありません」
梨華「!」
美貴「嘘はないそうです」
梨華「・・・・・そこに死神がいるのね?」
美貴「ええ(わかってる事をいちいちと・・・)」
梨華「この会話、他にも聞いてる人はいますか?」
美貴「・・・ええ、います」
梨華「・・・・・大体わかってきたわ・・・」
紺野「?」
梨華「二代目H、捜査本部の皆さん・・・・初代Hの顔を見ましたか?」
美貴「!」
全員「・・・・・!」

264 :名無し:2006/07/16(日) 03:16:27 ID:HWWWRwSa0
美貴(やられた・・・思ったより読んでいるわ・・・)

美貴「確かに、本部の者の中にはHの顔を見た者もいます」
梨華「そう、見たのね」
美貴(こいつ・・・)
梨華「じゃあ何故Hを殺したキラはあなた達を生かしているのかしら?一緒に殺されても不思議ではないのに」
美貴「捜査本部は何度もこの中にキラはいないという場面を通ってきたからこそやっていけるんです」
梨華「私は13日のルールが嘘だと思っているわ」
美貴「死神が嘘をついているとでも?」
梨華「そうですね、私は死神より真希の言う事を信じるわ。大方キラが死神に嘘を言わせているのよ」
デューク(すげーなこいつ、大当たり・・・)
美貴(Hの後継者・・・Hより酷いわ・・・)
久住「別に死神が嘘を言ってるだけで何にもならないですよね?」
田中「いえ、美貴さんの監禁の意味がなくなるとね」
久住「あ、そんな事ありましたね・・・」
亀井「でも美貴さんは違いますよぉ。つんくさんだって美貴さんがノートを持っていないと分かって息絶えたんですから」
高橋「大体ノートを試すなんてできないやよ」
美貴「梨華、ノートに名前を書くなんて到底できない事です」
梨華「じゃあこうゆうのはどう?私が真希の名前をノートに書くわ」
全員「!」
梨華「もちろんあなた達が真希の本名を知ってればですが・・・」
美貴(こいつ、こっちが真希の名前を得ている事も・・・)
梨華「書き込んだ私が13日後に死ねば、キラの勝ち、私はそれでもいいわ」
久住「両方死ぬ事で解決するつもりなんですか・・・?」


265 :名無し:2006/07/17(月) 01:55:33 ID:qCvLJbjl0
美貴は捜査本部の者と話し合いたいと、一旦梨華との通信をきった。
久住は真希はつんくの仇だから、やるならやってくれという気持ちだった。
他の者は皆、反対だった。
そして美貴は梨華に反対だという意見を述べた。
梨華はわかりましたと、通信をきった。

美貴(梨華は美貴に疑いを持ってるわ・・・ここから情報を得ろうとしている)

田中「でもこれで梨華も真希も私らに接触してくる可能性は高いとね」
亀井「まだノートを諦めてなさそうですぅ」
美貴「そうね・・・」
高橋「特に真希は長官を誘拐したときに絵里と小春ちゃんの携帯番号を入手してるやね」
美貴「ええ、どちらかに接触しそうね」
久住「多分、亀井さんかも・・・真希は私がHだと思ってますから」
美貴「そうだったわね」

そのとき、亀井の携帯が鳴った。

久住「まさか・・・真希からじゃないですよね?」
高橋「こんなタイミングいいわけないやよ」
亀井「通知不可能・・・ですぅ」
全員「!!」
美貴「みんな、番号共有システムを。もし真希だったら亀井ちゃんは言うとおりに」

真希「亀井ね?」

美貴(やった!かかったわ・・・!)

266 :名無し:2006/07/17(月) 19:13:38 ID:qCvLJbjl0
田中「間違いなく真希の声だとね」
高橋「うん」
美貴(しかも声も変えずにくるなんて・・・)
真希「一人なの?」
亀井「違いますぅ」
美貴(簡単に一人というと怪しまれる、それでいいわ・・・)
真希「じゃあ適当に答えて」
亀井「はいですぅ」
真希「亀井、私に会いにNYに来ない?」
亀井「!」
全員「・・・・・・!」

美貴(いきなりこんなストレートな誘い方を?でもこれでいいわ・・・)

真希「これ以上はあなたが一人で私の指定した場所に来ないと話さないわ。当然カメラ、通信機はなしよ。
   来るか来ないかは今すぐ返事をして。」
高橋「かなり危険だと思うやね」
田中「でも真希がこうノートに執着してるとなると」
久住「捕まえるチャンスですよ」

美貴(前もって皆に真希に接触されたときの対応は話してあるわ。大丈夫よ・・・)

亀井「わかりました、どこへ行けばいいんです?」
真希「じゃあ今すぐNYのNCIKステーション駅の出口前に来て」

267 :名無し:2006/07/17(月) 19:26:06 ID:qCvLJbjl0
亀井は言われた通りの場所へ向かった。
美貴はれいなと高橋に亀井の尾行を指示した。
通信機とカメラも持っていくよう言った。

そして亀井はステーション駅の出口前に着いた。
その様子を本部から美貴達と、美貴に指示されていた道重もホテルから見ていた。

久住「真希、出てくるでしょうか・・・」
美貴「真希とは限らないけど必ず誰かが接触してくると思うわ」
さゆみ(ミキティの言ってた通りになってきたの・・・さゆ、がんばるの)

亀井「駅前に着いたですぅ」
真希「よし、いいわ。真向かいのビルに入って」
久住「きっと真希のアジトですよ」
美貴「田中さん、高橋さん、ビルからなるべく離れた場所で待機してください」
田中「わかったとよ」

亀井がビルに入るのを確認した真希は、梨華に電話を掛けた。
電話には岡田が出た。

真希「唯、私よ。梨華に代わって」
岡田「梨華、真希です・・・」

梨華(真希・・・動いたのね・・何を・・・)

268 :名無し:2006/07/18(火) 00:57:35 ID:LoFcdmBl0
真希「梨華、今そこへ亀井という日本捜査本部の一人が行くわ」
梨華「!・・・・・」
真希「今度は私があなたを使う番よ。中にいれ聞きたい事を聞きだすといいわ。
   ただし会話は私にも聞こえるようにね」
梨華(真希、やってくれたわね・・・でもこのやり方は・・・)
三好「梨華、女の子が一人携帯を所持してここへ」
梨華「その子を中へいれて」
岡田「・・・はい」

亀井は中へと招き入れられた。

梨華「こんにちは、はじめまして梨華です」
亀井「!」
久住「えっ!?亀井さんの携帯の方から」
美貴「!?」

そうか!真希と梨華はもう接触している・・・だから亀井を直接梨華のところへ・・・
これなら真希自身は何の危険もない・・・
これから梨華と亀井が会話をすることでこっちの動揺を・・・
Hがキラだと考えてるならあり得るわ・・・

さゆみ「あ、これってミキティが一番始末するべきって言ってた梨華って人なの」

亀井(梨華・・・真希と会うはずがなんで・・・?)

269 :名無し:2006/07/18(火) 20:39:11 ID:LoFcdmBl0
梨華「そこへ座ってください。いろいろと聞きたい事がありますから」

亀井は言われた通り椅子に座った。

亀井(真希と組んでいる・・・どんな事も話しては駄目だわ・・・)
美貴(大丈夫よ、久住ならともかく亀井なら何も話さないわ・・・)
梨華(Hがキラでも亀井は殺せてもまだ私は殺せないはずよ・・・)

梨華「亀井さんだったわね?」
亀井「・・・・・・・」
梨華「真希も私達もあなた達同様キラを捕まえたいだけよ」
亀井「・・・・・・・」
梨華「協力してくれないかしら?あなたの命を賭けて」
美貴「!・・・・・」
亀井(・・・何も言っては駄目ですぅ・・・)
梨華「あなた達は初代Hに会っているんだったわね?本部内の人でHがキラだと思った人はいませんでしたか?」
美貴(・・・・・大丈夫よ・・・)
梨華「イエスかノーだけでもかまわないわ」
亀井「・・・・・・」

梨華「真希、この子はキラに何も話せない様に操られてる可能性があるわね」
真希「・・・・・・・!」

真希「そうね梨華、もし喋らなければ日本本部内にキラがいると考えていいわね」
美貴(くっ・・・・・!)

270 :名無し:2006/07/18(火) 20:54:30 ID:LoFcdmBl0
真希「私はあのノートを実際に人に使わせていろいろ試したけど13日のルールは嘘だったわ」
美貴(!検証済みだったのね・・・でも真希の言う事よ・・・)
梨華「この嘘のルールについて何か思い当たる事はありませんか?」
亀井「・・・・・・」
美貴(絵里、これは私達を陥れる罠だと思うのよ)
梨華「私達はキラを捕まえたいだけなのよ。あなただって仲間が疑われていてはいやでしょう?」
美貴(くっ・・・これではいくら亀井が話さなくてもこの会話を聞いている田中や高橋の気持ちが変わってくる・・・
   殺すしか・・・でも殺せばHがキラ・・・いえ、まだ梨華は殺せない・・・あと3日もてば・・・)

3日後、美貴の思惑通り、SPKのアジトであるビルを、平家みちよとキラ信者達役100人が囲んでいた。

田中「H・・・どうなってるとね」
高橋「まずい事になったやよ」
久住「うわっ・・・一体どこからどう・・・」
美貴(これで皆死ねば美貴の勝ちよ、ざまあみろ梨華)

平家はヘリコプターに乗り、キラ信者達に指示を送っていた。

平家「私平家はついに神キラを捕まえようとする悪の組織のアジトを突き止め、同胞と共に包囲しました!
   今この建物内にSPKの生き残りがいるという情報を得ました!
   見よ!この民衆の力!正義の力を!!」

キラ信者達は鉄パイプや火炎瓶を手に、殺気立っていた。
その様子をビル内の梨華達も見ていた。

271 :名無し:2006/07/18(火) 21:02:38 ID:LoFcdmBl0
岡田「梨華、このままでは私達本当に危ないわ」
紺野「どうするの?」

梨華(キラ・・・このタイミングで、これでは日本捜査本部にキラがいると言ってる様なもの・・・
   だけど私達が死ねば関係ない・・・そうゆう事ね・・・)

そこへ、Hから連絡が入った。

梨華(H・・・!)

美貴「どうしたの梨華?そっちに亀井さんが真希によって送られたのはわかっていたわ。
   SPKを信用して協力するべきか亀井さんには何も言わずにあなたの声をずっと聞いていたけどこれでは亀井さんまで・・・」
久住「そうですよ、これじゃあ亀井さんが・・・」
美貴「これはSPKを始末しようとする真希の策略なのかしら?
   それともSPKには一般人にありかを知られる様なシステムしかとれてなかったのかしら?」

梨華(・・・・こいつ、白々と・・・)

272 :名無し:2006/07/19(水) 20:35:52 ID:i1sGCtqV0
平家「キラ信者の諸君、一気に中へ突入しては駄目です。群衆にまぎれて逃げる可能性がある。
   私の指示に従い動き、奴等をカメラの前へ曝け出しキラに捧げるのです!」

美貴「梨華、とにかく今はそこから逃げる事よ」
梨華「よく言うわね、キラのくせに」
美貴「な、何を言うの・・・そのままでは亀井さんも危ないのよ」
梨華「その亀井がこっちへ来た途端これよ。亀井がここにいるのを知ってる人は限られてる。
   あなたがキラよ。私達も亀井も死ねばいい、その後で捜査本部の人も皆殺せばいい、そう考えているんでしょう?」
田中・高橋「・・・・・・・・」
美貴「な、なんですって!ふざけないで!あなたは何か勘違いしてるわ!!」
久住「まあまあ、そう熱くならないで・・・」
梨華「そこにいる本部の皆さん、よく考えてください、キラはその中に居るわ」
田中「・・・・・・・」

美貴(梨華、今のうちに言っておけばいいわ・・・あなた達が死ねばそれはキラによる殺人・・・
   そしてあなたの言うとおり本部の者も消せば私の勝ちよ)

田中(・・・・・もし美貴さんがキラだったとしたら・・・いや、そんなはずないとね・・・)

平家はキラ信者達に突入の指示を出した。
第一陣、続いて第二陣と次々にSPKビルへ突入して行った。

紺野「梨華、はやく逃げましょう」
岡田「でもどうやって・・」
梨華「Hの遺産を使いましょう」
紺野「で、でもあの策は一度やると・・・」
梨華「準備はできているんでしょう?やりましょう」

SPKは脱走のため、ある作戦を実行した。

273 :名無し:2006/07/19(水) 23:05:10 ID:i1sGCtqV0
突然、キラ信者達の真上からたくさんの1万円札がばら撒かれた。

信者A「金だ!!」
信者B「金だーっ!!」

美貴(!?金?・・・)

信者C「この金は俺のだ!!」
信者D「ふざけるな!」
信者E「俺のだ!!」

美貴(くっ!!金で群衆の目を眩ませて、この騒動に乗じて逃げる気ね・・・
   でも平家さえしっかりしてくれたら・・・)

平家「パイロット!あの金の出ている階へ行くのよ!」

美貴(平家!何をやってるの!あなたがしっかり統制を執らないと・・・!)

梨華「真希、これから脱出するから亀井さんの携帯は切らせてもらうわ」
真希「ええ」

美貴(くっ・・・!)

そして梨華達、SPKメンバー4人と亀井はビルから脱出した。

美貴「田中さん、高橋さん、亀井さんは梨華達と共に出てくるはずです。
   それを見失わないようにしてください。発見できたら跡を追って・・・」
高橋「H・・・無理やよ。この数の群集から見つけるのは・・・」

274 :名無し:2006/07/19(水) 23:48:52 ID:i1sGCtqV0
田中「でもこれで絵里はキラに殺されずに済むとね」
美貴「そうね・・・亀井さんが助かればそれで・・・」
美貴(ちくしょう!!・・・・)

キラ信者達と警官隊の激しい闘争は日が落ちるまで続けられた。
終わる頃にはすっかり夜だった。
そして翌日、梨華達は新しい本部へといた。

梨華「三好さん、マコト・・・Hとの通信は回復できそう?」
三好「ええ、なんとか2、3日以内には」

場面変わって警察本部。

高橋「H,絵里の携帯は全く関係ない人が昨日の騒ぎの中で拾ったと言ってるやよ」
美貴「・・・・・・・」
久住「これじゃあもう亀井さんの居場所はわからないですね・・・」
田中「あまり長く消息がわからないようなら梨華が誘拐犯になるとね」
高橋「少なくとも軟禁やね」

美貴(亀井が簡単に過去の事を話すとは思えない・・・けれどその保証もないわ・・・
   もう殺したほうが・・・いえ、梨華は侮れないわ、まだ本部の人間は殺せないわね・・・)

そして、れいなは少しずつだが美貴に疑いを持ち始めていた。

美貴「亀井さんの事は心配しなくてもそのうち梨華から連絡があると思うわ。それを待ちましょう。
   それよりキラが平家に接触しているのは間違いないわ。平家を確保するなりしてキラを探っていこうと思います」
久住「そうですね」
美貴「何としても世界中がキラに平伏す前にキラを捕まえるのよ」
高橋「そうやね」
久住「はい!」
田中「・・・・」

275 :名無し:2006/07/20(木) 21:27:00 ID:1VQrNXUO0
場面変わってSPK本部。

岡田「梨華、駄目です。亀井さんは頑として何も喋らない・・・」
紺野「これでキラに操られてなかったらたいした子ね」
梨華「・・・・・」
亀井「・・・・・」
梨華「亀井さんが駄目なら他の人に仕掛けるしかないわね。誰一人二代目Hを疑ってないわけがないわ。
   必ず一人はこちらに寝返る様に仕向けましょう」

美貴(亀井が簡単に監禁の話を喋るとは思えない・・・けどその保証もないわ・・・
   だけど捜査本部はこれから平家を探る方向に紛れて動ける・・・)

美貴は8面画像に映し出されているキラ崇拝者達を見つめていた。
この中に使える者はいないか。

美貴「平家は何百、何千というキラ崇拝者達に守られてるわ」
久住「これだと平家を捕まえるのは難しそうですね」

美貴(さゆを失った時、失わざるを得なかった時の為に前から用意してはおかなくてはと思っていた。
   梨華が美貴に疑いを持ってる以上余裕はないわ!できるだけ早く・・・)

美貴「!」

そして美貴はある一人の女性のキラ崇拝者に目を付けた。

276 :名無し:2006/07/20(木) 21:48:38 ID:1VQrNXUO0
美貴は平家から道重に送らせた個人資料・アンケートをチェックしてみた。
その中から、久住にバレないようにそのキラ崇拝者の資料を見た。

氏名 矢口真里
性別 女
生年月日 昭和58年1月20日
住所 神奈川県横浜市泉区
職業 検事
キラをどう思いますか? 神

そしてSPK本部では、ようやくHとの通信が可能となった。

三好「梨華、マコトへのスクランブル通信可能になりました」
梨華「ええ、じゃあさっそく繋いでちょうだい。亀井さんは何も喋らない様お願いします」
亀井「?」

美貴の下へ梨華から連絡が入った。

美貴「梨華!」
久住「美貴さんが言った通り梨華の方から」
田中「梨華!」
美貴「梨華、Hです。皆無事ですか?」
梨華「いいえ」
美貴・田中「!」
梨華「亀井さんが心臓麻痺で死んだわ。遺体は近日中にそちらへ引き渡します」
亀井「!?」
美貴(心臓麻痺・・・!?)
高橋「キラ・・・・」
田中「・・・・・・」
美貴(・・・・これは、嘘、梨華の罠!)

277 :名無し:2006/07/21(金) 01:38:14 ID:X5O0hOrN0
今、亀井が死ねばキラが殺したと誰でも思う・・・
そして亀井がSPKのもとへいると知ってるのは絞られる・・・
さゆに確認すれば亀井の生死はわかるが亀井が死んでいないと言うのはおかしい。
完全にこれは美貴を疑わせる策ね。

田中(絵里が死んだ・・・やっぱり美貴さんがキラだと?でも探ろうとすれば殺されるのは明らか・・・
   美貴さんと梨華、一体どっちを信用すればいいと・・・?)

梨華「もしこの会話を聞いて捜査本部内にキラがいると思った人は今から言う番号に連絡をください」
美貴(な、何を・・・!)
久住「うわっ、凄い自身・・・強気ですね」
田中「・・・・・!」
高橋「・・・・・・」

そして、梨華の通信は切れた。

高橋「れいな・・・まさか・・・」
田中「高橋さん、梨華の言う事もまったく的外れだとは思えない節もあるとね」
高橋「・・・・ええやよ、れいなの好きなようにすればいいよ。誰にも言わないから」
田中「ありがとうございます」

一方、美貴は道重にある指示を出していた。
ホテルにいる道重のもとへ美貴からメールが入った。
その指示を見た道重は驚いた。

さゆみ「ノートの所有権を放棄・・・さゆから他の人にノートを。ついにこの時が来たの・・・」


278 :名無し:2006/07/22(土) 21:31:03 ID:CV+GCDUB0
美貴(問題は真希がノートについてどこまで知っているかね。
   たとえすべて知ったとしてもさゆからは何も証拠は出ない様にするだけよ・・・)

美貴はある決心をし、捜査本部の皆にある事を話した。

美貴「梨華・・・日本捜査本部の皆さん、梨華に協力したいと思う人は協力してあげてください」
久住(美貴さん・・・そんな・・・)
梨華「!」
田中・高橋「・・・・・・」
美貴「今の様な状況で捜査していくのは私も納得できない。誤解を解いた上で捜査できる事が理想だと思っています」

梨華(・・・・・Hの立場ならそう言うしかないでしょうね・・・)

田中(もし梨華に協力すれば絵里のように・・・覚悟が必要だとね・・・・)

田中「高橋さん、私は美貴さんにバレないように梨華に連絡を入れてみるとよ・・・」
高橋「・・・・わかったやよ、れいなの動きがわからないようにしておくやね」
田中「高橋さん、もしれいなが死んだら・・・・・」
高橋「・・・・・言わなくてもわかるやね」
田中「ありがとうございます」

れいなはホテルを出て、外の公衆電話に入った。
そして、梨華に電話を掛けた。
電話には三好が出た。

田中「日本捜査本部の田中です、梨華と話がしたいとよ」


279 :名無し:2006/07/22(土) 21:48:40 ID:CV+GCDUB0
梨華「梨華よ。誰にも場所を明かさないという条件でここへ来てもらえるかしら?」
田中「わかったとよ・・・」
梨華「それとひとつ、あなた達に嘘を言ったわ」
田中「嘘?」
梨華「ええ、亀井さんは生きてます」
田中「・・・そうですか、じゃあ絵里に代わってほしいとよ」
梨華「はい」
亀井「絵里ですぅ」
田中「絵里・・・私も今そっちに行くとよ」
亀井「ええ」
梨華「喋れたのね亀井さん・・・たいした子ね」

場面変わって、あるマンションの一室。
小柄な女性が一人、机に座ってある手紙を読んでいる。
読み終わった女性はその手紙を燃やした。

?(キラ・・・神・・・)

そして、その女性は一冊のノートを手に取った。
デスノートだった。

280 :名無し:2006/07/23(日) 02:10:44 ID:pVaLvgli0
梨華から午後3時に公衆電話前で待てと言われ、れいなは待っていた。
そこへ、三好の運転する車が現れた。

三好「田中れいなさんですね、SPKの三好です。お乗りください」

れいなは車に乗ると、目隠しをさせられた。
梨華は三好に2時間ほど適当に走った後、こちらへ来る様に伝えた。

美貴(梨華め、美貴が聞いてるのにこっちの捜査員を引き抜こうとするなんて・・・
   だけど既にノートはさゆから矢口に渡り、さゆは所有権を放棄した。証拠はでないわ)

そこへ高橋から連絡が入った。

美貴「どうしたの愛ちゃん」
高橋「聞き込みで真希に似た人物がいると分かったから、れいなが調べに向かったやよ」
美貴「わかったわ」

美貴(れいな・・・動いたか?それならそれで詮索しないで放っておくしかないわ・・・)

そして、三好とれいなは梨華のいるSPK本部へと到着した。

岡田「梨華、2人が着きました」
梨華「亀井さん、田中さんで間違いないわね?」
亀井「ええ」

281 :名無し:2006/07/23(日) 02:26:31 ID:pVaLvgli0
梨華は中へ入るよう指示した。

亀井「れいな・・・」
田中「絵里!」
梨華「はじめまして、梨華です。目隠しは取って貰って結構よ」
田中「・・・・・・」
梨華「私達に協力をしてくれる事に感謝するわ」
田中「協力といってもまだ完全には信用していないとよ。私はあくまで日本捜査員だとね。
   でもあなたの言うHがキラだという話に引っ掛かりがあると思って来たとよ」
梨華「なぜ引っ掛かったの?どこが引っ掛かるの?」
田中「引っ掛かりと言っても真希の言う事が信じれればの話だとね」
梨華「真希の?13日のルールの事ね・・・?」
田中「そうだとよ」
梨華「確かに、真希のやり方は行き過ぎてるけどあれもキラを捕まえる為なのよ」
岡田「正確には真希は梨華よりはやくキラを捕まえたいんです」
田中「・・・・・・・」
梨華「私や真希にとってHは憧れであり尊敬に値する人物だったわ。Hはピーマコハウスすべての人間の目標だった。
   そのHがキラに殺されたのは明らか・・・絶対に捕まえたいと思うのが普通よ」
田中「・・・・・・・」
梨華「だから真希はマフィアと組んで危険な行動を取ってまでキラを捕らえようとしたのよ」

田中(そうゆう事ならどんな手を使ってでもキラを・・・つんくさんを殺された私らと思いは似てるとね・・・
   そしてその根源はどっちもキラだとね・・・)

282 :名無し:2006/07/24(月) 19:14:14 ID:o1uKTQcy0
梨華「ノートが手に入れば当然ノートを試す、マフィア・・・試すにはもってこいの人達・・・
   間違った方法ですけどすべてはキラを捕まえるためです。ルールが嘘かどうかは試さないと分からない。
   けどそれはあなた達が許さない。でも嘘なら引っ掛かりができる。田中さん、どうゆう引っ掛かりですか?」
田中「!」

田中(もしあのルールが嘘なら・・・真希の言葉を信じるなら・・・ここまできたら言える事は言えるだけ言うとね・・・)

田中「・・・前Hにキラと疑われ監禁された人がいたとね。50日以上監禁されて一度解放されて、保田確保時に判明したルールで潔白となったとね」
梨華「!で、それが・・・今のHね?」
田中「そうだとね。正確にはもう一人、第2のキラと呼ばれていた人と」
梨華「ぼたんTVで盛り上がってたあれね。じゃあその2人がキラだと決まりじゃないの」
田中「いくらなんでもHがそうしたから決まりというのはおかしいとね」
梨華「そうね。で、監禁をやめて解放すべきと言ったのはHなの?」
田中「違うとよ。私らがHにそう詰め寄ったとね・・・」
梨華「それで、Hはあっさり解放を?」
田中「いえ、Hは当時局長だったつんくさんに一芝居打たせたとよ。
   局長が2人を連れ出し、二人をキラと断定したから処刑場へ行って処刑すると。
   その途中、局長がキラを殺すと容疑者に銃を突きつけたとね」
梨華「!・・・・・・」
田中「そこまでされたら局長は殺されると思いそう判断したとね」
梨華「当時ノートの存在はわかってなかったのだから2人がノートを持ってなかったらその芝居は意味ないわね」
田中「そうゆう事になるとね」
梨華「・・・・キラもたいしたものね。キラは監禁を利用して無実を証明させたのよ」

283 :名無し:2006/07/24(月) 19:33:27 ID:o1uKTQcy0
れいなはなぜそう言い切れるのかと聞いた。
梨華は、ノートのルールを見たのは保田を捕まえてからになる。
もし先に13日のルールがあったら嘘っぽい、監禁される前に嘘のルールを入れておく。
そして他の者にノートを渡し、その者を捕まえてノートを手にするのを待つと言った。
れいなはノートのルールは地球上には存在しない物質で書かれていたと言った。
梨華は、死神に書かせたか書く物を借りたかだと言った。

梨華「その監禁、キラ容疑者が自分から仕向けたの?」
田中「そうだとよ・・・」
梨華「じゃあもう決まりじゃないの」
田中「でもあなたの言ってる事は推測で証拠はないとね」
梨華「そうね、でもその監禁されてた人に絞って捜査すれば必ず・・・」

梨華はその2人が誰なのかと聞いた。
しかし、れいなはあくまで自分は日本捜査本部の者なので言えないと言った。
代わりに言えることは細かく話すと言った。
そして、話は終わった。

梨華「貴重なお話ありがとうございました。2人共もう帰ってもけっこうよ」
田中・亀井「!」
田中「聞くだけ聞いてもう帰れとね?」
梨華「だから貴重なお話ありがとうございましたと言ってるじゃないの」

284 :名無し:2006/07/25(火) 00:47:18 ID:mxklZYcm0
梨華は死神と目の取引ができるというのは初耳でとても参考になった。
キラは目の取引はしてなくて第2のキラはしていた。
調べるならキラから出なく第2のキラからだと。
ノートを押さえれれば動かぬ証拠にできると。
梨華自身、今は打つ手なしと言った。
何かあればこちらから呼びかけるので、先ほど教えた別の番号へかけてほしいと。

梨華「三好さん、2人を駅か空港に送ってあげて」
三好「はい」

れいなと絵里は目隠しをさせられ、三好に連れられ帰っていった。

紺野「いいんですか?梨華、まだ肝心な事が・・・」
梨華「いいのよ。今は彼女らとの協力はこれくらいがいいわ。それに肝心な事はわかったわ」
岡田「わかった?」
梨華「監禁を解くために行った芝居・・・あれでわかったのよ」
紺野「さっき、あれでは何の参考にならないって・・・」
梨華「いえ、大切なのはキラを殺すです。当時の日本警察資料から人物をたどっていけば、捜査員以外で一人名前がある者がいるわ」
紺野・岡田「!」
梨華「その人物とは、二代目Hで今私がキラだと思っている、藤本美貴。
   こいつなら日本捜査本部に協力して今Hになってるのも不自然じゃないわ。
   決まりよ」

285 :名無し:2006/07/25(火) 22:49:24 ID:mxklZYcm0
梨華「岡田さん、真希はまだNYにいるわね?」
岡田「ええ」
梨華「今、三好さんが送っている2人を降ろす時間と場所を私には内緒で教えてあげてちょうだい。
   Hが藤本美貴という事以外、すべて話してもかまわないわ。
   真希の力を借りれば2代目Hの居場所、第2のキラが誰なのか調べやすくなるわ」
岡田「はい」
梨華「紺野さん、ご足労だと思うけど日本へ飛んでもらえるかしら?」
紺野「わかりました。日本で藤本美貴に関して調べれるだけ調べてみます」
梨華「おそれいるわ」

田中と亀井を乗せた三好の車は、空港へと到着した。
三好は2人を降ろし、帰っていった。

田中「ここまで着くのに随分時間がかかったように思えるとね」
亀井「そうね」
田中「絵里、私はもう一度、道重から調べてみるとね」
亀井「わかった」

そこへ、2人から少し離れて黒い車が一台、止まった。
車には真希、そしてもう一人、真希の仲間である女が一人乗っていた。

真希(唯が私に2人を降ろす場所を教えた事を梨華が知らないはずないわ。
   亀井をSPKに送り込んだお礼って事かしら・・・。
   あの2人に尾行がついてるかもしれないけど、まあいいわ・・・)


286 :名無し:2006/07/26(水) 23:33:23 ID:BXWrHjy00
田中「絵里、梨華が言う様に道重からノートが出てくる事もあるとね。まずそこからやってみるとよ」
亀井「それなら絵里も行くですぅ。家宅捜査なら2人のほうがいいと思うし」
田中「そうだとね・・・それで片方が道重、もう片方が美貴さんを見張り続ければいいとよ。
   それでも犯罪者裁きが続けば2人は無実だといえるけど、それだけでは白とはいえないとね。
   監視は続けるつもりとよ」
亀井「誰か他の人間を使ってる可能性もあるし」

田中「そうだとね」
亀井「絵里も交代で美貴さんを見張ります」
田中「美貴さんがキラでないというのが一番だとね・・・」
亀井「ええ」
田中「LAに戻るとね」

2人はLAに戻り、道重の泊まっているホテルへ向かった。
部屋の前まで来ると、ブザーを押した。
さゆみは、玄関のカメラで来たのがれいなと絵里だと確認した。
さゆみは2人を部屋へ入れた。

さゆみ「2人とも久しぶりなの。ミキティも全然帰って来なくて暇だったの」
田中「実はHを狙ってHの自宅等に爆弾を仕掛けたとの情報が入ったとよ」
さゆみ「えっ!?」
亀井「一応確認のため家宅捜査に来たんですぅ」

287 :名無し:2006/07/27(木) 19:41:55 ID:1kfoI3+f0
さゆみ「Hを狙ってって・・・まさかキラ?ミキティは大丈夫なの?ちょっと電話」
亀井「電話は駄目ですぅ」
さゆみ「なんでなの?」
田中「美貴さんは大丈夫だとよ。いくあ確証のない情報でもさゆに危険があると考えたら美貴さんも捜査どころじゃなくなるとね。
   だから私ら2人が美貴さんには内緒で調べに来たとよ」
さゆみ「そ、そうね。心配かけたらだめなの」

れいなと絵里は、道重の部屋の捜索を始めた。
しばらく経った。

亀井「隅々まで探したけどどこにも爆弾なんてないですぅ」
田中「そう、やっぱりガセだったとね・・・」

田中(でもこの程度でノートがないと判断するのもだめとね・・・)

田中「念のため数日はどっちかがここに残ってさゆを守るとよ」
さゆみ「ありがとうなの」
田中「じゃあ今日は絵里に頼むとね」
亀井「はい」

そして、れいなはホテルを出て行った。
それを真希と、真希の仲間の女が見ていた。

真希「ソニン、ここは頼むわ。私はアイツの方を」
ソニン「わかったわ」

288 :名無し:2006/07/27(木) 20:30:06 ID:1kfoI3+f0
れいなは日本捜査本部へ戻ってきた。

田中「今戻ったとね」
久住「あ、田中さん」
美貴(!・・・れいな・・・)
田中「絵里は生きてるとね」
久住「えっ!本当ですか」
美貴「よかった。でもなんでわかったの?」
田中「・・・梨華のところへ行ってきたとよ」
久住「えっ?」
美貴「で、どんな話をしたの?いえ、それを私が聞くのも変な話ね」
田中「私らは美貴さんがキラじゃないと確信を持ちたいとね。梨華や前Hの行った事を考えるとすべてシロとは言えないとよ。
   だから絵里と交代で見張らせてもらとよ。絵里は今さゆの所へいるとね」
美貴「わかったわ。私は今まで通りキラを追うだけよ」

美貴(絵里、れいなはどこまで話したのか・・・梨華はどこまで把握してるのか・・・
   ただ一番まずいのはこれでは矢口とコンタクトが取れない事・・・
   矢口にコンタクトが取れないと平家に指示も出せないわ・・・)

そして高橋が本部へと戻ってきた。
ホテルへ入っていくのを真希が見ていた。

真希(また日本人が一人・・・あの子も捜査本部の者なのかしら?だとしたらここに二代目Hも・・・
   ここは焦らず観察する事ね)

そこへ、ソニンから電話が入った。

真希「どうしたのソニン」
ソニン「亀井が入った部屋に住んでるのは若い女・・・いえ、女の子よ」
真希「女の子?」

289 :名無し:2006/07/29(土) 20:39:53 ID:0NCav9t70
ソニン「一見亀井の友達とも見える。私がこう言うのもなんだけどかなり可愛い子よ。
    年齢は16,17ってところかしら」
真希「・・・・真面目に言ってるの?ソニン」
ソニン「ええ、大真面目よ」

真希(・・・・唯の言葉を信じればその子が第2のキラ、いえ、第2のキラだったという事に・・・)

真希「わかったわ。こっちはまだ手出しはできないからそっちからよ」
ソニン「OK」

場面代わって日本捜査本部。
美貴達はテレビで放送されているキラ王国を見ていた。
平家はキラ王国なる物の建設を行っていた。
キラ賛同者による一口100万の寄付によって造られている、完成までまだ費用不足なので寄付を要求した。
そして完成の暁には、本道にキラを迎え入れると言った。
ここで我々がキラを守り、キラが我々を守る。
キラ王国を世界にどんどん広げ、法と秩序に守られた平和な世界を築き上げようと言った。

平家「国籍・宗派など何も問いません。ただキラ様に賛同される者なら誰でも。一口100万で」

290 :名無し:2006/07/30(日) 02:23:51 ID:+4Ut45Cm0
久住「な、なんかキラっぽくないですね・・・」
田中「これじゃ怪しい団体と変わらんとね」

美貴(くっ・・・平家、さゆから指示がないのを機にどんどん勝手な事を・・・
   これでは反対に人々は離れてゆくわ・・・やっぱり殺しておくべきだったわね・・・
   もう平家は不要よ・・・なんとしても早く矢口とコンタクトを取る方法を考えないと・・・)

平家「では私が選出したキラ王国の幹部を紹介してゆきましょう」

この放送は、矢口、そして一緒にいるデュークも見ていた。

矢口「酷いわね・・・」
デューク「・・・・・」

矢口(本堂にキラを迎え入れる?人前に出してどうするの・・・キラがこんな事を指示してるとは思えない・・・
   キラが私にノートを託したのはそれなりに訳が・・・今自分は何もできない状態にあるって事なの・・・?
   私はキラに選ばれた人間。キラの期待に応えないといけない・・・)

矢口「死神」
デューク「はい・・・?」
矢口「いい目をもらったわ。名前の分からない者も偽名の者も確実に裁けるわ」

矢口は死神の目の取引をしていたのだった。

291 :名無し:2006/07/30(日) 02:34:20 ID:+4Ut45Cm0
矢口はデスノートに平家の名前と幹部達の名前を書いた。

平家「私達がキラ様と共に・・・うっ・・・!」

突然、平家が苦しみだしその場に倒れた。
続いて幹部達もどんどん倒れていった。

平家「ううっ・・・!」
幹部「うがっ・・・!!」

久住「うわっ!平家と幹部が・・・」
田中「えっ!?」
高橋「まさかキラがキラを支援する者を?」
久住「平家のやり過ぎを止めたって事ですか?」
田中「キラは直接平家に指示を出していたんじゃなかと?」

美貴(矢口だ・・・キラの考えをすべて理解して・・・使えるわ・・・)

翌日、矢口はノートに犯罪者の名前を書き続けていた。

デューク「真里、伝えることは伝えたし俺はもうキラの所に帰るぞ」
矢口「・・・まだいたの。もう一度聞くけどあなたは私の言う神じゃないのね?」
デューク「そう、お前の神はキラ、俺じゃない」
矢口「じゃあ神は今手休めをしているようね。代わりに私が裁きを下すしかないわ」



292 :名無し:2006/07/30(日) 02:50:35 ID:+4Ut45Cm0
場面変わって道重のいるホテル。
部屋では亀井と道重が会話をしながら食事をしていた。

それを放れた場所で盗聴器で会話を聞く者がいた。
真希だった。

真希(この子が第2のキラ?でも亀井が一緒にいるって事はそうなのかしら・・・)

真希はソニンで電話を掛けた。

真希「ソニン、そっちはどう?」
ソニン「全く動きなしよ。動かない物を見続けるのは暇過ぎるわ」

真希(梨華も動いてる気配はない・・・また私が動くのを待ってるのかしら?
   どちにしても亀井が道重についてる今動くべきじゃないわ・・・)

場面変わってSPK本部。
日本にいる紺野から梨華へ美貴について調べて分かった事を伝えていた。
当時、大学で美貴とHこと吉澤ひとみが一緒に行動をともにしていたと話した。
大胆にも本名を名乗ってまで人前に姿を現した。
しかし、顔を見ると名前がわかる第2のキラが現れてしまう。

梨華「キラ、藤本美貴・・・第2のキラ、道重さゆみ・・・H、吉澤ひとみ・・・」
三好「田中れいなと亀井絵里がここを出た後真っ先に道重さゆみの所へ向かったと尾行が話しています」
岡田「こうなると道重さゆみが今藤本美貴の友達と言うのも・・・」


293 :名無し:2006/07/30(日) 21:25:59 ID:+4Ut45Cm0
梨華は思った。
あとは証拠・・・今は田中が藤本、亀井が道重を監視してうると考えていいわね。
何かあれば向こうからこっちに連絡してくるはず。
でも2人が帰った後に犯罪者や平家殺しがあったと考えれば藤本達からの証拠は期待できない。
ノートで殺人をしている者は他にいる。
でも道重はともかく藤本はキラよ!キラでないと考えたら負ける!
藤本美貴はHの上を行き、負かした・・・この現実を認めないと殺される・・・
誰かにキラの座を完全に譲るなんてプライドの高いキラがするとは思えない。
誰かにキラをやらせてるとしたらその者を完全にコントロール出切る様にしてるはず。
藤本美貴がキラ!
だったら必ず殺しをさせてる者にコンタクトを取って指令を出してる。
それを明らかにすれば動かぬ証拠に・・・
藤本美貴とノート、今キラの代わりをしてる者、まとめて押さえれれば・・・。

場面変わって捜査本部。

久住「平家が死んだあと世界中のテレビ局がキラ争奪戦って感じですね・・・」
田中「平家がキラの代弁者としていた事でぼたんTVは株を上げたとね」
久住「テレビなんて視聴率のためならなんでもしますからね」
高橋「テレビCMにも我が社はキラを支援してますって入ってるやね」
デューク「おっ、本当だ、すげー」
美貴「このままじゃ、どんどん世界はキラの思い通りに動いてると認めざるを得ないわ」
田中「・・・・・・」

294 :名無し:2006/07/30(日) 21:34:52 ID:+4Ut45Cm0
田中(今は・・・美貴さんを見張るしかないとね・・・)

美貴(梨華が田中や亀井に尾行をつけさせてるとしたらHがここにいる事も・・・
   田中・亀井・高橋が少しでも美貴を疑ってるかぎり下手な行動はできないわ・・・
   矢口は予想以上にうまくやってくれてる。このまま任せていればいいのかしら・・・?
   でもこのまま続けば必ずズレが生じる。なんとしても矢口に早めにコンタクトを取らないと・・・)

場面変わって矢口のいるマンション。
矢口はキラ王国を見ながら考えていた。

矢口(なんでキラは何も言ってこないの・・・こんなに各局が名乗り出てるのに・・・
   キラは今、動けない状態に・・・だとしてもキラの動きを止めるわけにはいかない・・・
   キラの指示が来ないなら・・・こっちから断りを入れ・・・)

捜査本部ではキラ王国を見ていた。

295 :名無し:2006/07/30(日) 21:44:51 ID:+4Ut45Cm0
久住「今日もキラ王国あるんですね」
高橋「5人も死者を出しておいてよくやるやね」
田中「元々節操のない番組だったとね」

司会者「平家氏はキラ様の怒りに触れ裁かれました。これは当然のことと考えております。
    キラ様、キラ様を支援する皆様、視聴者に深くお詫び申し上げます」

久住「なんかどこの局も政見放送みたいになってきましたね」
高橋「キラに指名されたら当選やね」

司会者「我々ぼたんTVはキラ様が現れたときから支援しており、他局にも熱意は負けません。
    キラ様を応援する人々もこうして毎回詰め掛けてくれています。
    ここでスタジオの皆様からもキラ様に呼びかけてもらいましょう。
    19番の矢口さん、どうですか?」
矢口「はい」

美貴「!」
美貴(矢口・・・まだそんな所に・・・)

矢口はマイクを手に立ち上がった。

296 :名無し:2006/07/30(日) 23:31:00 ID:+4Ut45Cm0
矢口「ぜひまたキラの声・思想を聞きたいと思っています。キラ、どうか声を。
   キラの教え通りに従っていく事が世界平和への近道だと考えています」

久住「怖いですね・・・キラ信者・・・」
美貴(矢口・・・美貴に指示を出せと・・・)

司会者「そ、そうですね。キラ様の言葉をぜひ聞きたいですね」
矢口「もしキラの指示・言葉がなければ自分でキラの考えを判断して行動していくべきだと思います」

美貴(矢口・・・こいつのキラへの忠誠心は相当なものね・・・)

司会者「矢口さん、どうもありがとうございました・・・他に呼びかけたい人は?」

矢口(キラ・・・3日待つわ。それで何も言ってこなければ私が第2の平家・代弁者を選ぶ。
   私がその人に直接指示を出しキラとしての言葉を世界に発信させる。
   でもぼたんTVは駄目ね。もっと教養・知性・・・キラの言葉を冷静に淡々と伝えられる者・・・)

信者「キラカムバック!キラ万歳!!」
美貴「・・・・・・」


297 :名無し:2006/07/30(日) 23:39:58 ID:+4Ut45Cm0
4日後、捜査本部。

久住「決まったそうですよ」
美貴「?」
田中「何が?」
久住「決まったんですよ。次のキラの代弁者、MHKのあややですよ」
高橋「MHKのあやや?」
美貴「!」

司会者「この度私共MHKにキラの言葉を世界に発信するよう要請がありました。
    役員会議を経てこれを受諾する事に決定いたしました」
松浦「こんばんわ、ニュース6・松浦亜弥です。今日からキラからの言葉をお伝えする事になりました」

久住「あ、あややですよ」
美貴(松浦亜弥・・・あの子が?)
デューク(ククッ、懐かしいな。大学のときのあの女か)

298 :名無し:2006/07/31(月) 23:12:15 ID:G+tsnHQs0
松浦「キラはどんな些細な犯罪も許しません。今後裁かれる対象は今生きてるすべての人間です。
   これがキラのメッセージです」

矢口(松浦亜弥・・・この子は多かれ少なかれ、キラに賛同している・・・
   ある討論番組で知り合ったとき、キラの話になると目の色が変わったわ・・・
   キラの代弁者として今最も相応しい報道陣・・・)

美貴(矢口が松浦を・・・これは単なる偶然よ・・・でもこの選択は間違ってはいないわ。
   これならよりやり易くなったといえるわ)

亀井(この子は・・・間違いないですぅ、美貴さんが大学生のときの・・・)

美貴(美貴と松浦の交友関係は調べればここの者にもすぐに分かる。
   でもこの偶然をうまく使えば矢口とコンタクトを取る事も可能・・・。
   梨華と真希を殺すには矢口とのコンタクトは必須・・・。
   亀井がさゆに一週間張り付いてた事を考えると梨華にさゆの事は知られたと考えていいわね。
   おそらくHが私だという事もバレていても変じゃないわ・・・)

亀井は美貴に気付かれないように、田中に何かを話していた。

299 :名無し:2006/07/31(月) 23:23:35 ID:G+tsnHQs0
田中「・・・・・・」
美貴(この状況ならかえって堂々と動いたほうがいいわ)
田中「美貴さん、ちょっと絵里と買い物に行ってくるとよ」
美貴「ええ」
田中「高橋さん、頼むとよ」
高橋「わかったやよ」

美貴(梨華によって小春以外は美貴を潔白としていないようだけどこんな子達を欺くのは簡単よ。
   松浦を利用してキラとして矢口を意のままに動かす。それには日本・・・)

場面変わって町通り。
道重が一人で歩いているのを、真希が監視している。
そこへソニンから電話が入った。

真希「どうしたのソニン」
ソニン「田中と亀井が2人で外に。何か真剣な顔つきで会話をしているわ」
真希「・・・わかったわ、目を離さないで」

田中「絵里、話とはなんとね?」
亀井「美貴さんが大学時代、H・・・ひとみにしか報告しなかったけど松浦は当時美貴さんの友達だったんですぅ」
田中「!」

300 :名無し:2006/08/01(火) 23:48:26 ID:0OuZlk7d0
田中「そうだっと・・・この事は高橋さんには内緒だとよ」
亀井「はいですぅ」
田中「でも美貴さんは知り合いだなんて一言も・・・」

そこに、美貴から電話が掛かってきた。

田中「美貴さんだとよ」
美貴「これから大事な話があるからすぐに戻ってきてちょうだい」
田中「分かったとね」
亀井「・・・・・・」

れいなと絵里が本部に戻ると、美貴は話し始めた。

美貴「日本に戻って捜査しようと思うわ。真希を捕まえるのもそうだけどやっぱりキラが優先よ」
高橋「それは同感やね」
田中「はい」
美貴「キラは日本にいると考えられるわ。それと、今代弁者に選ばれてる松浦亜弥は私の大学時代の友人なの」
全員「・・・・・・」
美貴「彼女からキラへの糸口を掴んでいくのが最良の手段だと思うの」
田中(隠していたわけじゃなかったとね・・・)
久住「でもあややもキラに脅されてるんですからキラを捕まえる協力はしてくれないんじゃ・・・」
高橋「それに彼女はキラ信者にガードされてて近付く事も難しいやね」

301 :名無し:2006/08/02(水) 00:05:25 ID:0OuZlk7d0
美貴「それは大丈夫よ。私は彼女の今の携帯番号も知ってるし会ってくれと言えば会ってくれるわ」
デューク(すげー自信・・・)
全員「・・・・・・」
田中「会えたとしてもキラを捕まえる協力はしてくれないとね」
美貴「そう、彼女は絶対にそんな協力はしないわ」
全員「!?」
美貴「大学時代に分かった事だけど、彼女はかなりの、キラ崇拝者よ」
全員「!!」
美貴「そこを利用するのよ。彼女に今の私の現状を全て話し協力してもらうの。美貴が直接彼女に話をするわ」
田中「美貴さん、その会話私らも聞かせてもらうとよ」
美貴「ええ、キラへのヒントが出るかもしれないからね。あと日本に戻った事を梨華や真希に知られたくない。
   こっちがノートを持ってる以上そこは徹底したいしね。
   じゃあ私とれいな、小春ちゃんと愛ちゃん、亀井ちゃんとさゆ、それぞれ別の飛行機で日本へ向かってちょうだい」
亀井「はいですぅ」
久住「わかりました」

そして、皆それぞれ日本へと帰国していった。
場面変わってSPK本部。

紺野「梨華、松浦亜弥って子は大学時代に藤本美貴と親しい仲だったらしいわ」
三好「道重との関係も大学からだったわね・・・」
岡田「・・・・・」
梨華「紺野さん、彼女に近付けるかしら?」
紺野「努力はしみますけど・・・」
梨華「三好さんと岡田さんも日本に行きましょうか?」
三好・岡田「!」

梨華(こうなれば奴も動くでしょう・・・日本で決着よ・・・)

302 :名無し:2006/08/02(水) 20:43:37 ID:wW5GXYGG0
空港に着いた美貴とれいな。
美貴は電話を取り出し、松浦に掛けた。

松浦「?」
美貴「松浦さん、藤本よ」
松浦「!」
松浦(美貴ちゃん?・・・)
松浦「久しぶり、どうしたの?」
美貴「大事な話があるの。今のあなたの状況はわかってるけど私の部屋で会えないかしら?」
松浦「・・・・美貴ちゃん、道重さんと暮らしてるって記憶してるけど?」
美貴「それが、彼女は私のパートナーとしては頼りなくって・・・」
田中・デューク「・・・・・・・」
松浦「久しぶりに電話してきて頼みたい事って何?」
美貴「そうね・・・いきなり電話して頼みごとなんて失礼よね。謝るわ」

美貴(れいな達に見張られてる以上矢口とコンタクトを取るにはこの子を通すしかないわ。
   まず確実に松浦を美貴の思い通りに動くように関係を築く事・・・
   松浦はさゆと違って自尊心が強い。そこを刺激せずにくすぐれば簡単よ)

美貴「それで大事な話が。決してあなたにとっても今の世界情勢にとっても悪い話じゃないわ」
松浦「・・・・いいわ、聞くだけ聞くわ」
美貴「いえ、電話では盗聴とかいろいろ心配だから・・・直接2人だけで話したいのよ」

303 :名無し:2006/08/02(水) 21:03:06 ID:wW5GXYGG0
松浦「でも今の私にはどこに行くにも護衛がついてるの」
美貴「じゃあ美貴がホテルをとるからそこへ来て頂戴。護衛も部屋までは入ってこないでしょう?」
松浦「そうね、誰も私には逆らえないし最低限のプライバシーもあるわ」
美貴「決まりね。いつ?」
松浦「局の近くで、夜中ならいつでも・・・」
美貴「わかったわ。じゃあ今夜部屋を決めてまた連絡するわ」
松浦(・・・・・・今夜・・・・)

場面変わってアメリカ空港。
日本に戻るため、道重と亀井が荷物を押して歩いている。
それを真希が監視していた。

真希(道重さゆみ・・・日本に戻る様ね・・・でもなんで亀井も?)

真希はソニンで電話を掛けた。

真希「何やってるのソニン、亀井がLAの空港にいるわよ」
ソニン「やられたわ!昨日来た食糧宅配業者に頼んでトラックで出ている。
    部屋を見に行ったらすでにも抜けの空・・・上手く逃げられたわ・・・」
真希「だから油断しないでってあれほど・・・」
ソニン「ごめん・・・」
真希「ソニン、私は亀井を追って日本に行く。あなたも後から来て」
ソニン「えっ、日本・・・本気なの・・・?」

304 :名無し:2006/08/03(木) 00:05:08 ID:aY51Ne4i0
日本、美貴達は新しい捜査本部にいた。

久住「凄いです、日本に戻ったその日にもう本部ができてるなんて」
高橋「慣れたもんやね」
田中「美貴さんはもう松浦アナと今夜会う約束をしたとよ」
久住「今夜?さすが美貴さん」
美貴「これで彼女とキラの連絡手段を探ればそこから逆にキラを辿っていけるかもしれないわ」
田中「・・・美貴さん、前にも言ったけど」
美貴「わかってるわ、監視カメラ、盗聴機、付けてもらって結構よ」
田中「そうさせてもらうとよ」
美貴「あと、私も+キラ寄りで話すけどそれはあくまで演技だからね」
久住「それくらいわかってますよ」
美貴「じゃあまずホテルの手配から」
高橋「いえ美貴さん、まず6時の松浦が出るニュースを見てからのほうがいいやよ」
美貴「そうね」

そして6時、ニュースが始まった。

松浦「こんばんわ、ニュース6松浦亜弥です」

美貴(矢口・・・信じられないほどのペースで裁きをよくやってくれてる・・・)

松浦「その存在が害であると判断した者のみならず、能力ある人間が能力を活用せず生きる事を許しません」

305 :名無し:2006/08/03(木) 00:13:54 ID:aY51Ne4i0
久住「怠けた人は殺すって事ですか!?」
田中「脅しじゃなかと?」

美貴(やりすぎよ矢口・・・まだ早すぎる・・・)

そして夜の準備に取り掛かった。
予約したホテルに、美貴とれいなが行き、れいなが部屋にカメラ等を取り付けた。
設置が終わり、れいなは本部へ戻った。
美貴は松浦に電話を掛け、帝西ホテルの2601室に来るように言った。
松浦は、護衛にホテルまで送ってもらい、美貴に指示された部屋へ向かった。
松浦が部屋に入ると、美貴が窓際に立っていた。

美貴「松浦さん、久しぶりね」
松浦「ええ」
美貴「どうぞ、座って頂戴」

二人は椅子に座った。

美貴「単刀直入に言うわ。テレビを通してキラに呼びかけて欲しいの。警察が何をすべきかを」
松浦「・・・・・・」

306 :名無し:2006/08/03(木) 18:55:49 ID:aY51Ne4i0
美貴「今の警察はもうキラに逆らう事はしないわ。昔私はキラを捕まえるべきだと言ったけど今は違うわ。
   ここまで世界がいい方向に変わってきてる、キラが正しかったのよ。
   それならこれからの世界で正しい事がしたいと思うしね」
松浦「美貴ちゃん・・・」
美貴「それにあなたはキラの代弁者に留まる器じゃないわ。一人のジャーナリストとして動くべきなのよ」
松浦「・・・・・そうね・・・わかったわ」

久住「上手くいきましたね」
高橋「そうやね」

松浦「じゃあ私はこれで」
美貴「ええ、来てくれてありがとう」

翌日、松浦はいつも通りニュース6に出演し、キラの言葉を話している。

松浦「キラは前科であろうと罪によっては人間を許しません」
高橋「過去の罪でも許さないって事やね」
久住「過去であろうと大きな犯罪は裁く、て事でしょうか・・・」

美貴(違うわ矢口・・・キラは犯罪を抑止する為の存在であるべき。更生した人間への裁きは恐怖を生む・・・
   あなたのやり方はただ罪を許さないってだけよ・・・)

田中「小春ちゃん、どうだとね?」
久住「はい、映像・音声ともクリアです」

307 :名無し:2006/08/03(木) 19:07:43 ID:aY51Ne4i0
美貴(思ってたより早くズレが生じてる・・・はやく矢口とコンタクトを取って軌道修正を・・・)

田中「どうしたと?美貴さん」
美貴「いくらキラ逮捕の為とはいえこうして亜弥ちゃんを騙すのは・・・」
田中「・・・・・・」
美貴「でも今はこの方法しかないし、用済みになったら彼女はきっとキラに殺される・・・親友として何としても助けたい・・・」
田中「それなら何も悩む事ないとよ。キラ逮捕に専念すればいいとね」
美貴「そうね・・・つんくさんの為にも・・・」
田中「・・・そうとよ」

松浦「本日から私の意見も多少述べさせて頂く事に致しました」
久住「さっそくあややが美貴さんの指示通りに」

それを矢口、そしてSPKも見ていた。

矢口(キラに意見・・・彼女らしいといえば彼女らしいけど・・・)

梨華(顔を出しキラに意見するなんてどうゆうつもりなの、この子・・・
   紺野の報告では松浦は昨夜誰かと密会している・・・それが関係しているのかしら・・・)

松浦「現在、キラを支援すると表明している多くの国・企業・・・支援とは一体どんな事なのかまだ明らかではありません。
   特に各国の軍や警察がどうあるべきなのかキラ自身が指示する事がこれからの世界をよくする近道だと考えます」

308 :名無し:2006/08/03(木) 19:18:53 ID:aY51Ne4i0
矢口(・・・・これはおかしいわ。これじゃあまりにもキラ寄りな発言・・・
   誰かに指示されたの?でも誰に?松浦に意見できるとしたら・・・まさか・・・)

梨華(・・・・警察がどうあるべきかですって?この提案、松浦自身のものなの?それとも・・・)

そして仕事を終えた松浦に美貴から連絡が入り、指定したホテルへと向かった。
捜査本部のれいな達も動いた。

紺野「梨華、松浦はマリネホテルに・・・本人がホテルを出るまで全て出入り禁止になるわ」
梨華「どの部屋に入ったかわからないって事ね・・・」

松浦がホテルの部屋に入ると、美貴が待っていた。

松浦「美貴ちゃん、あれでよかったかしら・・・?」
美貴「ええ・・・」

その時、松浦の携帯が鳴った。

松浦「ちょっとごめんね」
美貴「ええ」
?「キラだ、ぼたんTVを見ろ」
松浦「キラ!?」
美貴「!」

美貴(まさか矢口・・・松浦に直に・・・)

高橋「今、キラって言ったやよ」
久住「まさか・・・」

309 :名無し:2006/08/04(金) 00:58:23 ID:xGgU9p7d0
美貴達はテレビを付け、ぼたんTVを見た。

司会者「なんとしてもMHKから元祖キラ中継の我がぼたんTVにキラを!」
矢口「今映ってる馬鹿な司会者が40秒後に死ぬわ」
司会者「あう・・・!」

司会者は突然倒れ、死んだ。

田中「し・・・死んだ!まずいとよ、本物だとね!」
久住「キラから電話・・・これは進展では・・・」

?「今は局内なの?」
松浦「いえ・・・・」
?「どうゆう状況に居るの?」
松浦「友人と2人で・・・ホテルの部屋に・・・」

?(友人?ホテルの部屋・・・)

?「キラへの意見を言わせたのはその友人ね?」
松浦「・・・・・そうよ・・・」
?「・・・・・・・その友人と電話を代わって」
松浦「電話を代わってほしいって・・・」
美貴(矢口・・・どう出る・・・)

310 :名無し:2006/08/04(金) 01:06:03 ID:xGgU9p7d0
高橋「美貴さんが電話に・・・まずいやね・・・」
久住「さすがの美貴さんもあややとの密会がバレたら・・・」

美貴「・・・・代わったわ」
矢口「・・・・まさか・・・あなたが神なの?」
美貴(やった!!)
美貴「ええ」
矢口(神!キラ!!・・・)
矢口「し・・失礼だけど神という証拠は・・・?」
美貴「11月26日?5枚?何のことなの?」
矢口(ノートの送られてきた日・・・便箋が5枚同封・・・神!間違いないわ!!)
矢口「あなたは今、自由に動けない・・・」
美貴「そうよ」
美貴(矢口、あなたを選択した事は間違いじゃなかったわ)
矢口「今も見張られてる・・・そうね」
美貴「そうよ」
美貴(よし!ここまで頭が回るなんて期待以上よ。電話のタイミング、運も持ってる)
美貴「ええ、そうよ・・・ええ・・・」

久住「美貴さんの顔が真っ青です・・・」
高橋「何を話してるかわかればいいんやけどね・・・」

矢口「では後は、神の召すままに」

311 :名無し:2006/08/04(金) 19:00:04 ID:xGgU9p7d0
美貴はメモ用紙に文章を書き、これを本部のれいな達に見せた。

「キラがすぐ近くにいるわ。松浦のボディガードのキラ崇拝者に盗聴等ないか調べさせろと言ってる。
 やむをえず先に取り外す」

松浦「盗聴・・・?これって・・・」
田中「仕方ないとね・・・」
高橋「ひとつくらいごまかしてもいいんやない?」
田中「駄目だとよ、バレたら殺されるとね」
久住「大丈夫でしょうか、美貴さんとあやや・・・」

美貴は監視カメラ、盗聴器をすべて取り外した。

美貴(これで、もう本部には漏れない)
松浦「ひどいわ美貴ちゃん・・・私を騙してキラを捕まえる気だったのね・・・」
美貴「違うわ、落ち着いて聞いて。亜弥ちゃん・・・美貴がキラなのよ・・・」
松浦「!?」
美貴「ただそれだけの事よ」

312 :名無し:2006/08/04(金) 19:15:07 ID:xGgU9p7d0
松浦(美貴ちゃんが・・・キラ・・・)

美貴は電話を取り、矢口に繋いだ。

美貴「いいこと?亜弥ちゃんに私が誰なのか聞く事は一切許さないわ」
矢口「わかってます。それよりこうしてあなたと話せた事に感謝します」
美貴「もうわかってると思うけど私は今見張られてるわ。でも奴らはまだ殺せない。今後支持は亜弥にメモで渡す。
   今までどうやってキラのメッセージをMHKに送っていたの?」
矢口「局長のアドレスに海外を二重三重に経由して発信源がわからないように・・・」
美貴「よし、その方法ならいいわ。私に言いたい事があれば亜弥を通して伝えるのよ」
矢口「わかりました」

美貴は電話を切った。

美貴「亜弥ちゃん・・・大体の事は呑み込めたかしら?今の電話の女はキラの能力を分け与えた者よ」
松浦「す・・すごいわ・・・あなたは私が尊敬できる唯一の女性・・・あなたがキラだなんて凄すぎるわ・・・」
美貴「ありがとう、力を合わせて新世界を創りましょう」
松浦「ええ・・・」

313 :名無し:2006/08/05(土) 18:50:33 ID:qSf66msM0
ホテルを出て、美貴は捜査本部に電話を掛けた。

久住「美貴さんからです!」
高橋「美貴さん、無事ですか!?」
美貴「ええ、彼女が美貴もキラ崇拝者だと言ってくれて助かったわ。
   彼女がキラに意見するのは自由だけどしばらくキラが彼女に電話する事はないでしょう。
   でも彼女からはキラのメッセージは上司の誰かにメールで来てると聞けたわ」
久住「さすが美貴さん!」
美貴「盗聴などはキラに協力する警察が記録のために録っていたと納得させたわ。
   私も今後も彼女と付き合ってキラを探っていこうと思うわ」
久住「結果オーライって事でいいと思いますね」
高橋「そうやね」
田中「・・・・」

翌日、松浦はいつものようにニュース6でキラの言葉を話した。
そして、新聞には道重さゆみがMHK紅白で芸能活動復帰と書かれていた。
紅白司会は松浦に決定した。
そこへ、本部の美貴達のもとへ梨華から通信が入った。

高橋「梨華やよ!随分久しぶりやね・・・」
美貴「!」
久住「今度は何を・・・」

314 :名無し:2006/08/05(土) 18:58:31 ID:qSf66msM0
梨華「梨華です、Hを・・・」
美貴「・・・梨華、Hです」
梨華「H、お久し振りです・・・」
美貴「用件は何でしょう・・・?」
梨華「私はキラを捕まえるべく今日本に居るわ」
美貴(!・・・日本に・・・)
梨華「今キラを追うにはMHK松浦亜弥から探っていくのが定石・・・」
美貴(こいつ、美貴の考えを読んだ上で・・・)
梨華「ですから私も日本に来て捜査する事にしました」
美貴「・・・その捜査なら私がもうしてます。私に疑いを持ってる以上、共に協力はできないでしょう」
梨華「!」
全員「・・・・」
梨華「今、私がと言ったわね?」
美貴「ええ、私が自ら松浦アナに接触して探りを入れてるわ」
梨華「!・・・・・」

久住(美貴さん・・・そこまで言ってもいいんですか・・・?)
田中(そんな事キラなら言えるはずがないとね・・・)
梨華(こいつ、それを私に言う事で周りの信用を・・・?)

315 :名無し:2006/08/05(土) 19:11:35 ID:qSf66msM0
美貴「そしてこちらは亀井さんがMHKに出入りできる所まで進んでいるわ」
梨華(なるほど・・・そこまで言えば道重や松浦とあなたの接触を掴んでも何の意味もなくなる・・・)

美貴・梨華(・・・・・・・)

梨華「H・・・こちらもMHKに入り込む事は必ずするわ。あなたは先ほど松浦アナと接触し操作してると言ったわ」
美貴「ええ」
梨華「ならば松浦アナにNYでキラ信者から逃げたSPKメンバーがキラ逮捕の為に日本に入ったと伝えてください」
美貴(今度は何を・・・?)
梨華「そしてそのメンバーは指揮を執る梨華を入れて4人だと言わせても構わないわ」
美貴「!」
梨華「私以外の3人は田中・亀井がSPKで合った3人よ」
美貴(会った・・・れいな達が顔を見ている?)
梨華「もしMHK付近で私達の顔を見ても報道するのはなしよ。キラを誘き寄せる為の報道だから。
   たった4人です。キラは必ず私達を殺しに動く、そこを返り討ちにしてみせるわ」
美貴(何ですって・・・)

316 :名無し:2006/08/05(土) 20:34:41 ID:qSf66msM0
美貴は思った。
梨華の方はSPKのメンバー、こっちは松浦・亀井・さゆ・・・
互いがそれを使い、互いを誘き寄せようとしている・・・
そしてそうしようとしている事も互いに分かっている・・・
梨華・・・いいわ、その挑戦受けてあげるわ。

そして梨華も。
H、キラ・・・いえ、藤本美貴・・・
これだけ言えば伝わったでしょう。

美貴「梨華、日本に居るメンバーは4人で間違いないのね?」
梨華「ええ、一時は増員を考えたけど今となってはもう必要ないわ。私は日本にいるわ」
美貴「・・・・私も日本にいます」
久住(何で2人とも同じ事を・・・?)
梨華「ならば、近いうちに・・・顔を合わせるかもしれないわね」
美貴「そうね」

317 :名無し:2006/08/05(土) 20:45:29 ID:qSf66msM0
梨華「その時はよろしくお願いします」
美貴「ええ」
梨華「その時、キラとの決着を必ず」
美貴「そうね」
梨華「今、世界はキラとノートを消す事でしか元に戻れないでしょう」
美貴(梨華達が死ねばキラの勝ち・・・ノートを取られれば梨華の勝ち・・・)
梨華「この戦いは・・・最初から一対一のどちらが上かを証明する戦いだったのよ」
美貴(梨華の言う通り・・・ね・・・)

考えてみればあの時から、これはHとの一対一の戦い・・・
そしてHがHの息のかかった者に代わっただけ・・・
いいわ、梨華、あなたが出てくるなら美貴も出て行くわ。
あなたがそれを望むなら美貴も望むところよ。
そして相対したとき、どっちがそれに備えどっちが上をいくか・・・
その時、この戦いは終わり美貴が頂点として立つ始まりとなる!

久住「何ですかこれは?結局会って協力しようという事でしょうか・・・」
高橋「協力というより互いの顔を合わせた場合、邪魔しない様にって事やね」
田中「・・・・・・」
美貴「どうも梨華はまだ勘違いしてるみたいね。気にせず捜査を進めましょう」
久住「そうですね」

318 :名無し:2006/08/06(日) 00:27:13 ID:kOzb7URB0
場面代わってSPK本部。

梨華「紺野さん、三好・岡田は今何処に」
紺野「MHKの近くに取った部屋に居ます」
梨華「繋いでちょうだい」

紺野は三好達に通信を繋いだ。

梨華「よく聞いて。近い将来・・・キラに直接会い決着をつける事にしたわ」
全員「!」
三好「直接!?決着?」
岡田「対面しキラを捕らえるという事ですか?」
梨華「ええ、ここまでキラ世界が完成しつつ中で邪魔者は私、SPKメンバー、真希、日本捜査本部・・・
   その中でキラが最も殺したいと思ってるのが最も顔と本名を入手しにくい私でしょうね。
   真希は顔も本名も割れてるし、私を殺せば他のSPKメンバーも同時に判明し始末できるでしょう・・・
   私が動けばキラは必ず動く、売った喧嘩だからもうやるしかないのよ」
全員「・・・・・・」
梨華「キラに勝つ方法だけど、おおまかに2つあるわ」
紺野「!」
梨華「まずひとつは、Hキラ、キラに代わって裁きをしているXキラ、両方を殺してノートを奪う。これで殺人が止まればいい訳よ」
紺野「ええ、それでH、藤本美貴がキラだったといえるわね」
梨華「でも、このやり方は絶対にしないわ」
紺野「何故です?」
梨華「厳密に藤本美貴がキラだという証拠にはなってないからよ。日本捜査本部にあるノートは誰も使っていないのだからXキラを殺した事で止まったともいえる。
   そして肝心なのは、人を殺しておいて裁きが止まったからそうだった、そんなの私達のやり方ではないわ」

319 :名無し:2006/08/06(日) 00:40:04 ID:kOzb7URB0
紺野「私達?」
梨華「ええ、私や・・・Hのやり方ではない、Hが浮かばれないわ。
   Hが次の者に託した意味がないわ。だから両キラを殺すとしても、100%の証拠を突きつけて負けを認めさせてからよ。
   よって100%の証拠を挙げる手段を取る」
紺野「どんな手段ですか?」
梨華「殺人ノートに名前を書かせた上でそこを押さえるのよ」
紺野・三好・岡田「!!」
紺野「何か策があるの・・・?」
梨華「それはまだだけど必ず考えるわ。真っ先に書かれるのは私でしょうから・・・」
紺野「・・・・・・・」
梨華「まずは松浦あたりから探っていく事ね。それもキラは読んでいると分かった上でよ」
紺野「ええ」

その頃、美貴はいつものように松浦に会いにホテルへ向かっていた。
車の中で美貴は考えていた。
梨華にとって一番簡単な解決方法は矢口と美貴を殺してノートを取る事・・・
殺す事で裁きがなくなり証拠とするか、先に証拠を突きつけてくるか・・・
H、あなたなら絶対に証拠が先でしょう・・・
もし梨華が証拠を挙げる手段で来るなら、ノートに名前を書くところを押さえるか自白しかない。
美貴も矢口も自白は絶対にないわ。
いつか梨華の名前を書くときにそこを押さえられるかもしれない・・・
どっちにしてもまずは松浦、今できる事はそれに備え準備をしておく事。

320 :名無し:2006/08/06(日) 01:38:29 ID:kOzb7URB0
そしてホテルの部屋で美貴と松浦は会話をしながらも筆談でキラのメッセージを伝えていた。
監視カメラ等は外したので、本部にバレる事はなかった。
筆談内容は次の通りである。

「これから亜弥ちゃんに近付いてくる者は全てSPKメンバーだと疑う事。
 また、Yに電話し次のメッセージを。くれぐれもYが誰なのかは探らない事。
 亜弥ちゃんとYの間にだけそうだとわかる形でファンレターを出す。
 中身は白紙のノート5枚。Yが送ってくる紙に人の名前を書くと書かれた人間は死ぬ。
 それがキラの力よ。」

松浦(紙に名前を書いて殺す?・・・それがキラの力・・・・)

「MHKで裁く者として報道される者の名前をその紙にあなたに書いて欲しい。
 あなたにしてもらわなければいけないのよ」

松浦は驚いて動揺したが、美貴が優しく宥めた。
なんとか松浦を納得させ、美貴は帰っていった。
そして、松浦は矢口に電話を掛け、美貴のメッセージを伝えた。

矢口(神・・・一体何を・・・いえ、考える事はないわ・・・私は神の召すままに・・・)

321 :名無し:2006/08/06(日) 01:47:46 ID:kOzb7URB0
翌日、ある新番組がスタートした。
タイトルは、「今日の松浦様」

高橋「なんなの、この番組は?」
久住「ぼたんTVの後番ですよ」
高橋「キラが駄目なら代弁者というわけやね」
久住「まあ、あまりあややのプライベートには触れられないから面白くないですね」

司会「今日の松浦様は厳重な審査を通った20名の最終候補者から4名の女性護衛を選ばれました。
   その栄えある女性は、第23回から手大会優勝者・大神静代、元CIA捜査官・岡田唯・・・」

田中(岡田唯!?SPKメンバーが松浦アナの護衛に・・・)

美貴(この中にSPKメンバーがいるなら岡田唯・・・梨華もそうだと分かる様にしてきているわ。
   松浦の護衛になったこいつを殺せば梨華だけでなくれいな達にも美貴がキラだと確信する事に・・・
   梨華はそれをわかっていてこいつで松浦を探ろうという考えね。
   まあいいわ、こっちはこっちのやるべき事をすれば・・・)

322 :名無し:2006/08/06(日) 15:26:47 ID:kOzb7URB0
SPK本部では、たくさんのニュース映像が映されたモニターを梨華と紺野が見ていた。

紺野「梨華の言った通りになりましたね。松浦は今までいなかった女性の護衛を必要とする。
   キラには気が付かれやすいけど元CIAという事を使えば採用される・・・」
梨華「ええ、岡田さんが捜査優先してくれた事に感謝するわ。ところで紺野さん、これの答えは出たのかしら?」
紺野「・・・もし自分がキラなら誰を新しい代弁者に選ぶか・・・」
梨華「そうよ」
紺野「5日やそこらじゃとても・・・もう少し時間をください・・・」
梨華「そう、三好さんも同じ事を言っていたわ。あんまり難しく考えないでいいわよ?」
紺野「・・・・わかりました」

場面代わってMHKスタジオ。
廊下を亀井と、不満そうな顔で歩く道重がいる。

道重「だからなんでさゆが紅白のトリじゃないの」
亀井「トリとなると大御所というのがいるんですぅ」

そのとき、目の前を護衛に囲まれた松浦が通った。

道重(松浦亜弥・・・・)

松浦は道重を横目で見て、通り過ぎた。

道重「・・・何かむかつくの。文句言ってやるの!」
亀井「駄目ですぅ」

323 :名無し:2006/08/06(日) 15:38:37 ID:kOzb7URB0
道重は松浦に早足で近寄って行った。
そのとき、護衛の一人が道重を取り押さえた。
岡田だった。

道重「!」
岡田「何をする気ですか?」
道重「な・・何をって・・あんたこそ・・・イタタ・・・」
護衛「・・・・・・」
松浦「岡田、その子は私の友人よ。手荒な事はしないでください」
岡田「はい、失礼しました」

岡田は道重を放し、松浦達と共にその場から去った。

道重「なんか凄く悔しいの!紅白シメるのもあいつなの!?」
亀井「し、静かにするですぅ・・・」

再びSPK本部。

紺野「梨華、やっぱり平家のような極端な人でないと誰も同じに見えます・・・」
三好「少なくとも新人のアナウンサーなど普通は選ばないでしょう」
梨華「そうね・・・じゃあなんで松浦が選ばれたのか?」
紺野「・・・・・」
梨華「私の考えでは、松浦はキラ崇拝者でありそれを知っていたから、よ」

324 :名無し:2006/08/06(日) 17:42:36 ID:kOzb7URB0
梨華が言うのは平家が選ばれたのはキラに支援する姿勢を見せていたから。
松浦に関してはキラ崇拝者だから選ばれたに間違いないと。
昨晩のニュースの発言にしてもキラ崇拝者ぶりを曝け出している。
でも世間にはこの言葉が効いている事も事実だと。

松浦を選んだのはキラでなく、キラの選んだXキラ。
そしてXキラの独断的行動からキラへと繋がって、今に至ると。

Xキラは松浦がキラ崇拝者だと知っていて、身近にいた人物という線で捜査していく事。
梨華は紺野に三好と共に捜査して欲しいと指示した。
梨華は松浦が出た番組を現在から遡り、全てチェックする事に入った。

そして、長い時間が過ぎ、梨華はたくさんのモニターの中から、ある一人の人物に目が止まった。

梨華「!」

梨華はキラ王国の録画ディスクを取り出し、見てみた。

325 :名無し:2006/08/06(日) 18:02:05 ID:kOzb7URB0
その人物とは、矢口だった。

梨華(やっぱり・・・キラ王国に出ていた女性と同じ人物・・・)

今まで松浦が出演した番組の中で矢口は2回確認できたわ。
親しくなるには十分だと考えられる。
キラ王国の発言の4日目に平家は死に、4日後に松浦が代弁者として選ばれた・・・
それは私がHに13日のルールが嘘だと言い、亀井は真希により田中自ら私の所へ来た後の出来事・・・
当然、H・・・キラは藤本美貴と道重さゆみが再度疑われ監視されると考える。
そうなると道重から所有権を放棄させ、キラ王国の中から矢口を選びノートを渡した。

田中達が戻り見張られた事でHキラは矢口とコンタクトが取れなくなる。
平家を殺したのは矢口の独断・・・
しれでもキラから指示が来ないので松浦を独自に代弁者として選んだ・・・
それが幸運にもHキラにとっていい様に進んでいる・・・
Hキラ、藤本美貴・・・Xキラ、矢口真里・・・すべての筋は通るわ・・・

梨華は紺野に電話を掛け、今一人の者が浮かび上がったので戻って来いと伝えた。


326 :名無し:2006/08/06(日) 21:14:08 ID:kOzb7URB0
日本捜査本部、久住が週刊雑誌を見ている。

久住「あややの人気は相変わらずですけど一番の側近となった岡田唯も大人気ですよ」
高橋「そうなってから1週間経つし・・・あの巨乳やから分からない事もないやよ」
美貴「でもそれじゃあ岡田がSPKだと言わないばかり・・・キラに疑われそうね」
久住「えっ、彼女がSPK?」
田中(・・・やっぱり美貴さんは岡田がSPKだと見抜いていたとね・・・)
美貴「やっぱり駄目ね・・・」
久住「どうしたんですか美貴さん」
美貴「キラのメッセージの発信元がどうしても割り出せないのよ・・・」
久住「さすがの美貴さんでも駄目ですか・・・」
高橋「まあ相手はキラですから、そう簡単にはいかないやね・・・」
美貴「大丈夫よ、他の手も考えてるから」
田中「・・・・・・」

場面代わってSPK本部。

紺野「岡田さんの連絡では亀井は道重のマネージャーとして動いてるそうよ」
梨華「そう」
紺野「Hと松浦が会う時、しっかり監視が成されてるか亀井から聞き出せればいいんですけど」
梨華「でも亀井さんは喋らないでしょうね・・・」

梨華は捜査本部に連絡を繋いだ。

327 :名無し:2006/08/07(月) 22:40:43 ID:N/O/kF2n0
美貴「!」
久住「梨華」
梨華「H、私と田中さんがこれで会話するのはアリですか?」
美貴「!」
田中「梨華、何だとよ?」
梨華「Hと松浦アナが会うときはカメラや盗聴器などを付けてますか?」
美貴・田中「・・・・・・」
田中「今は盗聴器だけだとね・・・」
梨華「わかったわ、今は盗聴器だけね」

そこで通信は切れた。

高橋「やっぱりこれは美貴さんをキラだと考えてるやね・・・」
久住「とんでもないですね・・・」
田中「・・・・・・」

美貴(私をキラと考える梨華なら松浦を通し裁いてる者へ指示してると考えるのは当然・・・
   岡田をうまく松浦の側近にしてそこから動いてるみたいだけど松浦は何も喋らない)

328 :名無し:2006/08/07(月) 22:58:04 ID:N/O/kF2n0
SPK本部、三好から連絡が入って、紺野が受けた。
三好は矢口の見張りをしていた。

紺野「どうです、三好さん」
三好「矢口だけど、尾行は簡単に・・・身を隠すでもなく普通に生活してるわ。仕事も意欲的にこなしてるわ。
   キラ王国からしてキラ崇拝者というのはわかるけど、私にはどうもXキラには見えないです・・・」
紺野「そうですか・・・」
梨華「いえ、矢口がXキラの可能性は高いわ。十分に注意して尾行してください」
三好「ええ」

場面変わってMHK。
休憩室に疲れた顔の道重と亀井がいる。

道重「はーっ、一体何回打ち合わせするのよ・・・疲れたの・・・」

そのとき、亀井の携帯が鳴った。

亀井「はい・・はい・・・では本人に聞いてみます・・・」
道重「?」
亀井「さゆ、松浦さんが女同士で一緒に食事しましょうと言ってるそうですぅ」
道重「え?」

道重(松浦・・・なんなの・・・)

329 :名無し:2006/08/07(月) 23:42:45 ID:N/O/kF2n0
道重「いいわ、OKしてなの」

岡田「・・・・松浦様、是非との事です」
松浦「そう、楽しみだこと。岡田、あなたも同席してください」
岡田「!・・・私もですか・・・?」
松浦「ええ、今日会うのは道重さんよ・・居てください」
岡田「・・・はい」

岡田(松浦亜弥・・・梨華が第2のキラの可能性が高いと言われる人物・・・
   なんで私が同席を・・・?とにかくこれは断れないし、行くしか・・・)

そして夜10時、とあるレストランで松浦と道重が食事している。
亀井は外で待機、岡田は松浦のすぐ後ろに立っていた。

松浦「道重さん、こんな夜遅くにすみません」
道重「いえ、いいの。で、何の用なの?」
松浦「・・・美貴さん、忙しそうだけど会えてるかしら?」
道重「!」

道重(・・・この人、自分は会っててさゆは会えないってわかってて・・・なんて奴なの・・)

道重「ええ、時間があるときは一緒に出かけたりしてるの」
松浦「そう」

330 :名無し:2006/08/07(月) 23:49:42 ID:N/O/kF2n0
道重「・・・それと司会者のあなたに前もって言っておくの」
松浦「?」
道重「さゆ紅白で、ミキティを親友として紹介するの」
松浦「!」

松浦はフォークを机に置いた。

松浦「彼女もそれは承知なの?」
道重「当たり前なの。私達、親友だってミキティも言ってくれたの」
松浦「そう、できるといいわね」
道重「どうゆう意味なの?まさか・・・あなたキラにさゆを殺させる気なの・・・?」
松浦「まさか・・・」
岡田「・・・・・・」
松浦「キラが裁く者はあくまでキラが決めるの。私はあなたをよき友人だと思ってるのにそんな事言わないで」
道重「・・・まあいいの。キラはいつか捕まるの。捕まればあなたもただではすまないの・・・」
松浦「・・・・・・」
道重「きっとあなたも・・・死刑なの」

松浦はムッとした表情を浮かべた。

松浦「・・・道重さん・・・」
道重「はい」

331 :名無し:2006/08/07(月) 23:53:50 ID:N/O/kF2n0
松浦「不愉快よ」
道重「ええ、こちらこそなの」

松浦は席を立って、帰る事にした。

松浦「岡田、この会話は他には出さないようにしてね」
岡田「わかっています」
松浦「でないと道重さんがキラ崇拝者に殺されてしまいますから」
道重「べーだ」
岡田「・・・・・」

そして、道重もレストランを出た。
そこに亀井が待っていた。

亀井「さゆ、大丈夫ですかぁ?」
道重「うん、勝ったの」
亀井「勝った??」
道重「うん、楽勝なの」

332 :名無し:2006/08/08(火) 22:24:44 ID:qCF4bs7C0
場面変わって、動く電車の中。
矢口が鞄を膝に乗せて座っている。
少し放れた向かいの席に、三好が座って矢口を見張っていた。

そのとき、酔っ払いが若い女性に絡んでいた。
それを見た矢口は、携帯に何かを打った後、鞄からノートを取り出し広げた。

三好(ノート!)

三好はその場から離れ、携帯を取り出し、梨華に電話を掛けた。

三好「三好です。矢口がノートを出しました・・・」
紺野「え!?」
三好「書き込んでるわ・・・まさか、あれが・・・」
梨華・紺野「・・・!」
三好「あっ、矢口が降ります、後を追い・・」

そのとき、女性の悲鳴と共に、酔っ払いは死んだ。

333 :名無し:2006/08/08(火) 22:38:46 ID:qCF4bs7C0
三好「矢口と同じ車両に乗り合わせ、女性に絡んでいた男が死にました。矢口がノートに書き込んだ数十秒後です」
紺野「梨華、Xキラはもう矢口で決まりですね」
梨華「・・・・・ええ」
紺野「矢口を押さえないんですか?」
梨華「それではH・藤本美貴まで辿り着けないわ。最悪、矢口がキラだったで済まされる可能性があるわ。
   全ての根源、藤本美貴がキラという事を明らかにしなければ意味がないわよ」
紺野「・・・・・そうですね」
梨華「矢口に近付く際に注意すべき事があるわ。それは・・・死神の存在よ」
三好「!?」
紺野「死神はノートに触らないと見えないんですよ?見えない物に注意というのも難しいですね・・・」
三好「・・・・・・」
梨華「難しくてもやってください。ただ距離を保ち、同行を映像に残す方向で構わないわ」
三好「・・・・わかりました、できる限りやってみます」

そして、美貴はいつも通りホテルで松浦と会っていた。
松浦はコーヒーを淹れ、椅子に座った。

松浦「昨日、道重さんと2人で話したわ」
美貴「・・・何を?」
松浦「正確には護衛の岡田と3人でだけど」
美貴(岡田?)

松浦はペンを取り、筆談をはじめた。

「道重さんはあなたの何だったの?」

334 :名無し:2006/08/09(水) 01:23:20 ID:4XSxnUOn0
美貴(さゆの奴余計な事を・・・なんて面倒なの・・・)

美貴もペンを取り、筆談をはじめた。

「彼女にはYの前にキラの裁きをさせていた。
 彼女が美貴の知らない所でキラの力を持ち、美貴がキラだと知っていた為仕方がなかった」

松浦「!」
松浦(道重さんが・・・キラの裁きを・・・?)

「道重さんが秘密を知ってるならこのままではまずいんじゃないの?」

「それは大丈夫よ。彼女は今キラであった事のすべての記憶を失くしている」

松浦「・・・・・・」

335 :名無し:2006/08/09(水) 19:54:16 ID:4XSxnUOn0
美貴「キラか・・・・」
松浦「?」
美貴「キラが今の世界に必要なのはわかるけど、最近思うのよ。
   いつか本当にあなたと普通に親友として付き合っていける日が来るのかどうかって・・・」
松浦「美貴ちゃん・・・」
美貴「ある意味あなたを代弁者に選んだキラが憎いわ・・・悪人を裁くのはいいけど私達は悪人じゃないわ・・・」

美貴は筆談した文字を松浦に読ませた。

松浦「2人で仲良く幸せに・・・その為には、キラがいなければ・・・」

その言葉を聞いた捜査本部は驚いた。

久住「え?」

美貴「ええ、キラさえいなければ・・・」
松浦「そうね・・・」

高橋「上手いやね、美貴さん・・・」

松浦「キラなんか・・・捕まればいい・・・?」
美貴「えっ?」

336 :名無し:2006/08/09(水) 23:31:03 ID:4XSxnUOn0
高橋・久住「えっ?」

松浦「そうよ、私達がよき親友でいられる為にはキラが捕まる事・・・」
美貴「あ・・亜弥ちゃん、本気で言ってるの?」

高橋・久住「・・・・・・」

美貴「できなくないかもしれないわ・・・」
松浦「えっ?何が?」
美貴「キラを捕まえる事よ・・・」
松浦「み、美貴ちゃん・・・」
美貴「でもそれには亜弥ちゃんの協力も必要だし危険も伴う・・・」
松浦「美貴ちゃん、私なら大丈夫よ」
美貴「まずはキラがまた直接連絡したくなる今までよりもう一歩踏み込んだメッセージを出す事よ」
松浦「メッセージ?」
美貴「私が考えるわ」
松浦「わかったわ」

久住「さすが美貴さん、あややを協力させる方向に持っていくなんて」
高橋「・・・すごいやね・・・」

337 :名無し:2006/08/09(水) 23:41:38 ID:4XSxnUOn0
3日後、SPK本部。

岡田「4日前の夜です。松浦・道重・私の3人で・・・会話の内容は藤本美貴がどっちの親友であるか」
紺野「どうゆう事です、梨華?」
梨華「・・・・この事から言えるのは、藤本美貴と松浦・道重は親友同士。
   これは厄介ね。親友・・・簡単には裏切らない・・・意のままに動かせる・・・」
紺野「・・・・・・」
梨華「それより三好さんの報告に進展がないのが気になるわね」
紺野「そうですね・・・死神が矢口に憑いてるなら会話くらいするでしょうに、何も話していないなんて・・・」

そこに三好から連絡が入った。

紺野「三好さんです」
三好「矢口が独り言を!」
梨華・紺野「!」
紺野「独り言!?」
三好「ええ、死神との会話かもと・・・遠距離の為音声はなしですが口元を映像に撮りました。
   ビデオを送ります」

モニターに三好が送ってきたビデオの映像が流された。
矢口の姿が映し出された。

338 :名無し:2006/08/11(金) 00:35:25 ID:h/I0KBLH0
三好「矢口の勤務先での休憩時の屋上での映像です」

画面の矢口が何かを呟いている。
口元を紺野が読む。

紺野「あ・の・し・に・が・み、あの死神ね」
梨華「さすがね紺野さん」
三好「ここから少し長く喋ってる様に見えます。ゆっくり再生します」
紺野「あ・の・し・に・が・み・の・お・と・を・わ・た・し・た・き・り・あ・ら・わ・れ・や・し・な・い」
梨華「・・・・・・」
紺野「あの死神ノートを渡したきり現れやしない・・・」
梨華「・・・この事からいえるのは、矢口は死神にノートを渡されたけどそれ以来死神は矢口には憑いていない・・・」
三好「ええ・・・」
紺野「矢口には死神は憑いていないのね・・・」
梨華「・・・・ふーん、そう」

梨華は持っていた死神の人形を投げ捨てた。

339 :名無し:2006/08/11(金) 18:23:33 ID:h/I0KBLH0
梨華(矢口には死神は憑いていない・・・・)

紺野「梨華、死神が憑いていないなら探りやすいわ」
梨華「そうね・・・・・」
三好「三好です。矢口のマンシィンですが外から確認できるだけで部屋の入り口にカメラが二つ・・・
   中も相当のセキュリティで侵入はできてもバレずにというのは困難かと・・・」
梨華「そう、それくらいしてないとおかしいわね・・・」

梨華(死神は憑いていない・・・これだけの状況があって・・・死神は憑いていない・・・)

梨華「紺野さん、三好さんと矢口の生活・行動パターンを徹底的に調べノートに触る機会がないか窺ってちょうだい」
紺野「ノートを押さえるやり方はしないんじゃあ?」
梨華「そうよ。でもノートを触った上で何日か矢口を観察しなければ絶対に憑いてないとは言い切れない・・・
   もしバレれば死神が矢口に報告して殺されるかもしれないけど、今までからして死神は矢口に協力的じゃないと言えるわ」
紺野・三好「・・・・・・・」
紺野「ノートに触るのは私と三好さん、どっちが・・・?」
梨華「立場から言えば三好さんね・・・」
三好「・・・・・・・」
梨華「もし死神が憑いてなければ完成させられるシナリオのひとつが浮かび上がるわ。憑いてたら変更になるわ」
三好「・・わかりました、まずは矢口を観察します」

340 :名無し:2006/08/11(金) 23:33:24 ID:h/I0KBLH0
今晩も美貴と松浦はいつも通りに会っていた。
監視カメラ、盗聴器が外された時かられいなはある疑問を抱いていた。
カメラがないから映像は見れない。
真っ先に思った事、それは『筆談』である。
もしかしたら、会話は建前で美貴と松浦は筆談でやり取りをしてるのではないか、と。
その可能性を抱いたれいなは、美貴にバレないように部屋のメモ用紙にこっそり爪跡を付けておいた。
これで密会終了後、爪跡がなければ・・・。

そして密会は終わり、ホテルのチェックインに行ったれいなはさっそくメモ用紙の確認をした。
すると、付けたはずの爪跡がなくなっていた。
これでれいなは美貴と松浦が筆談していると確信した。

筆談している現場を亀井や高橋に協力してもらって押さえると考えた。
しかし、そんな事をすれば美貴なら必ず気付くと思った。

そして、れいなは公衆電話にて梨華に電話を掛けた。

梨華「れいなさん、久しぶりね」
田中「梨華、私はあなたを信じるとよ。Hと松浦は毎晩の様に会ってるとね」
梨華「知ってるわ」

341 :名無し:2006/08/11(金) 23:47:44 ID:h/I0KBLH0
田中「じゃあこれはどうとね?2人は筆談してるとよ」
梨華「それも分かってるわ」
田中「・・・・・・」
梨華「問題は証拠となるそのメモを押さえたかどうか」
田中「いえ・・・それはまだだとよ・・・」
梨華「じゃあ意味がないわ」
田中「!」
梨華「れいなさん・・・余計な事はしないでくださいな」
田中「!余計な事・・・?」
梨華「そうよ、メモを押さえても内容次第でごまかせるし、例え証拠を掴んだとしてもそちらの皆さんが殺されるだけですよ。
   キラを殺すなら別ですけど・・・」
田中「・・・・・・」
梨華「キラから今裁きをしてる者にあなた達の顔と名前は知られているでしょう。
   いつでも殺せるようにしてあると考えて間違いないわ。
   あなた達が無事なのは私がいるからで世界がキラに従った今あなた達は用済みでとっくに殺されていておかしくないのよ」
田中「・・・・・・」
梨華「れいなさん、もうキラとしての証拠を挙げればいいという段階ではないんですよ。
   キラを止めるにはキラがまだ顔も知らない私がキラの完全敗北を目の前に突きつけるしかないのよ。
   れいなさん、お気の毒だけどキラはあなた達の事なんて眼中にないと思ってるのよ」
田中「・・・・・・」
梨華「しかしキラは私は無視できない。それはキラにとって私は、Hとのプライドを賭けた戦いの相手だからよ。
   これで負かすことでしかキラは止まらない。はっきり言うわ、あなた達はもう蚊帳の外なのよ」
田中(・・・・・命懸けでここまできた私らの存在は・・・・)

342 :名無し:2006/08/11(金) 23:59:36 ID:h/I0KBLH0
梨華「これが現実よ。ただ、どうしてもキラを捕まえたい、私に協力してもらえるなら・・・」
田中「?」
梨華「今まで通りただ見張っていてください。それが私にとっても、キラにとっても有難い・・・」
田中「・・ただ、見張るだけと・・・?」
梨華「そう、シナリオはほぼできてるのよ。それを壊すような事はしてほしくないのよ。
   キラもまた私に勝つべくシナリオを作っているでしょう」
田中「・・・梨華、私らは見てるだけで存在意義はないと?」
梨華「いいえ、Hを見張る事で協力してほしいという事なの。キラに勝つ為に・・・
   見届けてください・・・・キラの最後を」
田中(・・・・・・・・キラの最後を見届ける・・・)
梨華「・・・・・れいなさん?」
田中「わかったとよ」

場面変わって捜査本部。

久住「れいなさん、どこに行ったんでしょうか?」

美貴(れいな、ホテルに入ったとき何かこそこそやってたようだけどもう関係ないわ。
   梨華に言っても煙たがられるだけよ・・・・)

そして、ついに今年の終わり、12月31日がやって来た。
捜査本部では皆で紅白を見ていた。

343 :名無し:2006/08/13(日) 02:42:54 ID:yRVw8C1Q0
久住「いよいよですよ紅白」
高橋「小春ちゃん、裁き報道と被害者チェック済ませるやよ」
久住「わかってますよ、今年のトップバッター道重さんの後って事で」
高橋「まあ私も道重さゆみくらいは見るやね」
久住「高橋さん、話わかりますね」

司会者「第60回MHK、紅白歌合戦」
松浦「今年も残りあとわずか、総合司会という大役をおおせつかりました松浦亜弥です。
   ここで皆さんにお詫びしなければならない事があります。残念な事に道重さゆみさんがまだホール入りしていません」

久住「えっ!?」
田中「どうゆう事だとね!絵里からは何の連絡もないとよ!」

司会者「松浦さん、生放送ならではのハプニングですね」
松浦「はい、何が起こるかわからないのも紅白の見逃せないところです」

344 :名無し:2006/08/13(日) 03:01:12 ID:yRVw8C1Q0
田中「今、絵里の携帯から現在地を確認したとね。まだCD大賞のEBSにいるという事に」
高橋「まだそんなところに?」
美貴「愛ちゃん、絵里に連絡を」
高橋「ええ」

しかし、コールはするが電話には出なかった。美貴も道重の携帯に掛けるが、やはり出なかった。

久住「車が遅れてるならともかく連絡が取れないのはおかしいですよね」
高橋「そもそも亀井ちゃんの携帯は全然動いてもないやね」

田中(絵里、一体どうしたと・・・?絵里には筆談の事を話したけどそれが関係してると?)

高橋「とにかく2人の行方を」
久住「そうですね、2人の安否・・・」

場面変わってMHKホール。

ディレクター「松浦様、すいません・・・まだ連絡が付かない状態です・・・」
松浦「そう・・・たとえ道重さんが最後まで来なくても何とかするわ」

美貴(どうなってるの・・・松浦がさゆを殺すはずないわ・・・そうなるとやっぱり・・・)

345 :名無し:2006/08/13(日) 20:46:30 ID:yRVw8C1Q0
ある黒い車の中。三好が運転している。
車には紺野、岡田、そして亀井と道重も乗っていた。

道重「ちょっと!はやくMHKに行ってなの、人さらい!もう出番過ぎてるの!!」
亀井「おとなしく黙ってて、さゆ」
道重「絵里・・・なんでなの?」
亀井「キラを捕まえる為ですぅ」
道重「キラを捕まえるって、さゆ関係ないの。大体これって誘拐なの、さゆを殺す気?」
岡田「ごめんなさい、道重さん」
道重「謝るならMHKに戻ってなの」
紺野「すみません亀井さん、素直に付いて来てくれて助かりました」
亀井(れいなからメモの話を聞かなかったら抵抗してたですぅ、最早梨華に従うべきですぅ)
紺野「道重さん、紅白は諦めて欲しいの。護衛がいないあの時がチャンスだったのよ」
道重「・・まあいいの、松浦怒ってるでしょうけど司会者の面目丸潰れ、いい気味なの」
紺野「・・・・・・・」

捜査本部。

田中「・・・・・美貴さん、これは梨華側が関係してる可能性が」
美貴「ええ、でしょうね」

美貴はSPKに連絡を取った。


346 :名無し:2006/08/13(日) 20:56:35 ID:yRVw8C1Q0
梨華「何でしょう、H」
美貴「亀井と道重さゆみの行方がわからない」
梨華「はい、こちらで身柄を拘束させてもらってます」
久住「えっ!?」
高橋「何やってるやね!」
田中「・・・・」
美貴「梨華、何の為に?」
梨華「念の為によ」

美貴・梨華「・・・・・・・・・」

美貴「梨華、誘拐監禁は犯罪よ、すぐにやめてちょうだい」
梨華「それが」
美貴「!?」
梨華「亀井さんも道重さんも快く受け入れてくれてるわ」
久住・高橋「!」
梨華「私と離れた所にいてもらってますが会話は可能です。繋ぎましょうか?」

久住(それをやると誰がHかバレるんじゃあ?)
高橋(絵里はともかくさゆが一緒だと・・・)
美貴(H=藤本美貴、それは梨華もわかってる。さゆも建前上、美貴とは呼ばないはず)

347 :名無し:2006/08/14(月) 00:55:13 ID:Ci+DDo+S0
美貴「2人の安否を確かめる必要があるので繋いでください」
梨華「どうぞ」

梨華は亀井と道重に連絡を繋いだ。

美貴「亀井さん、道重さん、Hです」
亀井「!」
道重(ミキティ!)
美貴「梨華の軟禁に応じたと言うのは本当ですか?」
田中(絵里・・・)
亀井「はい・・・」
道重「キラとの決着がつくまでおとなしくしてたほうがいいって、じゃないと皆殺されるからって・・・」
美貴(絵里は梨華のほうを信用したという事ね・・・)
美貴「わかりました、二人が応じてるならいいでしょう」

美貴は音声を梨華に切り換えた。

美貴「梨華、了解しました、いいでしょう」
梨華「H、私がHとして私の推理を世界に発表すればノートの存在も含めすべてが明らかにされるでしょう。
   そうなったらキラを殺す者も現れる、そしてキラ崇拝者との殺し合いが始まるでしょう。
   私はそんな無駄な殺し合いはせずに私がキラに勝つ事で治めたいのよ」

348 :名無し:2006/08/14(月) 18:50:05 ID:Ci+DDo+S0
久住「こ・・この人、美貴さんをキラと決め付けといてまだこんな事を・・・」

田中(梨華が勝つか美貴さんが勝つかという事だとね・・・)

美貴「梨華、あなたの推理は間違ってるわ。推測の域で世間に発表なんてするべきではないわ」
梨華「そうね、すべての証拠をそろえて終わらせるつもりです。もし私の推理が間違っていればキラの勝ち、そして私を殺すでしょうね。
   そしてノートの存在を知る者すべてを殺す、それがキラにとっての完全」
美貴「梨華・・・一刻も早くキラを捕まえる事、そこだけは同意よ」
梨華「とにかく道重さゆみが第2のキラだった可能性は高い、私が許可するまでいてもらうわ。
   H、これ以上言わなくてもあなたなら今の状況はわかってるはずよ・・・」

美貴(わかってるわ、そっちは着々と準備を進めている。面白いわ梨華・・・
   こっちも矢口にやらせている準備は進んでいる、上を行くのは私よ。
   あなたの言うようにノートの存在を知る者すべてが死ぬ)

高橋「どうするやね、美貴さん、絵里とさゆはあのままでいいんですか?」
美貴「2人がいいって言うなら仕方ないわ。それより早くキラを捕まえて梨華を楽にしてあげる事よ」
高橋「そうやね」
久住「はい」

349 :名無し:2006/08/16(水) 00:53:37 ID:A8Kp/jRn0
MHKホール、紅白は終わりを迎えた。
道重が出ずに終わる事に納得いかないファンが騒ぎ、ガードマンに連れ出されていた。

松浦「それでは、世界が大きく変わった2009年、来年も更に良い年になりますように、よいお年を、さようなら」

場面、少し戻って12月27日の日曜日。
SPK本部、三好はモニター越しに矢口の尾行結果を利華に話していた。

三好「矢口は帰宅時間が多少異なるくらいで毎日同じ生活をしています」
梨華「それで毎週、日曜と木曜の21時から22時半までは必ずそのスイミングスクールに?」
三好「ええ、私も会員になって裏も取りました」
梨華「じゃあ今度の木曜、31日も行くでしょうね」
三好「ええ、元旦に行くような人です、大晦日だって行くに決まってますよ」

梨華(・・・31日、スクールに行けばその時間松浦は紅白の司会・・・)

梨華「三好さん、31日にそこでノートに触れるかしら?」
三好「!」

三好は少し考えた。

三好「・・・・できると思います・・・」

350 :名無し:2006/08/17(木) 00:48:04 ID:dTZ+6/880
梨華「ホテルのほうのセキュリティは確認済み?」
三好「はい、ロッカールームには監視カメラはありません・・・」
梨華「では31日に矢口が行く様であればそこでノートに触って頂戴」
三好「!」
梨華「松浦は紅白の司会をしてるし念のためHの気はこっちで引いとくわ」
三好「死神の憑いてる可能性は?」
梨華「それを確認する為にやるのよ。憑いてたら今考えてる策を考え直さないといけないわ」
三好「・・・・憑いてたら私が死ぬ可能性もありますよね?」
梨華「あるわ」
三好「・・・・・・」
梨華「怖ければ紺野さんにやってもらいます」
紺野「・・・・・・」
三好「・・・・・わかりました、やります」
梨華「気をつけてね」
三好「・・はい」

そして31日、三好は矢口の通うスイミングスクールへとやって来た。
受付を済ませ、矢口が水着に着替えてプールに行ったのを確認して、三好はロッカールームへ行った。

三好(大丈夫、ロッカールームにカメラはない・・・矢口のロッカーは20・・・)

三好は矢口のロッカーをピッキングで開けた。

351 :名無し:2006/08/17(木) 18:49:57 ID:dTZ+6/880
ロッカーを開けると矢口の鞄があった。
三好は鞄を開け、ノートを確認した。

三好(・・・死神が憑いていたら・・・いえ、それならもうこの時点で・・・もう触るしか・・・)

三好はノートに触り、周りを見回して確認してみた。
死神の姿は見えなかった。

三好(・・・・大丈夫、とりあえず死神は見えない・・・)

三好はノートを鞄に戻し、ロッカーを閉めた。
そして、スクールを出てSPK本部に連絡した。

紺野「三好さんです、どうでした?」
三好「ノートに触る事に成功しました」
紺野「おー」
三好「今のところ死神は見えません」
梨華「・・・・・」

352 :名無し:2006/08/17(木) 19:00:20 ID:dTZ+6/880
三好「ノートを触ったのが21時10分、矢口が帰宅したのが0時8分、その直後まで距離を置いて尾行を・・・」
梨華「とりあえず死神は見えなかったのね?」
三好「はい」
梨華「では引き続き様子見をお願い」
三好「わかりました」
梨華「紺野さん、亀井さんに繋いでください」

紺野は亀井に連絡を取った。

梨華「亀井さん、保田がミツバで死の会議をしていた時の死の規則覚えてるかしら?」
道重「死の規則?何それ?怖いの〜」
亀井「・・・はい、覚えてるですぅ」
梨華「病死でその病気の進行にそれ以上の時間が必要でない限り死の前の行動を23日間操れる、間違いないかしら?」
亀井「間違いないですぅ」
梨華「ありがとうございました」

梨華は亀井との通信を切った。

梨華「では三好さんが操られる事も一応考えて、Hと対峙するのは、24日以降三好さんが生きていたらにするわ」
紺野「・・・・・・・」
梨華「でも生きてることを前提に策を進めていくわ」

353 :名無し:2006/08/19(土) 00:15:47 ID:NxanixPR0
1月3日、美貴は松浦とホテルにいた。

美貴「亜弥ちゃん、紅白大変だったわね」
松浦「ええ・・・道重さんが行方不明だなんて・・・」

いつものように筆談を始めた。

「さゆはSPKに監禁されている」
「それはまずいと思うわ。早く手を打ったほうが」
「大丈夫、さゆから漏れることはないわ」

美貴「今のところ亜弥ちゃんの呼び掛けで吉良が直接電話で応えてくるというのは難しいわね・・・」
松浦「そうね、応えてきても裁きのリストと一緒に局長のPCにメールで・・・」
美貴「でも局長のPCへのメールでもこうして亜弥ちゃんがキラの返事を渡してくれるだけで得る物はあると思うわ」
松浦「そう?」
美貴「この文章から年齢、地域性・・・少なくとも精神状態は読めるわ」

久住「美貴さんならできますよね、ミツバの時も美貴さんの分析からでしたし」
高橋「そうやね」
田中「・・・・・・」

田中(美貴さん・・・一見捜査を進めてるように見えるけど実は何も進んでいないとよ・・・
   それどころかこうして松浦さんに会って筆談で梨華、私らを殺す算段をしてるとしか・・・恐ろしいとよ・・・)

354 :名無し:2006/08/19(土) 20:19:27 ID:NxanixPR0
美貴(さゆ・絵里を監禁した事から考えて梨華はかなり準備を進めている・・・これでいいわ・・・事は計画通りに進んでいる。
   後は矢口に確認させるだけよ・・・)

美貴「じゃあこれからもキラのメッセージをちょうだいね」
松浦「わかったわ」

「Yにすべて確認できたら亜弥に伝えるように指示を。
 そしてそのメッセージが来たら美貴に電話かメールで知らせてちょうだい」

1月6日、SPK本部。

紺野「どうです三好さん」
三好「ええ、この一週間死神は一度も確認できません」
梨華「・・・・・・もう大丈夫よ」
三好「?」
梨華「明日スクールに行った所でもう一度ノートを取り、今度はすべてのページを写真に撮ってちょうだい」
紺野「写真?」
三好「・・・・・・」
梨華「ええ、どう書いているのか観たいわ。書き込みに何か規則性はないか、癖はないか・・・どうゆうノートなのか実際見てみたいのよ」
三好「・・・・・・わかりました」

355 :名無し:2006/08/19(土) 20:56:38 ID:NxanixPR0
翌日、1月7日のAM3:00。
梨華が見つめるたくさんのモニター画面にデスノートの全ページの画像が映されている。

紺野「どうです?梨華」
梨華「ええ、三好さんはよくやってくれたわ」
紺野「そうじゃなくて」
梨華「筆跡も矢口の物、間違いないわ」
紺野「ええ」
梨華「そして裁かれた者の死と照合すると平家や私達がノートに書き込むのを見た者以外は0時過ぎに・・・
   1日に1ページ書いたところでその日の裁きを終えてるわ・・・ええ、これならいけるわ」

梨華は紺野に三好に連絡を繋ぐように言った。

梨華「三好さん、よく撮れてるわ。これなら大丈夫、いけるわ」
三好「?・・はい・・・」
梨華「殺人ノートと言う割には思ったより普通のノートね・・・」
三好「ええ、キャンバスノートと大して変わりません」
梨華「それにしても三好さん、あなたの名前が書かれてない事が大きいわ」
三好「ええ」
梨華「死神が憑いていない限りノートで操られてる心配はないわ」
三好「梨華、私が操られてる様に見えますか?操られていたらノートを写真に撮るなんてできないですよ」
梨華「そうね・・・死神が憑いていないなら三好さんの尾行にミスはないと信じ1月23日以降できるだけ早く、Hとの決着を付けるわ」
紺野(あと2週間ほどね・・・)
梨華「その前に最後の仕上げ、三好さんにはもうひとがんばりしてもらうわ」
三好「はい」

356 :名無し:2006/08/20(日) 17:08:01 ID:H9818LXH0
それから二週間、皆いつも通りの生活を送っていた。

捜査本部ではキラ捜査。
亀井と道重はホテル生活。
岡田は松浦の護衛。
松浦はニュースキャスター、夜は美貴と密会。
三好は矢口の見張り。
矢口は仕事後、スクール通い。
SPK本部はノートの研究。

そして1月22日、SPK本部。

三好「梨華、言われた通りすべてうまくいきました」
梨華「はい、後は次の日曜24日まで矢口の様子を今まで通り見ててちょうだい」
三好「わかりました」
梨華「そこで矢口に変わった様子がなければ、すぐにHとの直接対決にもっていくわ」
紺野・三好「・・・・・・」

357 :名無し:2006/08/20(日) 19:53:39 ID:H9818LXH0
1月23日。

松浦「Y、今日お伝えする事は以上です」
矢口「確かに承ったわ。こちらからもひとつ伝えるわ」
松浦「え?」
矢口「確認したわ」

松浦(!確認・・・)

松浦は美貴にメールを送った。

美貴「亜弥ちゃんからよ」

メールには「確認」とあった。

美貴(やったわ!これは矢口から確認が来た合図。梨華は思いのほか早く矢口に辿り着いたみたいね・・・
   でもこれでいい・・・梨華は矢口を捕まえたり殺したりするやり方はしない!あとは梨華が会おうと言ってくるのを待ってればいい。
   梨華・・・私の勝ちよ!あなたがどう動くかは最初からわかっていたわ)

1月25日、SPK本部。

紺野「梨華、これならうまくいくわ」
梨華「・・・・・・」
三好「梨華、ノートの確認をしました。通常通り、矢口自身にも変わった様子はありません」
梨華「・・・・・わかったわ」

358 :名無し:2006/08/22(火) 00:52:45 ID:Tv1TQV2n0
25日、AM9:00

久住「しかし梨華は何を考えてるんでしょうか?亀井さんと道重さんを監禁してもう3週間ですよ」
高橋「そうやね・・梨華は何も言って来ないやよ」
田中「でもこっちの捜査も滞ったままだとよ・・互いに行き詰ってると考えれば仕方ないとよ」

美貴(何とでも言えれいな、もう勝負は付いている。あなた達ももうすぐ楽にしてあげるわ)


紺野「これですべて準備は整いましたね梨華」
梨華「ええ」

美貴、梨華、ついに決着のときを迎える。

それから2時間後、捜査本部に梨華から連絡が入った。

久住「あ!梨華ですよ」
田中「!」

美貴(来たか?)

梨華「H」
美貴「何でしょう梨華」
梨華「お会いしたい」
美貴「はい?」

359 :名無し:2006/08/22(火) 01:01:27 ID:Tv1TQV2n0
梨華「どうしてもキラ事件に関し見せたいものが」
美貴「でも私をキラだと思ってるのでは?だったら私に顔を見られたくないはずよ」
梨華「いえ、私の顔を出さないと見せられない、顔を出す事で見せれる事もあり、それで全てが終わるわ」
久住・高橋「・・・??」
美貴「いいでしょう、私も早くあなたに勘違いだったと気付いて欲しい」

田中(・・・梨華は美貴さんをキラだと証明する為、美貴さんは梨華を殺す為、ついにこの時が・・・)

梨華「それに際し取り決めを・・・」
美貴「ええ、何でも言ってちょうだい」

美貴(梨華はこっちを出てこさせる為の必要条件はわかってる。まず梨華に言わせ不利な事が出れば承知しないだけよ)

梨華(キラ、私の言う事は大体わかるでしょう。対峙できないと互いの策が潰れるだけ・・・矢口の扱いも・・・)

360 :名無し:2006/08/22(火) 21:17:48 ID:Tv1TQV2n0
梨華「まず互いの捜査員が全員その場に揃う事、つまりそこに今キラを追っているすべての者が集まる」

梨華(これはSPKメンバー全員がそこにいる事はキラにとって必須・・・)
美貴(いいわ梨華、その条件でないと私は出て行かないわ・・・)

美貴「何の為に互いの捜査員全員を?」
梨華「いくらなんでも2人で会ったらその場を目撃する人がいない、仮に私があなたをキラだと言ってもあなたが私を殺せばいい事よ。
   それに皆さん今までキラを追ってきたという事で立ち会う義務はあると思うわ」

美貴(・・・・なるほど・・)

梨華「この事件を追う者全てでその場で起きる事、その結果、現実を観てもらいたいわ」
久住「な、何が起こるんでしょう・・・?」
美貴「わかりました、いいでしょう」
梨華「こっちは前にも言った様に私を入れて4人、そして亀井さんは会う時同行してもらい道重はその直前に解放します。
   そちらに道重の解放の確認をしてもらってから会う、どうかしら?」

美貴(SPKは4人・・・これに嘘がなければ矢口の尾行もその時はないという事に・・・
   後は真希だけど梨華と組んでいるとは思えない・・・組んでたとしても梨華さえ殺せば真希はただの犯罪者・・・
   本名も割れてるしいつでも殺せるわ・・・)

361 :名無し:2006/08/25(金) 00:46:39 ID:8tOtYtwZ0
美貴「梨華、わかりました」
梨華「私達4人が本人かどうかはれいなさんに確認してもらえればいいわ」
美貴「梨華、私にとってその場に来る者があなたであろうとなかろうと関係ないわ。
   あなたがそこにこだわるのは私をキラだと考えてるため、梨華本人でないとキラは出ていかないと考えてるからでしょう?」

梨華(藤本美貴、Hとしての対応はそれでいい。でもあなたにとって本物でなくてはならないのは確か・・・)
美貴(互いのプライドを賭けた対峙。本人でなければ互いの策が潰れるだけ・・・)

美貴「それに梨華、これだけ会話をしたんです。顔を知らなくても実際会って言葉を交わせばあなたかどうか判断できます」
梨華「そうね、そこは同感です」

美貴(来るのはSPKの4人・・・)

美貴「こっちは5人、いえ、亀井はそっちにいるから私のほかは3人です。
   こんな世界状況の中、キラを追ってるのですから早く和解し力をあわせたい」
梨華「・・・・・わかりました、では次に会う場所ですけど、そこに集まる者が外から見えない場所としたいと考えてます」
美貴「それも私をキラだと疑ってるのだから当然の事でしょう」
梨華「はい、望遠レンズ等を使っても見えない場所がいいと思ってます」
美貴「どこかもう候補が?」
梨華「大黒埠頭、東南側の外れにある今は使われていないRB倉庫、ここでよければ、もう買い取ってあります」

362 :名無し:2006/08/25(金) 00:57:06 ID:8tOtYtwZ0
美貴(大黒埠頭・・・倉庫・・・)

梨華「今、画像を送ります」

梨華は捜査本部に倉庫の画像を送った。
周辺には何もなく、中にも何もない倉庫だった。

梨華(どう?藤本美貴、これならあなたがやろうとしてる事も可能でしょう)
美貴(横浜・・・倉庫・・・入り口はひとつ・・・なるほど・・ここなら・・・)

梨華「隠しカメラがないかどうかは入る前に互いのメンバーが確認する」
美貴「それもあなたの顔が外に出ない為の配慮ですね」
梨華「ええ、中に入るときは一切の通信機器の持ち込みも禁止、カメラ付き携帯で写真も撮らないように」
久住「な・・なんでここまで・・・」
高橋「梨華は美貴さんを疑っているのだから写真でも撮られたら殺されると」
田中「・・・・・・」
久住「いえ、だって美貴さんがキラならその場で顔を見れるんだから写真の意味はないでしょう」
高橋「いや、美貴さんは死神の目を持ってないという考えやね」

田中(高橋さんの言う通りだとよ・・・)

美貴「通信機等は持ち込まない・・いいでしょう」
梨華「その代わり、そちらの本部にあるノートをH以外の人に持ってきてください」
美貴「!」

美貴(ノートを・・・そうか・・・・)

363 :名無し:2006/08/25(金) 20:46:37 ID:8tOtYtwZ0
美貴「何故ノートを?」
梨華「皆さんが出払ったらノートを見張る人がいなくなります。奪うような事はしないわ。
   手に取る事すら遠慮します。それがそちらの本部にあったノートだと証言者が言えば信じるわ」

田中(!・・・梨華・・見張り・・わかったとよ・・)

梨華「ただし持つのはH以外の人にしてください。いいですね」
美貴「わかったわ。ただしノートを誰が持つかは私が決めます。いいですね」
梨華「わかりました。じゃあ後は日時だけね」
美貴「ええ」

美貴(日時・・・問題は時間・・・)
梨華(矢口が裁きをするのは0時過ぎ、おそらく朝には裁く者の予告・・・)

梨華「3日後の28日午後1時でどうかしら」
美貴「わかりました、こっちはいつでもかまいません」

美貴(思ってたとおりの時間帯・・・梨華は矢口の動きをちゃんと計っている・・・)

364 :名無し:2006/08/25(金) 20:55:34 ID:8tOtYtwZ0
梨華「では3日後1時に・・・」
美貴「ええ」

そこで2人とも通信を切った。

美貴(梨華)
梨華(藤本美貴)

美貴・梨華(あなたの策は読めている。必ずこっちが勝つ・・・)

しばらく経った後。

久住「梨華は何を見せるっていうんでしょうか」
高橋「まったくわからないやね」

田中(3日後・・・本当にすべてが終わると?もし美貴さんがキラで美貴さんが勝ったら私らも利華も殺される・・・)

美貴「じゃあれいな、そろそろホテルへ」
田中「えっ、あ、今日は松浦アナと会う日だったとね・・・」
美貴「梨華の考えは分からないけどこの3日間は落ち着かないわね」
田中「そうとね」

田中(落ち着いてる様に見えるのは私が落ちついていないからと?)

365 :名無し:2006/08/25(金) 22:34:58 ID:8tOtYtwZ0
美貴「松浦アナはこの3日間は大胆な発言はしない様に仕向けるわ」
田中「それが懸命だとね」

ホテル、美貴と松浦の密会。

美貴「亜弥ちゃん、ごめん、今日は少し忙しくて・・・」
松浦「忙しい?」
美貴「ええ、今日はキラのメッセージのプリントだけもらって帰るわ」

そして美貴はメモを書き、松浦に渡した。

「1月28日 午後1時 大黒埠頭 RB倉庫」

美貴(矢口にも松浦にももう指示はしてある・・・これが梨華を殺す為の最後の指示よ・・・)

1月26日朝、高速道路。
松浦の乗った車を数台の護衛が囲み走っている。
目的地に到着し、松浦が車から降りた。

その時、突然謎の車が現れ、乗っていた運転手が煙幕弾を発射した。
辺りは煙に包まれた。
ソニンだった。

護衛A「反逆者だ!!」
護衛B「松浦様を!!」

366 :名無し:2006/08/25(金) 22:45:36 ID:8tOtYtwZ0
岡田「松浦様、大丈夫ですか!?」
松浦「ええ」

ソニンの乗った車は逃げて行った。

護衛A「くっ!逃げるぞ、追え!!」
岡田「松浦様、早くMHKの中へ!」

そこにもう一台、謎の黒い車が現れ、運転手が叫んだ。
真希だった。

真希「駄目よ!あんなのがいたのよ!MHK周辺、中も危ない!
   とりあえずこの場から離れたほうがいいわ、松浦様、乗ってください!早く!」

岡田(真希・・・!・・・・・)

岡田「松浦様、大丈夫です!早く乗ってこの場から」

松浦は真希の運転する車に乗り込んだ。
車は去って行った。

岡田「Aチーム、Bチーム松浦様の周りを車で追走、他のチームはさっきの車を追ってください!」

護衛の車が真希の車を囲んだ。

護衛「よしっ!安全を確認、松浦様を8号車に」

367 :名無し:2006/08/25(金) 23:03:58 ID:8tOtYtwZ0
その時、突然真希の車は方向を変え、狭い路地へと入っていった。

護衛C「!」
護衛D「な・・・何だ!?」
護衛E「あんな狭い路地に!」
護衛F「ま、まさか松浦様を!」

真希の車は護衛達の前から姿を消した。

松浦「あ・・・あなたは?」
真希「・・・・・・」

一方、別の護衛の車はソニンの車を追跡していた。

ソニン「くっ!どれだけいるのよ!松浦の護衛っていうのは・・・」

先回りしていた車に阻まれ、ソニンは車を止めた。

ソニン「じゃあ、またここは煙に巻いて」

その時、護衛達は一斉にソニンに銃を向けた。

ソニン「フッ・・私は松浦様誘拐の共犯、聞きたい事もあるでしょうから撃つ訳・・」

しかし、護衛達は一斉に銃を発砲し、ソニンを撃ち殺した。

護衛「馬鹿が、どうせ何も喋らんだろうしキラ様に逆らった罪は死でしか償えないんだ」

368 :名無し:2006/08/26(土) 19:15:56 ID:oCsBTXMh0
人気のない夜道を真希と松浦の乗った車が走る。

真希(キラに繋がっているのはこの子・・・私がこうしなければ・・・)

松浦(さっき見た・・・この人の顔は・・・美貴ちゃんが一番注意しないといけないって言ってた。
   真希・・・本名、後藤真希・・・)

やがて真希は車を止め、ある誰もいない配達業者のトラックの後ろに松浦を連れて入った。
そしてダンボールをひとつ松浦の前に置いた。

真希「身に付けてるものをとってそこにいれるのよ」
松浦「ここで裸になれって言うの?」
真希「そうよ。護衛に居場所が分かるように発信機を付けてるでしょう?」
松浦「・・・・・・」

真希は松浦に銃を向けた。

真希「はやくして、毛布くらいはあげるわ」
松浦「わ・・わかったわ・・・」

松浦(携帯の履歴はすべて消してある・・・後で誰かに見られても大丈夫・・・)


369 :名無し:2006/08/27(日) 02:14:53 ID:1HM/I9cM0
松浦「洋服はともかく・・・下着を脱ぐときは毛布を巻いてからにさせて・・・」
真希「ええ、いいわ」

松浦(・・・大丈夫)

松浦は下着の中にペンとデスノートの切れ端を隠していた。

一方、車で走る岡田、梨華に連絡を取る。

岡田「梨華・・・真希が松浦をさらいました・・・」
梨華「・・・・・・岡田さん」
岡田「はい・・・」
梨華「こちらの捜査状況を真希に?」
岡田「ええ・・・でも矢口の事は言ってません・・・」
梨華「・・・そう、ならいいわ。でも真希が松浦から矢口の事を聞き出したらやっかいだわ。
   何としても松浦を確保、いえ、真希を止めて頂戴」
岡田「しかし・・・」
梨華「止めて頂戴」
岡田「はい・・・」

370 :名無し:2006/08/27(日) 02:24:12 ID:1HM/I9cM0
松浦は言われた通り衣服を脱いでダンボールに入れた。

真希「よし、いいわ。じゃあ少しの間ここで大人しくしててちょうだい」

真希はダンボールを別のトラックの荷台に積み、戻ってきた。
松浦を乗せたトラックを運転し、走り出した。
ラジオのニュースではソニンの事を言っていた。

アナウンサー「射殺された女の身元はいまだ不明」

真希(・・・・ソニン、殺されるなんて・・・・ごめんなさい・・・)

松浦(・・・・・・走行中では私も・・・)

松浦は手にペンとノートの切れ端を握っていた。

場面変わって捜査本部。
ニュースでは松浦誘拐のニュースを報道していた。

アナウンサー「一味の一人は射殺、松浦様護衛チームと警察は全力で行方を追っています」
久住「ま・・まずいですよこれは・・・」
高橋「美貴さん、やっぱり駄目ですか?」
美貴「ええ、亜弥ちゃんの携帯は電源が切れてるわ」

371 :名無し:2006/08/27(日) 02:34:46 ID:1HM/I9cM0
美貴(どういう事なの?誰が・・・)

田中「また梨華と?」
久住「そうですね、キラと繋がりのあるあややを押さえないのもおかしな話ですもんね」

美貴(梨華・・・会う約束をしたここで何の意味があるの?・・・いえ、このやり方は梨華というよりも・・・)

そこに梨華から連絡が入った。

美貴「!」
田中「梨華とよ」
高橋「また抜け抜けとこちらで身柄をでしょうか?」
梨華「H、今回の事は私ではないわ」
久住「?」
美貴「・・・・そうですか・・・そうなると・・・真希」
梨華「はい。こちらで護衛につけてる人が真希だと確認してます」
美貴「梨華、あなたなら真希に連絡がとれるのでは?」
梨華「いえ、無理です。この状況でまきが応じるはずないし、一人で松浦からキラを追う行動でしょう」

美貴(・・・・・松浦からか・・・)

梨華「正直3日後まで何もしてほしくなかったわ・・・これが私の本音よ・・・」

372 :名無し:2006/08/27(日) 21:11:28 ID:1HM/I9cM0
美貴「そうですか、あなたの言葉を信じましょう」
久住「まあ組んでいたら真希って教えませんしね」
梨華「H、私達は2人の行方を全力で追います」
美貴「はい、こちらも・・・」

そこに美貴の携帯に電話が入った。

美貴(非通知!・・・・まさか!)

松浦「美貴ちゃん、私・・・」
美貴「亜弥ちゃん!」

美貴(この状況で私に電話するという事は真希から逃げたかあるいは・・・)

美貴「亜弥ちゃん、無事なの!?」
松浦「え・・ええ・・・隠し持っていた携帯で・・・美貴ちゃん・・助けて・・・」
美貴「亜弥ちゃん落ち着いて、私の質問に答えるのよ」
松浦「わ、わかった・・・」

373 :名無し:2006/08/27(日) 21:22:14 ID:1HM/I9cM0
美貴「自分の名前、生年月日、言ってみて」
亜弥「松浦亜弥、昭和61年6月25日生まれ・・・」
美貴「前に命を狙われたときどうゆう行動をしていいか話したの覚えてる?」
松浦「覚えてる・・・美貴ちゃんに言われた通り・・・できた・・・」

松浦の手にはペンとノートの切れ端が握られていた。
ノートの切れ端には、「後藤真希」と名前が書かれていた。
トラックの運転席で真希が息絶えていた。

美貴(!できた・・・大丈夫ね・・真希を・・・)

美貴「亜弥ちゃん、そこがどこか分かる?」
松浦「わからないわ・・・」
美貴「わからない?」
松浦「トラックに入れられ外から鍵を・・・高速に乗って長野方面って標識を見たわ・・・
   今は建物の中に入っている・・・トラックの荷台に窓があってそこから建物の中だけが見える・・・」

美貴(時間と長野からして近くじゃなさそうね。あとは・・・)

美貴「でも私の言った通りにはできてるのね?」
松浦「ええ・・・自分が生き延びる事を第一にやったわ・・・」



374 :名無し:2006/08/28(月) 00:24:07 ID:t2YoYOX80
美貴「この後助けが来るまでどうすればいいかもわかってるわね?」
松浦「わかってる・・・下手に動かず助けをじっと待ってる・・・もう切るわ・・・」
美貴「ええ・・・」

美貴(そうよ、それでいい・・・その携帯を使うのよ)

美貴「れいな、愛ちゃん、行きましょう。小春ちゃんはここをお願い」
久住「はい」

松浦(美貴ちゃんに言われていた通りに・・万が一動けない時の為にできる限り裁きをしておく・・・)

松浦は矢口に電話を掛けた。

松浦「・・・・・私です・・・」

矢口(松浦・・・!)

松浦「できる限りの裁き分を・・・こっちのアドレスは・・・」
矢口「ええ、わかったわ」

375 :名無し:2006/08/28(月) 00:30:38 ID:t2YoYOX80
矢口(こうゆう電話ができるって事はさらった人は殺し・・・確かなのは動けない状態にあるって事ね・・・)

一方、美貴とれいなと高橋は、車で松浦の下へと向かっていた。

美貴「場所がわかったわ。高速で軽井沢方面よ」
高橋「30分はかかるやね」

美貴(全く・・れいなも高橋も間抜けね・・・率先して前の座席に・・・)

美貴「急いで頂戴、相手は真希よ。何をされるか」
田中「わかってるとよ」

美貴は腕時計に仕込んでいたノートの切れ端を取り出し、文字を書いた。

美貴(梨華と約束をした以上、松浦はもう必要ないわ)

美貴達、そして岡田が松浦のもとへ到着した。
しかし、松浦のいる建物は激しく燃えていた。

376 :名無し:2006/08/28(月) 00:38:33 ID:t2YoYOX80
岡田(こ・・これは・・・真希・・・)

田中「・・・・・どうゆう事だとね・・」

美貴がノートの切れ端に書いた文字、それは、

「松浦亜弥 自殺 2010年1月26日午後2時32分
 自分の身の回りの物、書いた物を燃やし焼身自殺」

翌日、ニュースでは松浦アナ死亡のニュースが報道された。
しかし、真希のほうは身元の割り出しが困難な為、報道されなかった。

梨華「・・では28日午後1時に大黒埠頭に来れる様矢口に張り付いていてちょうだい」
紺野「ええ」
三好「はい・・」

梨華(こうなると矢口・・・いえ、キラは三好が午後1時に間に合う様に矢口から離れた後動かすと考えるべき・・・)

紺野「梨華、岡田さんから連絡が」
梨華「繋いでちょうだい」

377 :名無し:2006/08/28(月) 20:33:17 ID:t2YoYOX80
岡田「梨華・・・」
梨華「はい?」
岡田「すみません・・・まさか真希が・・・」
梨華「いえ、いいのよ」
岡田「!?・・・・」
梨華「問題は解決したわ」
岡田「・・・・・?」
梨華「これでHが会う事に変更を出してこなければ大丈夫よ」

本部、テレビでは新たにキラ代弁者政見放送合戦が行われていた。
美貴は一人、考え事をしていた。

昨夜の裁きはしっかり行われていた。
松浦と矢口の連携はできていたという事・・・
問題ない、矢口は28日まで余計な事はしないわ・・・
問題は真希の松浦誘拐は梨華が誘導していた可能性・・・
いえ、梨華は会う日時・時間を提案してきている。
真希がこの間に動くと想定していたら28日はない・・・

378 :名無し:2006/08/28(月) 20:38:36 ID:t2YoYOX80
梨華にもプライドがある、変更してくるとは思えない。
あのタイミングで真希が動き松浦が死ぬ可能性を考えていたら28日はない。
やっぱり真希の行動は単独・・・
松浦をさらうのに使った者も真希の仲間と考えるべき・・・
松浦と真希の遺体を調べるには時間がかかる。
大体梨華は何も出てこないとわかっているでしょうし今一番大切なのは策の遂行・・・

そこへ、梨華から連絡が来た。

久住「!」
高橋「梨華やよ」
梨華「H」
美貴「はい」
梨華「予期せぬ出来事があったけど、会うのは・・・」
美貴「・・・・・」
梨華「28日、午後1時でいいわね?」
美貴「ええ」

美貴(変更はなし・・・これこそ真希とは繋がっていなかった証明・・・)

379 :名無し:2006/08/28(月) 20:43:24 ID:t2YoYOX80
梨華「その他の条件もそのままでいいわね?」
美貴「ええ」
梨華「・・・・・・」
美貴「・・・・・・」

美貴(どうせ28日の決着と同時に松浦は始末する予定だったのよ・・・先に始末できたと考えればいいわ・・・)

梨華「では明後日28日に」
美貴「ええ」

2人は通信を切った。

久住「いよいよですね。ドキドキしてきました」
高橋「うん・・梨華が何を見せたいのかが気になるやよ」

田中(・・・・小春、高橋さん・・・私らは明後日死ぬかもしれないとよ?わかってると・・・?)


380 :名無し:2006/08/28(月) 20:49:41 ID:t2YoYOX80
梨華「三好さん」
三好「はい」
梨華「間に合うかしら?」
三好「はい、大丈夫です」
梨華「・・・・紺野さん、岡田さん、三好さん・・・がんばりましょう」
三人「はい」

そして、2010年1月28日。
いよいよこの日がやって来た。
岡田が運転する車に、亀井と道重が乗っている。

岡田「今そちらに向かいます」
三好「矢口はいつも通りの時間に仕事へ」
梨華「じゃあ三好さんもこっちへ向かってちょうだい」
三好「わかりました」

本部、出かける準備をしている美貴達。

久住「いよいよですね、美貴さん」
美貴「ええ」
田中「・・・・・じゃあノートを出すから皆暗証番号を」
久住「はい」

暗証番号を入力しているとき、梨華から通信が入った。

高橋「梨華」

381 :名無し:2006/08/28(月) 20:55:50 ID:t2YoYOX80
梨華「みなさん、おはようございます」
久住「おはようございます・・・」
梨華「まず道重さんだけど解放したので電話で確認を」

美貴は道重に電話を掛けた。

道重「今までのお詫びのつもりでホテルのDXスイートに居るの。気分いいのー」
美貴「わかりました、少しの間そこでじっとしててください」
道重「はーい」
美貴「梨華、亀井を出してください。ノートを出すのに暗証番号が必要なんです」
梨華「わかりました、今繋ぎます」
亀井「番号は64−354ですぅ」

最後に、れいなが暗証番号を入力し、ノートを取り出した。

田中「梨華、確かにノートは私が持って行くとよ」
梨華「あれ?ノートを持つのはれいなさんでいいの?」
美貴「あなたにとって一番いいでしょうという私の配慮です」
梨華「ありがとうございます、では現場で」

382 :名無し:2006/08/28(月) 21:03:31 ID:t2YoYOX80
4人は車に乗り、指定場所、大黒埠頭へと向かった。
美貴はようやく今日で全てが終わることに安堵していた。

これで終わる・・・いえ、今日から完全なるキラの世界が始まる。
もう真希も松浦もいない、これで邪魔者は一人もいなくなる。
梨華・・・SPKメンバー、日本捜査本部の者の名前が今日書かれる・・・
書くのは矢口・・・あなたは使えるわ・・・
これから先もあなただけは目として残してあげる・・・
ノートの存在を知る者は全て死ぬ。
私はキラとして、新世界の神として君臨する!
ひとみ・梨華・真希、神に背いた愚かなあなた達の相手はもう終わりよ。

一方、矢口は銀行を出てタクシーに乗り、新幹線へと乗り込んだ。
手には鞄ひとつが抱えられていた。

そして、美貴達は大黒埠頭へと到着した。
すでに車が一台、止まっていた。

383 :名無し:2006/08/28(月) 22:57:03 ID:t2YoYOX80
田中「もう梨華達は来てるとね」
久住「あっ、本当ですね」
美貴「れいな、小春ちゃん、先に中に入って通信機等がないという条件を満たしているか中に居るのはSPKメンバーかどうか確認をお願い」
田中「わかったとよ」

田中と久住は倉庫の中に入って行った。
しばらくして、戻ってきた。

高橋「あっ、戻ってきたやよ」
美貴「どうだったの?」
田中「約束通り機器の反応はないとよ」
久住「え?でも・・・」
田中「間違いないとよ、中に居るのは梨華達とね」
久住「・・・・・・」
美貴「?」

美貴(まあ梨華の策は読めている、大丈夫よ・・・)

美貴「じゃあみんな中へ」

美貴達は、倉庫の中へと入って行った。

384 :名無し:2006/08/28(月) 23:05:30 ID:t2YoYOX80
中に入ると、Hの面をつけた梨華が座っていた。
その後ろに、亀井、岡田、紺野、三好が立っていた。
ついに美貴と梨華は対面した。

梨華「・・・・・」
美貴(梨華・・・)

梨華(藤本美貴・・・キラ、ここまでよ。キラは今日、ここで滅びる)
美貴(梨華、あなたはHにはるかに劣る・・・あなたにHの面を着ける資格はない)

田中「H、面を着けてるのが梨華で後ろの三人がSPKメンバー、間違いないとよ」
亀井「私は梨華が面を着ける前から一緒に居たけど梨華ですぅ」

美貴(言われなくてもわかる・・・あれは梨華、本物だからこそ面を着けている)

久住「で・・・でも納得いかないです。あの面は自分だけ助かろうという気持ちの表れじゃないですか」
美貴「小春ちゃん、梨華は私をキラだと考えてるのだから仕方ないでしょう」
久住「で・・でもあれだけ堂々と会うって言っておいてなんかずるいですよ・・・」

385 :名無し:2006/08/28(月) 23:16:04 ID:t2YoYOX80
美貴「梨華には利華の考えがあるからああしているのよ」
梨華「この面は、念の為よ」
久住「念の為?」
梨華「私はまだキラ、Xキラの双方にまだ顔を見られていない自身があるわ。
   でもここにいる私以外の全員は見られている可能性があるわ。
   もちろんHをキラと考えてだけど・・・この場所と時間は3日目に決まっていたのですから。
   今私以外の人が死ぬ様すでにノートに書き込まれている可能性があるという事よ」
全員「・・・・・・」
梨華「もしそうなったら私とキラだけが残りキラは今れいなさんが持ってるノートに私の名前を書けば済む。
   まあ私の考えではここに居るキラは顔だけでは殺せないでしょうけど・・・」
美貴「・・・・・・」
梨華「だから1時間・・・いえ30分、様子を見させてください」
久住「・・・・私達が死なないか待ちですか・・・」

田中(美貴さんがキラならないとか言い切れないとね・・・特に私らはもう不要な存在・・・)

美貴「いいじゃない、ここは梨華の気の済むようにやらせてあげましょう」

美貴(これは互いの策を進める為の時間稼ぎ・・・)

美貴「梨華、あなたが言ったキラ事件に関して見せたい物というのを見せてちょうだい」
梨華「だからそれは、私が面を取ってからでないと見せれないわ」

386 :名無し:2006/08/28(月) 23:23:29 ID:t2YoYOX80
美貴(梨華・・・笑いをこらえるのがこんなに大変だとは思わなかったわ。
   ここまで私の筋書き通りに動いているとは・・・)

久住「それって矛盾してないですか?」
美貴「だから全員の無事を確認したら面を取って見せるという事でしょう」
梨華「ええ」

そして、30分が経過した。

久住「梨華、30分以上経ちました」
高橋「何も起こらないやね」
美貴「当たり前よ、ここにキラはいないんだから」
梨華「・・いいわ、皆無事の様だから、面を取るわ」

梨華はHの面を外し、美貴に素顔を見せた。

美貴「・・・かわいい顔してるじゃない」
梨華「ありがとう・・・」
久住「それで、何を見せてくれるんですか?」
梨華「すみません、また待ってちょうだい」
久住「また待つ!?」
高橋「何を待つやね?」
梨華「全てを解くもう一人が来るのを」

387 :名無し:2006/08/28(月) 23:34:12 ID:t2YoYOX80
美貴(馬鹿ね・・・)
高橋「全てを解くもう一人?」
田中(・・・Xキラ・・・)
梨華「必ず来るわ。ひとつしかない入り口のそのドアから覗き見る様に・・・」
高橋「誰が来るの?」
久住「大体ここにいる全員以外この場所は誰も知らないはず」
梨華「そう、来るのはキラがこの場所を教えたキラの手下Xキラ」
全員「・・・・・・」
梨華「れいなさん」
田中「?」
梨華「松浦が死んでからもずっとHを見張っててくれたわね?」
田中「はい」
梨華「じゃあ絶対に来るわ。キラは松浦をXキラとのコンタクトに使っていた。
   この日時が決まった夜、Hと松浦は会って、そこでHはXキラに日時を伝えた」
久住「なんでそうまでしてHをキラと決め付けて・・・・」
高橋「そうやよ、大体第三者がここに来るならあなたが仕組んだ可能性があるやよ」
梨華「いえ、来るのは現在キラに代わって裁きをしている人よ。キラの指示で来るに決まってるじゃないの」
久住「という事はノートを持って来るという事ですか?」
梨華「ええ、必ず持ってきます。そして私の顔を見て私の名前を書く」
全員「・・・・・・・」

388 :名無し:2006/08/28(月) 23:44:32 ID:t2YoYOX80
久住「自分が死ぬ事で証明するという事ですか?」
梨華「いえ、正確には殺そうとさせるのよ」
田中「・・・待つとよ梨華」
梨華「はい?」
田中「そのXキラがあなたを殺すなら、ここにいる全員も殺すはずだとよ」
梨華「そうよ」
久住「?・・・・・」
田中「・・・・・・」
久住「何を言ってるんですか?ここにXキラがやって来て私達を殺すって言うんですか?」
高橋「そしてそれを黙って見てろと?」
梨華「・・・・・そうです」
高橋「そんな馬鹿な!それだと私らの負けやよ」
梨華「いいえ、勝つわ。私の言う通りすれば必ず勝つわ」

美貴(梨華・・・)

梨華「いいですか、あのドアからその人が入ってきたらそのまま迎え入れ、入ってこなければ気付かない振りをしてちょうだい」
高橋「そ・・そんな・・・」
田中「・・梨華、これではまるであなたがキラ・・・ノートの存在を知る者全員集まろうと言ったのはあなた。
   そして全員の名前をノートに書かせようと言っている・・・そう思われても・・・」

美貴(・・・・・・れいな、余計な事を・・・)

田中「でも、私はあなたの言う通りにするとよ」
久住「えっ、そ、そんな・・・!」
亀井「私も・・・」

389 :名無し:2006/08/29(火) 19:23:18 ID:DCfUBzQh0
久住「・・・・・・」
高橋「絵里・・・」
梨華「もう来てるわ」
久住「えっ!」
紺野・三好「!!」
全員「・・・・・・・・」

ドアが少しだけ開いていた。
そこから矢口が中を見ていた。
矢口は中に居る人間全員を見ていった。
美貴だけ寿命が見えないことに気が付いた。

矢口(神!神の仰せの通りに)

矢口はノートに名前を書き始めた。

久住「だ、駄目です!本当にノートに名前を書かれていたら・・・!」
紺野「動かないでください」

紺野と三好は銃を向けた。

久住「な、何を・・・」
梨華「大丈夫よ、死にはしないわ。そのままでお願い」


390 :名無し:2006/08/29(火) 19:48:31 ID:DCfUBzQh0
ついに矢口はれいな達、捜査本部の人間の名前を書き始めた。

梨華「大丈夫、誰も死んだりしないわ。これで誰がキラなのかはっきりするわ」
田中「なんでそういい切れるとね・・・?」
梨華「ノートに細工したわ。直接ノートに接触してページをさしかえたわ」
久住「細工!?」
田中「直接接触・・・そんな事を!?」
梨華「今外に居る人は名前を書いた後、私達が死んだかどうかもう一度中を覗くわ。
   捕まえるのはそのときでいいし、ノートもそのときに押収すればいいわ。
   そのときノートに名前がない人がキラよ」
高橋「で・・でも・・・」
田中「た・・確かに名前がない人がキラだとよね・・・」

美貴「・・・・・・」

思い通り!
ノートに細工・・・私は知っていたわ。
梨華、あなたの完全な負けよ。
あなたの敗因は確たる証拠を私に突きつけるのにこだわった事。
梨華、ここで私と矢口を銃で撃ち殺せば終わっていたのよ・・・
そうしなかったあなたの馬鹿なプライド・・・
勝ち方にこだわったせいであなたは負ける。


391 :名無し:2006/08/30(水) 00:48:09 ID:t+u23/CS0
私が自白する事はない。
だったら私に証拠を突きつけるにはノートに名前を書くという行為が必要。
それを実行するには名前を書かれても死なないという状況を作り、ノートに細工する事。

しかし、あなたが細工したのは矢口に用意させた偽物!
そして今矢口が名前を書き込んでいるのは今日まで隠させていた本物なのよ!

あなたがいずれ会い決着をと言ってきたとき、いつか矢口に辿り着き尾行しノートに接触してくると思った。
あなたは所有権、ノートの切れ端でも殺せることを知らない。
それもあなたの敗因のひとつでもあるわ。

矢口を尾行してた人は矢口がノートを使って殺しをするのを見たはず。
しかし、実際殺していたのは松浦。
あらかじめ何枚かを切り取って松浦に渡し、矢口が携帯で松浦にメールで殺す者の名を知らせていたのよ。
携帯をいじるなんて日常的なこと、疑いもしないでしょう。

そして矢口が偽のノートに名を書いた途端に人が死ぬ。
紛れもなく矢口の持つノートが本物だと思うでしょう。


392 :名無し:2006/08/30(水) 01:43:01 ID:t+u23/CS0
決定的だったのは矢口は週2回スクールに通うこと。
ノートに接触するにはここしかないとあなたは考える。
おそらく何度か接触したでしょう。
死神は憑いていないか、ノートに書かれた者の死亡確認・・・

ここでも矢口を選んでよかった事、矢口は毎日1ページ書きつくす。
梨華、あなたは一日1ページに注目して細工を考えたはず。
つまり名前が書かれたページ以降の空白のページをすべて差し替えること。
これがあなたの策!

矢口がノートの差し替えに気付き、確認したと知らせてきた時点で勝負はついていた・・・
あなたが言ってきた会う日時、これはもう動かせない。
ノートが本物だと思っているあなたからすれば日が延び細工したページに名前が書かれて死ななかったら細工がばれるから。


393 :名無し:2006/08/30(水) 01:50:42 ID:t+u23/CS0
真希が松浦をさらったとき一瞬ことの意味を考えたけどすぐに真希の単独だと分かった。
真希のあの行動はあなたにとって何の有利にもならない。
むしろ迷惑だったでしょう。
あれは真希の大失態でしかない。
あなたが真希と組んでいない事を証明した事からあなたはこの策に全てを賭けていると思った。
これで私は勝利を確信したのよ!

梨華、あなたは甘い・・・H、ひとみにはるかに劣る。
あなたにも勝つチャンスはあったのよ。
ノートに名前を書いて試せばよかっただけ。
Hならきっとそうしたでしょう。
人の命・・・悪人でいいでしょうに・・・一人二人犠牲にしてでも確かめるべきだったのよ。
あなたにはがっかりよ。

まあいいわ・・・
あなたのせいで、皆が死ぬ。
そして、私の、キラの完全なる勝利。


394 :名無し:2006/08/31(木) 00:28:31 ID:xpK/FKfC0
美貴「・・・外に居る人」
田中・久住「!?」
美貴「ノートに名前を書いたの?」
矢口「!ええ、書いたわ」
久住「!」
全員「・・・・・・」

美貴(・・・あと35秒、35秒で勝ちを宣言するわ)

梨華「おかしいわね」
美貴「!?」
梨華「何であなたの書いたのの問いに素直に書いたわって答えるのかしらね?」
美貴「さあ・・正直者、もしかしてあなたの策が見抜かれていて・・・」
久住「えっ、それじゃあ私達やばいですよ」
梨華「矢口真里、よかったら中へどうぞ」
矢口「!」
梨華「あなたがキラの裁きをしているのはわかっているわ。名前を書いたのならもう怖くないでしょう?」
美貴「矢口真里?そうよ、隠れてないで中に入ってきなさいよ」

矢口(神・・・)

395 :名無し:2006/08/31(木) 00:33:37 ID:xpK/FKfC0
そして扉が開き、矢口が中に入ってきた。

美貴(矢口・・よくやったわ・・・)
矢口「神、仰せの通りにしたわ」
美貴「一人目の名前を書いてから何秒ですか?」
矢口「・・・・・・35,36,37,38,39」
美貴「・・・・・・・」
梨華「・・・・・・・」
美貴「梨華、私の勝ちよ」
梨華「!」
全員「!!」
矢口「40」

全員「・・・・・・・・・」

40秒が経過した。
しかし、何も起こらない。
誰も死ななかった。

久住「し、死なない・・・・」
高橋「1分は経った・・けど死んでないやよ・・」
美貴「・・・・・?」



396 :名無し:2006/08/31(木) 00:41:42 ID:xpK/FKfC0
梨華「だから死なないと何度も言ったでしょう」
矢口「な・・なんで・・?なんで死なないの・・・?」
美貴「!」
矢口「わ・・私はあなたの仰せの通りやったわ・・・」

美貴(こ・・こんなはずは・・・どうゆう事なの・・・)

梨華「紺野さん、三好さん、矢口を」
三好「はい」
美貴「!」

紺野と三好は矢口を押さえ、手錠をかけた。
矢口は持っていたノートを落とした。
三好がノートを拾い、梨華に渡した。

梨華「自分達の目で確認してちょうだい」

ノートには、名前が書かれている。
一行目に、石川梨華・紺野あさ美・三好絵梨香・岡田唯
二行目に、亀井絵里・久住小春・高橋愛・田中れいな

梨華「最初の4人は私達SPKの本名よ。そしてここにいて唯一名前がないのが藤本美貴。
   矢口はあなたを神と呼び言われた通りにしたと言ったわ。決まりよ」

397 :名無し:2006/08/31(木) 19:31:23 ID:xpK/FKfC0
美貴「・・・わ、罠よ!これは罠よ!!梨華が私を陥れる為に仕組んだ罠よ!!
   ノートに名前を書いて死なないのはおかしいわよ!それが罠だという証拠!!」
久住「えっ・・・」
高橋・田中「・・・・・・」
梨華「ノートに細工したから死なないと言ったでしょう?」
美貴「い・・いえ・・・あなたが・・・・」

美貴(あなたがさしかえたのは偽のノート、矢口が書き込んだのは本物・・・)

美貴「・・・・・違う・・・・あり得ないわ・・・・罠よ・・私はそんな人知らない」
矢口「!・・・・・・」
全員「・・・・・・・・」

田中「美貴さん、もう遅いとよ。梨華の勝ちだとね。さっきあなたは私の勝ちだと言った。
   あれは自白と同じだとね」
美貴「!」
久住「美貴さん・・・なんで・・・・」

亀井が美貴に近寄り、手錠を掛けようとした。


398 :名無し:2006/08/31(木) 19:41:53 ID:xpK/FKfC0
美貴「や、止めろ!」

美貴はその場から逃げ、入り口とは逆にある開かないシャッターの前まで逃げた。

梨華「藤本美貴・・H・・キラ・・あなたの負けよ」
美貴「・・・・・・・・」
梨華「あなたはさっき勝ちを宣言したけど、確かに、本来あなたは勝って、私は負けていたわ」
美貴「!?」
梨華「あなたは私の策を読んで手を進めていた。私達はまんまとあなたの思惑にはまり偽のノートに細工したわ」
美貴「?」
梨華「ノートのページをすりかえてノートに書き込まれても死なない、それを証拠とするのが私の策・・・
   その策をわざと取らせて私が細工したノートは偽物でここで矢口に本物を持ってこさせ全員殺す、それがあなたの策・・・
   でも私が最初にここでノートに細工をしたと言ったのは本物に対してもだったのよ」
美貴「!」
梨華「つまり、本物と偽物の両方のノートに細工したのよ」

美貴(馬鹿な・・・!)

梨華「これが本物のノートよ」
美貴「!」

梨華は後ろにあった小さなポシェットから本物のデスノートを取り出した。


399 :名無し:2006/09/01(金) 00:20:41 ID:b1cQpJmH0
梨華「三好さんが一晩でやってくれたわ。このすり替えが間に合うかどうかが肝心だったのよ。
   ノート全体の偽造は難しかったでしょう。でも三好さんは間に合うって即答してくれたわ。
   矢口の筆跡等、完璧に真似をしてすべてをそっくりに」

美貴(本物のほうを模造品とすり替えたですって・・・できるはずないわ・・・
   でも名前を書いても死なないって事はそれ以外・・・どうなってるの・・・・)

梨華「この本物のノートを触っていたから」
美貴「!?」
梨華「あなた達がここに入って来た時から私には死神が見えてるわ。
   はじめまして死神さん、梨華よ」
デューク「くく、はじめまして、デュークです」
梨華「デューク、私は今日まで死神というのは黒マント、顔が髑髏、鎌を持ってると思ってたわ」
デューク「くくっ、まあそうゆうのも居るけどな」

美貴(・・・・デュークと会話できてる・・・本当に見えてるの・・・・)

梨華「このノートは切り取った切れ端に名前を書いても死ぬのかしら?」
デューク「ああ、死ぬな」

美貴(・・・・・デューク・・・)

梨華「切り端でも殺せる・・・色々使い道があったでしょうね」
美貴「・・・・・・・」

400 :名無し:2006/09/01(金) 00:26:42 ID:b1cQpJmH0
梨華「藤本美貴、あなたがキラよ」
美貴「・・・・・・・・」

美貴(ま・・まだ・・・何かカラクリが・・・本物の方をすりかえられるはずが・・・・!
   ま・・まさか・・・矢口が梨華に寝返って・・・?)

梨華「違うわ」
美貴「!?」
梨華「真希のおかげよ。ここまで言えばあなたならわかるでしょう」

美貴(真希のおかげ!?・・・真希ですって!?・・・真希・・・まさか!?)

梨華「この私達の名前が書かれたページをめくった前のページを良く見て頂戴。
   これは複製だけど本物と全く同じよ」

梨華はノートのあるページを開いて見せた。

梨華「左ページの1行目よ」

そこには、松浦亜弥焼身自殺 1月26日午後2時33分 と書かれていた。

401 :名無し:2006/09/01(金) 00:39:57 ID:b1cQpJmH0
美貴「!」

美貴(私の書いた時間の1分後の設定!・・・・ま・・まさか・・・あのとき矢口も・・・)

矢口(あ・・あなたは見張られ動けないと思って・・・)

矢口「ま・・松浦がああいう状態になったら・・・それが私の役目・・・」

美貴(馬鹿が・・・今日まで余計な事はしないでって指示していたでしょう・・・・・)

梨華「そうよ、矢口は松浦が真希にさらわれた時本物のノートを出したのよ」
美貴「!」
梨華「銀行の貸し金庫に隠しておいた本物を・・・」
美貴・矢口「・・・・・・・」
梨華「そして松浦の名前を書いた」
三好「松浦誘拐の報道後、矢口は銀行に向かった・・・私の調べではいつも3日おきに銀行に行っている。
   でも2日続けて銀行に向かった日、これはおかしいと思って尾行していたわ。
   するとこの日、矢口はあきらかに周りを気にする素振りを見せたわ」
梨華「この報告を三好さんから聞いたとき、私は偽のノートの可能性に気付いたわ。
   今思えば矢口が外でノートを使ったり、死神が憑いてないという独り言を不自然に考えるべきだったのよ。
   それまで私達はあなた達の連携に騙されてたのよ。だからあのままなら本当に負けてたのよ」

402 :名無し:2006/09/01(金) 18:56:12 ID:b1cQpJmH0
美貴「・・・・・・・・」

梨華「松浦が真希にさらわれた時点であなたと矢口は連絡を取れなくなった。
   それでも矢口はあなたのために、完璧に、キラの代役をこなす事を考えて動いた・・・
   その思いが逆に裏目に出てしまったのよ」

美貴「・・・・・・・・・」

梨華「貸し金庫は私達が忍び込み破る事が不可能でない旧式の物・・・」
三好「確かに金庫を開けるのは容易だったわ。中にはノートがあって松浦の名前が書いてあった」
梨華「ここまでくれば誰でも全てが解けるわ」

梨華は本物と偽物のノートの同じページを開いて見せた。

梨華「面白いわね、これ。私達が細工した偽のノートには1ページ書いてあったけど本物は11月25日から1月26日まで飛んでるわ。
   つまり矢口には2ヶ月も前から偽のノートを持たせて私たちを騙す用意をしていたという事になるわ。
   そして1月26日以前は偽のノート同様時間指定してないけど松浦の名前を書かれたあとそのページには26日分が27日未明に時間設定されている」

403 :断罪:2006/09/01(金) 19:06:36 ID:b1cQpJmH0
梨華「一方、矢口の作った偽のノートには松浦の方はこの通りに書いてあって他の人は時間指定はしていないはずよ。
   つまり矢口は26日、松浦の名前を本物のノートに書いたとき26、27日分の裁きもしておいたという事よ。
   ノートから切り離したページでも殺せたけど矢口が自宅で殺せば我々がカメラ設置をしていたら全てがバレる。
   偽のノートを本物に見せる為に切ったページを松浦に渡して実際の裁きをさせていたのでしょうね」

梨華「26,27日の裁きに関しては松浦誘拐の後にも松浦にリストを送って書かせたのかもしれないわ。
   矢口は念の為、松浦の名前を記した時に一緒に記しておいた。
   28日、今日からの裁きは私達を殺してからだから自由にできる」

梨華「よって本来なら気にならない事だけどよく観ればこの26・27日に新たに起きた裁きはない。
   それは今日までまたノートを出してはいけなかったから。
   いえ、藤本美貴、あなたの策では・・・矢口は今日まで決してノートを出してはいけなかった」

404 :名無し:2006/09/01(金) 20:31:59 ID:b1cQpJmH0
梨華「そして矢口とどっちが先かわからないけどあなたも松浦を殺したという事よ。
   切り離したノートで殺せるならそれをあなたが持っていないはずないわ。
   あなたも殺したからこそ殺せばすぐ死亡報道が流れて矢口が勝手に動いた事を考えられなかった」

梨華はノートを床に置いた。

梨華「残念ね。真希が松浦をさらった時矢口も本物に書き込んでいたのよ!」
美貴「・・・・・・・・・・」
矢口「か・・神・・・・」

美貴(矢口・・・あなたの私に対する忠誠心は確かなものだった・・・
   私は見張られていて動けないとも言った・・・でも本物のノートは出さないでと言っておいたはずよ・・・
   あなたの忠誠心を信じた事が逆に・・・)

梨華「・・・・・・あなたにとっても私にとっても」
美貴「!?」

405 :名無し:2006/09/01(金) 20:41:24 ID:b1cQpJmH0
梨華「矢口に右ページに私達の名前を書かせる事がこの場の策、そこまではやらせなければならなかった。
   そうしないと矢口を捕まえる事もノートを取る事も何もできない。
   あなたは私達に細工させたノートは偽でここへ本物を持ってこさせ私達を殺そうとしていたけど、こっちは更に本物の偽物を矢口に持たせていたのよ。
   ページを差し替えるより全てをすりかえたほうがわからないでしょう・・・」

美貴「・・・・・・・」

梨華「もちろん一日で複製を作ってくれた紺野さんや三好さんのおかででもあるわ。
   でも一番はこの状況を生み出した・・・真希のおかげよ」
岡田「・・・・・・もしかしたら真希はわかっていたのかもしれない」
紺野・三好「!?」
岡田「梨華が近々直接決着をつけると言っていると私は真希に伝えたけど・・・」

今思えばあの時・・・(回想)

真希「ノートに名前を書かせる事で直接ですって・・・」
岡田「・・・・ええ」
真希「・・・・・・・・・・」
岡田「・・・・・・・・・・」

ずいぶん長い間黙ったままでその後一言だけ

真希「私がやるしかないわね」
岡田「・・・・・・・・・・」

406 :名無し:2006/09/01(金) 20:51:47 ID:b1cQpJmH0
岡田「最初は梨華より先に自分で決着をだと思ったけど、結果的に真希がああしていなかったらと考えると・・・」

梨華「・・・・・私達がノートに細工をしてそのノートが偽である可能性、そこまでわかっていたとは思えないわ。
   ただ・・・自分が動き私の先を行く事を考えていたのは確かでしょうね・・・でも真希の行動はそれだけじゃないわ・・・
   もし私を超せなくても、超せなくても・・・」

岡田・紺野・三好「?・・・・・・」

梨華「・・・・・真希はいつも私を超え、Hを超え、そう言っていたけど、わかってたのよ。私はHを越せない事・・・
   もしかしたら私は行動力に欠け真希は冷静さに欠ける・・・
   その両方を持っていたHには私達はかなわない・・・
   つまり互いが互いの目標とする人を超せなくても・・・・・・
   二人ならHに並べる。二人ならHを超せる」

美貴「・・・・・・!」

梨華「そして今、私達はHが証拠を挙げられなかったキラに・・・Hが敗れたキラに・・・確たる証拠を付き付けている!」
美貴「!」

407 :名無し:2006/09/01(金) 20:59:18 ID:b1cQpJmH0
梨華「言い逃れられるものなら言い逃れてみせてちょうだい」
美貴「くっ・・・・」

美貴は、ひとみ、梨華、真希の三人に見られている様な錯覚に陥った。
そして、美貴の中で何かが壊れ、頭を抱えてその場に倒れこんでしまった。

田中・亀井・高橋・久住「・・・・・・・・・・・・」

しばらく倒れていた美貴は、不気味に笑い出した。

美貴「く・ふふ・ふふふ、あっはっはっはっはっは・・・!!」

そして、ゆっくりと立ち上がって告白した。

美貴「そうよ、私がキラよ」
梨華「・・・・・・」
田中・亀井・高橋・久住「・・・・・・・!!」

美貴「だったら、どうするの、ここで殺すの?」

408 :ねぇ、名乗って:2006/09/01(金) 22:07:42 ID:WVrubooi0
いよいよクライマックスだな
原作とは違うあっと驚く展開を是非見せてくれ

409 :名無し:2006/09/01(金) 22:28:07 ID:b1cQpJmH0
>>408
わかりました。

410 :ねぇ、名乗って:2006/09/02(土) 18:44:46 ID:1YlT9z650
美貴「いい?私はキラ、そして、新世界の神よ。
   今の世界ではキラが法でありキラが秩序を守っている。これは事実。
   もはやキラは正義、世界の人間の希望。殺す気なの?本当にそれでいいの?」

美貴「キラを捕まえる事が正義だという事も昔はあったわ。でも今は違うわ。
   キラが現れてからの6年、凶悪犯のほとんどは死に、世界中の犯罪は7割減少した・・・」

梨華「・・・・・・」

美貴「でも、まだ世の中は腐っている、腐った人間はなくさないといけない・・・
   人間は幸せになる権利があるわ、でもそんな一部の腐った人間のために幸せは失われる。
   事故でない、腐った人間が生きているからこその必然」

美貴「私がノートを手にしたとき、その前からすでに世の中は腐っていた。
   悪は弱い人間を支配し、そして弱い人間も悪となっていく・・・
   悪は・・・腐った人間は・・・なくすしかない」

411 :ねぇ、名乗って:2006/09/02(土) 18:53:45 ID:1YlT9z650
美貴「世の中が変わっていけば人間も変わってくる・・・・優しくなれる・・・
   それでも悪事を働く人間は人間失格」

梨華「・・・・・」

美貴「本来、人間は進化すべきなのに、退化していった・・・
   腐った世の中・・・政治・・・司法・・・教育・・・
   世の中を正していける者がいた?でも誰かがやらないといけない」

美貴「ノートを手にしたとき思ったわ。私がやるしかない・・・いえ、私にしかできない!
   人殺しが犯罪なのはわかっているわ!でももうそれでしか正せない、いつかそれは正義と認められる!
   これはキラに、私に与えられた使命!」

412 :ねぇ、名乗って:2006/09/02(土) 19:01:41 ID:1YlT9z650
美貴「このノートで・・・!他の人にできた?ここまでやれた?この先できる?
   ノートひとつで世界を、人間を正しい方向へ導ける!?
   自分の為にしか使えない馬鹿な人間しかいないじゃないの!!」

美貴「そうよ、私にしかできない・・・新世界を創って頂点に立ち、世界を正しく導く・・・
   私しかいないわ・・・考えるのよ」

梨華「!・・・・・・」

美貴「また腐った世の中に戻してもいいの?あなただってわかってるはずよ。
   人間には明らかに死んだほうがいい人間がいる。害虫は殺せてなんで害ある人間を殺すのは悪とするの。
   ここでキラを潰してもいいの?それが本当に世の為なの?ここでキラを捕まえてもあなたが嬉しいだけじゃないの?
   それはあなたのエゴでしかないんじゃないの?」

413 :ねぇ、名乗って:2006/09/02(土) 19:10:38 ID:1YlT9z650
美貴「Hの仇だというなら、それこそ最も愚かな行為よ」
梨華「・・・・・・」
美貴「あなたが今目の前にしているのはキラだけど、新世界の神よ」
梨華「いいえ」
美貴「?」
梨華「あなたは・・・ただの人殺しよ」
美貴「!」
梨華「そしてこのノートは史上最悪の殺人兵器よ」
美貴「・・・・・・」
梨華「・・・あなたがまともな人間だったら、一度は興味本位でノートを使ったとしても、それによって起きた事に驚き、恐れ、悔やみ・・・
   二度とノートは使わない」

梨華「・・・・・極端な話、自分の為だけにノートを使う人間のほうがまともだと私は思うわ」
美貴「・・・・・」
梨華「あなたは死神やノートの力に負け・・・神になろうなんて勘違いをしている・・・
   ただの犯罪者、それ以外、なんでもないわ・・・」

美貴「・・・・・」
梨華「・・・・・」


414 :ねぇ、名乗って:2006/09/02(土) 19:17:36 ID:1YlT9z650
美貴「・・・・梨華、間違ってるのはあなたよ。もう私が正義なのよ」
梨華「・・・・・そうかもしれないわね」
三好「!」
岡田「・・・・・」

梨華「何が正しい、何が間違い、何が正義で何が悪、そんな事は誰にもわからないわ。
   もし神がいて、神の教示があったとしてもそれが正しいかどうかは自分で決めるわ。
   私もあなたと同じよ」

美貴「!?」

美貴「あなたは決して神ではないし、あなたの思い通り世界が変わる事は正義でも平和でもないと私は思うわ。
   自分を神といい、片っ端から人を殺すのは私の中では絶対に悪よ。
   ・・・ここに居る私とあなた以外の人がどう考え何を正しい・・・
   正義と考えるか・・・・・」

415 :ねぇ、名乗って:2006/09/02(土) 19:20:29 ID:1YlT9z650
美貴「・・・・・・・」

美貴は梨華以外の人間を見た。

紺野「・・・・・」
三好「・・・・・」
紺野「・・・・・」
久住「・・・・・」
田中「・・・・・」
高橋「・・・・・」
亀井「・・・・・」

みんなが美貴をじっと睨むように見ていた。

美貴(・・・・・・・・言ってもわからない馬鹿ばかりね・・・)

そして美貴は、自分のしている腕時計を見つめた。

416 :ねぇ、名乗って:2006/09/03(日) 23:49:34 ID:hDPhz4qG0
美貴(ここで殺せればまだ・・・落ち着くのよ・・・考えるのよ・・・ここで殺すには時間と隙・・・)

美貴「梨華」
梨華「!・・・・・・?」
美貴「あなたは最初矢口の作ったノートを本物だと思い細工した。そして矢口は偽のノートを掴まされた・・・
   互いに本物だと思っていたノートが偽のノートだったと言う事。
   そしてその時の互いのミスは本物かどうか試せなかった事。
   では今ここにあるノートが本物と言い切れるの?」
梨華「!?」
美貴「今あなたが持っているノート、れいなが捜査本部から持ってきたノート、本物かしら?」

梨華(・・・・・・・今度ははったり?)

田中「・・・・・・・」
美貴「あなたの持ってるノートが本物だとしてもれいなの方はずっと本部に保管してあった物。
   すりかえは可能、そうだとしたら本物のありかは私しか知らない・・・」
梨華「・・・・・・」
美貴「どうせキラを倒すなられいなの持つノートが本物かどうか試す意味も込めて私の名前を書いてみるべきよ」
梨華「・・・・私はあなたを殺す気はないわ」
美貴「!」

417 :ねぇ、名乗って:2006/09/05(火) 00:46:44 ID:l/ZT6OH30
梨華「ノートが本物かどうかも今は関係ないわ。最初から私の目的はキラを捕まえる事・・・
   いえ、あなたはもう捕まったも同然ですしれいなさんの持つノートも押収するわ、今はそれで十分よ。
   そしてキラが捕まった事もノートの事も世間には公表しないわ。ここに居る人達なら秘密を守れるはずよ。
   あなたは私が責任を持って誰の目も声も届かない所に死ぬまで閉じ込めるわ」

美貴(!・・・やっぱり、梨華はノートを試す気も、私を殺す気もない・・・)

梨華「ノートの裏に書いてあるルールはあなたが作った嘘のルールだと考えられるわ。
   そのデュークという死神ならあなたが捕まった後、すべて教えてくれるはずよ」
デューク「ん?まあ、いいけど・・・」

美貴(梨華、こいつは私を殺す気はない、それだけは確実よ・・・だったら梨華さえ殺してしまえば・・・
   残りの者はれいなが持つノートが偽という話から口車に乗せていけば・・・
   時計の中の切れ端・・・さっき見た梨華の名前だけなら・・・
   時計を開けるのは上手くいけば気付かれずに・・・でも名前を書き込むのは気付かれずには無理でしょう。
   だったらできる限り早く書き込む事、石川梨華・・・2秒、いえ、1秒・・・やってみせるわ!)

418 :ねぇ、名乗って:2006/09/05(火) 20:51:08 ID:l/ZT6OH30
美貴「まあ、本物であれ偽物であれノートを観てみるだけでもいいんじゃない?」

そう言うと美貴は、その場から5歩歩いて止まった。

美貴(この位置なら誰にも取り押さえられる前に)

梨華「・・・・・」
美貴「ノートが本物か、偽物か」

美貴は時計の底を開け、隠していたノートの切れ端を出し、ペンを取り名前を書き出した。

梨華「!」
紺野「仕込んだノートよ!!」

その時、誰かが銃でペンを持つ美貴の右手を撃った。
美貴は右手を負傷し、ペンを落とした。
撃ったのは久住だった。

美貴「ううっ・・・!」
田中「小春・・・」
美貴「こ・・小春」

美貴は負傷して血の流れる右手を押さえながら、ゆっくりと立ち上がった。

419 :ねぇ、名乗って:2006/09/05(火) 21:07:20 ID:l/ZT6OH30
美貴「馬鹿野郎っ!!久住、誰を撃ってるの!?ふざけるなッ!!
   撃つなら私以外の人間を撃て!!何やってるの!?」
久住「・・・・・・・」
美貴「久住ぃーッ!!おまえだけは理解してたはずよ!キラが正義!キラが必要!!
   撃つのよ!梨華、SPK、そしてれいな達を撃つのよ!!」

久住は銃を美貴に向けたまま、ゆっくりと立ち上がった。

久住「・・・・・・・な・・何だったんですか、つ・・つんくさん・・・
   あの人は一体、何の為に・・・・・・・・」
美貴「つんく?ああ、あいつか?そうよ小春、ああいう真面目で正義感の強い人間が馬鹿を見るのよ!」
久住「・・・・・・つんくさんを死に追いやって・・・馬鹿を見たで済ませるんですか・・・」
美貴「つんくの様な人間が馬鹿を見ずにすむ世の中・・・それを創る礎としてつんくは犠牲となった!
   あいつの死を無駄にしない為にもこいつらを殺せと言ってるのがわからないの!!」
久住「・・・・・・・」

美貴は自分の血でノートの切れ端に、梨華の名前を書き始めた。

田中「血で!」
久住「うわあああ!!」

久住は美貴を3発撃った。
弾は右肩、左腕、左わき腹に命中した。

420 :ねぇ、名乗って:2006/09/06(水) 00:49:31 ID:MFJudbvh0
美貴「うわあっ・・・!!」

美貴は吹っ飛ぶように倒れた。
ノートの切れ端には、「石川梨」まで書かれていた。
更に久住は美貴に銃を向けた。

久住「殺す・・・この人は殺さないと駄目です!!」
高橋「止めるやよ!!小春ちゃん!!」
田中「早まるなと!!」

とっさにれいな、高橋、絵里が久住を押さえつけた。
美貴はゆっくりと矢口のほうを向いた。

美貴「矢口!」
矢口「!」
美貴「何やってるの!助けるのよ、こいつらを殺すのがあなたの役目でしょう!!」
矢口「・・・・こんな状況でできるはずないじゃないの・・・あんたなんか神じゃないわ!」
美貴「!」
矢口「あんたなんか神じゃない!クズよ!!」
美貴「貴様!」

梨華「もうノートの切れ端を隠し持ってはいないでしょう」
田中「絵里、高橋さん、キラ容疑者・・・藤本美貴を確保するとよ」
高橋・亀井「ええ」
美貴「!!」

421 :ねぇ、名乗って:2006/09/07(木) 19:18:12 ID:KkO2idA70
美貴「止めろ!来ないでっ!!」

美貴は這いずりながら逃げようとした。
そして、狂った様に喋りだした。

美貴「さ・・さゆはどうしたの!?さゆ、こいつらを殺すのよ!!」
梨華「道重さゆみは帝東ホテルよ」
美貴「ホテル?こんな時に何をやってるの、さゆの馬鹿!!松浦!松浦はどうしたの!?殺すのよ!!」
田中・亀井・高橋「・・・・・・」
梨華「松浦亜弥は死んだわよ」
美貴「死んだ!?だ・・誰か、誰か・・・!」

紺野「梨華、終わりましたね・・・」
梨華「ええ」

田中「美貴さん、おとなしくするとよ」
高橋「じゃないと出血で・・」

それでも美貴は這いずりながら逃げようとした。
ふと見ると、目の前にデュークの足元が見えた。

422 :ねぇ、名乗って:2006/09/07(木) 19:25:47 ID:KkO2idA70
美貴「!」
デューク「・・・・・」
美貴「デューク」

美貴は何かを思いついた。

美貴「そうだわデューク!書くのよ、あなたのノートにこいつらの名前を書くのよ!」
田中・高橋・亀井「・・・・・!!」
梨華「・・・・・・・・」
美貴「書くのよデューク、早く!!」
田中「や、やめるとよデューク!!」
梨華「大丈夫よ」
美貴「!」
田中・高橋・亀井「!?」
梨華「デュークが頼まれて私達の名前を書くようなら最初からキラ、藤本美貴はそうすればいいのだから。
   デュークはそうゆう手伝いはしないという事よ」
デューク「・・・・・・・」
美貴「た・・頼むデューク!もうあなたしかいないのよ!書いて!!」

デュークはノートとペンを取り出した。

デューク「ああ・・・書こう」
田中「!」
高橋「えっ!?」
美貴「デューク!」
梨華「・・・・・」

423 :ねぇ、名乗って:2006/09/07(木) 19:41:34 ID:KkO2idA70
デュークはノートに名前を書き始めた。

美貴「あっはっはっはっは!!ざまあみろ梨華!とっとと私を殺せばよかったものを!
   でもデュークが名前を書くと言った以上もう誰にも止められないわ!
   手遅れよ!あなた達は必ず死ぬ!!」
デューク「いや、死ぬのは美貴、おまえだ」
美貴「!?」

美貴は驚いて、デュークを見た。

美貴「デューク、あなた・・・!」

デュークは、「藤本美」まで書いていた。

美貴「や・・止めるのよ!!」

美貴はデュークに飛びかかった。
しかし美貴は、デュークの体をすり抜けて倒れてしまった。

デューク「どう見てもおまえの負けだ、美貴」
美貴「!」
デューク「ここをどう切り抜けるか少しは期待したが、俺にすがるようじゃな・・・
     お前はもう終わりだ。結構長い間互いの退屈しのぎになったじゃないか、面白かったぜ」

424 :ねぇ、名乗って:2006/09/07(木) 19:49:47 ID:KkO2idA70
デュークはノートを美貴に見せた。
「藤本美貴」と書かれていた。

美貴「し・・死ぬの!?私は死ぬのか!!」
デューク「そうだ、40秒で心臓麻痺、もう決まりだ」
美貴「し・・死ぬ・・・い・・いやよ・・死にたくない・・・」
デューク「おまえらしくないな美貴、最初に言ったはずだ。おまえが死んだとき俺がおまえの名前を俺のノートに書く事になると。
     牢獄に入れられたんじゃいつ死ぬか分からない。もう終わりだ、ここで死ね」
美貴「し、死にたくない!何か手があるんでしょう!?何とかして!!」
デューク「一度ノートに名前を書かれた人間の死は絶対に取り消せない。おまえが一番よく知ってるはずだ。
     さよならだ、藤本美貴」
美貴「・・・・・・!!」
梨華「・・・・・・・・」
紺野・岡田・三好「・・・・・・・」
久住「・・・・・・・・」

久住はゆっくりと立ち上がって、美貴のところへ行こうとした。
しかし、それをれいなが止めた。

425 :ねぇ、名乗って:2006/09/07(木) 20:00:02 ID:KkO2idA70
久住「美貴さん・・・・・」
田中「小春、止めるとよ。今度は同情と?」
久住「・・・・・・・」

美貴(死ぬ・・あと数秒で・・・死にたくない!死にたくない!!)

回想。

デューク「デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな。死んでからのお楽しみだ」
美貴「それってつまり、単に天国も地獄もないって事でしょう?」
デューク「・・・ああ、おまえの言う通りだ。天国も地獄もない、生前何をしようが死んだ奴のいくところは同じ、死は平等だ」

美貴(いやよ、逝きたくない!!)

美貴「死にたくない!!逝きたくない!!」

そのとき、美貴の胸に苦しみが訪れた。

美貴「う・・・くっ・・・・・」

美貴はゆっくりとその場に仰向けに倒れた。
そして、美貴の心臓は停止し、やがて美貴は動かなくなった。
こうして、すべてが終わった・・・。

426 :ねぇ、名乗って:2006/09/08(金) 22:23:14 ID:rPX1LdL/0
1年後、2011年1月28日。

死神界。
相変わらず死神たちが暇そうに博打を打ったり、昼寝したりしている。
しかし、誰一人、人間界を見つめる死神はいなかった。

人間界。
世界はキラが現れる前の世の中に戻っていた。
都会の街中を、受験生が参考書を読みながら歩いている。
3人の女子高生がこれからカラオケ行こうなどと話している。
バイクに乗った不良たちが走り回っている。

キラが死んだ事は、世間には発表されていなかった。

高橋と久住が2人で街を歩いていた。

427 :ねぇ、名乗って:2006/09/08(金) 22:36:47 ID:rPX1LdL/0
高橋「まだキラは休んでいるだけと信じてる人もいるみたいやね。
   だけどすっかりキラが現れる前の世界に戻ったやね」
久住「・・・・・・・」
高橋「いい加減やる気だすやよ、小春ちゃん」
久住「わかってますけど、いまだにこれでよかったのかと時々考えてしまうんです」
高橋「よかったに決まってるやね。じゃないと私らは何の為に闘ったのかわからないやよ」
久住「・・・・・・・そうですけど・・・」

場面変わって警察庁。
つんくに代わって新しく局長になったれいながいた。
そのれいなの元へ、小川麻琴に代わって新しくマコトとなった新垣里沙から連絡が入った。

里沙「マコトです。Hからだけど繋いでもいいでしょうか?」

田中(H・・・)

田中「はい、大丈夫だとよ」

そして、吉澤ひとみに代わって新しくHとなった梨華から連絡が入った。

梨華「れいなさん、唐突で申し訳ないけど私が独自に半年追っていた犯罪グループが3日後に日本で麻薬取引をするわ。
   そこを押さえるのに力を貸してもらえないかしら?」


428 :ねぇ、名乗って:2006/09/09(土) 00:43:58 ID:7oKxZfsT0
れいなは高橋に連絡した。
高橋の携帯が鳴った。

高橋「3日後にRB倉庫で大きな麻薬取引やて?」
久住「RB倉庫・・・・・」
高橋「そんな情報何処から?」
田中「Hだとよ」
高橋「H・・・」
久住「・・・・・・」
高橋「わかったやよ」

高橋は電話を切った。

高橋「Hが半年以上追ってたそうやよ。Hを交えて21時から打ち合わせするそうやよ」
久住「あの日からちょうど1年後にこんな話って、何かの因縁でしょうか・・・」
高橋「そうやね・・・」
久住「Hの指揮、やる気しないです」
高橋「小春ちゃん」
久住「だって梨華、あの人絶対に矢口を殺してますよ」

429 :ねぇ、名乗って:2006/09/09(土) 00:55:35 ID:7oKxZfsT0
高橋「またそれ?絶対とは言い切れないやよ」
久住「いえ、これは絶対ですよ。矢口はあの10日後、獄中で謎の死を遂げてるんですよ。
   あの時矢口が持ってたノートが偽者って事は本物は梨華が持ってたわけですから矢口を操って殺したんですよ。
   梨華は矢口は機転がきくって言ってたし美貴さんが矢口にノートを確かめてから来いと言っていたと考えたら・・・
   それを阻止する為にそう書いたに違いないです」
高橋「もしそれが当たっていたとしてももうノートはないんよ、証拠はないやね」
久住「それが重要なんですよ。あの時デュークが裏表紙のルールは嘘だと言った途端、2冊とも梨華が燃やしたんですよ?
   あれは矢口の事を書いた証拠の隠滅・・・普通は怖くて燃やせないですよ・・・」
高橋「矢口を操ってたかどうか、連絡が取れない状態だったとはいっても美貴さんにはどっちかわかっていたのかもしれないやね・・・」
久住「いえ、操ってますよ」
高橋「今私に言える確かな事は、梨華も言ってた通りあのノートは、史上最悪・最強の殺人兵器やよ」

430 :名無し:2006/09/09(土) 15:57:38 ID:7oKxZfsT0
久住「でも高橋さん、もしかしたら梨華は矢口が持っていたノートに細工した時既に偽と考えていたんじゃないかと思えるんですよ」
高橋「え?それは新説やね」
久住「梨華は岡田と真希の繋がりを知っていた、岡田を通して自分にとって都合のいい情報だけを真希に流させる。
   そうする事で真希が動くと読んでいた、いえ、動かしたんです。
   真希が動けば偽のノートだって事がわかる。そうでなくても何かヒントを得れるという読みです」
高橋「・・・・・・・・」
久住「・・・・・・・・」
高橋「いくらなんでもそれはないやね。1月28日を提案してきたのは梨華やよ」
久住「ですから梨華の先を越すために真希が動くんじゃないですか。
   それで真希が動かなかったら、真希が動いても何も進展しなかったら・・・
   28日はやめますって梨華が言いそうな事じゃないですか」
高橋「・・・・小春ちゃん、考えすぎやよ。いえ、あなたのは推理じゃなくて・・・」
久住「推理じゃなくて?」
高橋「願望やよ」
久住「願望?」
高橋「そうやよ・・・願望やよ」

431 :名無し:2006/09/09(土) 16:04:17 ID:7oKxZfsT0
久住「・・・・・・」
高橋「美貴さんはキラだけど・・・小春ちゃん、美貴さんを好きやったよね?」
久住「・・・・・・」

久住は、切なそうな表情を浮かべた。

久住「願望・・・そうかもしれません・・・」
高橋「さっきも言ったけどこれでよかった事は間違いないやよ」
久住「なんで高橋さんはそうはっきりと言い切れるんですか?」
高橋「・・・・・・」
久住「あ・・すみません・・・キラ社会と今の社会を天秤にかけてる私がおかしいって事はわかっているんですけど・・・」
高橋「いえ、私はあなたがおかしいとは思ってないし、梨華が正義だとはっきり言えもしないやよ。
   私がはっきり言い切るのは、あの時梨華が負けていたら、私達は今生きていない、そうゆう事やよ」
久住「・・・・・それを言っちゃったら・・・・・そうですよね」

432 :名無し:2006/09/09(土) 16:16:31 ID:7oKxZfsT0
話しながら歩いているうちに、2人は警察庁に着いた。
2人が捜査本部に行くと、れいな、絵里、そして新メンバーの時東ぁみがいた。

亀井「お疲れ様ですぅ」
時東「お疲れ様です」
久住「時東さん、入って半年でもうこんな会議に参加できるなんてすごいですね」
時東「そんな、まだまだ皆さんにはかないませんよ」

そこに梨華、Hから通信が入った。
モニター画面に「H」の文字が映された。

梨華「Hです。皆さん揃った様ね。では早速詳しい状況を話すわ」
久住「はーい、どうぞー」
田中「小春、真面目に聞くとよ」

そして、捜査本部の新たな捜査が始まった。

433 :名無し:2006/09/09(土) 20:36:05 ID:7oKxZfsT0
場面変わって、とある某国のある場所。
そこは気高い岩場の山だった。
空は夜で真っ暗、大きな三日月が浮かんでいる。

その山を、たくさんの人々が、長い行列を作って登っていた。
皆、手には火のついた一本の蝋燭を燭台に乗せて持っていた。
行列の人々は、子供、10代〜40代の男女、子供を抱えた女、年を取った男女と、様々だった。
行列の人々は皆、キラ信者だった。

そして、人々は山頂へと着いた。
その人々の中から一人の少女が、崖端へと向かって歩いていった。



434 :名無し:2006/09/09(土) 21:06:10 ID:7oKxZfsT0
その手には他の人々と同じく、火のついた蝋燭の乗った燭台を持っていた。
どうやらこの少女が、キラ信者達の中心の様だった。
「死神の目」を持つこの少女は、信者達からは「サユミ」と呼ばれていた。

少女、サユミは崖端まで行くと、その場にしゃがみ、蝋燭を置いた。
そして目を閉じて祈り、呟いた。

サユミ「キラ様」

祈りながら、ゆっくりと立ち上がったサユミを、月明かりが照らした。
閉じていた目を開くサユミ。
その「死神の目」は、光を放つように、輝いていた。


(完)


435 :ねぇ、名乗って:2006/09/09(土) 21:16:10 ID:kbsfS7ZbO
拍手喝采!!

436 :ねぇ、名乗って:2006/09/09(土) 21:21:32 ID:Z1Nr55Ma0
お疲れ様でした

437 :ねぇ、名乗って:2006/09/10(日) 09:12:31 ID:DeZ038lx0
完結おつ

438 :ねぇ、名乗って:2006/10/03(火) 05:58:24 ID:WWmnKlAM0
 

439 :ねぇ、名乗って:2006/10/04(水) 21:51:08 ID:nuJauMr10
age

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